2007・6・28 諍(いさか)い。

寝苦しい夜だった。あまりに暑くて寝られないので,窓を少し開けて寝た。明け方,腕が冷たくなって目が覚めた。風邪をひくところだった,危ない危ない。

朝食 バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。

眠い。。。。。

昼食 とろろ月見そば,ヒジキの煮物,梅干しのおにぎり,インスタント味噌汁。


介護食の講習会の内容について問い合せ。うちの父のレベルの嚥下食の実習があるのかどうか,それを確かめる。

当然だが,先日の講習会で顔をあわせた,栄養管理課の人が電話に出た。正直,電話口に出られた瞬間,「う・・・」と思ったが,彼女が企画しているのだから,しかたがない。

いろいろなレベルの人向けの献立などを作るらしいが,市販品の味見などをしたりもするようで,「○○さんにも役立つ情報があると思いますよ」と言われたので,いちおう,予約をした。7月7日の土曜日,2時から3時半まで。ちょうど父の昼食のあと,立ち寄れる時間帯だ。どんなコトでも,知らないよりは知っているほうがイイに決まっている。出来るか出来ないかは別にして。いや,「出来ない」では済まされない場面が,これからあるかもしれないし。



今日の父は,なんだか元気がない。車椅子に移って食事しようか,と言っても,「いや,ベッドでいいや」と言う。面倒くさがっているのかと思って,看護師さんに頼んで,半ば無理矢理,車椅子に乗せてもらったが,「しんどい。ベッドに戻る」と言い張る。

しかたなく,もう一度頼んで,ベッドに。体調イマイチなのかなぁ。。。と気にしながら,食事スタート。50分経過したが,まだ1品しか食べ終えていない。なのにまたも,「トイレ」という。

また看護師さんにお願いして,車椅子に乗せて,トイレへ。15分ぐらい座っていたが,出たのはオシッコだけ。。。

部屋に戻り,「もう,このまま車椅子で残りを食べよう」と提案しても,「ベッドに戻る」と言い張る。食事の最中に,何度も移乗を繰り返すのはしんどいだけなのに。。。。。案の定,看護師さんが抱えこんで立たせた瞬間,胸が圧迫されたのか,「うぅぅ」と声をあげる。ベッドにちゃんと座らせるため,いったんベッドをフラットにしたが,「食べたモノが逆流するのでは?」と不安になる。

やっと,もとの体勢になったが,父はもう疲れてしまった。時間もかなりオーバー。食べたのは,おかずの1品だけ。。。。。


「もうお終いにしよう」と,薬を飲ませたあとに,「やっぱりもったいないから,少し食べよう」と言い出し,2口ぐらい食べる。が,やっぱり珍しくむせたので,「もう,いいから」と,皿を引き揚げた。


思い通りにちゃんといかない父の食事に,イライラする。胃が痛くなる。結局,夕食では栄養がちゃんと取れず,疲れて,咳きこんだだけだった。


「今日の○○さん,なんか元気ないね」と看護師さん。やはり,少し体調がすぐれなかったのかな。。。血圧も熱も正常でも,そんな日もあるのかもしれない。

そして,父は,「昼間に○○(弟)が,えらそうにアレコレ言うので腹がたつ」などと言い出す。「難しいことをなんでも簡単に。。。」と。

どうやら,ワタシが簡単に「車椅子のほうが楽やろう」と座らせたがるのも,気に入らなかったらしい。「(移乗は)簡単じゃなく,自分にはしんどいのに」と。ワタシへの怒りプラス,弟の日頃の物言い。要するに,父はワタシたちにもストレスを溜めているわけだ。

それから,「隣の(ベッドの)じいさんが嫌いなんだ」と言い出す。あわてて「そんなコト言ったらだめ!」と止めたが。。。父はもともと,こういうところがある。人の好き嫌いが多い。そして,人前でそれを口に出すようになったのは,多分,認知症のせいなのだが。。。

確かに,となりの患者さんは,絶えずゼロゼロと痰をからませ,辛いのか「アー」「ウー」と,絶え間なく声をあげている。でも,父よりも若いのに病状は重く,点滴やチューブが外せない気の毒な人なのだ。


車椅子に乗せて食べさせると,よりその患者さんのベッドに近づく。もちろん,仕切りのカーテンは,父が食べるコトに集中するために閉めさせてもらっている。その患者さんは「胃ろう」の方なので,父が食べているのが見えると申し訳ない,とも思うし。

どうやら,車椅子自体よりも,その患者さんの近くで食べるのがイヤだ,というコトらしい。まったく。。。。。困ったコトだ。

「ここは重病の人が多いんだから,しかたないやろう。個室じゃないんだから,人が気になるのは我慢せなアカン。リハビリ病院に戻ったら,また大勢の人と一緒に食べなアカンねんで。部屋だって前とは違うし,どんな人と同じかわからへんやろう?我慢せなアカンねん」と言い聞かせる。まったく。。。。。子供じゃあるまいし。。。。



昼間に弟が父になにか言ったのかと思い,父をベッドで休ませている間に,公衆電話から家に電話をした。

特に何があったわけでもないが,話しているうちに,やっぱりこの物言いは,ワタシでも頭にくるよな,と思う。

父はワタシには気ままをいうが,弟に愚痴をこぼしたり,いらだちをぶつけるコトは,まず無い。そんなコトがあれば,「冷静に諭すから」と弟は言う。「だってそんなコト,言われる筋合いないやろう。誰のためにしんどい目をしてると思ってるねん」と。

これだ。この「(父のために)やってやっている」という考え。上からの目線での物言い。これが彼の基本姿勢だ。ワタシとは根本的に違う。

ワタシだって,父にあたられると,辛い。イライラするし,腹も立つ。「誰のために。。。」と思うコトもある。でも次の瞬間に,「一番可哀相で辛いのは,父なんだ」と思い直す。自分一人で歩けなくなった,自分一人でトイレにも行けなくなった,そして,多分,もう体は元通りにはならないだろう,というコトを知っている父なのだ。半年以上,ベッドの上で,家にも帰れるのかどうかもわからない。。。

だから,「筋合い」なんて発想,ワタシにはどこからも出てこない。こいつは。。。冷たい奴だ。


「その物言いがそうなんやろうな」とつい言うと,「そんなら,もう,病院行くのやめようかな」と言い出す。めちゃくちゃ険悪な状態になった。

こいつ。。。本当にワタシと同じ血が流れているのかな?


弟とワタシの会話がわかるはずはないのに,病室に戻ると,父が複雑な顔をしていた。なんか感じたのかな。。。ゴメンな,と思いながら,ベッドを少し倒し,布団を直してそそくさと帰る。もう,9時になってしまった。。。



帰宅。

夕食は,上鮭弁当。はっきり言って食欲はない。


弟は電話をガチャンと切るなり,部屋へ上がってしまったらしく,母が心配していた。父の今夜の様子や,電話で言われたコトなどをコソコソと話す。母は「しかたないなぁ・・・」とため息。


夜遅くなってから,ワタシが隣の部屋で立てる物音や,ドアの開け閉めの音がうるさくて眠れない,と,弟がキレる。生活リズムが違うのだから,こういうのはお互い様なのに。彼が10時に寝て6時に起きるとか,それは勝手だけど,ワタシは帰宅するのが9時になるのだから,多少の音はしかたないじゃないか,と思う。でも,こういうの,いくら言ってもムダなんだな。彼の頭は,もう,自分の主張で一杯なのだ。

ワタシたちの言い合いを止めにきた母親の体調が,また悪くなる。母が一方的にワタシの肩を持つのが,また面白くなかっただろうが,弟は母の体調を考えて,それ以上,なにも言わなかった。ワタシの顔をにらみつけていたが。


「アホちゃうか,こいつ」と,ムカムカしながら,寝た。もうホントに,父と母を見送ったら,兄弟の縁を切ろうかと真剣に考えている。考え方のなにもかもが,彼とは折り合わない。全財産持って,沖縄にでも行って,一人で暮らそうかなぁ,と思っている。
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# by rompop | 2007-06-24 22:17 | ホスピタル

2007・6・25 ウールのパジャマ。

朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。


昼食は,だし巻き卵弁当,味噌汁,甘夏。


胃の具合がずっとおかしい。。。


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父はベッドを起こされて,ワタシが到着するのを待っていた。ベッドの起こし方が少し甘い気もするが。。。あまりまっすぐにしても,腹が圧迫されるのか苦しがるし。。。

いつものように口の開け閉めや舌の出し入れなどの体操をさせ,数口食べたところで,父のパジャマに気づく。アレ!?最近は温度があがったので,もう着せないようにしているウールのパジャマを着ている!

夏用の綿のパジャマは3組。それでも,汚すコトがあったりして,万が一足りない時のために,棚の下のほうに入れてある。夏用のほうを,取りやすい上のほうにわざわざ入れてあるのに。。。

案の定,「パジャマ暑いやろう?」というと,「暑い暑い」という。食べ終えたら着替えさせるつもりだったが,「先に着替えさせてくれ」という。よほど暑いらしい。むせかえらないように注意しながら,上着だけを替えた。ズボンは,いったんベッドを倒して寝かせなければならないから,食べ始めてしまった今は,無理。オムツにウールのパジャマじゃ,下半身はかなり温かいコトになっているだろう。布団をはずし,靴下を脱がせ,ズボンのすそを膝までまくり上げる。


そんなコトもあって,今日の父は疲れが早く出た。何度も途中でスプーンを置いて,目を閉じてじっとしている。「パパ,もう止める?眠いか?」と手をかけると,目を開けて,「・・・いや,眠くない。食べる」とスプーンを持つ。その繰り返し。。。

30分から40分が理想。1時間が限界です。と,リハビリ病院の言語療法士に言われている。そろそろ引揚げようか,と思いつつも,本人が「食べてしまう」というので,70分まで待った。でも,もうダメだ。疲れすぎると,飲み込みが悪くなってしまい危ない。

70分で8割5分ぐらいかな。。。「お疲れさん」と父をねぎらう。


薬を飲ませて,歯磨きをさせる。リハビリ代わりに自分で歯を磨くのは良いコトだ。でも,よく洗った歯ブラシで,最後にワタシが,もう一度ざっと磨く。舌の表面も,軽くこする。そして,一度うがいさせる。

。。。子育てをしたコトもないワタシが,まるで幼児にしてやるようなコトをやっている不思議。


25分ぐらい経ってから,パジャマのズボンを替える。やれやれ。それでも,寝る時は,うっすら冷房が入っているので,寒がりの父は「靴下をはかせて」という。暑くないのかなぁ。。。

8時30分に病室を出る。


夕食は,秋刀魚の塩焼き,大根とあげの味噌汁キュウリとわかめの酢の物,ほうれん草ゴマ和え。

帰ってきてから,パジャマの件を母に話す。。。と,夏のパジャマの3組のうちの1組のズボンが,病院にも家にもないことが判明。どこへ行ったのだ???
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# by rompop | 2007-06-24 22:16 | ホスピタル

2007・6・24 順調に,食べられた。

よく眠れないので,夜中に起き出して,ソラナックスを飲んで再び寝た。

腰がだるだるで目覚めたら,11時半。


朝から雨がどしゃ降りだ。。。梅雨は気が滅入るなぁ。弟は「あぁ,行きたくない」と言いつつ,昼食の介助に出かけていったらしい。


あひるごはんは,揚げとネギのうどん。ホントはスパゲティが食べたかったのだが,期限が1日切れたうどん玉があったので,仕方なく。ワタシが食べなければ,うどんがあまり好きではない母が,無理矢理食べる羽目になるので。


BSでやっていた,ものすごく昔のNHKドラマ『今朝の秋』を観て,しみじみする。笠智衆(りゅうちしゅう)が,ものすごくヨカッタ。。。つくづく,味のある爺さんだ。(失礼)

4時過ぎ,梅干しの入った大きなおにぎりを作り,食べる。デザートは甘夏。


4時半。雨は少し小降りになった。「ああ,行きたくないなぁ」と心の中で言い,傘をさして自転車に乗って出かける。

なんだかよくわからないが,猛烈に腹が減る。駅前のコンビニで,パンを衝動買い。卵とベーコンのパニーニ,生クリームとカスタードクリームたっぷりのクロワッサン。

電車がくるまで,ホームのベンチで全部食べてしまった。変なワタシ。。。まぁ,食欲がないよかイイか。


商店街のアーケードの下を抜けていく。靴下の店で,父の夏用の靴下を1足買い,ドラッグストアでカロリーメイトのゼリーを5個。文具店で,メモ帳のリフィルを買い,果物屋で,甘夏をひと袋(5個で350円)。JR駅前のショッピングモールの書店で,探しまくっていた『EXE』という雑誌をやっと買えた。


病院に着くまでにこんなに買い物をしたら,荷物はぎっしり。すごく疲れた。でも帰りは,もう,お店が開いてないから。。。

6時15分前に病院へ。早く着きすぎても父は寝てばかりなので,ちょっと方針を変えたのだ。


ワタシが「やぁ!」と顔を見せると,父は目を覚まして「あぁ」と嬉しそうな顔になる。ほかの人たちは,ぐうぐう寝ている。ガラス窓の向こうは,しょぼしょぼと雨の音。

目を覚ましたので,もう眠らないように,いろいろ喋りかける。少しの間なら,会話もそこそこ続くから。

そうこうしているうちに,6時になり,看護師さんたちが夕食の配膳を始める。「そろそろベッド起こしておこうか」といい,ベッドを少しだけ起こす。夕食がやってきたら,もう少しベッドを起こして,舌の準備体操。


時間配分はばっちりで,6時10分に父は食べ始めた。

今日の夕食は,白いおかゆ,梅干しペースト,緑の野菜,もう一つ,なんだかちょっと美味しそうなモノがついてきた。アルミの皿に入って,焼き色がついた,かぶら蒸しのような形状のモノ。うっすらとアンがかかっている。

ちょっと味見をしたが,よくわからない。山芋かなぁ。。。中はピンク色だ。ちょっと鮭のような味がする。すごく薄味だけど,ふんわりして,あんがかかっていて,わりと美味しい。

父は珍しかったのか,そればかり食べていた。結構,ピッチが早い。アルミの皿を,最後までスプーンでがさがさすくって,食べている。美味しいのかな?

あとで「美味しかったか?」と聞くと,「そう美味しいとも言えないけどねぇ」と言っていたが,いやいや,かなり食いついていた感じだったけど。たまにこうやって,珍しいモノが出ると,ワタシも嬉しいなぁ。

1度もむせずに,順調に食べ終わった。7時5分。1時間以内だ。まずまずだろう。

食後の薬,粉末のビオフェルミンを飲ませる時,とろみのついたお茶に溶かして,スプーンで飲ませたのだが,ワタシのペースが早かったせいか,父は盛大にむせた。あぁ。。。これは完璧,ワタシのせいだ。少し凹む。せっかく,自分では1度もむせなかったのに。。。もう,おかゆの最後のほうに混ぜてしまおうかなぁ。そうすれば,父の負担も,少しは軽いかもしれない。


機嫌よく食べ終えても,やはり歯磨きまで済ませると,父はぐったりとしてしまう。25分経って,ベッドを倒した。目をつぶりだしたので,少し早めに帰るコトに。

まだ7時45分。でも,帰りたくても帰れない日もあるのだから,帰れる時は,後ろ髪ひかれても,さっさと帰るクセをつけなければ。。。と言い聞かせて。


夕食は,回鍋肉,えのき竹と揚げの味噌汁,キュウリとハムと玉ねぎのポテトサラダ。


母は頭痛がひどいとかで,今日も風呂はなし。まぁ,力一杯怒鳴り散らしたら,全然平気でいられるわけがないか。でも,母をそこまで追いこんだ原因があるのだから,母を責めるわけにはいかないなぁ。弟にはひたすら怒りを感じるが,まぁ,彼のストレスもわからないではないし。。。


頭痛が治らないので,病院へ行ったほうがイイと思う,と母。いちおう行ってみたほうが,安心かもしれないなぁ。正直,「もう,知らんわい!」と言い放ちたい気分だが。。。


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# by rompop | 2007-06-17 20:37 | ホスピタル

2007・6・23 爪が。。。

d0062023_20362669.jpg昨夜は,1階の和室で1人で寝ている母が心配で,11時と12時に2回,足音をしのばせて覗きに行った。母は少し耳が遠くなっているので,静かにふすまを開けて中を覗いても,全然気づかずに寝ていた。耳を澄ますと,静かな寝息が聞こえていたので,少し安心する。


朝もいつもどおり,6時頃に目が覚めたので,またも階下へ降り,ふすまをそっと開けて中をうかがう。やっぱり寝息が聞こえていた。とりあえず大丈夫みたい。

今日は休日なので,二度寝した。11時頃まで,寝たり起きたり,ダラダラしていた。


11時過ぎに起きて,大量の洗濯物をして,もの干し一杯に干す。部屋の掃除。

あひるごはんは,ツナ缶と完熟トマト缶でソースを作り,スパゲティ。どうも酸味が強いので,砂糖を少し混ぜてみたら,ちょっと美味しくなった。お店では,味をまろやかにするために,いったい何を混ぜているんだろう?デザートは甘夏。


4時半に家を出て,病院へ。コンビニでジャンボフランク(150円)を買い,人通りの少ない道を歩きながら食べる。こういうジャンクなモノは,ホントに美味しい。

5時過ぎに病室へついたら,父はウトウト寝ていた。大部屋の4人全員,するコトもなく,ぐうぐう寝ているのだから,とても静かだ。こんな中にいて,「しっかり起きていろ」というほうが,無理な話だなぁ。。。

せっかく早く来たので,夕食をいつもより早く食べさせよう,と考えていたのに,夕食前になって「ちょっとオムツ見せてね」と看護師さん。どうやら,便が少しついていたようで,なにやら時間をかけて,おしぼり5,6本を使って拭き,オムツからパッドから全部替えてくれていた。食事前にすっきりしてありがたいのだけれど,すっかり時間を喰ってしまい,舌の体操を始めて食べさせたのは,いつもと同じ6時半過ぎ。


今夜の父は,全然集中力がなく,食べながらも,やたらにワタシに喋りかけてくる。

「天気の悪い日が続くねぇ」「お昼に○○(弟)がくるけど,ご飯は食べてから来るのだろうか?それともハラペコなのだろうか?」「ウソみたいだねぇ。昼間はしょっちゅう来るくせに,夜は看護婦さんがほとんど来ないねぇ」など。

会話というよりも,ほとんど父の独り言みたいなのだが。

「食べながら喋るとむせるから!」と何度言っても,馬耳東風。最後のほうには,イライラしてしまい,ろくすっぽ返事をしなかったら・・・やっぱり機嫌が悪くなってしまった。ふぅ。


父の舌の表面がやたらに黒っぽいのが気になり,看護師さんに診て貰う。「昼間の口腔ケアが不十分だったのかなぁ」とのコト。スポンジで丁寧にぬぐってもらうと,かなり取れた。そうこうしている時に,主治医のMドクターがやってきたので,いちおう診てもらう。


そうそう。父の右足の小指の爪が,はがれかけてしまった。少し伸びていたのを,靴を履くときにでも,少し引っかけたのかもしれない。3分の2ぐらいはがれそうになったが,根元はしっかりついているので,そのままグルグルと固定してある。いちおう皮膚科で診てもらったそうだが。。。

弟が帰ってきてその話を聞いたとき,かなり凹んだ。父の足の指の爪。。。肺炎の復活があって以来,すっかりそんなコト,忘れていた。いつもは,伸びすぎないように気をつけてカットしているのに。。。少なくとも,2週間半は余裕で,ワタシは父の爪を切っていない。父の爪は「巻き爪」になっているので,看護師さんはうっかりすると,身まで切ってしまう。だから,いつも注意していたのに。

ワタシのせいだ,と思う。父は自分で,足の指まで見るコトなんかできないのだから。毎日,父に会っているくせに,なにをうっかりしていたのだろう。

幸い,本人は痛みを感じていないので,爪がまたちゃんと生えてくるまで,待つしかないだろう。根元がしっかりしているので,全部取ってしまわなくても済んだ。これだけでも,不幸中の幸い。

リハビリ1つするにしたって,父は足に力を入れて踏ん張らねばならないのだから,爪ひとつといえども,とても大事なのだ。早く生えてこい!


ちょっと凹み気味で,8時半頃病室を出る。

夕食は,冷麺,キャベツの味噌汁。


母の具合は,あいかわらず。頭がぼわーんとしているらしい。
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# by rompop | 2007-06-17 20:36 | ホスピタル

2007・6・22 母,ブチ切れる。

朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。

朝から,冷たい雨が降る1日。冷え症のワタシには肌寒いくらい。


今夜の父は,少し疲れが早く来たのか,夕食の途中で何度かせき込んだ。そのたびに,ため息をつき,疲れ果てながらも,1時間かけて全部食べる。偉いなぁ。


薬の飲ませて歯磨きをさせ,さて,帰ろうか,と思った時に,「ウンコ出る」とひと言。あわてて,看護師さんを呼び,車椅子でトイレへ連れて行ってもらう。

10分ぐらいで終了。ウンコにしては時間が早すぎる。

看護師さんに聞くと,「ウンコは出ませんでした。オシッコがたくさん」とのコトだが,本人は「ウンコもちょっと出た。この目で見た」と言う。「看護師さんは出てないって」というと,「あの人が間違ってるんだ。でもまぁ,そういうコトにしておこうか」だって。

出たのか?出なかったのか?でもとりあえず,オシッコが寝る前にたくさん出てヨカッタ。父もすっきりしたのか機嫌がよく,嬉しい気持ちで帰宅。

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夕食は,『王将』の餃子,じゃがいもとベーコンの煮物,もずく酢,プチトマト,味噌汁。


父のほうが落ち着いてきた,と思ったら,絶対なにか起こるのだ。今日は,もろもろで(おおかたは,弟のせい)ストレスが溜まりまくっていた母が,夜になって弟と口論になり,珍しいコトに,罵詈雑言吐きまくりで,ブチ切れたらしい。

そんなコトになれば,血圧もあがり,何がおこるかわからないので,弟はあわてて土下座して謝ったが,母の怒りは止まらなかったそう。


。。。というわけで,ワタシが帰ったとき,母は横になっていた。ホントに。。。また脳内出血でもしたら,どうしてくれるんだ。もう,誰に怒りを向けてよいのやら。ほとほとイヤになってきた。。。
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# by rompop | 2007-06-17 20:35 | ホスピタル

2007・6・21 とりあえず,治まった。。。

ね,眠い。。。。。

朝食は,ホッとミルクとバナナ1本。もう,こんなでイイや。


今日は仕事ものんびりマイペース。少しずつ焦らずに片づけていく。


父が緊急搬送されて今の病院に入院してから,今日でちょうど3週間。もう,そんなにか・・・毎日夢中だから,3週間も経ったとは思えない。リハビリ病院にうまく戻れたとして,そこも,約1ヶ月。。。


昼食は,迷った末,やっぱり「ビフカツ定食」なんかを食べてしまった。自己嫌悪。。。絶対,野菜が足りない。で,野菜ジュースを買ってきて飲んでいる。カゴメの『野菜1日これ1本』。不思議とこれを飲むと,便秘に効く。

頭痛がする。風邪かなぁ。それとも,冷房に1日さらされているせいかな。あぁ,クイックマッサージもずいぶんご無沙汰だなぁ。
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定時に事務所を出て,病院へ。

父はまだベッドに横になったまま,ワタシが到着するのを待っていた。

慎重にベッドを起こすが,「少し苦しい」という。お尻の位置が少し下に来ているためか,角度のついたベッドと腰のあたりに空間ができている。もう一度ベッドを倒して,父の位置を少し上にあげ,もう一度ベッドを起こす。これで苦しくない,という。何度もベッドを起こしたり倒したり,ホント申し訳ない。。。いつまでたっても,コツがうまくつかめなくて。

少しお喋りし,口を開け閉めしたり,舌を動かす体操をしてから,食事を始める。梅肉のペーストは3食ついてくるようだが,父は自分で少しずつすくっては,おかゆに混ぜ,「美味しいなぁ」と食べている。そうそう,慎重に慎重に。。。

今日はとても調子が良かったのか,ほとんど咽せなかった。途中で主治医のMドクターがやってきて,今日の検査結果を教えてくれる。

レントゲンと血液検査の結果,どちらも正常に戻っている。肺炎は完治した,と見ていいでしょう,とのコト。服用している抗生剤は,今夜の夕食後を最後に,打ち切り。リハビリ病院の方へは,前と同じ3階の空きを,聞いてくれているようだ(環境が変わらないほうがイイと思い,同じ階を聞いてくれるように頼んだ)。

リハビリ病院から空きの返事があるまで,待機というコトになる。いちおう,毎日,診察をしてくれるそうで,リハビリも,簡単なものはちゃんとしてくれる。あとは,ただ,「むせないで食べるようにだけ注意してください」と。


主治医の話を,父もスプーンを持つ手を止めて,じっと聞いていた。全部理解できているのかどうか,わからなかったが。

その分,時間をロスしたが,50分ぐらいで完食。途中で喉がゴロゴロ言ったので,咳をして痰を出させようとしたが,出なかった。というか,父も体力が落ちているせいか,思い切り咳き込むコトができないんだな。。。力なく,「エヘン・・・オホン・・・」と咳き込んでも,痰を切るコトができない。


薬を飲ませ,歯磨きをさせ,20分はそのままにしておこうと思う。マグカップを洗いにいって帰ってくると,看護師さんがベッドを倒そうとしている。

「あ!まだ10分しか経っていませんから!」と慌てて止める。「ごめんなさい。○○さん,しんどそうだったから。。。」

確かに,父は疲れ切っているし,座っている体勢はいかにも辛そうだ。でも・・・食べたモノが逆流しないように注意しているのに。油断もすきもないなぁ。。。


今日の父は,穏やかだ。病状が落ち着いたのもあるし,ここの環境にももう,慣れたのだろう。食事も梅干しペーストのほかに,昼食には,マンゴープリンのようなデザートも出たらしい。父が落ちついていると,嬉しい。


8時30分に病室を出る。


帰宅。

今日は弁当の日だったのか。。。ちょっとガックリ。上しゃけ弁当,味噌汁。


12時,就寝。
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# by rompop | 2007-06-17 20:34 | ホスピタル

2007・6・20 梅干し。

朝食は,苺ジャムとマーガリンのトースト,黒ごま黄粉入りホットミルク。


6時半に病室へ着くと,父はベッドを起こしてもらって,もう食べ始めていた。「わーー!!来るまで待ってって,言ったのに!」と言うと,父は「・・・あ,そうっか」。

やっぱり毎日同じコトを言わなきゃいけないんだな。。。

まだ2口ぐらいだったので,中止させて,舌の運動をさせてから再開。


最初は好調だったが,途中から,何度も痰がからんで咳をする。暗い気持ちになる。

夕食には,一度ドクターに相談して「やっぱり念のため,止めておきましょう」と言われた,梅肉のペーストがついてきた。おかゆにつけてやると,父は一口食べて「美味いなぁ」と喜ぶ。ワタシも嬉しかったが,このペースト,ものすごく酸っぱい。酸味のきついものは,むせやすいんじゃなかったっけ。。。

案の定,少し食べるとむせだしたので,薄く薄く,白いおかゆに,ほんのり色がつく程度に全体的にまぜあわせた。あまり梅の味がしないけれど。。。しかたがない。それでも,何もないよりは美味いのか,父はおかゆばかり食べていた。


結局,何度か咳をしたり,痰を出させたりしていたせいで,1時間15分かかって完食。薬を飲ませて,「お尻が痛い」と言う父に「もう少し,もう少し」と,歯磨きをさせた。

20分ぐらいたってから,ベッドを倒す。


食事中に主治医のMドクターがやってきて,明日,レントゲンと血液検査をして,OKなら,抗生剤は打ち切ります,とのコト。大丈夫かな。まだ今夜の痰には,うっすら色がついているような気がするけれど。。。


8時頃になって,患者さんが2人も「暑い」と言い出した。看護師さんが気軽にクーラーを入れた。イヤだな,と思ったがしかたがない。「温度調節はちゃんとします」と,どの看護師さんも言われるし。。。寒がりの父は,「靴下をはかせて」というので,履かせて,布団をちゃんとかけて8時半すぎに病室を出た。


帰りにナースステーションの前を通ったら,主治医のMドクターが若い看護師たちと固まって,なにやら楽しそうに雑談している。こうやって見ると,医者も看護師もずいぶん,若い。そこらへんにいる,普通に若者にみえる。なんだか,頼りないような気がするが,まぁ,年輩の医者が良い医者か,というと,そうとも限らないしなぁ。。。などと思いながら,帰る。


帰宅。

夕食は,天ぷら(タマネギ,人参,エビ),味噌汁,ゼンマイと山椒の炊いたの。


風呂に入ってさっさと寝ようと思いつつも,DVDレコーダーのHDDが満タンになっているので,あわてて消費(つまり見て消した)。12時を過ぎてしまった。

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# by rompop | 2007-06-17 20:33 | ホスピタル

007・6・19 今日は,笑顔。。。

朝食は,永谷園の鮭茶漬け。

昨夜,寝る前にテレビを観ながら,「リッツ」をたくさん食べた。美味しかったのだが,朝,起きたら胃が最悪。。。自業自得。


午後から曇り空。雨も降り出した。なんだか,見上げるだけで憂鬱になりそうな空だ。


病院へ。昼間,弟が「食事はお姉ちゃんが来るまで待っとき」と父に言っておいたらしく,父はベッドを起こされた状態で,ワタシが来るのを待っていた。

父はこの頃,すっかりこの環境にも落ち着いたのか,頭もわりあいクリアでしっかりしている。少し前のように,混乱したり,訳がわからなくなったりはしない。しかし,頭がクリアというコトは,同時に,自分の状況もある程度理解できるためか,「怒り」や「不安」にかわって,「憂鬱感」や「あきらめ」が出てきたようだ。いったいどちらが,父にとっては幸せなのだろう。。。


というわけで,父は昼間言われたコトをちゃんと理解して,大人しくワタシを待っていた。


昨日は,ワタシも父の不機嫌に左右されて不機嫌になってしまったので,今日はなるべくにこやかにしていよう,と決めて来た。

「お待たせ~」と笑顔で病室へ入り,「今日の具合はどぉお?」などと,少しお喋りをした。そのあと,大きく口を開け閉めしたり,舌を出したり引っ込めたり,の舌の準備体操。ワタシも父の顔の前に自分の顔を近づけ,一緒に舌を出したり引っ込めたりするので,父もすっかりあきらめたのか,真面目にちゃんとやってくれる。でも,見栄っ張りの江戸っ子気質の父は,舌を出しながらも,はす向かいのベッドにいる患者さんのほうをチラチラ見ている。

食事をする時も,父は一番入り口に近いベッドにいるので,開け放した入り口のドアの向こうの廊下を通る患者さんや見舞いの人たちの視線を,いつも気にしている。廊下を通る人は,扉が開いているものだから,必ず通りすがりにチラッと中を見るのだ。といっても,別に深い意味はない。ただの人間の心理だ。ワタシだって,入り口が開いている病室は,なにげなくチラッと中を見てしまうから。見たところで,別にコレといった感情はないのだが。

でも父は,必ず「自分」を見られている,と思うらしい。「まぬけな顔をした患者がベッドにいるなぁ,ときっと思われている」と言うので,そんな風に思う父にかえって驚いた。「入院している人はみんな患者なんだから,そんなスキッとした人はいないよ。誰もそんなこと,思わないって」と言ったが,「いやぁ・・・そうだろうか」と言う。

それで,気が散るといけないので,食事中は入り口の側のカーテンを,ベッドの半ばまで引くコトにした。こうすると,父からは廊下が見えなくなるので。いつまでも自意識が強いのも,辛いものだなぁ。。。と思う。


ベッドの傾斜を調整して,食事をスタート。時々,「ゆっくりね」「まだ口に入ってるよ」と声をかけるぐらいで,大丈夫だった。父は時々忘れそうになるが,それでも慎重にスプーンを口に運ぶ。

途中で2度ほど咳こんだ。痰を出させようとしたが,うまくいかなかった。


食事中に,主治医のMドクター。昼間,弟に話したのと同じ話をワタシにもしてくださった。弟に話したのなら,別にそれでいいのだが,生真面目にワタシにも報告してくださるので,ありがたく,聞く。

月曜の検査結果,あとほんの少し,肺に影があり,血液検査もあと一歩,というところ。そこで,今日から3日間,点滴に替えて錠剤で「抗生剤」を投与する。「点滴はやっぱり。。。痛いですからね」とのコト。木曜にもう一度,レントゲンと血液検査をして,多分それで抗生剤は切っても良いでしょう。早急に,リハビリ病院への転院手続を考えます,とのコトだ。

これでうまく,完全に治まってくれますように。

昼間,ベッド上でのリハビリもしてくれているようだ。「リハビリもがんばってくれているようです。でも,やはり,リハビリ自体も環境も,あちらのほうが好ましいと思いますから」とのコト。確かにそうだなぁ。あちらは,リハビリもちゃんとしているし,なによりも「生活の中でのリハビリ」というコトで,なるべく自分で動いたり,離床時間を長くするなど,工夫してくれているから。

言語療法士のセンセイも,こちらの病院はホントにおざなりなカンジがする。食事再開のあと,2~3度様子をみにきてくれたが,弟やワタシが「誤嚥が起こらないためには,どうしたらいいですか?」と,ものすごく食い下がって質問して,やっと,「舌の体操とか,いいかもしれませんねぇ」とやり方を教えてくれたぐらいなのだ。めきめき回復期にある人なら別だろうが,父のように高齢で,嚥下状態も悪くなっていくであろう患者のコトには,あまり真剣になってくれないのかもしれない。言語療法に関しては,リハビリ病院でも,ある程度のコトはしてくれたが,それでも結構早い段階から,「胃ろう」の話をされた。安全で,確実ですから。。。と。


父に食事をさせている途中,一番奥のベッドの患者さんのところに,外科のドクターがやってきた。長く肺炎らしく,ずっと点滴をしている患者さん。静かな部屋だから,話は全部聞こえる。「胃ろう」造設の話をしにこられたようだ。でも,本人はよくわからないようで,「それは簡単にできるんかいの?」と質問されていた。ドクターは「また来ます」と帰っていったが,ワタシは背中で聞いていて,自分の胃がきゅぅぅと痛くなった。辛い話だなぁ。

入れ違いに,娘さんらしきオバさんがやってきた。ドクターとはもう,話をされているのかなぁ。「ヨーグルト買ってきたよ,食べてみるか?」と言い,「いらん!」とどなり返されていた。


1時間10分で,父の食事は静かに完了。食後に薬を飲ませる。便を柔らかくする薬,抗生剤など錠剤が4つ。ビオフェルミンの顆粒が1袋。喉が狭くなっているのか,錠剤1つも慎重に飲まないと引っかかる。

薬のあとは,痰を出やすくするための吸入。あまり蒸気がちゃんと出ないなぁと思いつつやらせていたが,どうやら器具を上下逆さまにしていたらしい。5分間はムダにしてしまった。パパよ,ごめん。でも,看護師さんもちゃんと教えてくれないんだもんなぁ・・・

吸入のあと,歯磨き。父はもう,疲れ切っているが,それでも寝る前の歯磨きは大事だから,「もっと丁寧に磨いて」と無理矢理させる。

歯磨きのあと,ベッドを倒して痰の吸引。これは看護師さんにやってもらう。鼻からチューブを突っ込まれた父の顔は,とても辛そうで,これは何度見てもイヤだなぁ。ワタシはやったコトがないからわからないが,「鼻がすごく痛い」そうだ。


8時半になってしまった。ナースコールを枕元において,靴下を脱がせ,帰る。今日は,ちゃんと笑顔で握手をして帰ってきた。


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帰宅。

夕食は,クリームシチュー,豆腐とワカメの味噌汁,トマト。


母とお喋り。疲れているが,帰宅後,父の報告を兼ねて母と喋るコトが唯一の息抜きになっている。弟とは,用事がなければ喋らない。すぐにケンカになりかけるので,メモ帳を介して連絡事項を伝えあい,生活リズムが違うコトもあって,あとはほとんど顔をあわさない。実は今朝も,出勤してから公衆電話で30分,家にいる弟とやりあったのだった。。。
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# by rompop | 2007-06-17 20:32 | ホスピタル

2007・6・18 疲れた。

d0062023_20314779.jpgしょぼしょぼと冷たい雨の降る朝。着る服にとても迷う。。。


病院についたら,父はもう,ベッドを起こしてもらって食事を始めていた。なんか・・・ベッドの傾斜も甘いし,大きいほうのスプーンで食べているし,お茶も・・・またトロミがついていないし。看護師さんに「お茶はかならずトロミをつけてください。危険なので」とまたお願いした。

昼も夜も毎日,違う看護師さんに替わるから,申し送りに漏れがあるのだろう。にしても。。。あんなお茶を,寝たまま吸い飲みで飲まされたりしたら,危険なコトこのうえない。


父はだいぶ状態がよくなってきたのか,途中で一度大きくむせただけで,あとはゴロゴロ言わずに,1時間ぐらいで完食した。しかし,食べている途中に,ワタシにいろいろと話しかけたがる。主治医が薬のコトをなんか言ったらしく,それをワタシに伝えねば,と思うのだろうが,食べながら喋るのは止めて欲しい。。。


「あとで聞くから喋らんと食べて」と,ろくに話を聞かなかったせいか,なんだか機嫌が悪くなってしまって,それは食べ終わったあとも,直らなかった。


ふとみると,昨日の午後,替えてもらったばかりのパジャマではなく,また違うパジャマを着ている。掛け布団の端っこには,明かなオシッコのしみ。。。

「あれ?パジャマ着替えたん?汚したんか」と聞くと,父は「いいや」と言う。「着替える日やったんか?」と聞くと「そう」と言う。オシッコで濡れたので着替えたのだとは,やっぱり言いたくないのだろう。


たくさん,ストレスが溜まっているだろう。食事も美味しくないし,楽しい気持ちで食べるコトができない。倒れてから半年以上,ベッドから自分で降りるコトのできない父が,一番辛いのだろう。それはわかっているのに,ワタシも疲れていたせいか,なんだか急に,いろんなコトが全部,イヤになってきた。不機嫌な父の横顔を見て,「誰のためにこんなに一生懸命・・・」と思うと,やりきれなくなってきた。


口も聞かず,あちらを向いて,目を閉じてウトウトしかけている父に,「今日はもう帰るわ」と言い,さっさと8時前に帰ってきた。

帰り道もつまらない気分だった。このまま,何日か病院へ行くのを止めてやろうか,とふと思う。けれど,そうやって父を懲らしめて,あとでひどく後悔するのは自分だろう。


夕食は,ブリの塩焼き,小松菜と揚げの炊いたの,五目煮豆,だし巻き卵。
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# by rompop | 2007-06-17 20:31 | ホスピタル

2007・6・17 嫌な,応酬。

今日は昼と夜を交代して,ワタシが昼に病院へ。いちおう,さっさと病院行きをすませて,夜はゆっくり休ませてやろう,という弟のはからいのようだ。

11時半頃,病院へ。

父は熱もなく,寝ていた。

12時前にベッドを起こし,「嚥下体操」を簡単にさせてから,食事。嚥下体操といっても,口を開けたり閉めたり,舌を突き出したり引っ込めたり,左右・上下に動かすだけのモノなのだけど。父は嫌がるが,なんとか説得して,各5回ずつぐらい,させている。やらないよりは,なんでも少しはマシだろう,と思って。

食べている時に,今日はえらく喉がゴロゴロいった。咳をして,痰を出させるようにする。食後もたくさん痰が出るので,吸引してもらう。熱はないけど,やっぱり調子が悪いのかなぁ。

部屋の湿度が高かったせいか,パジャマや肌着が汗ばんでいる。看護師さんに言って,食後に着替えさせてもらった。

同室の患者さんの奥さんが,昼過ぎにやってきて,「あ~暑い暑い」といって,部屋のクーラーを勝手にかなりのレベルで入れる。そりゃ,今日みたいな日に急いでやってきたら,暑くて汗も出るだろう。でも,じっとしているワタシや,ベッドで寝ているパジャマの患者さんたちは,そう暑くもないはずだ。

弟から,このオバさんのコトは聞いていた。いつも,「暑い暑い」といって,勝手にクーラーをがんがんに入れるそう。父は寒がりなので,はっきり言って,すごい迷惑なのだけど。

今日,昼間に来たので,初めて遭遇した。だまってじっとオバさんの行動を見ていた。悪気はないのだろうが,かなり傍若無人なお方だ。

父が「カーテンが揺れてるね。風かな」というので,「違う,クーラーの風や」と喋っていると,そのオバさんが「クーラー入れたけど,寒い??」と聞く。少し腹が立っていたので,「ええ,寒いです」と紋切り口調で言ってしまった。。。ちょっと,いやぁな,空気。「じゃあ止めるわ」とオバさんは,クーラーを切った。

しかし,クーラーなしではさすがに今日のような日は蒸し暑い。しばらくすると,もう1人の患者さんの奥さんが「暑い」と言い出した。「だって,寒いっていう人がいるから」と,さっきのオバさん。

「いいですよ,クーラー入れていただいて。でも,うちの父は肺炎が治りかけなので,あまり部屋を冷やされると辛いです。クーラー,ゆるめにして入れてください」と言った。これでワタシとしては,かなり譲歩したつもりだ。

そうしたら,そのオバさん,「寒いなら,ベッド周りのカーテンを閉めはったら?」と言う。思わず,「昼間っからカーテンなんかしたら,薄暗くて陰気くさいじゃないですか」と言い返してしまった。それでなくても,父のベッドは廊下側で,日の光がほとんど入ってこないのだから。でも,言いたかったコトを言って,すっきりした。こういう人には,ちゃんと自分の思っているコトを伝えなければ,わかんないんだと思う。まぁ,ワタシもかなり気が強い奴だとは自分で思ったが。

暑いとか寒いとか,だいたいここは病院なんだから,患者さんの体調や体感温度を優先して,温度調節すべきだろう。自分が汗をかいていて暑いからって,クーラーをいっきに上げるなんて,なんという自己中心的なオバさんだろう。初対面でいっきに印象を悪くしてしまったが,まぁ,いいや。


そのあとも,そのオバさんと奥さんは,ほかの病室の患者さんの噂話。○○さんは,アルツハイマーが出て,顔がすっかり変わってしまったとか,○○さんは,どうやらもう長くないらしい,気の毒やわぁ・・・とか。ほかの患者さんのコトが気になったり,他人の生死に敏感になるのは,ワタシにも理解できるけど,なんだか,どう聞いても,面白がって噂しているようにしか聞こえなくて,結構,不愉快だった。まぁ,井戸端会議ってこういうもんなんだろうな。ワタシには,あまり縁のないモノだけど。。。


食後,歯磨きをさせたあと,父は咳き込んで疲れてしまったのか,早々に寝てしまった。「ちょっと安静にするわ」と言って。3時ごろまで,ベッド脇にいたが,「今日はもう帰るね」と声をかけて帰ってきた。父が元気がないと,気が滅入る。嫌なオバさんと嫌な応酬をしてしまったおかげで,気分もよくない。やっぱり,ダメだなぁ。こういうコトをやってしまうと,全部,自分に返ってくる気がする。。。


帰りにたこ焼を買って,帰る。昼食代わりだ。喉が渇いたので,甘夏を1個。


例のオバさんとやりあってしまったコトを弟に話すと,「看護師さんに言えばいいのに,なんで本人に直接言うんだ」と言われる。看護師さんに言ったって,解決してくれるとは思えないけど。。。母は,「そんな厚かましい人,ちょっとぐらい言ったって構わないよ」と言う。いかにも「うるさそうなオバさん」だから,弟はあまり関りたくないようだ。


夕食 ミートソーススパゲティ,ほうれん草と揚げの味噌汁,キュウリの中華風浅漬け。

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# by rompop | 2007-06-17 19:30 | ホスピタル

2007・6・16 誠サマIN京都府立文化芸術会館。

朝食は,生卵かけご飯。

ちゃんと化粧をして,コンタクトレンズを入れる。ブラックデニムのスキニーパンツに,コーラルピンクのスモック風ブラウス,白のベルトでブラウジングした。白のネックレスにサンダル。パステルグリーンのアイシャドウ。そう言えば,アイシャドウも,久々につけたなぁ。。。


9時半に家を出て,電車に乗って京都へ。河原町からタクシーに乗って,京都府立文化芸術会館へ。


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誠サマの2007年全国ツアー。誠サマの公演は1月以来だから,ずいぶん久しぶりな気がする。いけないのを覚悟でチケットだけは買っておいたが,やっぱりちょっと無理してやってきた。自分自身のリフレッシュも大事だもんね。体調ははっきり言ってあまりよくないが,我慢。


それにしても,今日は,ほとんど知っている顔に会えないなぁ。。。ちょっと淋しいが仕方がない。

昼の部は11時開演。座席は2列目の少し下手寄り。でも小さい劇場なので,よく見える。第一部のお芝居は,悲しい人情劇で,結構泣いてしまった。デトックス効果も絶大だ。

昼の部終演は,1時40分。

偶然,顔見知りのMさんと席が隣同士だったので,いろいろお喋りした。なんと,夜の部も席が隣同士だとわかり,一緒に食事をして夜の部を待つことに。


その前に,ポラロイド写真の撮影。1000円でポラロイド券を買い,女形の着物のままの誠サマと,写真を撮ってもらう。

すごく久しぶり。。。のはずなのに,最近,テレビによく出てくれているせいか,そんな気がしない。でも,ポラロイドを最後にとってもらったのは,多分,去年の11月頃なのだ。


ワタシの顔を見ると,誠サマは,「あ!お父さん,大丈夫??もう退院されたの?」と聞いてくださった。ううむ・・・とっさに何といったらよいのか・・・ポラロイドを撮ってもらったあと,「ええと・・・あんまり大丈夫じゃないんですけど・・・」と言った。

大丈夫じゃない,というのも変だが,大丈夫です!でもないしなぁ。今の父の状態を一口で説明なんてできない。今すぐどうこう,という状態ではないにしてもなぁ・・・


誠サマは,「・・・そう・・・・。」と,さっと顔を曇らせた。その親身な表情を見て,この人は,苦労してここまでこられただけあって,本当に人の痛みのわかる人だなぁ,と思う。ファンの年齢層が高いせいもあるだろうが,いつも闘病中のファンのコトや,ファンの家族のコトを気にかけてくれる。誠サマのお母上は,数年前に,くも膜下出血であっという間に亡くなってしまわれた。お父上も,もうだいぶ以前に亡くなっている。

ワタシは父のコトを急に聞かれて,ちょっと暗い顔になってしまったのかもしれない。握手した手をぎゅっと握って,誠サマは笑顔ではなく真面目な顔で,「がんばって!」と言ってくださった。誠サマに励まされて,ちょっと・・・いや,だいぶ元気が出た。

できあがった写真の自分を見て,やっぱり少し痩せたかなぁ・・・と思う。


Mさんと隣接するレストランで昼食。日替わりのポークソテーランチ。1000円だけど,美味しかった。歳はだいぶ離れているが,歌舞伎や舞台にくわしい方で,面白くお喋りした。


夜の部は,3時から。今度の席は1列目のど真ん中。緊張する・・・夜の部には顔見知りのファンのかたがたくさんいて,一緒にペンライトとうちわを振って(用意されたものを借りた)賑やかに応援。

終演は5時40分。

ダッシュで病院へ行かなければ。ロビーへいそいで出ると,オフィスの方が,「あ!握手会していってください」と言ってくださった。でも時間がないんだな。。。「ごめんなさい,ちょっと時間が・・・」と断り,劇場を出ようとした。誠サマが「気をつけて帰ってね!」と後ろから声をかけてくださった。誠サマに手を振って,劇場を出る。次にこられるのは,いつだろう?


劇場の外にタクシーが扉をあけて待っていた。なんてラッキー!運転手さんは,終演時間を調べて,客を待っていたらしい。いそいで河原町へ。予定していた特急を逃してしまったが,走りまくって,タクシーにまた乗って,なんとか6時35分に病室へ。


父はもう,ベッドを起こしてもらって,食べ初めていた。なんだか,ベッドの起こし方も甘いし,水飲みに入っているお茶も,とろみが全然ついていなくて,普通の状態だ。夜勤の看護師さんに,「とろみは必ずつけてください!」とお願いする。いつもはこんなコトないのに・・・

新しくお茶を作って飲ませる。ほんのちょっとだけ,後ろめたい気分。パパ,ごめんな。。。


食べ終えたのは,やはりいつもと同じくらいの時間。歯磨きをさせて,薬の飲ませて休憩させ,8時半ごろ,病室を出る。

父は今夜は,なんだか少し機嫌が悪かった。やっぱりストレスが溜まるのかなぁ。。。夜中の灯りがどうとか,部屋のカーテンがどうとか,ささいなコトをあれこれ要求し,「それは無理だよ」と言うと,「別にどうだっていいんだけどね」と,ふてくされる。とても扱いにくかった・・・・・きっと,本当にいいたいコトは,そんなコトではないのだと思う。なにかを理由にして,ワタシに突っかかりたい,そんな心持ちなのだろう。そう思って,その気持ちを受け止めようと思う。


帰宅。

夕食は,カツオのたたき,大根とあげの味噌汁,ちくわとほうれん草のヌタ和え,明太子。
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# by rompop | 2007-06-17 17:06 | 誠サマ

2007・6・15 忙しくて,イライラ。

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6時半に病院へ。

6時45分から食べ初めて,8時10分までかかる。

食事の最中に主治医のMドクターがやってきて,検査などの経過説明。まだ少し肺に陰があり,血液検査にも炎症反応が出ているので,今の抗生剤をもう少し続ける,とのコト。月曜に再度検査をする予定。

今のところ,あまりむせずに食べられているので,「とりあえず今は」胃ろうのコトは,検討しなくていいでしょう,とのコト。ただし,今後,肺炎を繰り返すようなら考えてください,とくぎを刺される。

食事中にこんな話をされたので,父の集中力が途切れてしまった。でも,仕方ないか。

味のないおかゆに,梅干やなにかで味をつけてよいか尋ねてみる。塩分のコトもあるので,いちおう聞いてみようと思って。少し考えます,とのコト。駄目かなぁ,やっぱり。


8時半に病室を出る。夜道を歩きながら,「神戸屋」のウィンナーロールをぱくつく。

夕食 鶏肉と豆腐のたきあわせ,辛子明太子,味噌汁。
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# by rompop | 2007-06-15 20:53 | ホスピタル

2007・6・14 苦行。。。

定時に出て,病院へ。今日は7時半まで来客のアポイントが入っている。お茶出しのために,いつも残ってくれている同僚に,本当に申し訳ない,と思いながら。。。でも,そんな時間まで残ったら,病院へは行けなくなってしまう。


6時半。父は寝ていた。顔は赤くない,少し額は熱いが,看護師さんに聞くと,37度3分の微熱とのコト。「氷枕を勧められたけど,寒くなるから断ったんだ」と,父。本人がしたくないなら,しなくてイイや。

ベッドを起こそうとすると,「なんか・・・ここ(股間)らあたりに違和感があるんだけど」と父。なんだか今日は,ミツバチのように,父のオムツのあたりが膨張しているなぁ。足も伸ばしにくいのか,がに股になっているし。

「オムツがごっついのかな?あとで見ようか?」などと話していると,同室の患者さんに食事介助をしていた看護師さんが,「オムツ,見ましょうか?」とすぐに開けてみてくれた。普通の尿取りパッドではなくて,大きめのフラットタイプのオムツがぐるぐる巻かれていた。こんなの巻かれたら,そりゃあボリュームが出過ぎるだろう。。。すぐに小さめの尿取りパッドに替えてくれた。オムツのやり方1つにしても,看護師さんによって,ホントに適当。

今日の夜勤担当の,この看護師さんは,若いけれど,すごく優しそうな感じ。オムツをあてたあとも,丁寧に父のシャツの乱れを直して,パジャマのズボンのすそにちゃんと入れてくれている。体位を変えるときも,声をかけながら,ゆっくりとしてくれている。こんな簡単なコトでも,なかなかきちんとやってくれる人はいない。いちおう声をかけながらも,父を「丸太棒」のようにゴロゴロころがしてオムツを替える人だって,結構いるのだな。


股間がややスッキリしたので,ゆっくりとベッドを起こす。足をなるべくまっすぐに,身体もまっすぐにしながら,足の方を先に少しギャッジアップして角度をつけた。そうすると,上半身を起こしたときに,下へずれ落ちていかないんだなぁ。こんな簡単なコトなのに,気づかなかった。。。

背中にクッションをあてたり,頭の後ろにバスタオルを折り曲げて入れたりして,なるべく状態がまっすぐになるようにする。首にタオルを巻いて,食事スタート。


しかし。。。父の箸(スプーンか)は,いっこうに進まない。。。一口食べては,ゆっくりと飲み込み,スプーンを置いて目を閉じてしまう。むせないのはいいのだが,これは,「ゆっくり」を心がけているのではなくて,単に,食べる気が起こらないのだ。

今夜もいつもと同じ,白いお粥(ただし,粒なしのただのペースト),薄い茶色のペースト(味見しても原形がわからない),明らかにほうれん草の緑色のペースト。

父はひと言も「マズイ」とも「こんな食事」とも言わない。ただ,目をつぶって拷問のように耐えながら,口に入れる。途中で目を閉じたまま,時間が経過していく。何度も「眠いの?」と肩を触るが,そのたびに目を開けて「いや,眠くない」と言う。


文句を言われるのも辛いが,これもまた,辛いなぁ。これを食べなければ,身体が良くならない,とわかっているから,父は食べるのだ。


1時間以上,時間をかけていると,今度は体力が消耗して,飲みこみの状態が悪くなってしまう。言語療法士からは「1時間が限度」と言われている。腕時計をちらちらと見ながら,ワタシは焦る。


1時間かかって,やっと完食。「お疲れ様。全部食べてエライね」と,褒める。ホントに「お疲れ様」というカンジだ。

薬を飲ませて,歯磨きをさせると,8時を過ぎていた。25分間,ベッドを起こしたままにしておいて,それから倒した。


憂鬱な雰囲気がただよう,状態の良くない人ばかりの5人部屋。父の精神状態も,下降するばかりだろうなぁ。少しでも希望を持てるような気持ちにさせるには,どうしたらいいんだろう。そういうのは,とても難しい。。。ジリジリするような気持ちで,父のそばにいる。


帰宅。

夕食は,「王将」のレバニラ炒め,ポテトサラダ(残り),玉子と春雨のスープ。
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# by rompop | 2007-06-14 17:14 | ホスピタル

2007・6・13 不機嫌。

病室に着くと,父は寝ていた。夕食の膳はサイドテーブルに置いてあるが,6時半過ぎなのに,同じ部屋の人たちも,まだみんな寝ている。

父が目を覚ましたので,「ごはん食べるか?」と聞くと,「まだいいや」と言う。規則正しいリズムは大事だと思い,「でも時間だから,食べよう」とベッドを手動で起こす。少し起こしたところで,「これぐらいでイイよ」というが,まだ30度ぐらいしか角度がついていない。こんなでは食べられないし,第一,食べにくいだろう。


それでも今日は,ベッドを起こされるのが,とてもキツイようだ。「もうイイ」とばかり言う。何か原因があるのかと思い,足が曲がっていないか,腹が圧迫されていないか,など,チェックしたがわからない。少し下のほうに身体がずれていて,変に曲がってしまいそうなので,部屋にきた看護師さんに頼んで,少し身体を上へずらしてもらう。父の身体をベッド上で動かすのは,きっと楽にできるコツがあるのだろうが,ワタシにはまだまだ難しい。


そうやっておいて,またベッドを起こすと,「もう,いいよ!」と苛立つので,「起こさないと食べれないじゃん」と言うと,「じゃああとでいいよ。食べるのは別に何時になったっていいんだから」と言い返す。「いちおう食事の時間があるんだから,その時間に食べないとアカンよ」と言うと,「じゃあ,そんなもん(食事),放棄する」と言う。


。。。今日はどうしたことか,ものすごく機嫌が悪い。というか,ちょっといつもの父ではない。


「まぁ,そう言わずに」と,なんとかベッドを起こして,父は食べ始めたが,機嫌が悪くて何かイライラしているくせに,躁状態のようなカンジで,やたらに喋りたがる。「食べている時は喋らないで」と言ってあるのに,言うコトを聞かない。


「よくもまぁ,こんなマズイものを作れるね」「マズイのはわかるけど・・・仕方ないやんか」「こんな食事を3食食べて,××電車に乗って働きに行けると思うか?」「・・・・・」「まったく,恐れ入ったね」

「・・・さっき,二人も来てね」「?誰が来たって?」「もうイイよっ!!」


かと思うと,食べている最中に股間を押えてじっとしているので,驚いて「どうした?」と聞くと,「オシッコ出た」という。「あぁ・・・でも,オムツしているから大丈夫や。あとで替えてもらおう」と言うと,「オムツ?男用と女用とどっちかなぁ?」と言う。「大人用のやつだから,特に男も女もないよ」「オムツは僕だけかなぁ?」「いや,みんなトイレに自分ですぐに行けないから,ここの人たちはみんな,オムツしてると思うよ」「××電車に乗ってるサラリーマンもしてるかなぁ?」「・・・・・サラリーマンはしてないと思うけど・・・・」


おかしい。。。少し精神状態が高揚しているというか。

おまけに,食べている最中に,看護師さんがやってきて,明日の血液検査とレントゲンのコトなどを説明するものだから,父の気が,おおいに逸れた。そのせいか,途中で何度かむせた。


病院で具合が悪くて寝ているばかりで,しかも,唯一の楽しみの食事は,三度とも最低レベルの味とビジュアルだし,おまけに,昼食も夕食も,弟とワタシが見張っているようにして,「集中しろ」だの「ゆっくり確実に食べろ」だのアレコレいうものだから。。。。ストレスが溜まっているのだろう。それは良くわかる。でも。。。どうすればイイのか。


1時間かけて,3品を完食。薬を2種類飲ませて,歯を磨かせると,父はもう,ぐったりだ。ヒゲが伸びていたので,手早くシェーバーでヒゲを剃る。


ところで,オムツ。

さっき食べている最中に排尿があり,それを告げると,「食べ終わったら見ますね」と看護師さんは笑顔で言ってくれたのだが。。。待てど暮らせど,来てくれる気配はない。もしかして,就寝時間に夜用のオムツに替えるから,その時でイイや,と思っているのでは?


「パパ,オムツ濡れてる?気持ち悪いなぁ?」「いや,そんなにわからないからイイよ」

いや,気持ち悪いはずだと思い,しかたなくベッドを倒してオムツを点検。オチンチンをくるむように巻かれている尿取りパッドは,ぐっしょり濡れてずっしりと重い。その外側にあるプレーンタイプのオムツも,少し濡れて跡がついている。ううむ,これは,ワタシたち女性が「あの日」の2日目に,限界までトイレに行けなかった時のカンジと同じだ。気持ち悪いに決まっている。


新しいオムツを収納棚から出して,慣れないオムツ交換に悪戦苦闘した。幸い,一番外側が「履かせるタイプ」のオムツだったので,父にも協力してもらい,なんとか上手く替えるコトができた。父はまだ,ベッドの上で膝を立てれば,腰を少し浮かすコトができるのだ。「どう?」と聞くと「あぁ,気持ちよくなった」と父。そりゃそうだ。そうに決まってる。


濡れたオムツを捨てに行く。


父の隣のベッドにいる失語症気味の食事なし・点滴のみの患者さんは,父が食べ始めた頃,どうやら排便してしまったらしい。気づいた看護師さんが,「○○さん,ごめんね。今お食事時間だから,もう少し我慢してね。あとですぐに替えるからね」と,その患者さんに言っているのが聞こえていた。

部屋の中で,父が一番最後に食べ終わったので,その看護師さんに,「食事終わりましたから,(オムツ交換)どうぞ」と声をかけた。その看護師さんは,笑顔で「あぁ,どうも」と言われただけで,いっこうに替える気配がない。


とうとう,ワタシが父の病室を出る8時半まで,その患者さんのオムツはそのままだった。忘れてしまったのだろうか。それとも,あの人たちのいう「あとで」というのは,いったいどれぐらい「あと」のコトなんだろう?


どの病院でも,看護師さんの手は足りない。廊下を行き来している,どの看護師さんも忙しそうだ。でも一方,詰め所をのぞくと,お喋りをしながら笑い声をあげている若い看護師さんたちの姿もあったりする。複雑な気持ちになる。ワタシは看護する側の人たちに,ちょっと厳しすぎるのだろうか,と思う。でも,どこか信じ切れないところがあるから,やっぱり毎日,少しでも病室に行かなくては,と思ってしまう。


オムツを替えたあと,父は「なんだかしんどい」と言い出した。胸が苦しいか?というと,そうだという。ナースコールを押して,酸素量を計ってもらう。90以上あり,正常だという。「なにか胸に詰まっているカンジ?」と看護師さんが聞くと,「そう」と父。吸引をしますね,と看護師さん。父の嫌いな吸引だが,楽になるなら仕方がない。お願いします,と言って,帰る。


痰の吸引は,医療行為だから,看護師さんしかできない,と聞いた。ヘルパーさんはできないそう。でも,家族なら素人でもできるのだそうだ。おかしな話だ。吸引って,難しいのかな・・・・・



帰宅。

焼き魚(さわら),豆腐とワカメの味噌汁,母特製のポテトサラダ,玉子焼き。


寝る前にふと思った。父が,「こんなマズイものばかり食べて,××電車に乗って仕事に行けるか?」と言ったのは,ワタシに対して,「お前ならどうだ?」という意味だと思っていた。でも,「サラリーマンもオムツをしているかな」とか言っていたし,もしかしたら父は,少し自分の実年齢よりも逆行しているのではないかな?

父は長く法務局を勤め上げたあと,定年後は知り合いの登記事務所からお声がかかり,司法書士をやっていた。その登記事務所は,天王寺のあたりにあり,父は××電車に乗って,そこまで通っていたのだ。こんなモノしか食べられず,オムツまで着けて,自分は仕事に行けるのか?と考えていたのではないかしら。。。。?
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# by rompop | 2007-06-13 15:04 | ホスピタル

2007・6・12 不発。

朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。

朝は昨夜の残りの赤飯とひじきを食べようと思っていたのに,すっかり忘れていた。。。治ったはずの風邪が,なんだかまた復活したような。喉が変。しかも,風邪薬の飲み過ぎで,便秘。最悪。。。。。

1日,デスクワーク。

昼食は,カレーライスとしょぼいグリーンサラダ。


6時半ごろ,病院へ。父はベッドを起こされ,テーブルには夕食の膳。しかし,毎晩ワタシが来るのですっかり「アテ」にされているのか,引き出しの中からスプーンすら出してくれていないし,カップをのぞくと,お茶もちゃんと入れてくれていない。ワタシがいつも,自分でトロミ剤をいれて作るから,今夜もそうすると思っているのだろう。こういうところ。。。リハビリ病院と全然違うな。。。まぁ,リハビリ病院は,看護師さんというよりも,看護助手さん(介護士)たちが,ホントによくお世話をしてくださるから。


というわけで,6時半から食事がスタート。食べ初めてすぐ,胸がゼロゼロ言っているコトに気づく。食べる前に,吸引をしてもらえばヨカッタかな。。。でも,あとの祭り。


何度か咳をしたり,痰がからまってゴロゴロ言ったりするので,スプーンを運ぶ手を止め,休憩させながら,ゆっくりのペースで食べさせる。おかげで,4品のミキサー食を食べるのに,たっぷり1時間かかった。父はもう,最後のほうは疲れてしまっていて,何度も目を閉じて「はぁ。。。」とため息をついている。


食後の薬を飲ませてすぐ,「ウンコが出る」と父。看護師さんを呼んで,車椅子に移してもらう。ここのベッドは,リハビリ病院のとは違って高いし,ベッド柵も違うから,ワタシ一人で移乗させるのは,とても難しいのだ。父の脚力も落ちてしまっているから,うんと力がいる。


トイレまで看護師さんは付いてきて,オムツを下ろして座らせるまでやってくれた。あとは,また,扉の外でじっと待つ。15分待った。扉の外から父の姿をのぞき見していると,トイレに入ってきた別の患者さんがワタシの姿を見て,「うわぁ!」と声をあげて驚いた。トイレの個室をのぞき見している妙齢の女。。。ちょっと怪しすぎたかもしれない。「父が目を離せないので。。。」と作り笑いで誤魔化す。


15分経って「どう?」と聞くと「今日は出ないみたいだねぇ」と父。「あきらめるか?」と聞くと「うん。あきらめようか」という。まぁ,出ないものは仕方ないか。オシッコが出ただけでいいや。


ベッドにまた移してもらい,父を寝かせる。車椅子とベッド間の移乗のさせ方が,どの看護師さんも,どうも全体的にすごく乱暴だなぁ。。。と感じるが,まぁしようがないのかな。父が乱暴に扱われてヨレヨレになっているように見えて,すごくイヤだが,自分一人でできないならば,仕方ない。


ヒゲを剃ってやろうと思っていたのに,もう,8時20分だ。面会時間は終わり。タイムアウト。

あまり高い熱ではないだろうが,少し熱いの
で氷枕をし,布団をかけて,ナースコールをすぐ手の届くところに置いて,病室を出る。今夜の父は,鼻からの酸素吸入のチューブはしていなかった。


今日から,「お客サマ」なので,帰りにドラッグストアで,カミカルナプキンを2袋購入。


帰宅。夕食は,赤飯(残り),焼きそば,キュウリの中華風浅漬け,手羽先の醤油煮。

風邪気味につき,風邪薬と栄養ドリンクを飲んで,11時に布団に入る。
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# by rompop | 2007-06-13 13:53 | ホスピタル

2007・6・11 ② ごはんより,ウンコだろう。。。

定時に事務所をダッシュで出る。


病院に着いたら,父は寝ていた。やはり,氷枕と,鼻からの酸素吸入をして。しばらくゴソゴソしていたら,目を覚ました。

おでこに手をあてると,そんなに熱くはない。ちょっとした微熱ぐらいかな。。。点滴の管もない。
サイドテーブルの上に,夕食の膳と薬が置いてある。食事,していいのか??


家に電話して,朝,主治医と話をした弟に確認。前回より強めの抗生剤を1日2回点滴で投与し,食事は,「むせないように」気をつけて,食べられるなら食べてもいい,とのコト。せっかく口からの食を再開したばかりなので,また栄養剤の点滴に頼るのも。。。とのコトらしい。

それにしても。。。たいしてむせもせずに食べていたのに,「また誤嚥かも」と言われてしまった。それなのに,同じように食べさせていて,イイ物なのか??医者もよくわからないのかもしれないが。。。そばで見張っていても,むせなければ,ちゃんと食べている,と思ってしまう。

まぁ,医者は,すぐに「胃ろう」に,と言うだけだから,家族の悲壮感なんて,たいして関係ないのだろう。。。


少し食べ出したところで,「ウンコがしたい」と,父。通りがかった看護師さんに訴えると,「ごはんを食べたからのほうがいいので,また食べたら言ってください」といい,去ってしまった。


ウンコを我慢して,先に食べろだ??父は,早く食べないとトイレに行けない,と思い,自然とスプーンを運ぶ手が早くなる。こんなじゃ,余計にむせてしまう。


「やっぱり先にウンコしてから,落ち着いて食べようよ」と父に言い,ナースコールで看護師さんを呼ぶ。「酸素吸入もしているので,ベッドで取りますよ」と言われたが,ほかの患者さんたちもまだ食事中だし,こんな中で便器を当てられたって,父もすぐには排便できないだろう。

「父は車椅子でトイレに行けるので,ワタシが連れていきますから」というと,車椅子と酸素ボンベを持ってきてくれた。この看護師さんは今日が初めてで,父が車椅子でトイレに行っているところを,見たコトがないようだ。熱もちょっとあるし,辛いかな。。。でも,ちょっと移乗が面倒なだけで,ちゃんと父はトイレへ行って便座に座るコトができるのだ。

ワタシが車椅子を押し,看護師さんが付いてきてくれた。ワタシもここのトイレに連れていくのは初めてだから,ちょっとモタモタした。父の脚力もだいぶ落ちているから,看護師さんが父を立たせて,オムツを外している間,父の脇から手をいれてグッと支えた。

「終わったら呼んでくださいね」と看護師さんは,病室へ戻っていった。


父は,尿も便も,ひどく時間がかかる。15分はたっぷりかかるのだ。さすがに,同じ個室の中にワタシに居られては,出るモノも出ないだろうと思い,「外にいるから,手すりを放さんといてよ」と言い,扉の外に出た。心配なので,扉を5ミリぐらいあけて,そっと中を覗いていた。

父は何度か,途中でウトウトしてしまい,手すりを放しそうになった。そのたびに「寝たら危ない!」と声をかけた。体調も良くないし,ずっと座っているのは辛いのかもしれない。鼻からチューブを入れたままで下を向くので,鼻水が垂れてきた。

10分以上経ってから,「ウンコ出た!」と父の声。ジョロジョロと,尿の出る音も続く。どうやら,どちらもスッキリ出たみたい。


看護師さんを呼び,オムツをつけるのを手伝ってもらい,車椅子へ。オムツも,ベッドで替えるのを基本にしているのか,昼間もずっと,夜用のオープンタイプのオムツなので,一人じゃ難しいな。リハ病院では,ワタシ一人でも簡単に脱がせられる,「履かせるタイプ」のオムツだったのに。こんな大きな病院では,なんでも,効率よく,を基本にされてしまうのだ。


部屋へ戻り,せっかくだから,車椅子に座ったままで,食事の続きを取るコトにした。しかし,もう1時間近く経ってしまったため,疲れが出てきて,結局,6割程度で断念。疲れてしまうと,嚥下状態も悪くなるから,止めておいたほうがイイのかもしれない。


疲れた父を,可哀相だと思いながらも,しばらく車椅子に座らせておく。胃のものが逆流しないため。そして,ベッドに移す。ただし,45度ぐらい角度をつけて。食べ終わって25分ぐらい経ってから,やっとベッドをもう少し倒した。


8時15分になってしまった。帰るコトにした。父は「ちょっと寒いから靴下を履かせて」という。看護師さんが,「熱が上がってくるかもしれませんね」と言うので,不安になるが,夜間は任せるしかないので,気持ちを切り替えて帰ってきた。



夕食 豆腐とネギと揚げの味噌汁,アジの開き,ヒジキの煮物,赤飯。
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# by rompop | 2007-06-11 22:15 | ホスピタル

2007・6・11 ① またもや,肺炎。。。

朝食は,ミニあんパン,黒ごま黄粉入りホットミルク,オレンジ。

月曜の朝は,眠い。。。。

出勤してまもなく,弟から電話。今朝の父も37度台後半の熱があり,レントゲンの結果,肺の部分に白い影がまたできている,とのコト。血液検査でも,いったんは正常値に戻った白血球の数値が,倍近くになっているらしい。

。。。また,肺炎を発症している。主治医の話では,最初のものは治ったらしいので,またあらたに肺炎を起こした,とのコトらしい。「誤嚥がまたあったのでは?」とのコトで,またもや「胃ろう」を勧められたようだ。弟は,とりあえず今回も,「家族は胃ろうを望んでいないので」と伝えたらしいが。

熱が下がり,食事が再開されたのが,たしか,水曜の昼。金曜の夜には,もう高熱が出ていたから,2日ほどの食事でまた肺炎を起こしたコトになる。そんなにすぐ,起こるのか?前の肺炎が,きちんと治っていないのに,抗生剤の投与を止めてしまったからではないのだろうか。。。疑問が残る。

とりあえず,出始めていた,退院の話は延期。食事も多分,熱が下がるまでは,中止だろう。また,点滴に逆戻りか。。。しんどそうな父を見ているだけなのが,本当に辛い。こんな状況では,家族って。。。ホントに無力だ。


昼食は,とろろ月見そば,ゴボウサラダ,オレンジ。ワタシはこんなに,美味しいモノをたくさん平気で食べるコトができるのに。
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# by rompop | 2007-06-11 15:35 | ホスピタル

2007・6・10 熱が,続く。

風邪薬のせいか,昼前まで寝こけていた。ところが,朝,またつまらないコトで文句をいいに,弟が部屋にやってきた。いいたいコトだけ言って,出て行ったが。いい加減にして欲しい奴だ。

あひるごはんは,コンビーフと完熟トマトソースのスパゲティ。ツナ缶がなかったので,コンビーフにしてみたのだが。。。なんだか失敗。やっぱり,ツナでなきゃ。甘夏を1個。

弟は,昼食の介助に,昼前に病院へ出かけた。母も,家にずっといて,ストレスが溜まるのか,ため息やあくびばかりしている。

夕方まで少し時間があるので,テレビを観ていたが,たまらなくなり,1時間半ほど,布団を敷いて本格的に昼寝。4時前に起き出し,着替えて,病院へ。あぁ,このまま,ダラダラと寝ていたいなぁ。。。。

寝ている間に,激しい雷雨。


商店街で先にオレンジを一袋買い,5時に病室へついた。

父の熱は,今日も37度8分。いっきに暗くなる。どうして熱が上がるのかな?肺炎,まだ治ってないのではないだろうか。

日曜なので主治医の姿も見えず,37度台の熱では薬も出ず,ただ,酸素チューブと氷枕をもらうぐらいしかできない。

それでも父は,そうしんどがる様子もなく,夕食を全部食べた。食べられるものなら,食べなければ,と思い,ベッドを起こしたが,さすがにその時は,「しんどい」と言った。食べさせなくてもヨカッタのかな。。。父は,だまって,頑張っている。文句も愚痴も言わないし,ただ,言われたとおりにする。早く良くなりたい,と思っているからに違いないのだ。

ともかく,食事の前後に,胸がゴロゴロ言うので,吸引をしてもらう。胸がこんなにゴロゴロ言うのは,やはり,炎症が起きているのだろうか?吸引は,何度みても,苦しそうで気が滅入る。氷枕は,「やっぱり寒い」というので,途中で頭からはずした。おでこは熱いが,「寒い」というなら,冷やさないほうが良いのだろう。

8時前まで病室にいて,ベッド脇で本を読んでいた。時間になったので,握手をして帰る。熱のためか,父の手が熱い。。。


夕食は,『王将』の餃子,回鍋肉,ナスの味噌汁,大根と揚げの煮物。
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# by rompop | 2007-06-10 19:38 | ホスピタル

2007・6・9 発熱。

昨夜は風呂のあと,風邪薬と1本1000円の栄養ドリンクを飲んで,12時前に寝た。

ぐっすり眠れたと思う。10時に起きて,ツナと完熟トマトソースのパスタ。

明け方から,すごい雷と豪雨。こんな休日は家にいたいな。。。とふと思う。

12時に美容院の予約をしてあるので,雨の中,自転車で出かける。少しカットして,すそにだけ,デジタルパーマをかけた。12,600円。

3時に終わったので,少し「ユニクロ」を物色して,ブラックデニムのスキニーパンツを購入。安いなぁ,ユニクロ。。。

そのまま,駅から電車に乗り,病院へ。駅前のコンビニで,ホットドッグとスープを買い,駅のベンチで一瞬で食べた。

5時に着いた。ベッドの父は,いやに赤い顔。熱を測ってもらうと,38度3分。。。どういうコト??酸素量も減っているらしく,鼻チューブで酸素吸入。血圧も少し低く,上が106,下が76。

6時に夕食の膳がきた。食事どころではないだろうが,食べないと薬が飲めない。辛そうな父のベッドを起こして,食べてもらう。

父は,結構早いペースで,全部食べた。解熱のための「ロキソニン」を1錠,ビオフェルミンとガスター錠。発熱しているので,とろみを固めにつけたお茶を,たくさん飲ませる。

氷枕をもらって,少し落ち着いて眠りだしたので,7時半に病室を出た。肺炎は治まったはずなのに,また発熱するなんて。。。胸がモヤモヤしている。

夕食 サバきずし,小松菜とあげの汁,焼きナス。

12時まで読書。ささやかな,リラックスの時間。。。パソコンは結局,開かず。
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# by rompop | 2007-06-09 18:13 | ホスピタル

『スタジオパークからこんにちは』☆

6月8日(金)午後1:05~1:59

NHK総合『スタジオパークからこんにちは』
サマが出演いたします(^^)

お時間のある方はご覧になってくださいましm(__)m
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# by rompop | 2007-06-06 17:03 | 誠サマ

2007・6・8 マズイ。。。

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病院へ。

少し胸がゼロゼロ言っているので,食事前に痰の吸引。何度も「マズイ」とスプーンを持つ手が止まりながらも,全部食べた。父は,こういうところが,本当にエライと思う。

どんなに「マズイ」のかと少し味見をしてみたが,おかゆは,まるで,障子張りをするノリみたいだし,ほうれん草を茹でてつぶしただけの緑色のペーストは,何の味付けもなし。ただ,ほうれん草の味と匂いだけがする。ホントにマズイや。。。

歯磨きをベッドでさせて,8時10分に病室を出る。



朝食 バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。
昼食 『ヴィドフランス』のウィンナーロール,カレーパン,具だくさんのサラダ,ポタージュスープ。
夕食  酢豚,春雨と玉ねぎと卵のスープ。
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# by rompop | 2007-06-03 21:49 | ホスピタル

2007・6・7 『普通の父』だった。。。

体調が悪いせいか,真夜中,目が覚めた。あまりにも身体中にカチンコチンに力が入っていて,うまく眠れていない。浅い夢のなかで,ずっと病室にいて,父のコトを心配していた。

「こんなに身体が緊張していたら,眠れないよなぁ」と,我ながら冷静に思った。下戸でなければ,こんな日は,一杯ひっかけて眠るほうがイイのかもしれない。

風邪薬をもうまる2日飲んでいる。悪化はしていないが,なんとか薬でおさわっているだけなのだろう。

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1時ごろ,弟から携帯に電話。ドキッとする。


昼食に付き添ってくれたようで,「一度だけ盛大にむせたが,ほとんど全部,自分で食べた」とのコト。食べたあと,喉がゴロゴロいうので,吸引をしてもらったらしい。それって・・・気管に食べ物が入っちゃってるんじゃないのかなぁ・・・

担当の看護師さんに,「今日,お風呂に入れようと思ったのですが,微熱があるので止めときました」と言われたそう。まだ肺炎も完全に完治していないのに,お風呂って・・・。気になるので,夜に言える機会があったら,「お風呂はもう少し先にして」と,ダメ押ししておいて欲しい,とのコト。なんだか。。。病院ってムチャクチャだなぁ。

リハビリのセンセイが父のベッドにやってきて様子を見られたそうだが,父は今日も,だいぶ頭に霞がかかっているようで,「ベッドから起きましょう」「ベッドに寝ましょう」などの,簡単な指示もよくわからないようで,反応がとても鈍かったそうだ。環境の激変が,こんなに父にこたえるとは思ってもみなかった。再開した薬の副作用はないかどうかも,念のため,主治医に聞いてみよう。父が,だんだんぼやけていくのを見ているのは,とても辛い。



いつも,夜,1分でも早く病室に着きたくて,大急ぎで事務所を出る。なのに,いざ,病院に着いて,1階ロビーから3階に上がるためのエレベーターを待っている時など,このまま「回れ右」して逃げ出したい衝動にかられる。疲れているだけではない。「怖い」のだ。

毎日,父の様子が違うものだから,今日初めての父に,これから会うのが,とても怖い。。。でも,今はワタシしか,父の所へいってやれる人間はいないのだ,と,自分を奮い立たせて,病室へ向かう。



今夜の父は,とても落ち着いていて,夕食のミキサー食をほとんど途中でむせるコトなく,全部自分で食べた。ちょっと,スプーンを口に運ぶペースが速いと思ったので,何度か,「口のが無くなってから,次を入れて」と手を止めたが。食べ終えたあとは,少し咳きこんだ。「ちょっとペースが速いねんで」と言うと,「そうだね」と言っていた。明日の朝食の時に,覚えていてくれればイイのだが。スピードよりも,安全に,確実に。

昼間,療法士のセンセイがベッド上で,主に下半身の関節の曲げ伸ばしなどの,簡単なリハビリをしてくださったそう。そんなコトもあって,少し刺激になったのかな。なにより,頭もはっきりしていて,「普通の父」だったのが,嬉しかった。

それから,体勢。これも大事だが,今夜は,ベッドが垂直に近いぐらいちゃんと起こしてあって,しかも,足も身体も曲がるコトなく,まっすぐだった。頭も後ろにのけぞるコトなく,まっすぐだったので,食べやすかったのかも。

これは看護師さんによるのだけど,ホントにいい加減にベッドをギャッジアップして,さっさと去ってしまう人もいる。看護師さんは,毎日,それも昼と夜でも顔が変わるから,そのたびに言わなくてはならないだろうが,いちおう,ちゃんとお願いしておこう。


父が食べている間に,ベッド脇で,主治医のMドクターのお話。


今日の血液検査の結果,数値は正常に戻っていた。いちおう,今回の肺炎は「完治」というコトで,今日から抗生剤の点滴は外れた。レントゲンのほうは,少し影が残っているが,これは,少し遅れて消えてくるそう。来週の月曜日ぐらいに,再度レントゲンの予定。それまで少し様子を見て,レントゲン結果が正常なら,リハビリ病院へ戻る手続に入る,とのコト。

あまり慌てて戻って,すぐにぶり返しても。。。と不安だが,いつまでもここにいても,どんどん体力も筋力も,それから頭も,衰えていくばかりだと思う。

また誤嚥があると,肺炎を起こしかねない状態だが,それについては,「食べる時,むせないように注意してください」との指示しかない。何度も繰り返すようであれば,生命の危険もあり,身体も弱るので,別の方法を考えてもらわねば,とまた言われる。


風呂の件。念のため,しばらく風呂には入れないで欲しい,と頼んだ。もちろん,身体の清潔は大事だが。。。せっかく落ち着いたモノを,風呂に入れて逆戻りさせて欲しくない。ちゃんと看護師さんに伝えてくれるとイイが。あと,口腔ケアもちゃんとしてくれるよう,お願いした。夜の歯磨きは,ワタシがさせるコトにする。寝る前の口腔ケアが一番大事だと思うが,夜は夜勤の看護師さんの人数が少ないせいか,やってくれていないのだ。


主治医とワタシが喋っている間に,父は夕食を食べ終えた。あとで,「話,全部聞いてたよ」と言う。なんだか今夜は,やけに鋭いのだ。先々,いろいろな不安はあるけれど,とりあえず,父が落ち着いてくれて,嬉しかった。


それにしても,昨日のあの状態は,何だったのだろう?先日から再開された薬について,副作用がないのかどうか,確認してみた。抗生剤と,抗凝固剤(バイアスピリン)と,睡眠薬。いずれも,そう作用のキツイものではなく,強烈な眠気や脱力感の副作用などは無い,という。やはり,部屋を次々に変えられて,ストレスがかかったのかな。。。これからも,病院に任せっきりにするのではなく,父の様子にはちゃんと注意していようと思う。



帰宅。

今夜は,少し安心して眠れそうだ。それは,ワタシから話を聞くだけの母も同じ。久しぶりにワタシと母の顔に,笑顔が戻る。



朝食 バナナ,黒ごま黄粉入りホットミルク。
昼食 鶏肉の照り焼き+ごはん+ミニうどん定食。
夕食 高菜弁当(飽きた。。。),味噌汁。
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# by rompop | 2007-06-03 21:47 | ホスピタル

2007・6・6 眠らないで!

朝起きたら,喉がおかしい。。。や,やばい。風邪だ。

先日から,母がずっと軽く風邪だった。喉が痛いとしきりに言っていたっけ。その後,弟がそれをもらったのか,軽く体調不良。順番的には,次はワタシだ。

家族全員,免疫力低下。。。。



お昼頃,「パパ,食べているのかなぁ・・・」と,ふと,心配になる。


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6時半ごろに病院へ着いた。ベッドの父を見ると,「人工呼吸器が付いてる!!」

心臓が止まりそうになった。よく見ると・・・知らないお婆さんだった。

父はまた,病室が変わった。2つ隣の老人ばかりの5人部屋。入り口近くだが,広くて父のベッドの横には洗面台もあり,スペースも十分だ。

顔をのぞかせると,父はベッドを斜めに起こしてもらって,ミキサー食3品の夕食を食べていた。当然だが,誰も見守りも介助もしていない。ベッドを60度ぐらいにギャッジアップした体勢。これって・・・むせやすいんじゃなかったっけ・・・

ワタシの顔を見ると,なにやら話しかけそうになるので,「喋らないで,集中して食べて」とさえぎる。

部屋を変わったのはイイが,父の着替えやオムツなど,前の部屋の棚に残したままらしい。戸棚が空っぽなので,自分で前の部屋まで取りに行く。看護師さんが気づいて,2~3人で運んでくれた。なんだかなぁ。。。今日も父は,パジャマの下に肌着を着せてもらっていないし。

最初は2度ほど軽くむせながらも,スプーンを口に運んでいた父だが,ふと気づくと,急激に眠そうになっている。目が半開きで口も半開き。寝ぼけながら食べては,危ない。何度も,「しっかり起きて!パパ!」と呼んでも,どんどん父は目をつぶってしまう。

具合が悪いのか?ただ,疲れて眠いだけなのか?

みるみるうちに,ぐんにゃりとして,ロレツの回らない口で何かを言っている父は,異様だった。本人に聞くと,「起きているのが,しんどい」「ものすごく眠い」と言う。

まだ半分も食べていないので,焦る。しばらくして,主治医のMドクターがやってきた。昼食は,特にむせることなく,85%食べられた,という。しばらく父の様子を見ていたが,「この食事であまりむせて続くようなら,『胃ろう』などを考えないとなりませんねぇ」と言われる。「胃ろうは・・・できればしたくないです」「でも,栄養補給は大切ですから。しばらくこれで様子を見てみますが,頭の隅に置いておいてください」とのコト。

父はもう,ほとんど目をつぶってしまい,器をすくうスプーンは空振りをしている。何も乗っていないスプーンを何度も口に運ぶ。食べようという気持ちはあるのだろうが・・・なぜこんなになってしまうのか。Mドクターは,「入院のストレスが大きいと思います」という。眠いのではなくて,これも認知症の症状なのだろうか?ドクターにもよくわからないよう。

一時的に活動性が低下しているだけならイイけど,こんな状態がずっと続けば,父は本当に口から食べられなくなってしまう。しばらく,父の肩を叩いたり,揺すったり,冷たいタオルを顔にあてたりしてみたが,ダメだった。半分眠っている父に口を開けさせ,ワタシが何口か食べさせたが,半分ぐらい食べたところで,あきらめた。なんだか,これ以上は,危険な気がした。

一日中,横になってウトウトしていた人間に,時間になったからといって急に起こして「さぁ,食べなさい」と言っても,脳も身体も,きっと準備ができていないのだろう。かといって,毎日,ワタシがずっと傍にいて,食事時間の前から父を起こして車椅子に乗せ,スタンバイOKの状態にするコトなんて,できない。

怠け心でそうなっているのではなく,病気でそうなっているのはわかっているのに,眠りこけて食べられない父が,悔しくて悲しくて,ついつい,感情的になってしまった。目を覚まさせようとして,怒鳴ったり,父の肩をこづいたり・・・もう目を開けられない父の耳元で,「食べられなきゃ,胃に穴あけられちゃうからね!」と脅してしまった。こんなの・・・全部,不本意だ・・・

父はもう,眠りながら,しきりに「ワーファリンは1日置きでいいと思う・・・」と何度も言っている。わけがわからない。薬のせいで,こんなに眠いと思うのだろうか。もう,どうしていいか,わからなくなった。

それなのに,主治医は,「あまりリハビリから離れるのは良くないから,明日の血液検査の結果が良好なら,退院(リハビリ病院へ戻る)の相談をしましょう」と言う。父が,まだ,こんななのに。



帰宅。喉がホントにやばい・・・早く寝よう。




朝食 スクランブルエッグとトースト,黒ごま黄粉入りホットミルク。
昼食 焼きたらこと海苔のスパゲティ,おにぎり(塩豚カルビ),春雨スープ。
夕食 焼き魚,マイタケの味噌汁,ゴーヤとツナのマヨネーズ和え,ゼンマイの煮物。
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# by rompop | 2007-06-03 21:46 | ホスピタル

2007・6・5 つれない。

定時に事務所を出て病院へ。

父は今日もトロトロと寝ていた。そばに立つと目を開けるから,眠り込んでいる訳ではないのだろうが。。。

顔が赤いので額に手をあてると,少し熱い。微熱があるようだ。腕の付け根あたりも,結構熱い。

「アイスノンもらうか?」と聞くと,父はしばらく考えて,「もらったほうがイイねぇ」と言う。夕食時間で忙しそうな看護師さんをつかまえて,頼む。持ってきたのは,昔ながらの茶色いゴム製の「氷まくら」。

父は「あぁ,気持ちイイ」と言った。


今日も狭苦しいベッド脇のスペースに,斜めにパイプ椅子を置いて,座りこむ。


「そうそう。今日,男の人がやってきて,『明日から普通食ですよ。これで退院ですよ』と言った。ビックリした」と,父。「それ,夢じゃないよね?」と聞くと,「夢じゃない」という。

しばらく考えて,嚥下食が再開されるのか!と気づく。そういえば,昨日の午前中に,レントゲンや血液検査があり,その結果を,今日,弟が聞いたはずだ。経過は良好なのかな。

「男の人」というのは,多分,言語療法士のセンセイだろう。最初は,嚥下の具合を見るために,父につきっきりで,食事をさせるはずだ。上手く食べられると良いなぁ。。。

「普通食,というのは,まだ無理やと思うよ」「おそらく,そうだろうね」「ゆっくり言われたとおりに,食べるねんで」「うん」


それからも,父がなるべく眠らないように,話しかけるが,ついに話題もなくなり,無言の時間が続く。あぁ。。。父がまた,居眠ってしまう。。。

腕を揺すったり色々していたが,しまいには父は,うるさそうに反応しなくなってしまった。父に良かれ,と思うコトをしようとすると,結果的に父に疎ましがられるコトになる。

額に手をあてると,平熱に下がったようだ。氷まくらは,首筋が寒くならないかな?と気になったが,「このままでイイ」というので,そのままにしておいた。寒くなったら,自分で看護師さんに言うだろう。


8時10分前だったが,黙って寝ている父の横にいても仕方がないので,「もう帰るで」と声をかける。父は薄目をあけて,「はい,おやすみ」と,つれない。


はぁ。。。疲れた身体にむち打って,仕事も早々に切り上げて駆けつけても,喜んでもらえないのでは,まったく,甲斐がないなぁ。。。

今夜は久しぶりに,ネガティブな気持ちにとりつかれてしまった。


まぁ,不穏な状態が続いて,帰るに帰れないよりは,ずっとずっと,マシか。そう,思うコトにしよう。


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帰宅して,父の検査結果を聞くと,だいぶ肺のほうも良くなってきているので,頃合いを見計らって,口からの栄養を再開してみます,とのコトだった。


食べるコトは,とても大事だ。でも,父やワタシたち家族にとっては,同時にとても「怖ろしい」行為となってしまった。どうか,うまく食べられるようになりますように。


布団に入ってから,ふと,「氷まくらをはずして,普通の枕に変えてくればヨカッタかな」と気になりだし,眠れなくなる。首筋がぞっとしても,父は看護師さんに遠慮して,そのまま我慢してしまうのではないだろうか。。。と。

病院にいて,看護のプロである看護師さんたちが見てくれているのだから,勝手にいろいろ要求せずに,任せておけばいいのかもしれない。氷まくらだって,必要なし,と思うからしていないだけであって。。。必要ならば,してくれるのだろうから。

どうもワタシは,病院や看護師さんたちを,信用しきれないところがあるのだ。だから,色々気になって,聞いたり言ったりしてしまう。絶対,「うるさい家族だ」と思われているコトだろう。


こうなると,もう,ほとんどノイローゼだな。。。何をしても,何を言っても,あとで気になったり後悔したり。。。



朝食 バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。
昼食 コロッケ入りオムライス,カボチャの煮物,インスタント味噌汁,はっさく。
夕食 野菜炒め,麩とネギと揚げの味噌汁,トマト。
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# by rompop | 2007-06-03 21:45 | ホスピタル

2007・6・4 ひどい,部屋。

朝から,お腹がクラッシュ。。。ずいぶん苦しむ。

6時半に病院へつく。部屋が変わっていた。今度の部屋は,看護師詰め所の隣にあって,詰め所からはガラス張りでよく見える部屋。

急な移動で戸惑っていると,看護師さんがやってきて説明される。

昨夜も父は,ベッドの上で起きあがろうとしたらしい。重篤な患者さんが入ってきて,個室を空けてもらわなくてはならなかったので,一番目の届きやすい,この部屋に移動してもらいました,とのコト。

もともと,料金的なコトもあって,「容態が落ち着いたら大部屋に」とお願いしていた。個室の差額ベッド代,1日8,400円はやはり高い。1ヶ月で,ベッド代だけで25万を超えてしまう。個室で一人きりよりは,ガラス張りで看護師さんからよく見える部屋のほうが。。。とも思う。


。。。にしても,なんだか劣悪な部屋なのだ。4人部屋なのだが,あきらかにレイアウトがおかしくて,父は入り口に一番近い場所にいるのだが,収納棚の位置もおかしいし,ほかの人に比べて,スペースがほとんど無い。しかも,入り口近く(父のベッドの横)には,使っていない機械が何台もごちゃごちゃと置いてあって,そこだけ物置みたい。

「落ち着かれたら,また別のお部屋に移ってもらうかもしれませんので。。。」と,ワタシの気持ちを見通したかのように,看護師さんが言う。


同室の3人の患者さんは,父よりもずっと重篤で,2人は喉から管が出ているし,1人は,鼻の穴にチューブを固定して,点滴剤を入れている。3人とも自力では動けないようだ。

ただ,その人たちを見るために,頻繁に看護師さんが出入りするし,当然,食事も取れないような患者さんたちだから,部屋で3食食べるコトもない。父だって,自分では歩けないし,食事も取れないのだから,元気な人たちばかりの大部屋よりも,こちらのほうが,今は良いのだろう。

でも。。。こんなコトを言っては悪いが,そこに座っているだけで,辛くなってしまうような雰囲気の部屋だ。パッとみると,点滴はしているものの,赤い頬をしている父が,一番「元気そう」に見える。


パイプ椅子を出してベッド脇に座ったが,カーテンレールのレイアウトも変てこで,ワタシの頭の真上に,仕切りのカーテンが被さる。隣の人のベッドのほうに,身体半分はみだしながら,窮屈なカンジで,座っていた。


父は落ち着いているように見えた。でも,なんだかウトウトしていて,ほとんど喋らない。「今からウトウトしてたら,夜中寝れないよ!」と腕をゆすると,「そうだね」と目を開けるのだが,会話もさして続かない。ワタシばかりが喋りかけるからだ。


仕方なく,父の手と足の爪を,爪切りで切った。だいぶ伸びている。「生きてるんだなぁ」と,妙に感心する。


「あ」と父が小さく言うので,「どうした??」というと,「。。。オシッコ,出た」とのコト。看護師さんに尿取りパッドを変えてもらう。こんなに一日中ウトウトしていたら,そのうち,尿意もよくわからなくなってしまうのでは。。。と焦る。

仕事をしていなくて,ワタシが昼間,父のところに居るコトができたらなぁ・・・こんな風に寝たきりにはさせておかないのだけれど・・・でも,それは無理なのだから,仕方がない。無理なことを考えても,仕方がないコトなのだ。


8時にはまだ時間があったが,父がすぐに目をつぶってしまうので,もう今日は帰ろう,と思った。「帰るけどイイ?」と聞くと,「いいよ」と言うので。「今日はこのベッドでちゃんと寝れるね?起きあがったりしないね?」と言い聞かせて帰ってきた。

あまりの部屋に驚いて,うっかり,収納棚の整理をしてくるのを忘れた。着替えやオムツなどが,適当に入れられていたのは,わかっていたのに。ワタシも少し,平常心ではなかったみたい。明日,弟にやってもらわねば。。。

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朝食 バナナと黒ごま黄粉いりホットミルク
昼食 玉子どんぶり,吸い物。
夕食 カレイの煮付け,ワカメと豆腐の味噌汁,五目煮豆,ブロッコリーとプチトマト。
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# by rompop | 2007-06-03 21:40 | ホスピタル

2007・6・3 落下。

10過ぎまでダラダラ寝ていた。あまり上手く眠れなかったような気がする。

あひるごはんはオムライス,昨夜の残りの吸い物,甘夏。


12:30に家を出て病院へ。


病室をこわごわ覗くと,父はベッドでスヤスヤ寝ていた。しばらく音を立てないようにパイプ椅子に座っていた。ふいに,父はぱっちりと目を開けて少し笑い,「・・・あぁ」と言った。

父の担当の看護師さんがやってきたので,昨夜から今までの話を聞く。


昨夜は,あれからひどく熱が上がるコトはなく,37度6分ぐらいの熱がずっと続いていたらしい。今朝からは37度2分ほど。


ところが今朝の9時ごろ,看護師が気づくと,父はベッドの下の床に寝ていたそうだ。頭の側にあるベッドの柵が一つ倒されていて,父はご丁寧に,ちゃんと枕までして寝ていた。

何人かの看護師が聞くと,本人は「下りた」のでなく「落下した」と言ったそうだが,音もせず,どこも打った形跡も痛みもないそう。主治医にも報告したが,頭を打ったようにも思えないので,そのままにしているとのコト。大丈夫なのかなぁ・・・

今まで以上に気をつけて,頻繁に病室を覗くようにしています,と言われるので,任せるしかない。


父に何度も聞いてみたが,「夢のなかでベッドから落ちたけど,現実には落ちてない」「落ちた瞬間は覚えてるけど頭も体も打っていない」「早慶戦の監督に,ベッドの上で寝なさいと,怒られた」など。。。。。真相は闇のなか。


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やはり,ベッドが高くて天井が迫ってくるように感じ,イヤだったのかなぁ。でも,夜中ではなくて,朝の9時というなら,起床時間をだいぶ過ぎてからだ。何を考えていたのか。。。


そのコトを除けば,今日の父は比較的,落ち着いている。熱もたいしたコトないし,なにより,表情が穏やかで,昨日とは別人のようだ。これが,普段の父なのだけれど。「具合はどう?」と聞くと「別に。。。どうもないねぇ」とのコト。


担当の看護師さんが,「娘さん来られたから,しばらく車椅子に座りましょうか」と父を車椅子に座らせる。あまり寝てばかりだと,夜眠れなくて,辛いから,と。肺炎の治りきっていない病人だ,とこちらは思うのだが,やはり「寝たきり」は良くないのだろうな。

「歯磨きとかひげ剃りとか,してくださいね」と言われたので,言われたとおり,歯磨きとひげ剃りを自分でさせる。時間はかかったが,さほど嫌がらずにちゃんとできた。「病院の中をちょっとだけ散歩する?」と誘う。「いや,いいや。。。」と消極的だったが,気分が変わるかもしれないし,なにより,ほかの患者さんや院内を見れば,「ここは病院だ」と認識できるかもしれない。いや,認識はできているはず。ただ,その記憶が持たないだけで。。。まぁ,いいや。


「そう言わずに,まぁまぁ」と,強引にジャージの上着を着せ,ゆっくりと車椅子を押して,同じフロアを移動する。「ここがトイレ」「ここは休憩室」などと説明しながら,エレベーターに乗り,1階まで降りてみたが,今日は休診日なため,ロビーも薄暗く,淋しい感じ。少し寒いので,すぐに3階に戻る。


父が脳内出血で12月に運ばれて2月までいたのは,同じ3階でも,真逆の方向にある新館だ。そちらのほうにも,行ってみた。

「ほら,ここ,前にパパがいたとこやで」と言うと,おでこの広い,見覚えのある看護師さんの姿が見えた。「あ!あの人,知ってる」と,父。おぉ。。。覚えていたか。たいしたもんだ。ここにいる時は,多少むせながらも,「刻み食」を食べていたものね。「マズイ」とか「これは美味しい」とか言いながら。。。あれから,もう半年か。。。


あまり見る所もないので,部屋に戻る。父は珍しく,「新聞が読みたいなぁ」と言った。車椅子の父をベッド脇に寄せ,「絶対に降りないでよ」「絶対に一人で動かないでよ」と言い聞かせて,病院の外にある売店まで,ダッシュで新聞を買いに行った。


読売新聞,130円。急いで帰ると,父は同じ姿勢でじっとしていた。老眼鏡と新聞を渡すと,読み始めた。点滴が邪魔になって読みにくそうにしているので,ベッドに車椅子をぴったりと近づけ,ベッドの上に平たいクッションを置いて少し高くし,テーブル代わりにした。父はクッションの上に新聞をひろげ,ゆっくりと読み始めた。時々,顔をあげて,窓の外をじっと眺めて考え事をしている。また,目を落として新聞を読む。頭にちゃんと入っているのかな?

看護師さんが部屋に入ってきて,「あっ!新聞読んでる!」と驚いていた。今日は別人みたいだものなぁ。。。ワタシも,持ってきた雑誌を広げて読む。


3時過ぎ,疲れたので横になりたい,と父が言い出した。看護師さんを呼んで,横にしてもらう。リハビリ病院のベッドと勝手が違い,ワタシ一人では,横にするのが難しい。

「お腹が空いたなぁ。プリンかなんか,食べたいなぁ」と父。「もう少し,無理やで」と言う。「水曜か木曜って言ってたね」と父。昨日の主治医との会話を覚えているのだ。でも,早くても水曜か木曜,と言われたので,ひとえに父の回復次第で,もう少し先に延びるかもしれない。切ないなぁ。


父がウトウトし始めた。寝るな,と言っても,無理だろう。父が失禁して濡らしたパジャマのズボンをバッグに入れ,「もう帰るからね」と声をかけて,4時ごろ,病室を出る。父は,今日は,「もう帰ってくれていいよ」と穏やかに言った。ホッとした。

寝ている父の姿が廊下からちゃんと見えるよう,入り口のカーテンを半分開けて,出てきた。


帰りに,近くの商店街の入り口にある,庶民的な蕎麦屋で,「肉そば」(550円)を食べる。期待以上でも以下でもない味。でも安いので,とても繁盛している。今度は,天ぷら蕎麦を食べてみようっと。



夕食は,冷麺,豆腐とネギのすまし汁。
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# by rompop | 2007-06-03 12:45 | ホスピタル

2007・6・2 「怖い!」。

軽い眠剤を飲んだおかげで,ぐっすり眠れた。10時起床。

自分の洗濯と掃除。あひるご飯は,ツナ巻とそうめん。

3時に美容院の予約。自転車でダッシュする。相談すると,ワタシのしたいスタイルにするには,デジタルパーマが必要らしい。3時間かかるというので,今日はマズイな。来週に予約を入れて今日はキャンセル。


その足で電車に乗り,父の病院へ。

3階病棟に着くと,父は車椅子に乗せられ,しかめ面をして,看護師詰所にいた。ビックリして「パパ,どうしたん?」と声をかけると,しかめ面が崩れた。看護師さんたちが,「娘さんが来られたよ」と,父の車椅子を病室に戻してくれた。

「何かありましたか?」と尋ねると,「朝のうちは辻褄(つじつま)のあう会話をされていたのですが,午後になって。。。」と。それから,夜中のうちに左手の点滴の針がはずれ,液がもれてシーツなどが濡れたため,点滴の針を左足の足首に固定した,とのコト。どうして針がはずれたかは,詳しい説明はなかった。父が自分で抜いたのか,どこかに引っかかったのか。。。


父の様子がおかしい。なんだか,ものすごく興奮している。顔も赤いし,ロレツの回らない口でさかんに何かをまくし立てているが,よくわからない。そして,肩で息をしながら,とても苛立っている。


担当の看護師さんがやってきたので,昨日から気になっていた,絶食の再開の目処と,再開されたらしい血流をよくする薬について,質問した。すぐに主治医のMドクターを呼んでくださったので,くわしく説明してもらうコトができた。


食事については,とりあえず,熱が引いて肺の影がなくなり,血液中の白血球が減って具合が落ち着いてから,とのコト。誤嚥性肺炎なのだから,当然か。経過は個人差があるからはっきりとは言えないが,だいたい1週間前後は絶食らしい。空腹はどうしようもないから,本人にはとても辛いな。。。

現在の点滴は,1日2回の抗生剤と,ひと袋400キロカロリーの栄養を1日3回。栄養といっても,水分補給と10%の糖分なので「ポカリスエット」みたいなモノ。1日で1200キロカロリーだ。あまり動かずにじっとしている分には,必要最低限のカロリー。
これ以上,量を増やすと,心臓に負担がかかり,身体にむくみなどが出る,とのコト。通常,2週間ぐらいまでは,この点滴だけで医学的に問題はないらしいが。

その間に,嚥下の状態を言語療法士が評価して,嚥下食の再開を試みる。口からの栄養がうまくいけば良いが,肺炎が長びいたり,経口での栄養が無理で,今の点滴が長びく場合は,高カロリーの点滴をしなくてはならない。しかし,これ以上濃い高カロリーの栄養は,今のような末梢血管では耐えられないそうで,もう少し太い血管。。。足の付け根から心臓近くまでカテーテルを入れて点滴液を流しこむ「中心静脈栄養」になるそう。

カテーテルと聞くと,すぐに「感染症は大丈夫?」と思ってしまう。聞くとやはりそのリスクはあり,発熱などしたら,すぐにカテーテルを抜いて中止しなくてはならないそう。カテーテルを入れた部分が,細菌の巣窟になってしまうと怖ろしい。これでダメなら,腹から胃にむけて穴を開けてチューブを入れる,『胃ろう』になってしまう。

若い主治医のMセンセイの,素人にもわかる丁寧な説明でやっとよく理解できた。


次に,投薬について。


父はもともと,微少の脳梗塞があり,血液をサラサラにするため,『ワーファリン』という薬を多量に服用していた。ところが,脳梗塞ではなく,脳内出血を発症したので,当然,12月9日以降,この薬は中止されている。

今回,肺炎を起こしたため,心臓に負担がかかってはいないか,念のため,心電図や心臓エコーの検査をした。父は,心房細動(不整脈)があるのだ。

その結果,ワーファリンと同じ作用のある,抗凝固剤『バイアスピリン』が処方された。心房細動があると,血液中に血栓ができやすいという。この血栓が脳に詰まれば,脳梗塞を起こす。

「切れる」リスクと「詰まる」リスク,これはドクターの判断の分れるところだ。どちらかのリスクが減れば,どちらかが増える。

ただ,父の今の心臓の状態では,いつ血栓ができてもおかしくないコト,発熱して身体が水分不足であり,常よりも血液が濃厚になっている状態を考えて,やはり,投薬するコトに決めた,とのコト。ただし,ワーファリンよりは若干弱めのバイアスピリンを朝1回。週に2回,血液検査をして,血液の状態を確認しながら,量を探っていくという。もう,これは,ドクターの判断に任せるしかない。脳内出血が二度と起こらないように,祈るだけ。


その他,こちらに搬送されてから中止していたその他の薬も,一部,再開された。


とりあえず,ハーフジゴキシン(心臓の薬)0,5錠を朝1回。エリスロシン(抗生剤)を朝1回。父の希望で,フルニトラゼパム(睡眠導入剤)を就寝前に1回。

朝夕2回のイクロール(胃薬)と,毎食後のビオフェルミン(整腸剤)は,頃合いをみて再開するとのコト。

血圧は安定しているため,朝1回のロンゲリール(降圧剤)と,同じく朝1回のエブランチル(前立腺癌による排尿障害の薬)は,中止されたままだ。エブランチルは,血圧を下げる副作用があり,一時的に低血圧になった時に中止されたまま。


父はどうやら,薬のコトを自分で主治医に質問したかったらしい。「ワーファリンが○×△。。。」としきりに言っているが,よくわからない。おそらく,「ワーファリンを飲まなくて大丈夫か?」と聞きたいのだろう。脳内出血で倒れるまで,この薬は,父にとって一番大事な薬だった。倒れてから中止されているコトは,記憶から抜け落ちているのだろう。

父の気持ちがわかったので,先回りしてワタシが聞いたのだが,自分の頭越しに,主治医とワタシが延々喋っているコトが,かなり腹立たしかったらしい。イライラと上を見上げながら肩が上下しているので,「落ち着いて」というつもりで,父の肩をぽんぽんと叩いた。父はいまいましげに,ワタシの手を強く振り払った。


主治医が去ったあと,父はベッドに横になった。ワタシもベッド脇に座り,ぽつぽつとコミュニケーションを試みたが,本当に今日は,半分ぐらいは何を言っているのか聞き取れなかった。父の話す内容も,幾分,シュールで面食らう。


朝,窓のすぐ外に消防車がきて,大騒ぎだったとか。向こうが「おーい」と手を振るので,自分も大声で「おーい」と手を振り返した,とか。

2つほど隣の4人部屋にいる男性が,昼も夜もなく,30秒置きぐらいに大声で「おーい」と看護師さんを呼んでいる。その声を勘違いしたのだと思う。


いつまでも興奮して怒っているようなので,理由を聞くと,「薬のコトを聞きたかったのに,誰もすぐに来てくれない」とか「点滴を断りもなく,勝手に足にされた」と言う。ワタシにも怒っているようなので聞いてみると,「肩をぽんぽんとされるのは,馬鹿にしている」のだそうだ。


気を紛らわそうと,自宅の生け垣の木が生い茂ってきて,いよいよ,植木屋に剪定を頼まねばならないコト,毛虫がたくさん湧いて,大変なコトなどを話す。父は庭いじりが好きだったので,園芸の話なら,食いついてくるのだ。


ところが,夕方になり,外が暗くなりだしてからは,落ち着くどころか,ますます様子がおかしくなってきた。


「ベッドが高くて怖いから低くしてくれ」と言い,「これ以上低くはできない」と言うと,怒り出す。「生け垣が高くて怖いから,高さは自分が決める」だの「天井が降りてくる」だの。しまいには,「いくら言っても,ベッドを低くしてくれないから」と怒りながら,「よいしょ,よいしょ」と,ベッドの下のほうにどんどん身体をずり落としていく。どうやら,足元のほうの低い柵から,ベッドの下へ降りようとしているらしい。あわてて,押さえ込んで揉めているところへ,夜勤の看護師さんが「どうしました?」とやってきた。

初めてみる看護師さんだったが,とても優しい人で,父をなだめながら,検温をした。父は看護師さんの手を握って放さない。熱は,37度5分あった。上がってきている。アイスノンをしてもらう。酸素量も足りないようで,また鼻から酸素チューブを入れられた。興奮したから熱が上がったのか,熱が上がってくるから,朦朧としているのか,よくわからない。

前にいたリハビリ病院に比べて,ベッドは少し高いかもしれません,とのコト。また,個室で慣れない白い部屋に1人のため,圧迫感があるのかもしれませんね,とのコト。天井ではなくて,窓からの景色が見えるよう,父の体位を少し横向きに変えてくれた。


それからも父は,しきりに喋りまくっていたが,生け垣の話などするのではなかった。「蓑虫が胸に乗っている。たくさんいる」と言って,パジャマから何かを振り払っている。「虫なんかいないよ」と言っても,「そう言うと思った。はいはい,お帰りください」と怒る。こういう時の対応に,ワタシはまだ,全然慣れていない。


今自分がいるのが,自宅なのか病院なのか,わからなくなっているようだった。「ここは誰の持ち物だ?」「病院だから,病院のオーナーじゃないかな」「じゃあ,世帯主は僕じゃない?」「そうやね」「じゃあ4人の家の所有権はどうなるの?」


急に耳を澄ませて「なんか言ってる!」という。隣の部屋から「所有権が乗っ取られるぞ」と声がするらしい。「誰が乗っ取るって?」「東高校に乗っ取られるらしい」

「この部屋は見たことがないが,どこかなぁ」「天井が降りてくる件の結果はどうなった?」「ここの番地は何番だろう?」


鼻の酸素チューブを「気持ち悪いからもうイイや」と外そうとする。「勝手に外したらアカン」というと,「そうか」と納得するが,数分後にはまた外そうとする。


3時半頃からずっと父の傍に座っている。たまらなく疲れてきた。7時ごろ,帰ろうとすると「帰らないでくれ」と言われる。なにかひどく不安なようだ。あきらめて,面会時間が終わる8時まで,父の話につきあった。一時的に混乱しているだけでありますように。このまま,父がおかしくなってしまいませんように。夜中に,暴れませんように,熱が上がってきませんように。。。と思いながら。


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体力よりも,精神的にヨレヨレになって,9時に帰宅。

夕食は,小松菜と揚げの吸い物,カツオのたたき,キュウリの中華風浅漬け。

余計な心配をかけるので,母には黙っていようと思ったが,「パパ,今日はどうだった?」と言われて,つい全部喋ってしまった。
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# by rompop | 2007-06-02 18:44 | ホスピタル

2007・6・1 ③ 怒る,父。

d0062023_23163158.jpg定時に事務所を出て病院へ。

父の病室の扉を開けると,やたらに真赤な顔をした父がいた。

熱が高いのかと思って焦るが,体温計で計ってみると,ただの微熱。。。


担当看護師さんに,「今日の午後は,どんな具合でした?」と,詰め所までいき,尋ねる。午後もずっと,37℃台の微熱があったが,わりあい元気そうで,午前中は心電図や心臓のエコー(父は,肺気腫のほかに,心房細動もあるので)などの検査,全身清浄をし,車椅子でトイレに連れていったら,4時ごろ,結構な量の排尿があったとのコト。

悪化しそうな気配は今のところないので,少し安心する。


ただ・・・急激に環境が変わったせいか,父は少し混乱しているようで,頭のほうの具合が怪しい。

昼間も看護師さんに,「そろそろ家に帰る」と言い出し,対応に困ったそうだ。「今夜はここに泊まってもらわないと」と諭すと,「ここに泊まるコトを家族が知らないので心配する」と,しばらく押し問答。結局,看護師さんは,「家に電話しましたから,大丈夫ですよ」と言ったらしいのだが。


どうりで,ワタシが6時半に着いて病室のドアを開けるなり,「家に電話かけたって看護婦さんが言ってたけど,かかってきた?」と聞かれたのだ。ワタシは「さぁ・・・かかってないと思うよ」と答えてしまった。「あの看護婦,いいかげんなコトばかり言いやがって」と,父。


また,昼間ナースコールがあったので,看護師さんが部屋へいくと,父が勝手にベッド脇の車椅子に座っていたという。ベッド柵は立てたままだったのだが,隙間からすり抜けて降りたよう。午前中に検査に行ったため,そのままベッド脇に車椅子を置いておいたので,父は自分でそれに乗り移ってしまったらしい。

・・・・たいしたモノだな,とも思うが,もしふらついて転倒でもしたら・・・・

看護師さんも,あわてて,「危ないから1人ではダメですよ」と注意をしたら,猛烈に父が怒って,怒鳴り散らしたらしい。

父は,癇癪持ちなところがあるが,知らない人に怒鳴るなんてコトは,めったにしない人だ。どうしちゃったんだろう・・・・

そのほかにも,「個室にいるメリットを教えてくれ」だの,「主治医に見解を聞きたい」だの色々言っては,困らせたらしい。


看護師さんいわく,環境が急に変わったのが一番の原因だが,やはり,今は絶食で食事の時間がないので,1日のリズムが,自分でも把握できないのかも・・・とのコト。


体力の衰えも心配だが,認知症が進んでしまうのが,とても心配。


病室へ戻り,父とゆっくり話をする。というよりも,父の言い分を聞いてみる。理由もなしに,怒鳴り散らすなんてコトはあり得ない。父の中では,ちゃんと理由があるはずなのだ。


担当の看護師さんは,ワタシたちと同じ名字の,とてもしっかりした印象のよい看護師さんだと思う。優しい雰囲気だし,マメに話しかけてくれたり,仕事もきちんとしている,と思う。

なのに,「あの人は,いいかげんだ。その場しのぎのコトばかり言って,ごまかす」と父。「センセイを呼んできますね,と言って出てったきり戻ってこない」「家に電話して話しておきました,なんて言っておきながら,電話もしてないし」「とにかく,僕を怒らせるようなコトばかり,言うんだ」とのコト。

・・・・・・ううむ。


「まだら呆け」の様相はあるが,父は案外,こちらが言ったコトや自分が小耳に挟んだコトを,ちゃんと覚えている。矛盾したコトを言うと,そこを突いてくる時がある。適当なごまかしは,あまり通用しない瞬間がある。自分が適当に言いくるめられたコトは,ちゃんとわかってしまっているのだ。だから,不信感が生まれてしまったよう。

「今日はまったく,怒りっぱなしだった」と言うので,それで顔が赤いのかもしれない。


車椅子に勝手に乗ったり,ベッドから降りたりすることは,今はまだ危険だから,絶対にしないように,と,それだけは強く言い聞かせる。「わかった」と言ってはいたが・・・

どうも昨日の朝,呼吸困難になってこちらへ搬送されたことすら,覚えていないようだ。昨日の記憶があまりない。

正直に,食べ物がつまって,呼吸困難になったこと,調べてもらったら肺炎を起こしていることを話す。悪化しないために,抗生剤の点滴をしばらくしなくてはいけないこと,食事もできないことも。


それでも,昨日の朝から何も食べていないためか,「お腹が空いた」と何度も訴える。「コンビニはどこにあったかな」と,そればかり聞く。「コンビニ?まさか何か買いに行こうと思ってる?」「そう」「今は食べたらアカンし,コンビニは遠いよ」「・・・そうか」

それでも,10分に一度ぐらいは,「お腹が空いたなぁ。何時まで絶食なの?」と聞かれる。辛い。


担当医の少し年輩のドクターがやってきて,父の顔色を見る。口から食べられない場合は・・・と,軽く「胃ろう」の話までされて,結構ショックを受ける。まぁ,今すぐ,というコトではなく,そういう選択肢もある,とのコトだろうが・・・・


熱があるせいなのか,それとも頭がぼんやりなのか,いつもよりもテンションの高い父のお喋りにつきあい,8時前に「もう帰ったら」と言われて,帰ってきた。


病院は・・・・・どうしてこんなに疲れるのだろう。ワタシの生気も奪われていくような気がする。


9時過ぎ,帰宅。弟はワタシの顔色を見て,ちょっとビクビクしている。昼間のコトは,もういい。それどころじゃないっていうか,とにかく疲れた。

父の今日の様子をざっと話し,「頭がおかしい感じだから,短時間でもいいから,なるべく顔を見せたら喋ってやってくれ」と頼む。いつもみたいに,さっと病室をのぞいて,「顔色がいいし熱もないから大丈夫」で帰ってくるのではなくて。



夕食 高菜弁当,味噌汁。
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# by rompop | 2007-06-01 23:11 | ホスピタル

2007・6・1 ② 口論。

朝食は,甘いレーズンパンとホットミルク。

夜中に父の容態が急変しないか,気になったが,「病院に任せているのだから,心配するのはよそう」と,無理矢理自分に言い聞かせて眠った。

母も,昨夜は,「次の日に何が起こるかわからないから,もう,先のコトをあれこれ心配して考えるのはやめよう」なんて言っていた。まったく,そのとおり・・・はっきり言って,今の我が家は,1ヶ月先にどうなっているかも見通しが立たない。その日その日にやってくる出来事を一生懸命に処理して,クリアしていくしかないと思う。

考えてみれば,人生って,もともとそんなモノかもしれない。「今日」と同じ平穏な「明日」が,当たり前にやってくると,いつの間にか思いこんでいるほうが,間違いなのかも。


父の具合が心配なので,今朝病院へいったら,具合が良くても悪くても,電話をくれるよう,弟に頼んでおいた。

11時ごろ,電話あり。父は熱も相変わらずだが,そう高くもなく,具合も特に悪化しているわけではない,とのコト。安心。。。

ところが,出がけに母と口論をしたため,「胸が苦しい」と母が言い出し,とりあえず『救心』を飲ませて寝かせてきたが,どうにも気になるので,父の顔を見たらすぐに家に帰る,とのコト。

怒鳴りつけたいのをこらえて,いったん電話を切って,仕事に戻る。うちの母は,同じコト(しかも,言っても仕方ないコト)をくどくど繰り返す性格だし,正直,ワタシもイライラするコトがある。でも,心臓の弱い母とまともにやりあえば,どういうコトになるのか,わかっているはずなのに。

12時過ぎ,弟から電話。母は具合も落ち着き,血圧も大丈夫,とのコト。思わず,怒り爆発。事務所のあるフロアの廊下の隅で,延々,電話で口論。奴にも,ストレスがかなり溜まっているのはわかる。でも,男のクセに,すぐにヒステリックになり,大声で怒鳴るのは許せない。しかも,年をとった母親に向かって。反省してはいたが,奴はまた,同じコトを繰り返すんだろう。今まで,反省しては,何度も同じコトを繰り返している。


電話を切ったあとも,腹がたって動悸がしていたが,とりあえず,父も母も,小康状態だ。大事にならなかったコトに,感謝しよう。


昼食は,長崎皿うどん+味噌汁+ご飯+温泉卵の定食(570円)。

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# by rompop | 2007-06-01 13:55 | ホスピタル

2007・6・1 ① あれから。

昨日は,父の病室に7時頃までいて,熱はあいかわらず少しあったが,容態は落ち着いたようなので帰ってきた。ワタシを気遣ってか,父がしきりに,手のひらで追い払うような仕草をして,「もう,帰ったら」と,何度も言うので。

それから,「この個室,いくらするんだろう?」とやたら値段を気にしていた。「(家の)テレビ台の下に缶があって,30万ぐらいあるから,(入院費に)使ってくれていい」とも。「それぐらいの蓄えはちゃんとあるんだから,心配せんでエエ」と言い聞かせる。

家に帰ってから母に聞くと,テレビ台の下の缶には,父が自分の「へそくり」を貯めているらしく,もう40万ぐらい入っているらしい。母は,とても堅実でしっかりしているから,自分たちの老後の資金は,それなりにきっちりと確保している。でも,父はそんなコトには疎いから,不安になったのだろう。なんか切なくなった。


高熱がどっと出る前に,肺に溜まっていた食物の残留物を取ってもらえたコトと,呼吸不全になる前に,先手を打って「ステロイド剤」を投与してもらったのが,ヨカッタのか,熱も37度台より上がらなかった。手遅れにならなくて,ヨカッタと思う。もちろん,年寄りだから,今後も油断はできないけど。。。


帰宅してから,弟と軽く口論。弟が帰ったあと,担当看護師に聞かれてワタシが答えた内容が,施設入所を危うくするようなコトだったらしく,しこたま説教される。今入院している病院と,申し込みをしている施設は,同系列のため,結構情報がツーツーのようなのだ。冷静に考えて,ワタシに落ち度があったのは認めるけど。。。なんかおもしろくない。
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# by rompop | 2007-06-01 13:47 | ホスピタル