2007・7・23 家族会議。

早めに家に帰り,家族会議。

この段になって,またワタシが「父を在宅でみたい」と言い出したものだから,混乱をきわめた。

母は体調がずっと不安定だから,はなからあてにはできない。

弟は「僕は手伝えない。これからは自分の人生設計せなあかんから」と言い放つ。もともと父とは確執のあった弟は,犠牲を払ってまで,これ以上,父の介護をする気はない。「正直いうと,パパに対する愛情はお姉ちゃんとは違うから」とも言いやがった。

母は断固,反対する。「アンタが潰れてしまう」と。もちろん,この歳でフルタイムの職を捨てることにも大反対。

我が家にもそれなりの老後の蓄えはあり,ワタシにも相応の蓄えがある。もちろん,自分の老後のための資金だが。

でも,父や母の介護にこれから何年,いくらかかるか,わからない。金が底をついたら。。



いや,違うな。正直に言えば,一人で父の命を預かる勇気が,ワタシにはないのだ。だから結局,決断できない。怖い。

その癖,父の笑顔ばかりが浮かんで,胸が潰れそうだ。

今を逃したら,もう家には連れて帰れない。きっと。


目をつぶって,飛びこむか?父を背負って。ホントに背負いきれるのか?



眠れない。
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# by rompop | 2007-07-24 19:43 | ホスピタル

2007・7・22 日曜日。

昨夜は,「ソラナックス」を飲んで,12時に寝た。今朝は10時までぐっすりだ。

ところが,寝過ぎたせいか,体は痛いし,腰はダルダルだし,頭痛は。。。やっぱり,全然治っていない。

凝りもせず,昨日と同じ,ツナとトマト缶のパスタ。

3時前に家を出て,商店街で超スピーディに買い物をする。父のために,新聞。「モロゾフ」のカスタードプリン。歯間ブラシ。それから綿の靴下を2足。自分のためには,いつもの果物屋でオレンジをひと袋,ジャンボおにぎりを1個,発売されたばかりの『クウネル』。。。それから,昨日,父に頼まれた「二十四の瞳」の文庫本も,父の本棚から,ちゃんと持ってきた。

病室につくと,3時半。父はトイレ中。迎えにいくと,「来るの遅かったねぇ。3時から時計を見て,今くるか今くるか,って待ってたよ」と言う。

たしか昨日は,「明日も4時半頃来るからね」と言ったのだった。今日はがんばって,これでも早く来たんだけどなぁ。。。

せっかく車椅子なのだから,と思って,このまましばらく座らせておく作戦,開始。

「プリン,持ってきたで。食べるか?」と耳元でささやくと,「あ!食べる」と言う。病室の隣のベッドには,「胃ろう」のおじいさんが寝ているので,1階のロビーへ降りるコトにした。ティッシュやお茶も一緒に持って,そろそろと車椅子を押して,1階へ。

ロビーの端のベンチに座り,プリンを食べさせた。『モロゾフ』のカスタードプリンは,やっぱり美味しい。でも,小さい方のサイズにした。父はすごい勢いで3口ぐらい食べ,「大丈夫か?」と思ったとたん,やっぱり少しだけ咽せた。あとは,ワタシがひと匙ずつ,注意して食べさせたが,8割ぐらいで,「もうやめておこうか」と言う。こんな小さいプリンなのに,全部食べきれないのか・・・と,ややショック。無理強いはやめておく。

どんよりと曇った空だが,せっかくだから,少しだけ外へ。生暖かい空気が頬をなでる。ずっと前と同じように,父は病棟を見上げて「どの部屋かなぁ」と聞く。「前にいたのは,あそこだけど,今は隣のあそこ」と,指さして教える。前のコト,ちゃんと思い出したのかなぁ。。。

ロビーに戻ると,患者さんや見舞客が,大相撲中継を見ている。今日は千秋楽だ。部屋に戻って,テレビを観ることにした。

父は15分ぐらい相撲を見たが,静かに老眼鏡を外した。「もうテレビはやめる」の合図だ。1時間起きていたから,まぁ,上等か。言われるままに,横にしてやる。


昨日から,気になるコトがひとつ。自分で歯磨きをしているので,油断してよく観察しなかったが,日中,父の歯には,食べ残しがたくさんこびりついていた。歯というよりも,歯と歯の間の隙間だ。昨日,あまりの酷さに愕然として,あわててコンビニで,歯間ピックを買ってきて突いてみたら,ごっそり取れた。でも,歯茎から血がたくさん出てきた。マズイな。。。しかも,1本だけおかしな生え方をしている前歯があるのだが,根元の歯茎がすり減っていて,心なしか,ぐらついているような気がする。怖くてあまり強く触れなかった。

これ,ぐらついて取れそうになったら,どうしたらいいんだろう?病院には歯科はないしなぁ。父のように誤嚥しやすい人が,普通の歯科では危険だろうしなぁ。。。

今日,歯をチェックしたら,隙間はちゃんと空いたままだった。時々,チェックしなければ。でもワタシには,歯石まで取るコトはできないから,やはり歯科医の口腔ケアは必要だろうな。また外来受診で弟に手間をかけることになる。。。


父が寝ている間に,ワタシはこっそりと,おにぎりを食べ,頭痛薬を飲んだ。偏頭痛に即効性のある,飲み薬だとか。でも,あまり効かない。

1時間経ってから,父を起こして,食前の準備体操をさせる。今日もやっぱり,65分かかる。全部食べたけど。。。やはり,途中で,痰がからんで咽せてしまうんだなぁ。自力でだいぶ痰を出せるようにはなったが。水分の多いミキサー食は,腹にくるのか,最後のほうはいつも,ゲップをしながら,無理矢理食べているカンジ。


早めにベッドに寝かせてもらうが,少し体温が気になり,計ってもらうと,37度1分。平熱の低い父には,これでも立派な「熱」だ。看護師さんに聞くと,37度前後の微熱は,朝などにもよくあるそう。この微熱。。。なんなのかなぁ。。。

8時前に病室を出て,タクシーで駅まで帰った。頭痛がイヤな感じ。
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# by rompop | 2007-07-22 19:54 | ホスピタル

2007・7・21 むしゃくしゃ,してないけど。。。

9時に,物音で目が覚めてしまった。昨夜は調子に乗って夜更かししたので,あまりよく眠れていない。うぅ。。。頭痛がする。

ツナと完熟トマト缶でソースを作って,スパゲティ。母が買ってきたプラムは,よく熟れていて美味しい。

未練たらしく,目覚ましをかけて1時間,昼寝をした。頭痛は取れない。肩こりが原因かなぁ。


3時前に家を出て,商店街の靴下屋や,地元のローカル百貨店などを物色。父の靴下。。。なかなか思うのがない。結局「保留」にして,病室へ4時半に着いた。

父はワタシを見ると,「あぁ」と言って,「トイレ」と起きあがる。おしっこが出た。そのまま,1時間ぐらい,がんばって座らせておこうと目論んだが,今日の父は頑固で「いや,しんどい」と言って,すぐにベッドに寝てしまった。

以前なら,「甘ったれてる」と思って,少々強引に運動させたりしたものだが,肺炎からこっち,低栄養状態だとわかっているので,「しんどい」と言われると,なにもいえない。父と同い年の母も,同い年だからこそわかるのだろうが,「きっと,本当にしんどいと思うよ」と言うし。。。

しかたなく寝かせて,夕食の20分ぐらい前に,やっとのことで起こした。寝ぼけたままでは,ますます咽せるからだ。早めに目を覚まさせて,覚醒したところで,舌の運動をしなければ。

ベッドの柵が固くて,力任せに引っ張ったとき,父の膝に,ゴリゴリと当たってしまった。わざとではないのだが,よほど痛かったようだ。あわてて「ゴメンゴメン」と何度も膝をさすったのだが,めずらしく,「・・・むしゃくしゃするな!」と父が声を荒げた。わざとじゃ,ないのに。。。でも,思うようにコトが運ばなくて,多少,イライラしてしまっていたのかも。。。


舌の運動もちゃんとさせたのだが,やはり少し食べ始めると痰がひっかかり始め,結局,65分かかってしまった。父はがんばって,全部食べたが,苦しそう。

食後もまたトイレに。トイレ介助はいつもしているが,出たあとは,チェックして記録簿につけたりする関係もあるので,看護師さんか看護助手さんに任せている。

しかし,あちらはまだ,大勢の患者さんの食事介助や,食器の片づけなどで,大わらわだ。認知症のおばあさん2人が,「部屋へ帰る!」「ベッドの柵を早く下ろしてよ!」と,叫びまくっていて,大騒ぎだ。

用を足した父が,便座の脇のナースコールを押したようだが,誰も来てくれない。ワタシがいるのがわかっているからだろう。

幸い,オシッコだけだったので,後始末はいらない。尿取りパッドをちゃんとあて,オムツを引きあげるだけ。記録簿にはワタシが○(「排尿あり」の記号)をつけておいた。ウンコだったら,どうするのか,聞いておかねば。いや,そんなのはその時,父に聞けばいいか。


さきほどのベッド柵の件いらい,父は少し怒っているのか,歯磨きが終わると,「もう帰る時間だから帰ってくれていいよ」と言った。はい,それならば・・・と8時に病院を出る。
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# by rompop | 2007-07-21 20:24 | ホスピタル

2007・7・20 耳鼻科の検査。

定時に出て,病院へ。


今日は父の耳鼻咽喉科での検査がある日。午後4時20分からの外来で,小さなスコープを鼻か喉かから入れて,嚥下の程度を見る検査らしい。

結果を気にしながら3階へ急ぐと,父はもう,夕食を始めていた。父の隣に,弟が立っていた。

外来受診が長びいて,ついさっき帰ったところらしい。ちょうど車椅子に座っている状態だったので,そのまま6時に夕食を開始したとか。弟は,ワタシとバトンタッチすると,すぐに帰っていった。昼食時から,病院に来てもらっていたから,結構大変だったかも。

帰る間際に,さっと検査の所見だけ。父の喉の奥にある蓋のようなものは,なんだか「へしゃげて」いたらしい。検査時は,誤嚥もなし。飲みこみも悪くないそうだ。ただ,喉の奥をわざと突いても,反射がにぶく,どうやらこのせいで,唾や痰が喉に残留しやすい状態にはなっているとか。

この結果を受けて,こちらのSTや主治医が,どう判断するか。。。


午後のリハビリ(2時か3時)が終わって帰ってきてから,父はベッドに休まずに,そのまま隣接する病院の外来を受診したらしい。そして,帰ってから,そのまま夕食。食べ終えてベッドに寝たのが,7時45分ぐらいだから,今日はおそろしく長い間,座っていたコトになる。

さすがに疲れが出たらしく,食事中,何度も咽せた。65分かかって,やっとこさ,9割。最後のほうは,もうワタシが見るに見かねて,「パパ,もういいよ。がんばったから,これで終了!」と言った。

歯磨きを終えて,それでも食後25分ぐらいは,がんばって座らせておいた。やっと寝ることができた父は,疲労困憊。もう,口も聞けないカンジ。

看護師さんに夜用のオムツをセットしてもらいながら,もうほとんど寝かかっている。「パパ,明日またくるからね。明日は土曜日だからちょっと早くくるからね」と手を握っても,ほとんど反応無し。。。お疲れさん。
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# by rompop | 2007-07-21 10:37 | ホスピタル

2007・7・19 成果?

6時25分に病院到着。

食事の前に「ちょっといそいでトイレへ行こうか」といい,連れて行くと,オシッコが大量に出た。終わったあとも,看護師さんや看護助手さんたちは,食事介助でワラワラしていたため,ワタシが後始末をした。オシッコだからヨカッタけど,ウンコだったら,どんな風にしてやったらいいのか,よく知らない。聞いておかねば。。。


今夜の父は,どうしたわけか,ほとんど咽せるコトがなく(少し喉にひっかかった痰を出そうと,2度ほど無理矢理咳きこんでみたが),5品のミキサー食を45分で完食。マグカップに入ったお茶も,自分から全部飲み干した。

ただ,やっぱり5品は量的に多いようで,めずらしく最後の1品で「お腹が苦しいなぁ」と言う。軽くゲップもしている。

「多くて入っていかないようなら,残してもええよ。でも食べられそうなら,ゆっくり食べて。大事な栄養やし」と言うと,食べ残すコトがもともと嫌いな父は,「そうだね。残すともったいないねぇ」と,がんばって食べきった。調子が良いのはよいが,ちょっとピッチが早すぎる瞬間もあって,何度か「早い早い」とペースダウンさせる。

一度,「ゆっくり,ゆっくりね」と肩に手をおいて言うと,「ゆっくり,ゆっくりねぇ。。。」と,シニカルなカンジで父は独り言を言った。

なんだか。。。ちょっとこっちが哀しくなるような言い方だった。父は,いつまでも不味い食事で,しかもそれも巧く食べられない自分やこの状況に,嫌気がさしてきているのかもしれないな,と思う。。。


食後の歯磨きでも,ほとんど痰は出なかった。今日はうまく入っていったのかな。そうでありますように。

食後に「ウンコでる」というので,またトイレ。これは不発。。。2日,便が出ていないものなぁ。


食事が早く済むと,ベッドに早く横にするコトができるし,ホッとする。足の指を点検したら,処方された塗り薬が劇的に効いたのか,あきらかに全日よりマシになっているカンジ。ティッシュで少し押えたあと,もう一度軽く塗ってきた。


父の体力,栄養状態,そんなに悪いかなぁ。。。確かにアクティブに動こうという元気はないにしても,こうして見ていると,とても落ち着いているし,穏やかな父に見える。でも,1日1200キロカロリーでは,今の体重も減っていくばかりなのかな。。。


帰宅。

弟が書き残した連絡手帖を読む。今日の夕方,STさんがベッドにやってきて,アイスマッサージや,氷をかんで飲み込ませたり,いろいろやってみてくれたそう。氷だと,嚥下反射もいいのか,うまく飲み込めたらしい。

こういう訓練は知ってはいたが,なかなかできないでいた。もしかしたら,夕方にそんなコトをしてくれたので,少し舌の動きがよくて,食べやすかったのかな。

しかし,弟が「胃婁(いろう)の件は保留で,しばらくこういう訓練をする,ということですか?」と聞くと,やはりそうでもないらしい。問題は,なによりも口だけでは必要な栄養がちゃんと取れていないコト。飲みこみや弁の動きが大きく改善する見こみは薄いので,遅かれ早かれ,「胃婁」は避けられないでしょうね,とのコトらしい。

結局は,明日の耳鼻科でのスコープを使った検査結果を検討して,再度考える方向のようだ。


やっぱり,避けられないのかな。。。しばし凹む。

でも,いつまでも口にこだわっていたら,ワタシたち家族が,父の寿命を縮めるコトにもなるのかな?とも思う。

抵抗力があまりつかないままに,またキツイ肺炎を起こしたら。。。父はずいぶん,苦しむだろう。それでなんとか,助かるかもしれない。でも,助からないかもしれない。


「口から食べられなくなったら,人間おしまいだ」って考える人もいるだろう。でも,父はまだ,ワタシたちがちゃんとわかるし,喋れるし,少しは体も動くし,笑うコトもできる。


まだ,早い。まだ,「おしまい」なんかではない。まだまだ,この世に「ワタシのパパ」として,生きてて欲しいんだ。
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# by rompop | 2007-07-19 20:15 | ホスピタル

2007・7・18 『玉葱の天ぷら』。

息せききって,6時25分に病室に到着すると,父はもう,食事のテーブルに着いていた。あれ??と思ったら,若い看護師さんが「すみません~うっかり席に座ってもらったら,少しだけ食べてしまわれました~」とのコト。

ワタシが来るまで待ってって,言ってるのに。。。しかもこの看護師さん,先日の主治医との面談の時に,担当看護師が不在で代わりに同席してメモを取っていた人なのになぁ。

まぁ,しかたがない。父に確認すると,2口ほどしか食べていないようなので,少し舌の体操をしてから,食事再開した。車椅子に座って少し時間が経っていたらしく,はっきり覚醒しているし,大丈夫。

今夜はあまりむせない。少し喉に痰がからんだが,それも自分で咳払いしながら,食べている。あまりむせないでスイスイ食べていても,不安になる。こないだ,年輩の看護師さんから,「むせなくても誤嚥している可能性があるからねぇ。。。」と言われたからだ。「そのために(主治医から)お話させてもらったんだけどねぇ」とも。こういうコトを言われると,正直,いっきに凹む。

むせない代わりに,今日はなんだか精神が昂ぶっているというか,食べている途中で,何度もスプーンを置いて,ワタシに「あ,そうそう。そう言えばね・・・」と話しかけてくるので困った。食事に集中できていないのだ。「あとでゆっくり聞くから,喋らないでちゃんとたべよう」と,やんわりと言っても,しばらくすると,「そうそう」と始まる。どうしたのだろう?

頭ごなしに怒るのもアレなので,しばらく話を聞いた。どうやら,昼間,栄養科の人が食事風景を見にやってきて,あれこれ話をしていったらしい。

「○○さんは何が好きですか?って聞かれたからね,『玉葱の天ぷら』って言った。そしたら,『ああ,いいですねぇ。ほかには何が好きですか?』と聞くから,『ゴボウは苦手だけど人参の天ぷらも好きですね』と言ったら,また『いいですねぇ。じゃあ,出せるように考えますね』と言ってた」そうだ。

「玉葱の天ぷら,明日出るかなぁ?」とワクワクしているようなので,「パパはちょっと,天ぷらは無理やろう。ミキサー食なんやから。。。やっぱり無理やと思うで。人参の煮物とかならできるかもしらんけど・・・」と言った。刻み食なら,天ぷらもなんとかなるだろうが,ミキサー食限定なら,そんなもの,絶望的だと思う。栄養科の人もその場しのぎのコト,あんまり言って欲しくないなぁ・・・それとも,父が勝手にそう思いこんだだけかな?今の自分に「天ぷら」が無理なコトぐらい,ちょっと考えればわかりそうなものだけど。。。

「もう1つ聞かれたら,『八宝菜も食べたいです』って言おうと思ってたんだ。言えばよかったかなぁ」と父。八宝菜かぁ。。。刻みにしても,むせそうだな。トロミがあるから,案外イケルかな。。。

もともと食にはそんなに執着の無い父だが,たまに「○○が食べたいなぁ」などと言われると,なんだか,いっきに切なくなってしまう。ミキサー食の食事も黙って食べているので,「美味しいか?美味しくないか?」と聞くと,「こんなもの,美味しいモノなんて1つもないよ」とあきらめたように言う。言ってもしかたないから,言わないだけなのだ。

デザートにスイカのひと切れがついているような「普通食」なのに,「美味しくない」と言って,食べ散らかしたあと,たくさん残している他の患者さんたちが,時々,憎く思えてしまう。。。

60分で完食。食後はすぐにトイレへ。便は出ず。歯磨きをさせても,あまり痰はでなかった。今日の食事は,ちゃんと胃に入ったのかな。。。

水虫の薬は処方されていた。1日2回,看護師さんが塗ってくれているそう。

床ずれ防止の柔らかいベッドマットになり,少し厚みがあって高さが出たため,ベッド柵を必ずつけておくよう,担当看護師から注意される。どうも,勝手に,移乗をしたがるコトがあるようだから。ここで骨折など,絶対にさすわけにはいかない。
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# by rompop | 2007-07-19 10:36 | ホスピタル

2007・7・17 キレました。。。

カロリーメイトゼリーを飲みながら,6時25分に病院へ。なんだか,タクシーの乗りすぎで,胸が気持ち悪い。しかたないなぁ。。。


父は最初のうち,何度か咳こんだものの,いつもよりもちょっとマシだった。しかし,疲れが出たらしく,60分で9割。「どうしても不味い」というおかずを少し残した。


父の背後の病室には,認知症の進んだおばあさんがいて,20秒に1回ぐらいの感覚で「ベッドの柵を外せ!」と暴力的に怒鳴ったり叫んだりし続けている。はっきり言って,ものすごくイライラするが,看護師さんも申し合わせたように,無視しているものだから,ずっと叫んでいる。おばあさんが叫ぶたびに,父の集中が切れるので,ハラハラする。


食後,パジャマを着替えさせようとして,ふと,体が少し熱いかな,と思う。また微熱か,と思って思わず父の額や首を触っていたら,「もう,いいよ!」とうるさそうに手を振り払われた。

そこで,歯止めがきかなくなり。。。珍しくキレてしまった。

「誰のために心配してると思ってんの!」「また熱が出たら困るから心配してるんやろ!」「人の気も知らんと,なんやと思ってんねん!」「パパ,ちょっと聞いてんのか?え???」と,大声で一方的に怒鳴ってしまった。


8時前だし,きっと他の病室の患者さんにも,夜勤の看護師さんにも聞こえただろう。

父は黙りこくって,反論も謝りもしなかった。


乱暴にパジャマの上着を着替えさせ,ベッドに寝かせてナースコールを押した。怒ったまま帰るのもイヤだったので,買ってきたタオルを父の首に巻いた。父は「変てこなタオルだなぁ」と失礼な感想をもらしていたが,巻いてやると「あったかい」と喜んでいた。1000円もしたんだからね。


夜勤の看護師さんに,父の指の「また」を見てもらう。「。。。水虫っぽいですね」とのコト。明日,主治医に診てもらって,必要なら薬を塗ります,とのコト。靴下は脱がせて帰ってきた。綿100%の靴下を探して買ってこなければ。足首がむくんで太くなっているので,足首がゆるくて,綿100%の靴下って・・・なかなか無いんだよね・・・


タクシーで駅まで。やっぱり少し疲れた。


帰宅して母に,「えらそうに言われたから,キレてしもた」と白状。「たまにはエエよ。我慢して色々やってあげてるのになぁ」と母。でも,怒鳴って,ちょっと可哀相だとは思ったが,それよりもとりあえずはスッキリしたのは確か。
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# by rompop | 2007-07-18 13:13 | ホスピタル

2007・7・16 電話。

風邪は完全に抜けてしまったようなカンジ。「あ,治ったかな」って突然,思ったから。ただ,頭痛が。。。なんだろうな。肩こりから来ているのかもしれない。偏頭痛に効く,強力な薬を持っているのだが,飲み合わせがわからないので,用心してやめておく。代わりに,肩こり用のビタミン剤を飲んだ。

頭痛って。。。なんとも言えず,イヤな気分になる。なにかの本には,「頭が痛くなるようなコトがあると,本当に頭が痛くなる」と書いてあったっけ。

今日は,良い天気だ。少し洗濯をした。

夕方から出かけるのは,気が重い。でも,父の顔を思い浮かべると,ちょっとでも早く行ってやりたい,と思う。どっちも,ワタシの本当の気持ち。


3時過ぎに家を出た。体は軽いので,商店街を歩いて,果物屋でオレンジを買ってゆく。4時過ぎに病院に着いた。

今日は,ちょっとだけでも,父を車椅子に座らせようという算段だ。


病室に入ると,父はぽっかりと目を開けて「あれぇ,ずいぶん早いねぇ」と笑顔になる。やっぱり,ウトウトしていたようだ。まぁ,新聞を読む気にもならず,テレビも見たくなくて,自由に歩き回れないとなれば,あとは寝るしかないか・・・起きていろ,というほうが,酷なのかもしれないなぁ。せめて,もうちょっと社交的で,人とお喋りするのが好きな父だったらなぁ。


「ちょっとだけ,車椅子に座ってみよう,ね?ね?」と,子供をだまくらかすようにして,父を車椅子に乗せる。「起きるのしんどいなぁ」というが,「寝てばっかじゃ,ますますしんどくなる!」と言って。

「1階へ行ってみる?」「行ったって,しかたないしなぁ」「でも,ここにずっといても,仕方ないやろう?ちょっとだけ,ね?ね?」と誘って,連れ出す。


確かに1階ロビーは,がらんと寒くて,ほかに行くところのない患者さんや見舞客が,ぽつぽつとお喋りをしながら,ソファにてんでに座っているだけだ。自販機はあるけれど,父にはあまり用がない。トロミをつければ問題はないだろうけれど,寒がりの父は,冷たいジュースなど飲みたがらない。温かいカフェオレでもあればなぁ・・・

1階ロビーのガラス窓の近くに車椅子を止め,外を眺めた。今の病室は窓際ではなく,薄暗いし,外の景色なんて見るコトができないのだ。よく知っているはずの景色を,父は黙って眺めている。

ふと,「ママに電話する??」と言うと,「するする」と言う。「絶対,動かないでよ」と言って,ダッシュで病室まで財布を取りに戻る。


本当は,今日の午後,母は久しぶりに面会に来る予定だった。もう,1ヶ月半ぐらい,父と母は会っていない。なのに,朝から買い物に出かけたり,洗濯をしたりしたら,なんだか母の体調は悪くなってしまったらしい。

「やっぱり今日,やめとくわ」と母が言うので,ワタシはものすごくガッカリした。父がさぞ,喜ぶだろうな,と密かに喜んでいたから。


母は,居間にいたらしく,すぐに電話に出た。ほとんど母が話しかけていたが,父はニコニコと嬉しそうな顔で返事をしていた。ワタシは父の後ろに立ち,斜め上から父の様子をうかがっていた。母の声は受話器から筒抜けで聞こえてくる。耳が遠い母は,喋るときも,つい大声になるようだ。

「今日,行こうと思ってたんやけどなぁ,やっぱり胸がしんどなってしもうてなぁ,ごめんな」と母が言うのに,「別にしんどかったら無理せんでええよ」と父が答えているのだが,言葉が不明瞭な父と,難聴気味の母の会話は,なかなか難しい。父の返事が,どうもわからないようで,「え?え?」と何度も聞き返すので,受話器をとりあげ,「しんどかったら無理せんでもええ,ってさ」と,通訳。

あとは,父方の親戚である○子伯母さんに,父のコトを知らせた話などをしていたようだが,「○子さんはもう,何歳になったの?」などと,父はとても普通に会話をしていた。「○子さんって,誰?」などと言ったらどうしようかと思っていたが。


最後に父が受話器を渡すので替わると,「パパの声聞いて,なんや安心したわ。もっと元気ないかと思ってたから」と母。確かに,今の父は,元気そうだな。頭もクリアだし,とても普通の父だ。父も母も満足そうで,電話をさせた甲斐があった。ワタシも満足。。。


6時から,夕食開始。ところが,元気そう,というのはまた別問題なのか,父はあいかわらず,結構むせた。辛いなぁ。。。65分で完食。


寝る前,靴下を脱がして足の爪を点検していたところ,イヤなものを発見。右足の指の「また」が,めちゃくちゃ「じゅくじゅく」しているのだ。これは。。。父の水虫が再発したのでは???

寒がりの父は,昼間はもちろん,夜間もずっと靴下をはいている。マズイなぁ。。。


それに加え,オムツを替えていた看護師さんが,父のお尻が少し赤くなっているのに気づく。「床ずれですか!!」と慌てるが,まだそこまではいっていないらしい。ただ,このまま放っておくと,間違いなくそうなる。

とりあえず,父のベッドマットを,床ずれができにくい,少しクッションの効いたエアマットに,交換してもらった。

痩せている父は,お尻にも肉がない。おまけに,真上を向いて寝るのが癖だ。「なるべく自分で横向いたりして,体の向きを変えてね!」と言い聞かせて帰る。


最大の心配は,もちろん「誤嚥」と,「再度の肺炎」なのだが。。。かといって,水虫も床ずれも,あなどれない。大事ばかりではなく,小事もクリアしていかねば。。。
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# by rompop | 2007-07-16 19:22 | ホスピタル

2007・7・15 現実逃避。

今日も,時間が許す限り,ひたすら寝る。

話しあうべきなのだろうな,いろんなコトについて。でも,弟もワタシも,現実逃避するように,顔をあわせないようにして,部屋に閉じこもっている。


風邪は,だいぶ治まってきた。まぁ,こんなモノなんだろうな。あとは日にち薬かも。咳も治まったし,胸ももう,痛くない。ただ,頭痛が。。。ひどいなぁ。


4時頃家を出て,病院へ。駅から病院まではタクシーに乗った。歩くと頭に響いて辛いのだ。下戸のワタシだが,これって,二日酔いにちょっと似ているなぁ,と思う。

病院に着いても,しばらく上へあがれずに,ロビーのベンチでへばっていた。しかし,いつまでもここでへばっているわけにはいかないので,3階へ。

5時過ぎ。父は寝ていた。「パパ~来たよ~」と声をかけると,うっすらと目を開けた。


親切な看護助手のMさんがやってきて,いろいろ話してくれる。この人は,いつもワタシに,日中の父の様子をそれとなく知らせてくれるのだ。

「お父さんねぇ,今日はずっと寝てはるのよ。トイレ行く以外はずっと。」父はちょっとバツが悪そうな顔をして黙っている。「もう~パパ!あかんで。ホンマに寝たきり老人になってまうから!」「まぁ,リハビリもお休みやからねぇ。。。でも○○さん,昼寝してたら夜,寝れへんようになるよ」

「いや,それほど寝てもいませんけどね」と,そこだけ父は,いやにクリアに反論したので,Mさんと顔を見合わせて苦笑してしまった。やっぱり,栄養状態も良くないので,力が出ないのかな。でも,これでは余計に,体が衰えていってしまう。。。

しかし,今から車椅子に座らせるのは,ちょっと時間が微妙。夕食は6時からだから。。。しかたなく,寝かせたままでお喋りなどして,覚醒させようとしたが,しばらくすると会話も途絶えてしまい,「ちょっとだけウトウトするから」ときっぱり言って,父はまた寝てしまった。もう,知るか!

6時15分前に起こして車椅子に移し,首を曲げたり伸ばしたり,口を開けたり閉めたり,それから舌の運動。「パ」「カ」「ラ」などもちょっと発声させてみる。

その甲斐もなく,やはり最初からかなりむせる。喉のあたりが,もともとゴロゴロ言っていたからなぁ。前の病院のように,食前に頻繁に吸引などしてくれないし。。。65分かかって,それでも全部食べた。クシャミも頻繁に出る。

用心しながら,それでもお茶も飲ませなくてはならない。脱水症状はマズイ。言われるままに,用心深く,お茶を飲む父は,頑張っていると思う。「こうした方がむせないよ」と注意したコトは,ちゃんと守ろうとしているのがわかる。時々忘れてしまうけど。。。父のためには,何が一番良いのかなぁ,と考え出すと,とりとめがない。


いつの間にか,頭痛は治まっていた。食後の薬と歯磨き,トイレへ連れていき,パジャマの上だけ着替えさせる。あとは看護助手さんにお願いして,夜用のオムツに替えてもらう。

食事ですっかり疲れた父が,満足そうにベッドに治まるまで,つきあってしまった。

タクシーで駅まで。
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# by rompop | 2007-07-15 20:29 | ホスピタル

2007・7・14 面談。

朝起きて,やっぱり弟と一緒に病院へ行くコトにした。大事な面談だと思ったから。

11時30分に,カンファレンス室に呼ばれる。主治医と担当看護師だけかと思ったら,OT,ST,PTの担当者と,おまけに栄養管理課の人まで勢揃い。


7月2日にこちらに戻ってきて,7月11日に,すべての担当者が集まって「嚥下カンファレンス」が行われたらしい。それはまったく,知らなかった。


弟が希望していた,再度のVF検査も,「今は危険が大きすぎるから」との理由で却下。食べ物にバリウムを混入して,落ちていく様子を撮影するのだが,今の父は,気管や肺に,かなりの量が入ると思われる。それが石灰化してしまうとコトだとか。

今の父の状態は,全体的に低栄養で,そのために疲れやすく持久力がない。リハビリも,そのためかあまり意欲的でなく,成果があがりそうもない。要するに,いろんな角度から束になって「胃ろう」を勧められた。

今,父が口から取っている三食の食事は,合計で1日1200キロカロリー。これは,今の体重をなんとか維持するだけのものだとか。全部きっちり,確実に胃に収まったとして,そのカロリーだ。疲れて残してしまったり,喉にたまって吐き出してしまったりしているから,摂取量はもう少し少ないだろう。

体力が落ちた今の状態で,また肺炎を起こせば,「致命傷」になりかねません。と主治医に言われる。かなり,こたえる。


「胃ろう」にしても,口からの訓練を続ければ,少しは食べるコトも可能だと,言語療法士は言う。でも,本当にそうなのかな。こればかりは,やってみなければわからない。父がどんな風になってしまうのか。

一時的にでも,全体の体力をあげるコトが一番大事だと思う,と何度も言われたが,かと言って,「じゃあお願いします」とは,ワタシも弟も,言えなかった。施設のコトや色々なコトを含めて考えなければならないから。それとも,そんなコトよりも,父の体のことを一番に考えるべきなのか?

ただ,老健は少し父には辛いかな。。。とも考え出していたところで,同時に療養型の病院(介護保険でカバーできる所と,医療保険の所と両方)も,探し始めるコトにした。これには,病院のケースワーカーの方も,力を貸してリサーチしてくださるそう。


というわけで,結局,話はつかなかった。経口以外の栄養手段については,結論は宙に浮いたまま。とりあえず,しばらく今のまま様子を見ましょう,というコトに。

家族が「うん」と言えば,父の胃にはすぐに穴が開くのだろうな。そして,栄養がたっぷり入って,父はぐんと元気になるのだろうか?リハビリも「疲れる」といわずに,ちゃんとできるように?肺炎の危険もぐっと減って,ワタシたちは安心できるようになるのだろうか?

でも,同じフロアにいる,胃ろうの患者さんたち数人は,どの人を見ても,覇気が無くて,ぼんやりして見える。ワタシがそんな目で見ているから,余計にそう見えるのだろうか。。。


VF検査はとりあえず保留となったが,代替案として,耳鼻科を受診し,小さなスコープを入れて,喉のあたりを見てみましょう,というコトになった。これは,言語療法士からの提案。飲み込みの障害がどのあたりで一番出ているのか,これで少しはわかるという。なんの危険もないコトを確認したうえで,お願いした。検査は金曜日。


12時なり,面談は終わった。弟はその足でケースワーカーのところへ相談に行き,ワタシは父の昼食介助。

「話は終わったの?」と父。「・・・うん,終わったよ」

45分で3品を完食。


かなり頭痛が出てきたので,早めに帰るコトにした。父は少しむせたが,元気そうに見えた。頭もここ最近は,いやにクリアになっている気がする。


弟はこのまま,どこかで時間をつぶし,今日の夕食の介助にまたやってくるコトになっている。ワタシは,帰りに「元気をつけよう」と,無理矢理カツ丼を食べたが,かえって具合がおかしくなった。


3時過ぎに帰宅。着替えてすぐに寝た。

台風接近中とかで,夕方から雨が激しく降り出した。弟はどこで時間つぶしをしているのかなぁ。。。申し訳ないなぁ,と思いながら,すぐに寝てしまった。

7時頃起き出して,夕食を食べ,また寝る。今夜は,ややこしい話は。。。無理。
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# by rompop | 2007-07-15 20:13 | ホスピタル

2007・7・13 疑問。

今夜の父はなかなか頭もハッキリしていて,良い感じだった。でも。。いざ食べ出すとむせる。65分で8割。あまりに辛そうなので「パパ,もういいよ。おしまいにしよう」と引き上げる。

むせすぎて,涙と鼻水でティッシュの山ができる父を,向かい合わせで見ている。

こんな風に,「監視する」ように見張っていて,父もそれに答えてがんばって食べている。でも,これが本当に父のためになるコトなのかな?ワタシたちは,本当に正しいコトをやっているのかな?

ふいと,疑問がムクムクと起こってくる。


久しぶりに散髪をしてもらった父は,こざっぱりとして,綺麗な老人になっていた。ワタシも,とりあえず,早く元気にならねば。今の体と心では,なにもちゃんと考えられない。それだけの余力がない。


明日は主治医から面談に呼ばれている。パスさせてもらって,弟に託そうと,帰宅後,一時間ぐらい,母もまじえて打合せをした。打合せというよりも,家族としての意思確認だ。弟は,なんとなくワタシにも同席して欲しそうだが。。。


とりあえず,とっとと布団にもぐりこむ。
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# by rompop | 2007-07-13 17:09 | ホスピタル

2007・7・12 仕事が,溜まる。

抗生剤が効いたせいか,半日眠れたせいか,だいぶマシ。


今夜の父。最初からたんがからんでいて,そのせいでムセる。55分で9割。

後半,飲み込みにくそうに,何度も細い喉に力をいれて飲み込んでいる。

綺麗な白髪の小さい頭。細すぎる喉。父は,真っ白い鶴とか鷺とか,そういう鳥にそっくりだなぁ。。と思いながら眺めている。

食べたあとも,いつまでも咳やたんが出ている。咳だけでなくクシャミも。しかしこの冷房,なんとかならないのかな。病室が23℃で適温って。。。

頭痛がガンガンしてきたので,8時10分に退散。

帰宅したらバタンキューだ。
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# by rompop | 2007-07-12 20:16 | ホスピタル

2007・7・11 軽く,ダウン。

ご飯を食べて薬を飲む以外はひたすらパジャマのままで寝た。薬のせいか眠くていくらでも眠れた。

3時30分に起き出して出かける。5時に病室へ着いた。

6時10分から食事開始。

今日の午後は,ボランティアの方によるリクリエーションがあったらしく,父は疲れていた。

フラダンスや南京玉すだれなんかを2時間近く見せられたらしい。「面白かった?」「途中からオシッコしたくてかなわんかった」

食べ始めにかなりむせたが,たんを出せてからは割合,順調。65分で9割。

デザートに普通の安物のプリンが出たが,喜んで食べる。

食後にオシッコ。どうも今日は少し機嫌が悪いようで,ワタシもそれにつきあってやる余力もなく,さっさと帰る。

8時前にタクシーを呼び,駅まで。家には8時30分前に着いた。

抗生剤が効いているようだが,出かけてみるとやはりしんどい。。。
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# by rompop | 2007-07-11 16:26 | ホスピタル

2007・7・10 今日は,ダメダメ。。。

昨日の父は,とても嬉しいカンジだったが,今日は一転して,凹むほうだった。最初から痰が喉にからんで,咽せる咽せる。。。結局,涙や鼻水をこらえて父は頑張る。これ,気管に入っていないのかなぁ。。。

65分で9割。疲れ果てる父。ワタシも,泣きたくなる。歯磨きのあと,オシッコが出て少しホッとするが,便はまた詰まっていて,2日出ていない。

父に風邪をうつしてはマズイので,ワタシは大きなマスク。息苦しい。。。


寝る前,出し切れなかった痰が気になるので,看護師さんにお願いしておく。熱はなく,胸の音もそう悪くはないそう。酸素量も計ってくれたが,十分だそうだ。少しだけ安心して帰るコトができた。


帰宅。さっさと寝るコトに。汗をかいているが,シャワーも我慢して,寝た。
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# by rompop | 2007-07-11 16:23 | ホスピタル

2007・7・9 しゃんと,している。。。

相変わらず,風邪っぽい。

ファイト一発で,風邪薬とビタミン剤をザラザラ飲んで出かける。父の夕食介助を申し出た以上,絶対に病院行きを休むわけにはいかないからなぁ。


1日デスクワーク。夕方遅くから来客がたてこんでいて,定時に帰りにくいのなんの。でも,快く,ではないにしろ,半年以上,いっさい残業しないで定時ダッシュするワタシを黙認してくれている同僚たちに感謝すべきだろう。何かにつけて,ワタシには感謝の気持ちが足りなかったな。。。と,急に反省。


今夜の父は,少なからずむせはしたものの,55分で完食。何より良い感じだったのは,最初から最後まで,しっかり覚醒していたコト。

ワタシが着いた時はベッドに寝ていて,「あ~車椅子に座ってて,って言ったのに~!」と思ったのだが,体力温存できていたのだとしたら,これでイイのかも。

しばらくは試行錯誤だな。

帰りもしっかり覚醒したままで,笑顔を見せてくれた。


父が調子いいと嬉しい。。。

嬉しいついでに,帰り道,ついついJR駅構内にある『ユニクロ』へ。キース・ヘリングのイラストのTシャツがSALEで1,500円。もちろん一枚の値段なのだが,ワタシときたら,何の根拠もなく(どこにも,そんなコト書いてないのに),勝手に「2枚で1,500円」だと思いこみ,2枚を真剣にチョイスした。

で,ホクホクとレジに持っていき,「アリガトウございます,3,000円になります」と言われて,はじめて「え??」と気づいた。。。けど,「1枚にします」って言えなくて,黙って2枚買ってしまった。別に無理矢理2枚,いらなかったんだけどな。。。


でも,まぁ,いいか。カーキ色のやつと,白地にパステルでイラストが描かれたやつ。MサイズかSサイズかで迷ったけど,帰ってから着てみたら,Mサイズで少しゆとりがあって,でも,大き過ぎず,イイ感じだった。Sだったら,きっとパツパツだっただろう。。。


夕食を食べながら,母とお喋り。父がとても元気そうだったので(病人で元気ってコトもないんだけど),ついついワタシも気持ちが軽く,いろいろと母に報告する。

「パパが元気だとお姉ちゃんも気が軽くなるみたいやな」と母。ちょっとしたコトにも一喜一憂してしまうのは,疲れるけど,やっぱりしかたないコトだな。家族に病人がいるってコトは,そういうコトなのだ。


さっとシャワーを浴びて,風邪薬と1000円ドリンク(『正官荘』という漢方入り),マルチビタミン剤と胃薬を飲んで,とっとと就寝。
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# by rompop | 2007-07-09 20:48 | ホスピタル

2007・7・8 部屋が,汚い。。。

夜中に暑くて寝汗をかいたのか,朝,喉がおかしい。マズイ。。。胃の具合もおかしいし,こめかみのあたりがズキズキする。

父の通い介護そのものよりも,ワタシには,はっきり言って,弟との連係プレーに摩擦が多すぎるのがストレスなんだな,多分。もともと性格は全然違うのだけど,確かにむこうのほうが,何事もきっちりと「抜かりなく」やっていると思う。感情に押し流されるコトなく,ある意味クールで,線引きができるから,ワタシのように,ついつい「パパ優先」でオーバーワークしてしまい,疲れ切ってしまうコトもない。でもなぁ・・・・


12時近くまで,汗だくの布団のなかで,起きられなかった。こういう睡眠って,ホントに質が低いと思う。寝てるのか寝てないのかわかんない夢うつつの中で,ずっと父のコトや,これからのコトなんかを,ワタシは考えていた。


あひるご飯は,ふわふわ卵+納豆+ネギ+黒ごまの丼。昨夜の残りの味噌汁。


布団をベランダに干して,部屋を掃除。汚い部屋だなぁ。。。ホントに住んでいる人のエネルギーが停滞してしまうような,乱雑な部屋だ。

・・・と他人事のように言ってしまったが,ホントにもう少し綺麗にしないと,体にも良くないと思って,真剣に考えた。

クローゼットの上に,ちまちまと飾って喜んでいた硝子細工の動物のオブジェとか,あちこちに立てかけて飾っていた小さな額の絵など,処分したり,撤去したり。こういうものが多すぎるから,ついつい拭き掃除が面倒になって,埃が溜まるんだな。もっとシンプルな部屋にしておけば,掃除もしやすくなるだろう。

掃除機をかけるにしても,床にあるモノをいちいちどかさなくても済むよう,床には何も置かないようにしよう。


あっという間に4時前になったので,準備をして病院へ。

商店街で風邪薬とヘアカラーを買い,5時過ぎに病室へ。父はトイレから帰ったところ。まだ少し早いので,もう少し寝かせておく。

6時20分前になって,「もうご飯だから起きよう」と起こしたが,ボウッとしている。聞いてみると,本当かどうかわからないが,「夜,寒くてあまり寝れない」とのコト。病室の室温は24℃だそう。「適温です」って看護師さんは言うけど,ワタシにも父にも,ちょっと寒いなぁ。夜中はいったん冷房は切るけれど,患者さんの様子やその日の温度によっては,少し入れたり切ったり,微調整するそうだ。ちょっと考えないとなぁ。


食前の嚥下体操を一緒にやって,6時10分からスタート。今夜も結構咽せる。咳きこむたびに,からまった痰を出させる。出ないときは,咳払いをさせてから空飲みこみさせる。65分で9割。

途中で疲れるのか,いっきにペースダウンするので,時計を見ながらハラハラする。鼻水に涙。。。父がやっているのは,もう,「楽しい食事」なんかではない。ただの「苦行」だ。その苦行にワタシもつきあっているカンジ。。。

パパ,辛いなぁ。。。でも,入れ歯じゃなくて,自分の歯もあるし,味もわかるし,噛むコトもできるんだから。。。まだ口から食べたいよなぁ??


食前食後に,尿がたくさん出た。お願いしていた「酸化マグネシウム」が昨夜から処方されたおかげで,便通も1回あったようだ。こちらは少し安心。あとは水分補給をもう少しさせて,脱水症状にならないようにしなくては。。。


8時10分にベッドへ。2時間半近く車椅子に座るのは,まだまだしんどいね。


寒いと言い張るので,看護師さんと相談して,薄手のパジャマの上着を2枚重ね着させる。大丈夫かなぁ・・・?寝汗をかいて風邪ひかなきゃいいけど。


9時10分に帰宅。ちかれたびー。
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# by rompop | 2007-07-09 09:43 | ホスピタル

2007・7・7 休日。

久しぶりに朝寝のできる土曜日。

なのに,昨夜ワタシの書いた手帳をみた弟が部屋をノックし,「寝てるのにゴメン」と言いながらも,1時間ぐらい父の話をしていった。

結局,一度押しきられて承知した話を,また蒸し返して交渉しようとしているワタシを責めているわけだが,どうしてもそうしたいなら,詳しい成り行きをちゃんと伝えておいてくれないと,困る,とのコト。

まぁ,病院側は,ワタシも弟も,「家族さん」というくくりで捉えているから,ワタシが提示したコトへの答えを,普通に弟に返してきたりするのは,当然といえば当然だ。同じ「家族さん」でも,いろんなコトに対する考え方や不満のありかは,微妙に違っていたりするわけなんだけど。

結局,今日の昼,担当の看護師になんか言われたら,「食事の件は,あらためて姉がお話しするそうです」と言っておいてもらう事にする。どうせそのつもりだから。


夜も暑いせいか,あまり良く眠れなかった。軽く頭痛がする。


あひるごはんは,ツナのサラダ巻き1本,昨夜の味噌汁。


母がいろいろ知りたがるので,昨日看護師に言われたコトなどを詳しく話す。母もため息。。。そこへ昼食介助のために病院へ行った弟から電話。

担当の看護師がさっそくやってきて,「食事の件は,ご家族の意向を尊重したいと思いますので。。。」と言ってくれたそう。


結局,ワタシが6時半に着いてから,夕食を開始して構わない,というコトになった。昨夜の看護師さんがよほど好意的に伝えてくれたのか,あるいは,父自身が「娘が来るまで待つ」と言い張ったのが,効いたのか。あるいは,これ以上もめてもややこしいので,根負けしてくれたのか?


とりあえず,大目に見てくださる,というのだから,素直に感謝して思うようにやらせてもらおう。


ゲンキンなもので,急に胃が楽になった気がする。昨夜は吐き気までしていたものなぁ。。。


オレンジとチーズケーキを食べて,4時に家を出る。


駅前の商店街は「七夕セール」の真っ最中。今日は七夕なんだなぁ。。。

薬局で少し買い物をし,父の病院へ急ぐ。5時前に着いたら,父はトイレの真っ最中。

d0062023_0475993.jpg


今日も少し,最初から痰がからんでいる。不安だなぁ。やっぱり,少し肺が弱っているのかな。


少し父をベッドで寝かせ,5時40分に起こして車椅子に乗せた。弟が話をつけておいてくれたので,父は廊下の一番端っこで食べるコトになっていた。ご丁寧に,目隠しの「ついたて」まで用意してくれている。

担当の看護師さんの姿が見えたので,「夕食の件,ありがとうございます」と声をかけた。「いいえ~」と,いつもの笑顔だったので,少し安心した。そして,細かい確認など。

ただ,夕食の配膳が6時前から始まり,それから30分ぐらいは食事介助に忙殺されるため,父をちょうど良い頃合の時間に,車椅子に移乗させておくのが難しい,とのコト。

それは困った。ただ,乗せてくれたらイイだけなのに。。。とも思うが,どうやら食事の前に,父をいつもトイレ誘導するコトになっているそうなのだ。その兼ね合いもあり,また,父を1人でトイレに置きっぱなしにしてしまうのも,心配なので(1人で車椅子へ移ろうとした前科あり),そうなると,忙しくなる少し前から起きてトイレへ行ってもらわねばならないんです,とのコト。


あれこれ相談して,とりあえずそれでやってみるコトにした。父はワタシが来るまで,45分くらい車椅子に座って待たねばならないが。。。大丈夫かな?それから食事に1時間。食後は最低30分。2時間半ちかく,座っていられるかな?

もし疲れが出て,食事に影響が出るようならば,考え直さなくてはならないが。。。一ヶ月の入院生活で,すっかり体力が落ちてしまった父。可哀相だけど,しかたがないなぁ。


今日は,6時10分から食事開始。いつもワタシが6時に来るコトができたら,一番いいのになぁ。すぐに食べれば,おかゆもこんなに温かいし,まずいご飯も美味しく感じられるかもしれない。

「鯛みそ」をつけた白がゆが,わりと美味しかったらしく,珍しく父は「美味しいわ」と言って食べた。それは何より。。。。


ところが,やはり,途中でむせ始める。何度も咳をさせるが,うまく出せる時と出せない時と。

「大丈夫か?」「大丈夫・・・」と言って,数口食べると,またむせる。。。


まったく,今日も泣きたくなった。父にわからないように,チラチラと腕時計に眼を走らせる。時間がどんどん経ってゆく。おわんのおかずは,全然減らない。。。

鼻水も出るので,たちまちティッシュの山ができる。


良くないな。。。この状態はホントに良くない。こういう状態を繰り返しながら,だんだん咳こみがひどくなっていき,熱が頻繁に出るようになっていき,ある日突然,父は肺炎になっていたのだ。


そして,またもや途中で「トイレ」という。「おしっこなら,さっき出たからもう出ないよ」というと,いったんは「そうか」と納得するが,またしばらくして,「ウンコかもしれない」という。

生理現象はしかたがない。癇癪を起こしそうになったが,おさえてトイレへ連れてゆく。もうタイムリミットだ。。。


結局,おしっこしか出なかった。1時間経っていたが,もう少しだけ,と思い,食事を続けた。最後は,ワタシが残ったおかずを食べさせた。ワタシが全部介助したほうが,早く食べられるようだ。

8割がた食べたところで,またむせたので,もう,あきらめた。75分で8割。。。。。


食後の歯磨きで,父は何度も痰を出した。透明な中に,ミキサー食が混じっている。ヨカッタ,少しでも出すコトができて。でも,いくらかは気管へと入っていっているのだろう。


30分して,ベッドへ。父の足が象のようにむくんでいる。看護師さんに相談するが,どうしようもなさそうだ。「一番の原因は,循環器でしょうね」とのコト。こちらへきて,車椅子に座る時間が増えたコトも,あるでしょう,とも。ほかの患者さんも,夜は足がパンパンにむくんでいるそうだ。クッションの上に足をあげて寝かせておく。

熱を測ってもらうと,37℃。ううん。。。微熱だ。


8時半。今夜も父はだいぶ疲れた。結局,3時間近く,車椅子だったもんね。「おやすみ」と言っても,半分夢の中で「おやすみ・・・・」とつぶやいていた。肺炎で病院にいた頃よりは,頭ははっきりしてきたとは思うが,なにせすぐに疲れてしまうよう。

水分をあまりとれなくて,便秘だし,尿の量も少ないのが気になる。
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# by rompop | 2007-07-08 00:15 | ホスピタル

2007・7・6 待ちぼうけ。

d0062023_13163644.jpg朝食は,豆腐とワカメの味噌汁かけご飯。


昨夜から,ずっと後悔している。自分の気の弱さに。父のためなら何でもできる気でいるのに,肝心なところで腰がひけてしまって。。。


とりあえず,少しでも早く病院へ行って,食事の見守りをしよう,と,いつもと同じ電車に乗って病院へ向かう。運良く座れたが,窓の外を流れる景色を見ていたら,胃がムカムカしてきた。つくづく,人間の身体って,気持ちと繋がっているんだな。。。


病院に着いたが,食事中の患者さん達の中に,父の姿はなかった。あれ???

あわてて病室へ入ると,ベッド脇で父が車椅子に座り,イヤホンでテレビを見ているではないか。

「パパ!?まだ食べてないの??」と聞くと,父はイヤホンを外して笑顔になり,「お姉ちゃんが来るのを待っていようと思って」と言う。


。。。。。昨夜,いちおう,「明日はワタシがこなくても,6時になったら食べててね。途中で来るから」と,何度も言い聞かせたのだ。「わかった」と言っていたのに。。。。。


事情のよくわからない看護師さんがやってきて,「食べましょうって,言ったんですけどね。娘さん来るまで待つって言われるもので。。。」とのコト。というコトは,STのセンセイに嚥下体操をやってもらった5時から,父はずっと車椅子で待っていたわけだ。1時間半。

ひぇぇぇ,と思って,あわてて父を廊下に連れ出し,廊下の隅のほうにテーブルをセッティング。エプロンをつけて,食事の用意。看護助手さんたちも,あれこれと手伝ってくれた。


早く食べさせなきゃ,と思いながらも,その看護師さんに事情を聞かれたので,昨夜の成り行きと,それを父が理解していなくてワタシを待っていたコトを話す。

ホントは担当の看護師に話をしなければ意味がないのだが,あいにく,今日は非番らしい。今夜の看護師さんは,初めてお話する人だったが,包容力のあるキャラに,ついつい,今日一日考え続けていた想いを話してしまった。

病院側の都合もわかるが,食事の最初からちゃんと見守りがしたいのだ,と。また肺炎を繰り返すことだけは,どうしても避けたいのだ,と。

話しながら,つい,涙が出てしまった。その看護師さんは,「ご家族のお気持ちはよくわかりました。担当の看護師にちゃんと伝えますから」と言ってくれた。


話せただけで,少し胸のつかえが取れた気がした。だれにも話さずに,昨夜から1人で考え続けていたから,苦しかったのだ。


涙をふいて,父のところへ。ゴメンよ,待たせた上にさらに時間をロスしてしまった。


夕食の膳はだいぶ冷めていた。今日はなんだか,少し美味しそうなメニュウだ。シチューの上には時間が経ったので,膜が張っている。そのシチューに,一口ほどスプーンですくいかけて,戻した跡がある。父は食べようか迷って,やはりスプーンを置いたのだろう。なんだか,切なくなった。


最初は順調に食べていた父だが,やはり,待ちすぎて疲れが出たのか,むせ始めた。結局,50分経ったところで,父の疲労度を推し量り,膳を引き上げることにした。これ以上は,もう無理だ。口に入れても,ちゃんと飲みこめないに違いない。


6割しか食べられなかった。なのに,父は,車椅子に座っている疲れと,咳こんだ疲れで,疲労困憊だ。まったく,泣きたくなってしまった。


それでも歯磨きをさせ,30分は起こしておいて,それからベッドへ。横になった父は,もう,口を聞く元気もないようで,すぐに寝かけてしまった。8時半。「もう,帰るからね。明日は夕方にちゃんと来るからね」と言っても,少し笑って薄目をあけただけだった。


帰宅。

夕食は,マカロニとハムソーセージとキャベツのケチャップ炒め,玉ねぎの味噌汁,トマト。


弟と情報交換するために,ワタシたちは病院から帰ったら,交互に手帖に書込みをしている。ワタシの記述を読んだ母が,「どうして食べる意志はあるのに,50分で6割でひきあげるの?」と聞いてくる。疲れが出ると嚥下状態が悪くなって,むせて誤嚥するからだ,と説明しても,納得がいかない様子。「栄養が足りなくなって,ますます痩せてしまうのになぁ」と言われ,返す言葉もなし。。。。。
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# by rompop | 2007-07-06 13:16 | ホスピタル

2007・7・4 微熱。

朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。


少し疲れがたまってきているなぁ。。。父が肺炎で入院した6月2日以来,なにかと気になる状態が続いたので,土日も病院に出かけている。。。リハビリ病院へ戻るまでは,と思って頑張っていたが,今はまた,食事の介助が最重要課題となってしまった。


昼食は,ミニそぼろ弁当,チーズとコーンのサラダ,インスタント味噌汁。


午後,弟から電話。今日の父は,少し微熱があるらしい。明日はものすごく久しぶりの入浴だが,微熱があるようなら入浴させないよう,念のため,夜も看護師さんに念押ししておいてくれ,とのコト。

ちょっとぐらいの熱だったら,平気で風呂に入れてしまうものなぁ・・・


いっきに不安になる。また微熱か。。。。なんなんだろう?治まればいいが,微熱が出たり下がったりを繰り返すのは,イヤな兆候だと思う。


定時ダッシュで事務所を出て,病院へは6時20分に着いた。いつもと同じ時刻の電車だが,道を歩く速度を早くしたのだ。つ,疲れる。。。

6時からの夕食は始まっていて,看護師さん,看護助手さんたちは,「あぁ,来られた来られた」と笑顔で迎えてくれた。父は,6時頃に車椅子に移乗させてくれていて,ベッド脇で,一人,ワタシがくるのを待っていた。


「パパ,微熱あったんやて?今はないん?」「今は大丈夫」。。。しばらくはワタシも息が上がっていた。そんなワタシを見て,父はニコニコと笑っていた。いやぁ,ワタシも歳だなぁ。。。

とりあえず,誰もいない部屋で,舌の準備体操,「パッパッパッ」「ラッラッラッ」など声も出してみた。こういうコトをするだけで,父は若干疲れるようなのだから,切ない。


看護師さんが廊下のいつもの定位置に,テーブルを用意してくれていた。今日はやっぱりあちらで食べるか。

6時半から食事を始めた。


夕食は,高カロリー補助食が軽く茶碗に一杯。白いおかゆ,卵蒸し(のようなもの),フルーツ(のようなもの),ヨーグルトの5品。父にとっては,結構なボリュームだ。

途中で何度か,むせた。痰もからまった。一生懸命,咳をして出させようとしたが,出せる時と出せない時があった。「もっと強く咳して!」と背中をさすっても,父は途中で疲れてあきらめてしまう。「。。。もう,出ないよ」と言われると辛い。それでも,咳をさせようとする。何度も「空飲みこみ」をさせる。

1時間たって,おかゆがまるまる残っているのに,「トイレ」と父。「もう少し食べてからにしようよ~」と言うが,我慢できないらしい。「オシッコ?うんこ?」「行ってみないとわからない」とのコト。

食事は8割だ。リミットの1時間なので,あきらめて引き揚げる。

父はトイレへ。ウンコは出ず,オシッコだけ。


転院前から下剤の服用をぴったり止められているので,今は日に一回,少しの便が出るだけだ。こちらも油断ならない。注意していないと,以前の「2日間自然に任せて,出なければ強力下剤」の方式に替えられてしまう。肺炎で入院していた病院の看護師さんは,「そんなやり方は,あまり感心しない」と言っていた。


歯磨きをさせるが,あまり痰は出ず。あいかわらず,少し喉のあたりがゴロゴロ言っているのが,気になる。夜勤の看護師さんは「あまりひどいようなら,吸引しますから」と言ってくれたが,なんだかしてくれそうにないなぁ。。。ワタシもプロじゃないから,そう言われると,任せるしかない。


食事が終わって部屋へ戻ると,父はとても不機嫌になる。食事でストレスがたまるのかなぁ。部屋も,落ち着けるような良い病室ではないし。。。


入浴のコトや,右足の爪のコトなどを,もう一度しつこく看護師さんに話している間に,8時半になってしまった。帰るコトにする。父は珍しく,「ごくろうさん」とはっきりした声で言った。

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帰宅。

夕食は,ホワイトクリームシチュー,シメジの味噌汁,大根の浅漬け。


昼間に弟が言語療法士のセンセイと話をしたらしい。以前の検査の結果では,父は喉のあたりの蓋のような弁の動きが悪いらしく,固形食では,かろうじて機能するが,液体では,ほぼきちんと動かず,貯留(喉のあたりに,飲み込めずに溜まるコト?)が多いらしい。だから,誤嚥しやすく,肺炎のリスクは常にあるのだそうだ。という理由で,以前,一度,固形に近いモノに食事形態を変えてもらったが,それもうまくいかなかった。けれど。。。今のミキサー食は,どうなんだろうなぁ。。。

溜まっているものは,咳をして出したり,何度も飲みこむコトが有効らしいが,風邪などで体力が落ち,咳をする力がなくなってくると,肺炎を起こしたりするらしい。だから,とりあえず,体力が必要なのだ。体力をつけるためには,きちんと栄養が取れないと。。。
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# by rompop | 2007-07-05 13:15 | ホスピタル

2007・7・5 クレーム。

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朝食は,クリームシチュウ(昨夜の残り)とご飯。

腰がすごく痛い。このあいだのクイックマッサージ,とても気持ちがヨカッタのだが,刺激が強すぎたようで,あれ以来,揉み返しがきたみたい。朝起きた時なんか,まっすぐに立てない状態だ。


今日も1日,デスクワーク。暑くなりそうだ。。。父は熱もなく,無事に入浴をしたかな?


昼食は,カレーパン(ウィンナー入り),具だくさんの野菜サラダ,ポタージュスープ,オレンジ,ジャージー牛乳プリン(持参)。

午後に弟から電話。父の下剤について,看護師さんに言った内容などの申し送り。ワタシたちも,昼と夜に病院にわかれていくので,必要なコトはこうやって申し送りをすることにしている。でないと,ワタシが知らずに,重複して夜に質問してしまったりするから。看護師さんも,昼と夜は交替しているので,「伝言ゲーム」がより複雑になり,下手すると面倒くさいコトになるのだ。今まで,何度もややこしいコトになって,閉口した。


定時間際にややこしい電話。駅まで12分ぐらいで小走りに走った。いつもの電車に乗れたが,すっかり疲れ果ててしまった。最近,走るコトなんて無いもんなぁ・・・


すっかり息切れして,6時20分過ぎに着いた。さっそく準備体操などを始めていると,担当のK看護師さんがやってきた。

すごく言いにくそうに。。。要は,ほかの人よりも30分遅れて食事をするのが,やはり具合が悪いとのコト。それでなくても父は食事に1時間かかるし,どんどん時間がずれていってしまう,と。

嚥下体操をする必要を指摘されたのであれば,うちのSTがさせてもらいます,と。ただ,やってくれるのは,STのセンセイの勤務時間内ギリギリの4時45分から5時の間,とのコト。

それでは。。。。あまり意味がないのでは。食事前に父を覚醒させて,食べる準備をさせるために行っているのだから。


ワタシもあれこれ粘ったのだが,疲れていたせいか,「とりあえず,それで少しやってみましょう」と,押し切られてしまった。気持ちが弱くなっていたせいもある。

下膳の時間にも間に合わず,父の食器だけがいつも残る。食後に看護助手さんが洗わねばならない,父のエプロンやコップやスプーンも,いつもあとに残ってしまう。そういうことやなんかで,クレームが出たのだろうと思う。口調は柔らかかったが,病院側の強い力を感じて,押しきることができなかった。。。。


結局,5時前にSTさんが嚥下体操をしてくれ,父はそのまま,ベッドには戻らずに,6時まで待っている。6時から食事開始。6時半にワタシがきて,父の食事の後半を見守る。こういう流れにされてしまった。


嚥下体操はともかく,最初から最後まで見守って,ペースアップしそうになったら押えたり,喉の動きを見て,残っているな,と思ったら,空飲みこみをさせたり,時々お茶を飲ませて口をさっぱりさせたり,咽せこんだら,しっかり咳をして出させたり。。。。そういうコトが,食べ始めの30分にはできなくなってしまう。

看護助手さんたちが見守ってくれるとしても,せいぜい,咽せた時に背中を叩いて咳をさせてくれるぐらいだ。それ以上のコトは求められないし,現実問題として,まず無理。


父のために,と思ってしているコトなのに,どうして,無理を承知でも,もう少し粘ってお願いできなかったのか。。。。。後悔ばかり。


父は2,3度咽せたが,65分で5品を全部食べた。咳をさせて,今夜はある程度,ちゃんと飲みこめたと思う。


帰宅。

夕食は豚肉のしゃぶしゃぶ,豆腐とわかめの味噌汁,菊菜のゴマ和え。


母にも何も喋る気がせず,早めに布団に入る。
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# by rompop | 2007-07-05 13:15 | ホスピタル

2007・7・3 早退。

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朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。

昨夜はなんだか,あらたに気が重くなってしまって,あまり良く眠れなかった。隣室の弟もそうらしい。夜中に何度もトイレに行っていた。

まぁ,でも。できるだけのコトをしていくしかないな。


昼食 わっぱ飯弁当,白和え,スープ春雨(チゲ)。


午後,デスクの上の携帯に弟から電話。

昼食の見守りに行ったので,父の様子などを聞く。父は少しむせながらも,1時間で4品を全部食べたそう。ただ,怖ろしく集中力に欠けていて,機嫌も悪かったとか。。。

彼が言うには,頭がハッキリしない,と言うよりは,外界の刺激を遮断しようとしているように見える,とのコト。父なりに環境の変化に対処しようと必死なのかもしれない。

その対処のしかたが,「開いて慣れる」よりも「閉じこもる」方向なのは,父の生来の気質なのだろう。


病室につくと,父は寝ていた。

「冷房が寒い」というので,着ていた薄手の長袖のポロシャツの上から,ジャージの上着を着せる。もともと寒がりの父だが,痩せてしまったために,余計に寒さがこたえるよう。

それにしても,この部屋は冷房がよく効くなぁ。。。多分,部屋の作りとかベッドの位置によるのだろうけど。。。おまけに,同室の患者さんが,夜中に声をあげたり,看護師さんを呼ぶのに大声で怒鳴ったりする人らしく,早くもストレスを感じ始めているよう。相部屋はこういうのがあるから,辛いなぁ。

父の担当の看護師さんに,夕食の介助のコトを相談する。下膳の時間もあるだろうが,どのみち父はいつも間に合わないし,ワタシが仕事帰りに6時半に来るので,父の食事はそれからにして欲しい,とお願いした。食べる前に,準備運動などをしたいので,と言って。

6時半から始めると,普通に食べられたとしても,7時半になってしまう。ここは消灯は9時だが,8時には患者さんたちを早々にベッドに寝かしつけてしまうのだ。父だけが,大幅に集団のペースを外れるコトになる。

案の定,看護師さんはちょっと当惑した顔をした。口では「(仕事とかの)お時間大丈夫ですか?そちらが大丈夫であれば,こちらは別に構いませんよ」と言ってくれたが,快く,というわけではなかった。

それでも。。。たとえ効果が少しでも,父のためにはそのほうがイイに決まっている,と思い直し,そうさせてもらうコトにした。わずかでも父にとって良い,と思えるコトなら,やってみよう。病院の規則に反するコトでない限り。


食事の最中に呼吸困難を起こして運ばれ,誤嚥性肺炎になって,また戻ってきた父を,看護師さんも看護助手さんたちも,いちおうは笑顔で「○○さん,戻ってこれてヨカッタね」と言ってくださるが,どうも少し当惑している感がある。手がかかる・・・というか,「要注意患者」のリストに入っているのは間違いないのだろう。少し距離を置かれているようにカンジてならない。嫌がっている,というのではなく,やはり少し怖いのかもしれない。ワタシの気のせいだろうか?

以前から親しくお喋りをしてくれていた看護助手さんだけが,昨夜,「仕事もあるのにホンマに大変やね。できるだけのコトはさせてもらいますから」って,言ってくれた。ワタシと同年代ぐらいの看護助手さん。彼女の父親も,別の病院に長く入院しているらしい。子供さんは,まだ小さいけど,ぜんそく持ち。「仕事帰りに,父の病院へ行ってやろう,とは思うけど,そう思っただけで疲れが出て,体が重くなるの」と,以前,言っていたっけ。。。


さて。とりあえず,今日は6時からの食事開始ができる。食事の前にトイレへ行っている間に,フロアは一杯になり,父の定位置には他の患者さんがセットされてしまった。どうやら今は,満床で患者数も多いらしい。

「ごめんね,今日は場所が狭くて。。。お部屋で食べてもらおうか」ということで,否応なしに,部屋で食べるコトになった。もちろん父の心理的には部屋でワタシと2人の方がよいだろうが,ずっとそれでも困る。。。集団で生活ができなくなるのは。けれど今は,とりあえず「緊急避難」というコトで,まぁ,しかたないか。

きっかり65分かかって,5品のミキサー食を父は全部食べた。が,途中で何度もひどく咽せて,咳こんだ。涙も鼻水も。。。どうしてこうなっちゃうんだろう。

食後の歯磨きでうがいをする時,父はまた咳こんで,痰をたくさん出した。透明な痰がたくさん出たが,その中に,さきほど食べた白いミキサー食が混じっている。やっぱり,気管に入ってしまっているのだな。。。入ってしまうのは仕方ないにしても,どうか炎症を起こさないで欲しい。。。

8時20分に布団に横になった父を確認して,病院を出る。痩せた父は,ベッドにへばりつくように,ペタンとして見えた。

そして,やはりまだ,混乱している。前の病院とここが「ごちゃまぜ」になっている。主治医やリハビリのセンセイが,混ざり合っている。食事の時も,「ベッドで食べる」というので,「もう具合は良くなったんだから,車椅子で」と押し問答になった。その時,「隣のじいさんの顔が見たくないんだ」と言った。あとで考えるに。。。それは前の病院で隣にいた患者さんのコトを言っていたのだと思う。

「まだ混乱してるなぁ。でもあちこち移されたら,しょうがないよね」と言うと,「うん,まだ混乱してるなぁ」と父は笑った。そう言って笑えるコトが,まだ少し救いかな。。。?


夕食は,ブリの塩焼き,小松菜と揚げの汁,高野豆腐の含め煮。
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# by rompop | 2007-07-03 13:14 | ホスピタル

2007・7・2 転院・・・そして。

朝食は,切り干し大根の煮物(昨夜の残り)とご飯。


父がリハビリ病院へ戻る日だ。6月2日に緊急入院したからまる1ヶ月,肺炎で入院したコトになる。1ヶ月の間に,2回肺炎になった。

嚥下障害がある限り,『誤嚥性肺炎』は父にとって,一度治ったからもう大丈夫,ではなく,油断すれば何度でも繰り返すのだ,という現実をたたきつけられた1ヶ月。。。


それでも今はなんとか落ち着いて,リハビリ病院へ戻れるのだから,前向きな方向に進んでいるといって間違いない。けれど同時に,とても不安でもある。病院に入院していれば,なにかがあったとき,すぐに対処してもらえると思うから。リハビリ病院にいられる期間も,あと1ヶ月だ。その後,どこかへ移る時には,もっと大きな不安があるだろう。

本当に,どんな病気を持った高齢者も,安心して,ずっと長くいられる場所がないものだろうか。。。それはいわゆる,「老人病院」のようなところになるのだろうか。でも父は,まだ寝たきりではないし,認知症もそうひどくはない。かと言って,ほとんどのコトが一人ではできない。なんだか,退院という嬉しいはずの日なのに,これから先のコトを考えると,出口がないような気分になってしまう。

いけないなぁ。。。先のコトはわからないのだから,今日一日,父がなんとか元気で過ごしてくれるコトを,もっともっと感謝しなければ。


今日の大阪は,雨のち曇り。。。父が移動するのは午後早い時間だから,なんとか雨が降らないように祈る。さいわい,曇り空だけど,雨はまぬがれたみたい。リハビリ病院はすぐ隣だけど,それでも雨がひどいと,弟も大変だし,父も少しは濡れてしまうから。


というわけで,今夜から,1ヶ月ぶりに,また元のリハビリ病院へ通うコトになる。なんだか,ワタシまで少しドキドキする。父はどうだろうか。なんとか同じ3階に戻れるようお願いして,それは叶ったのだが,病室も前とは違うし,1ヶ月の間に患者さんの顔ぶれも変わっているだろう。また緊張して,集中力を欠いて食事の時にむせはしないだろうか。。。。


昼食は,冷麺,いなり寿司。


6時半ごろ,リハビリ病院へ着いた。3階のダイニングルームは夕食の真っ最中。

見覚えのある看護助手さんが,ワタシの顔を見るとホッとしたように駆け寄ってきた。見ると,父はまだ,食事に手をつけていない。

話を聞くと,6時に配膳され,机の前に座らせてもらったものの,「まだ食べたらダメ」「食べるのはここじゃない」と言い張り,看護助手さんを困らせたとか。最後には声を荒げて興奮したらしい。

。。。どうやら,前の病院では「ワタシが来るまで食べないで待ってるねんで」と言い聞かせていたので,こちらでもそうだと思っていたようだ。こちらでは,集団で食事をするし,消灯時間も早いため,ある程度,ペースをあわせる必要がある。だから,看護助手さんにお任せするしかない,と思っていた。

しかし。それはあくまでもこちらの考えであって,父には判別のつかないコトだった。きちんと,「こっちではみんなと一緒に食べ始めてね」と言っておくべきだった。

しかも,父は1ヶ月前までここにいたコトを思い出せないようなのだ。また急に環境が変わったので,少し混乱しているのか,ぼうっとした顔をしている。「肺炎になるまで,ここにずっといたんやで?」と言っても「。。。覚えてないなぁ」と言う。ううむ。

ワタシが到着するまで,さぞ不安だったろうと思う。ダイニングルームには,15人ぐらいの患者さんがテーブルを囲んでいて,看護師さんや看護助手さんが3~4人はウロウロしている。CDカセットからは,懐メロが流れている。人がたくさんいる時の「わーん」というざわめきが絶えずある。

「ワタシがくるまで食べちゃダメ」というワタシはいつまでも来ないし,看護助手さんは,「○○さん,さぁ,食べよう」と何度も何度も言う。。。


事情を説明したあと,軽く口の運動をさせてから,食事をスタートさせた。しかし,どうしたものか,今夜は最初からかなり状態が悪い。2口食べては咽せ,咳をして落ち着いた,と思っても,食べればまた咽せる。

まるで,肺炎になる直前の状態のようだ。4品あるうちの果物ゼリーだけを先に食べさせた。ミキサー食よりはゼリー食のほうが,食べやすいと思ったからだ。

そして,おかゆを5~6口。

1時間以上かかって,これが限界だった。低栄養になってしまう,と思ったが,今は,咽せて気管に入ってしまうほうが怖ろしかった。


初日だからしかたがないか。。。明日からは少し落ち着くだろうか。

「食べる前に少し興奮してしまったからなぁ・・・」と看護助手さん。原因はわからない。でも,環境が変わったこと,興奮したこと,集中できなかったこと,いろいろあるのだろう。久しぶりに鼻水をたらして咳き込む父を見て,泣きたくなった。。。


病室は以前の病室の隣。三人の相部屋だが,なんだか薄暗くて,開放感のない部屋だ。でも贅沢は言えない。

歯磨きをさせたあと,父をベッドに移してもらい,夜用のオムツに。ここでは,夜はオムツをかなり頑丈に何枚もあてる。これからの季節,暑いだろうな。でも,夜中の尿量が多い父だから,仕方ない。。。ここにはここのやり方があるようだし。

まったく新しいベッドで,父は落ち着かないようだったが,なぜここにいるのか,よく説明して聞かせる。「わかった」とは言っていたが,慣れるまで少し混乱するかもしれない。父にしたら,「まったく新しい違う場所」にまた連れて来られたように感じているのだろう。


8時20分ぐらいに病院を出る。

夕食は,サバのきずし,ヒジキの煮物,ゴボウとコンニャクの煮物。


転院手続きと,リハビリ病院での主治医との面談などを全部やってくれた弟は,目を真っ赤にして,疲れ切っていた。父の状態を話すと,「なんでや」とショックを受けている。前の病院での昼食は快調で,リハビリ病院へ来てからも,父は落ち着いていたらしい。

もしかしたら,夕方から夜にかけて,不穏な状態になる人が多いというから,父もそうなのかな。。。

ただ1つ。主治医の面談で,ここにいられる期限はあと90日,と言われたらしい。あと1ヶ月しか猶予がないと思っていたのだが,一度,肺炎で入院して戻ったので,あらたにカウントされるとのコト。

もしも,本当なら,これだけは神の救い。。。
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# by rompop | 2007-07-02 16:41 | ホスピタル

2007・7・2 『FREE HUGS』。

街頭に立って,通りすがりの見知らぬ人とハグしあう。。。。。
オーストラリア発のそんな活動が世界中で広がりつつあるそうです。
You-tubeの映像が有名らしいのだけど,ワタシが知ったのは某雑誌から。

街角で活動中の,「FREE HUGS」のボードを持った男性のもとに
1人の男性が泣きながら近づいてきた。
その男性はビルの屋上から飛び降りようとしていたのだけど
眼下に,「FREE HUGS」のボードが見えた。。。
それが目に入ったとたん,何故か「まだ生きていたい」と感じて
その男性とHUGしあうために,降りてきたんだそう。

日本には恋人でもない限り,気軽にハグしあうなんて習慣ないですよね。
仲良しの友だちでも,ワタシは滅多にそんなコトしないなぁ。
親兄弟なら,もっとしないかな(笑) 小さな子供の時は別として。。。

それで思い出したのが,だいぶ前に,レイキを習った時のコト。
レイキというのは,簡単に言えばヒーリングの一種なんですけど,
その講座の中で,受講者全員とハグしあう時間があって,
年齢も色々だし,もちろん男性もいるし。。。で,かなり抵抗を感じつつ,
「じゃ,失礼しますね(笑)」ってカンジでハグしあってみたら,なんていうか。。。
人間の体ってすごく温かいんだな~って,すごく懐かしい感覚。
それに人によって,温かさも柔らかさも大きさも違っていて(当たり前か)
思わず涙ぐんでしまうほど,心地よかったんですよね。
みんな,他人なのに他人じゃないみたいな錯覚に陥りましたよ(笑)

まぁ,「知らん人とハグなんて気色悪い!」なんて賛否両論あるみたいだけど。
で,自分でボード持って街角に立つコトは多分しないとは思うけど
どっかでそうやっている人を見かけたら
勇気を出して「抱かれに」いってみようかしら~なんて思ったり。
なんか,理屈抜きでニャハハハ。。。って笑えてきて,楽しくなるかも(^^)


☆You-tubeの映像☆
初めて抱きしめてくれたのが,バアちゃんだった。ちょっと感動。


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# by rompop | 2007-07-01 13:14

2007・7・1 下剤。

10時まで眠れた。腰がダル痛い。。。。


洗濯をたくさんして,布団を干した。部屋の掃除など。

あひるごはんは,母が作った卵とネギのチャーハン,豆腐の味噌汁。


部屋で寝転んで,録画した映画やドラマを観る。ちょっと古い『イングリッシュ・ペイシェント』を観ている。ジュリエット・ビノシュ,なんだかとても懐かしい。一時はとても好きで,彼女の映画はほとんど観ていたっけ。

明日,父はリハビリ病院へ転院する。病院から帰ってきた弟と,明日の打ち合わせなどをして,ワタシは3時過ぎに家を出た。

昼食時も父は結構,むせた,と聞いてブルーになる。退院間際になって,少し状態が戻ってきているような気がする。

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今日こそはマッサージへ。。。。

ラッキーなコトに,待ち時間なしですぐにしてもらえた。40分のボディマッサージを頼む。肩と腰を中心にお願いした。40分の天国。。。。。

ハーブティのサービスがあったが,時間がないので断って,駅前のショッピングモールへ。父のために涼しそうな生地のパジャマを2着,買う。長袖のポロシャツを探したが,いまどき,長袖なんてあるはずもなく。。。でも,寒がりの父は,冷房がきいた部屋では長袖のほうが良いのだ。

これはまた,どこかで探そうか。。。


いつもの果物屋でネーブルをひと袋。350円なり。


そして,いつもの蕎麦屋で,ざる蕎麦(500円)といなり寿司(80円)で,腹ごしらえ。5時だというのに,この店は満席だ。すごいなぁ。。。やっぱり値段が魅力なのだろう。


5時半に病室へ。父は寝ていたが,「パパ~」というと,眼を開けた。

そしていきなり「トイレ行きたい」と言う。どうやら今日はお腹がいちだんと緩いらしい。。。


看護師さんに車椅子に乗せてもらってトイレへ。軟便らしいが,出た。聞くと,今日は朝から何度もトイレへ行っているという。原因はわからないが,とりあえず,1日3回の下剤(マグミット錠)は,昼食後から止めています,と看護師さん。

今日の父は,食べる前に車椅子に乗ってトイレへ行ったおかげで,しっかり目が覚めたせいか,一度もむせずに食べられた。50分で「はい,完了」と言って,スプーンを置いた。

耳にタコ。。。とは思いつつも,「リハビリ病院へ戻っても,こんな風にゆっくりとむせないように,食べてや」と言い聞かせる。ホントになぁ。。。一人でもちゃんとペースを守って食べられたら良いのだが。


ふと見ると,昼食時から中止になっているはずの薬が,ちゃんとテーブルに置いてある。看護師さんに確かめると「あ!ごめんなさい。間違いです」とのコト。おぃおぃおぃ。。。ホントにこういうところが,ズサンだと思う。命に関わるような薬でないから良いようなものの。。。


食後,またトイレ。結構,せっぱ詰まったカンジで,あわてて連れていく。また少し出たそう。食べている間,何度かお腹が「きゅるきゅる。。。」と小さく音を立てていたものなぁ。詰まるのも困るけど,出過ぎるのもなぁ。


トイレから帰ってきて,車椅子に座ったまま,ひげ剃り。30分経ったのでベッドへ戻す。

8時15分前だが,今日は帰らせてもらおう。父の具合も,異常なしだ。


夕食は,麻婆豆腐,えのき竹の味噌汁,切り干し大根の炊いたの。


下剤の話をしていると,弟が「え?昼食後にもちゃんと出てたから,飲ませたで」と言う。本当に。。。いい加減な病院だなぁ。。。
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# by rompop | 2007-07-01 13:12 | ホスピタル

2007・6・30 よく,歩いた日。

9時ごろ,起床。

ちょっと早めに家を出て,隣町にある胃腸科へ。いつも見ていただいているKドクターは,とても人気があって時間がかかるので,今日は別の医者に見てもらい,切れていた混合粉末の胃腸薬をもらうコトにした。

初めて診察を受けたドクターは,もう,ものすごく嫌な感じだった。面倒くさそうにカルテをパラパラ見て,口を聞くのもダルそうな感じ。すごく不愉快になってしまった。こんな医者。。。具合が悪くても絶対かかりたくないなぁ。

これ以上具合が悪くなったら,ちゃんと予約をとってKドクターに見てもらうつもりだったので,「薬をください」とだけ繰り返して,さっさと診察室をでてきた。


粉末混合剤と,痛みを修復する錠剤,28日分。


1時前に用事は終わってしまった。

朝,カロリーメイトゼリーを飲んだだけなので,お腹が空いた。


さて。。。とりあえず,父の病院の近くまで行こうと,バスに乗る。ちょっと顔だけ見て,「また夕方にくるわ」と出てくるつもりだった。1時半なので,もう,弟はいないだろうと病室へ行ったら,まだ,いた。あまり顔をあわせたくなかったのだが。。。。

今日の昼食,父はとてもむせたらしく,結構時間がかかってしまったそう。弟は心配そうに父の脇に立っていた。父はなんだか,憮然とした顔をしていた。


しばらくワタシがいるコトにして,弟は京都まで用事があるとかで帰っていった。


すぐに父のリハビリのお迎えがきたので,なんとなくついていき,リハビリの見学。父は若い女性の療法士さんにビシビシ言われながら,バーの間をゆっくりと2往復していた。バーがあれば,支えられなくても何とか歩けるのだが。。。

リハビリは30分。でも見ていると,療法士さんは2人を掛け持ちで見ていて,「ちょっと休憩ね」と言って,父を車椅子に放置している時間が10分ぐらいはあっただろう。やっぱり,リハビリ専門病院とは違って,たいしたコトしてくれないんだな,と実感。


かなり疲れた父を,病室まで連れて戻る。担当の看護師さんが「洗髪をしましょう」と言うので,なんとなく帰りそびれて,洗髪室までついて行った。父は髪を洗ってもらい,さっぱりした様子。髪がだいぶ伸びてしまっているが,これは仕方が無い。リハビリ病院で散髪の予約をしたと思ったら,こちらへ転院になってしまったのだ。


3時。結構疲れた父は,ベッドに横になると昼寝体勢。

ワタシもかなりお腹が空いた。。。。。「またあとで来るね」と言い残して,外へ。


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何を食べようか迷ったが,例の安くて美味しい蕎麦屋で,天ぷら蕎麦。美味しかった。

その後,マッサージをしてもらおうとウロウロしたが,どこの店も予約なしでは1時間待ち。そんな時間もないんだな。。。あきらめた。


駅前のショッピングモールで,もう少し持ちやすいスプーンと,父のパジャマを物色。パジャマはあったのだが,よくわからないので,母に相談してから買おう。


甘いモノが欲しくなったので,生クリームたっぷりのイチゴチョコのクレープを買って,食べる。あぁ,染みる。。。


ローカル百貨店の電化製品売り場に展示してあるマッサージチェア,何台もあるが,ここはいつも店員がいない。なので,一番高価なチェアに乗って,たっぷり30分,あれこれとリモコンをいじくってマッサージしてきた。まぁ,ひとの手にはかなわないけど,それでもちょっとは効いたかも。


5時半,父の病室へ戻る。

6時15分から食事スタート。1時間たって9割食べたところで,最後の最後で,ひどくむせる。父がむせると,ホントに泣きたくなる。変なところに入った,というコトだからなぁ・・・

何度も咳払いをして,出させようとする。


食後,やっぱりトイレへ。便座へ座るなり,ブリブリブリ!と大音響。やはり,下痢に近い軟便のようだ。今日は朝と夜に,2回の排便。


父をベッドに戻してあれこれしていると,いつもの時間。8時半だ。帰らなくては。


父と握手をして,病室を出る。今日はなんだか,とてもよく歩いたなぁ。。。下半身が重い。


帰宅。


夕食は,カツオのたたき,豆腐の味噌汁,ゴーヤとツナのマヨネーズ和え,キュウリとワカメの酢の物。
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# by rompop | 2007-06-30 22:18 | ホスピタル

2007・6・29 読んだ本。。。

父の病室で毎日読んでました。

すごく。。。面白かった。考えさせられた。
最後の場面では,涙をこらえるのに必死でした。

でも。。。とても清々しい読後感の実話介護記録です。

こんなホームがあれば,いいなぁ。。。

久田恵著・『母のいる場所~シルバーヴィラ向山物語』
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# by rompop | 2007-06-29 15:30 | 本&アート

2007・6・29 『名古屋』行きたいな~

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○カ・コーラの『玉麗』という緑茶についていたオマケ。
JRの駅名標の携帯ストラップ。。。
「東京」と「名古屋」で迷ったんだけど,美味しいモノがたくさんある名古屋で決まり(笑)

JR大阪駅のコンビニで買ったんですが,
大阪観光のオバさんが必死で『大阪』を探していましたが,どうやら売り切れの模様。。。
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# by rompop | 2007-06-29 13:33

2007・6・29 胃が痛い。

朝食は,バナナと黒ゴマ黄粉入りホットミルク。

ムカムカしながら寝たので,あまりよく眠れなかった。

今日も暑そうだ。。。


今夜の父は,特に問題があるようには見えず。熱もないし,体調も良さそう。

努めて明るくお喋りをし,さぁ!食べようか!と言って開始した。なにげなく「お腹すいたか?」と聞くと「すいた」と意外な返事が返ってきて驚いた。

50分で9割食べたところで「ウンコ。。。」と言い出す。あわてて車椅子を持ってきてもらい,トイレへ。

15分くらいで,出た,とのこと。

部屋に戻るが,食事はもうやめた。薬と歯磨き。

父の痰や唾液が手についても,もうなんとも思わなくなった。尿も平気。。。便は,まだキツイかな(笑) ワタシもまだまだ,だ。

食後の父はさすがに疲れたのか,もう自分からは口をきかない。


夕食は,豚肉の生姜焼き,じゃがいもの味噌汁,ゼンマイと揚げの炊いたの。
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# by rompop | 2007-06-24 22:18 | ホスピタル

2007・6・26 リハビリ講習会。

今日は,父がこないだまでいたリハビリ病院主催の,無料の「リハビリ講習会」がある。全4回だが,どれも平日の午後なので,今日の「嚥下障害に関するリハビリと栄養管理」だけ,だいぶ以前に申し込んでおいた。

申し込んだ時は,当然,父が肺炎を起こすことなど,予想していなかったので,まだリハビリ病院にいるものと思っていたのだが。。。


朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。


午前中に家を出てきたので,午後1時まで,病院の近くのショッピングモールで時間をつぶす。途中でコンビニで買った梅干しのおにぎりを食べ,久々に映画でも観ようかなぁ,と思った。

以前は,よく通っていた上階の映画館へ行ってみたが,観たい映画で,時間的にあうのが全然なかった。お金出して,長澤まさみ主演の邦画なんて,みたくないものなぁ。。。『300』はすごく観たいが,戦闘シーンがすごくて,血がドバドバ出るらしいので,今,こんなのを観たら疲れ切ってしまいそうだ。。。

というわけで,ぶらぶらと雑貨や服を見て,あとは1階にある大きな書店で立ち読み。ついつい,介護関連のコーナーへ行ってしまうワタシって。。。。


12時になったので,近くにある安くて割合美味しい蕎麦屋へ入る。普通のオバチャンとおっちゃんがやっている店だが,いちばん安いかけうどんは,250円という安さ。天ぷらそばでも,450円だ。

本当は天ぷらそばが食べたかったのだが,なぜか今朝から腹具合が悪い。さっき,薬屋で正露丸を買って,飲んだばかりだ。なので,卵とじうどん(400円)で我慢。出汁も卵もたっぷりで美味しいけど。。。うどんが固い!やっぱり今度から蕎麦を食べよう。

1時10分前に会場へ。定員は30名。


休憩をはさんで3時間の講習。前半は,嚥下障害についての説明や,病状,訓練法など。後半は,介護食(嚥下食)についての説明や,栄養摂取のポイントや注意点など。

ネットや書籍で,すでに知っているコトもたくさんあったが,知らないコトもあった。その意味では来てヨカッタと思う。1回しか来れなかったが,全4回の講習で使った資料(コピーをファイルしたもの)を1冊くれた。寝たきりにならないための,関節の体操などものっていて,嬉しい。

ただ,後半の介護食に関しては,もっと具体的な献立や作り方を教えてもらえると思っていたのだが。。。。これは,7月7日に,別に調理実習の講習があるそう。


講習では,スライドを使った説明のほか,実際に綿棒をつかって口腔マッサージをやったり,便利グッズを回覧して見せてもらったり,なかなか面白かった。ミキサー食のレトルトも,1品,小皿に配られて,味の感想を言い合ったり。帰りに,サンプルを1袋ずつもらった。


参加している人は,圧倒的にワタシより年上の方ばかり。初老の男性もいた。まさに在宅介護をしている現役バリバリの人たちばかりだ。

講師の説明の最中にも,質問が飛び交う。答えに納得がいかないと,さらに食いついて,質問する。「これがわからないから,教えて欲しい!今,困っているんだ!」という悲鳴が聞こえてきそうな雰囲気で,気持ちがピリリとひきしまった。


講師は,リハビリ病院の現役の言語療法士さんと,栄養管理課の主任さん。どちらも女性だ。栄養管理課の人は,顔に見覚えがあった。一度話をしたことがあり,その時に,「○○さん(父)の嚥下能力は,これ以上,落ちることはあっても,改善することは,まずないと思います」と,はっきり言われた。若くて可愛らしい人なのに,ずいぶんキツイ物言いをするのだな,と哀しくなった覚えがある。

ワタシの顔を覚えているだろうか?なんとなくは覚えているかもしれないな,と思いながら,話を聞いていた。

最後の20分は,質疑応答の時間。ここでも,活発な質問がいくつも飛び交った。最後のほうに,勇気を出してワタシも手を挙げた。食事介助に関しての質問だった。

その人がマイクを持って答えてくれた。彼女は,父が誤嚥性肺炎を起こして転院したことを,知っていたようだ。回答の途中に,「。。。ですから,○○さんは,口からの食事は『楽しみ』程度にして,経管栄養などの方法を選択しなければいけない時期にすでに来ているんですよ」と言われた。

顔だけでなく,名前まで覚えていた。まぁ,自分が食事を作っていた患者だから,当然か。それよりも,ここでもまた,そう言われてしまったコトに,激しく凹んだ。有給をとってまで,のこのこ講習を受けにきたコトが,否定されてしまったような気持ち。。。


4時に会場を出て,とぼとぼと近くの百貨店へ行き,地下でぼんやりとたこ焼きを食べた。

それから,5時過ぎに,父の病室へ。


父は,ほどよく冷房の効いた部屋で,布団にくるまって,気持ちよさそうに寝ていた。同室の患者さんたちも,みんな,ぐうぐう寝ている。

「今日はちょっと早く来れた」とだけいって,誤魔化した。吸い飲みやカップを洗って,新しいお茶を作ったり,ベッド回りの整理をしたり。


ふと見ると,ベッド脇に,昨日着替えさせたばかりの綿のパジャマの上下が。。。汚れ物らしく袋に入れてくれてある。む?広げて観察すると,パジャマのズボンのゴムのあたり一面に,黄色い便のあと。ちょっと下痢っぽい色だなぁ。。。

棚を点検。今着ているのは夏のパジャマのうちの1組。もう1組のズボンは,あいかわらず行方不明。ということは,今日,これを洗濯に持って帰ってしまうと,もし今夜,「粗相」をした場合,またウールのパジャマの出番になる。


というのは困るので,トイレの洗面所で,手洗いするコトにした。怒られそうな気がしたので,手早くコソコソと。便は案外すぐに取れたので,ヨカッタ。。。30分100円の乾燥機があったので,そこに放りこんだ。30分では生乾きだったので,1時間回したら,ふかふかに乾いた。ヨカッタ。。。。。

リハビリ病院と違って,ここではどうやら,夜のオムツが手薄のようだ。だから,オシッコやウンコでパジャマを汚すコトが多い。腹具合が悪い時など,毎日のように,汚れ物が出る。

でも,それに関して何か聞いたりすれば,苦情だと思われて,父のオムツが頑丈になってしまうかもしれない。それでなくても暑いのに,何枚ものオムツでぐるぐる巻きにされるのは不本意だ。それなら,洗濯すれば済む話だから。。。と,これは母とワタシの考え。退院までの間だから,それでイイと思う。


それにしても,リハビリ病院からの受け入れの連絡が全然こないなぁ。。。不安。


夕食が来たので,ベッドを起こし,6時15分から開始。ワタシは横で本を読む(ふり)をしながら,チラチラと時計と父の様子を,さりげなく交互に見ている。父が目を閉じてじっとしていると,胃がきゅぅぅうと痛む。


急かせてはいけない,「ゆっくり,確実に焦らんと食べてね」と言い聞かせている。でも,一口と一口の間に,休憩の時間が長すぎる。そこをそんなに,ゆっくりしていては,時間ばかりがどんどん過ぎてゆく。

時間が過ぎれば,父は疲れる。ベッドを起こされている状態の,背中やお尻が痛い,と言い始める。腹が圧迫されてくる。疲れてくれば,嚥下の状態も落ちてくる。むせやすく,気管に流れていきやすくなる。でも,食事を残せば,低栄養になってしまう。低栄養になれば,ますます体力が落ちていき,飲み込む力が落ちてしまう。負の連鎖。


今日は,1時間で完食。薬を飲んだばかりなのに,「ウンコが出る」という。お腹がゆるめのようなので,ワタシも焦る。

看護師さんに車椅子に乗せてもらい,いそいでトイレへ連れていく。車椅子がゆったり入れる広いほうの個室が使われていて,狭いほうの個室に父を押しこむ。

扉を閉めるなり,大音響のオナラの音。いかにもウンコがでてきそうな音だ。

10分ぐらいで,終了。少しだけど,ゆるめの便が出たそうだ。ヨカッタヨカッタ。


しかし,後処理に来てくれた看護師さんは,なんだか乱暴で,父にすごく無理な体勢を取らせて立たせたまま,後ろから無理矢理パジャマのズボンをひっぱって,車椅子に後ろ向きに座らせようとする。父は怖いので,手すりを持ったまま,踏ん張る。見かねたワタシが,「無理です,無理」といって,手を出して,父の腰を支えた。まったく。。。ムチャクチャだなあ。転んでしまったら,どうするつもりなんだろう。


部屋に戻り,しばらく車椅子のままで歯磨きを。食後30分たってから,ベッドに戻してもらった。

帰り際の父は,やたらに母のコトを気にして「ママ,どうしてる?」と聞いていた。また一度,病院から電話をさせてやろうかなぁ。。。言語が不明瞭な父と,耳がかなり遠くなってきた母では,電話の会話もなかなか成立しないのがネックなんだけど。。。


夕食は,カレーライス,春雨と卵のスープ,ゴーヤとツナのマヨネーズ和え。


ちなみに,行方不明のパジャマのズボンは,棚の後ろ,吸入器などを置いてある陰に,ぽんと置かれてあったそう。今日の昼間,弟が発見して持ち帰った。看護師さんが違うと,汚れ物を置く場所も違うのか。。。前など一度,オムツを大量に入れてある棚の中に突っ込んであったし。。。

早くリハ病院へ戻りたい。ここは・・・あまりにも,ずさんな点が多すぎるよ。。。


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# by rompop | 2007-06-24 22:17 | ホスピタル

2007・6・27 転院の日が,決まった。

朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。


最近,「DHC」の黒豆茶を飲んでいる。お湯をそそいでお茶を飲み,残って柔らかくなった黒豆は食べられる。とても美味しい。

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定時に事務所を出て,病院へ。


父はまだベッドに寝たままだった。配膳はもうとっくにされていて,夜担当の看護師さんが「あぁ,ごめんなさい。すぐに準備しますから!」と,向こうのベッドのほうで叫んでいた。自分で準備をするつもりだったので,「いいです,いいです」と言う。

父は少し顔が赤かったが,そんなに熱は高くない。36℃台なので心配ないだろう。「車椅子に座って食べる?」と聞くと,判断に迷うようだったが(認知症のためか,父は自分でいろんなコトを判断して決めるコトが苦手になった),遠慮しながら看護師さんに聞くと,気持ちよく「そうしましょうか」と言ってくれたので,走って車椅子を持ってきた。

移乗は,看護師さんにやってもらった。どうも自分でやると,腰を痛めてしまいそうな気がしたから。。。

お尻が痛くないよう,座布団を敷き,背中にクッションをあてた。首にはエプロン代わりにタオル。テレビ台のほうを向いて座らせ,テーブルの高さを調整する。隣のベッドとの間のカーテンは,引いておいた。なるべく個室みたいな雰囲気を作った。

父は,むせずに,ゆっくりと全部食べた。途中,少し気がはやるのか,スプーンのペースが速くなったので,「あかん,ゆっくり!前のをちゃんと飲み込んでから」と耳元で注意。父はちょっとわずらわしそうな表情に。きっと,耳にタコ状態なんだよねぇ。。。


途中で,「トイレ行きたい」と父。「え??ウンコ?」「そう,ウンコ」

慌てる。でも車椅子にすでに乗っているので,今日は早い。さっと連れて行き,自分で便座に座らせた。座らせるなり,大きなオナラと便の出る音,そして匂いが。。。間一髪だった。


終わったあとはナースコールを押して,さきほどの看護師さんにやってもらう。父の担当の看護師さんでもあるので,親切だし,よく父のコトをわかっている人だ。

ここ数日,お腹がゆるいようで気になっているので,いくつか質問をした。


ここしばらくは,浣腸などをいっさい使わず,1日3回の「マグミット錠」という緩めの下剤で,毎日1~2度,ちゃんと便が出ています,とのコト。

リハビリ病院では,2日間便通がなければ,少し強めの下剤を夜に飲ませる。たいがいそれで,翌日には出るのだが,それでも出なければ,さらに粉末の酸化マグネシウムを足す。それでダメなら,座薬か浣腸。あるいは,摘便で出してしまう。

この浣腸が恐怖なのだ。父は下痢をして辛いし,服も汚れる。なにより,無理矢理下して出してしまうのでは,腸内環境もムチャクチャになってしまう。


「うちではなるべく浣腸を使わないで済むように,下剤をいろいろ考えて,このマグミットにしました」とのコト。緩めなので,毎食後,毎日飲んでも大丈夫らしい。

それに加えて,弟が毎日昼食に,「ダノンビオ」というヨーグルトを持参して,食べさせている。まぁ,こちらは,そう劇的な効果があるとも思えないが。。。

緩めの便かどうか確認すると,「固すぎもせず,下痢でもなくて,ちゃんと便意を感じてから,トイレまで我慢できる程度の緩さの便なので,今はとても良い感じだと思いますよ」とのコト。

もともと父は,家にいる時は,毎日1~2度,ちゃんとウンコが出ていたのだから,薬の助けを借りてはいても,それに近い状態ではある。じゃあこれでイイのかな?少し,納得した。


部屋へもどって,すっきりした父は食事を再開。トイレのロスが15分。それをのぞくと,正味50分で3品を完食。


薬と歯磨きのあと,30分,そのまま座っていてもらい,それからベッドへ。ベッドへ横になると,父は本当に楽なのか,嬉しそうな顔になる。やれやれ。。。でも,起きたり座るコトができるから,寝ると嬉しいんだよね。ずっと寝たきりでは辛いに決まっている。


主治医のMドクターに,バイアスピリンのコトについて,また質問。くわしく,丁寧に説明してくれた。若いけど,いいセンセイだと思う。


リハビリ病院への転院が決まった。7月2日。同じ3階フロアへ戻れる。病室は同じではないが,これは仕方ないだろう。。。とりあえず月曜日までの辛抱だ。それまでに熱が出ないよう,また誤嚥を起こさないよう,注意しよう。


笑顔のよい父と握手をして,病室を8時半に出た。


帰宅。


今夜は,昔からの友人たちが,陣中見舞いに贈ってくれたお肉を焼いて食べた。『三嶋亭』という高級店の味噌漬けの牛肉。美味かった。。。。。
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# by rompop | 2007-06-24 22:17 | ホスピタル