7時過ぎに起きる予定が,4人とも8時まで寝こけていた。
朝食は,ダイニングルームで。9時までが朝食の時間なので,あわてて洗顔をして,部屋を出る。
テーブルに並べられていたのは,可愛いお弁当形式の朝食。色とりどりで,とても美しかった。オレンジジュースもサービスで運ばれた。どれを食べてもあまりにも美味しくて,ご飯をお替りして食べる。旅行に行くと,たくさん朝食を食べられるから,不思議。
10時チェックアウト。税・サ込みで,1人23,775円也。精算のあと,新館のほうのロビーの喫茶へ行ってみる。モダンな内装のスペースで,大きなガラスに面して座り,景観を眺めながら,カフェオーレ。いつか,父と母をこの宿へ連れてきてやりたいな。
阪急バスの乗り場まで,マイクロバスで送ってもらい,荷物をコインロッカーに放り込んで,有馬の町を散策。こじんまりとした温泉町で,古い店と新しいカフェなどが混じった,面白い町並みだ。
外湯の
「金の湯」と
「銀の湯」。ここは,公衆浴場のように,入湯料を払って入るらしい。もっと季節がよければ,ふらりと入ってみたい場所だ。外では,無料の「足湯」に,たくさんの人たちが足を浸している。でも,たくさん着ているので,素足を出すのは無理。
名物の炭酸煎餅などを買い,昼食は,ネットであらかじめ下見をしていた釜飯のお店
『くつろぎ家』へ。
これまた古い造りの風情あるお店で,2階の座敷の個室へ通され,鯛や鮭,タコや山菜が乗った「くつろぎ釜飯」を食べる。澄まし汁と,茶碗蒸し,黒豆などがついて,1,050円。黒豆は,全然甘くなく,塩をつけて食べる。この黒豆,とても美味しかったなぁ。
帰りには,谷崎潤一郎の小説にも出てくるという,高級旅館『御所坊』を少しだけ外から眺めにいく。なかなかの風情だった。少し料金も高いし,敷居が高そうな雰囲気ではあるが,一度は泊まってみたいような,宿。
2時。有馬温泉をバスで出発。3時前には梅田駅に着いた。あまりにも近くて,旅をしたという気がしない。
梅田駅から阪急電車に乗り,ワタシだけが先に下車。なかなか会えない,多忙な友だちだけど,今度はいつ会えるのかな?彼女たちは,ワタシが大学を出て初めて就職したデパガ(百貨店)時代の同期。もう,かれこれ20年近いつきあいだ。ここまで友だちだったんだから,これからも,せめて1年に一度は,一緒に温泉旅行をしようね。今度は,一番忙しくて,今回も参加できなかったY美ちゃんも一緒に5人で。
有馬の名物「炭酸煎餅」。シンプルな味で美味しい。
朝食 『遊月山荘』の朝食。
昼食 『くつろぎ家』の釜飯。
夕食 ブリの刺身,大根と揚げの煮物,もやしとニラの炒めモノ,大根ときゅうりの浅漬け。