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2007・7・3 早退。

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朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。

昨夜はなんだか,あらたに気が重くなってしまって,あまり良く眠れなかった。隣室の弟もそうらしい。夜中に何度もトイレに行っていた。

まぁ,でも。できるだけのコトをしていくしかないな。


昼食 わっぱ飯弁当,白和え,スープ春雨(チゲ)。


午後,デスクの上の携帯に弟から電話。

昼食の見守りに行ったので,父の様子などを聞く。父は少しむせながらも,1時間で4品を全部食べたそう。ただ,怖ろしく集中力に欠けていて,機嫌も悪かったとか。。。

彼が言うには,頭がハッキリしない,と言うよりは,外界の刺激を遮断しようとしているように見える,とのコト。父なりに環境の変化に対処しようと必死なのかもしれない。

その対処のしかたが,「開いて慣れる」よりも「閉じこもる」方向なのは,父の生来の気質なのだろう。


病室につくと,父は寝ていた。

「冷房が寒い」というので,着ていた薄手の長袖のポロシャツの上から,ジャージの上着を着せる。もともと寒がりの父だが,痩せてしまったために,余計に寒さがこたえるよう。

それにしても,この部屋は冷房がよく効くなぁ。。。多分,部屋の作りとかベッドの位置によるのだろうけど。。。おまけに,同室の患者さんが,夜中に声をあげたり,看護師さんを呼ぶのに大声で怒鳴ったりする人らしく,早くもストレスを感じ始めているよう。相部屋はこういうのがあるから,辛いなぁ。

父の担当の看護師さんに,夕食の介助のコトを相談する。下膳の時間もあるだろうが,どのみち父はいつも間に合わないし,ワタシが仕事帰りに6時半に来るので,父の食事はそれからにして欲しい,とお願いした。食べる前に,準備運動などをしたいので,と言って。

6時半から始めると,普通に食べられたとしても,7時半になってしまう。ここは消灯は9時だが,8時には患者さんたちを早々にベッドに寝かしつけてしまうのだ。父だけが,大幅に集団のペースを外れるコトになる。

案の定,看護師さんはちょっと当惑した顔をした。口では「(仕事とかの)お時間大丈夫ですか?そちらが大丈夫であれば,こちらは別に構いませんよ」と言ってくれたが,快く,というわけではなかった。

それでも。。。たとえ効果が少しでも,父のためにはそのほうがイイに決まっている,と思い直し,そうさせてもらうコトにした。わずかでも父にとって良い,と思えるコトなら,やってみよう。病院の規則に反するコトでない限り。


食事の最中に呼吸困難を起こして運ばれ,誤嚥性肺炎になって,また戻ってきた父を,看護師さんも看護助手さんたちも,いちおうは笑顔で「○○さん,戻ってこれてヨカッタね」と言ってくださるが,どうも少し当惑している感がある。手がかかる・・・というか,「要注意患者」のリストに入っているのは間違いないのだろう。少し距離を置かれているようにカンジてならない。嫌がっている,というのではなく,やはり少し怖いのかもしれない。ワタシの気のせいだろうか?

以前から親しくお喋りをしてくれていた看護助手さんだけが,昨夜,「仕事もあるのにホンマに大変やね。できるだけのコトはさせてもらいますから」って,言ってくれた。ワタシと同年代ぐらいの看護助手さん。彼女の父親も,別の病院に長く入院しているらしい。子供さんは,まだ小さいけど,ぜんそく持ち。「仕事帰りに,父の病院へ行ってやろう,とは思うけど,そう思っただけで疲れが出て,体が重くなるの」と,以前,言っていたっけ。。。


さて。とりあえず,今日は6時からの食事開始ができる。食事の前にトイレへ行っている間に,フロアは一杯になり,父の定位置には他の患者さんがセットされてしまった。どうやら今は,満床で患者数も多いらしい。

「ごめんね,今日は場所が狭くて。。。お部屋で食べてもらおうか」ということで,否応なしに,部屋で食べるコトになった。もちろん父の心理的には部屋でワタシと2人の方がよいだろうが,ずっとそれでも困る。。。集団で生活ができなくなるのは。けれど今は,とりあえず「緊急避難」というコトで,まぁ,しかたないか。

きっかり65分かかって,5品のミキサー食を父は全部食べた。が,途中で何度もひどく咽せて,咳こんだ。涙も鼻水も。。。どうしてこうなっちゃうんだろう。

食後の歯磨きでうがいをする時,父はまた咳こんで,痰をたくさん出した。透明な痰がたくさん出たが,その中に,さきほど食べた白いミキサー食が混じっている。やっぱり,気管に入ってしまっているのだな。。。入ってしまうのは仕方ないにしても,どうか炎症を起こさないで欲しい。。。

8時20分に布団に横になった父を確認して,病院を出る。痩せた父は,ベッドにへばりつくように,ペタンとして見えた。

そして,やはりまだ,混乱している。前の病院とここが「ごちゃまぜ」になっている。主治医やリハビリのセンセイが,混ざり合っている。食事の時も,「ベッドで食べる」というので,「もう具合は良くなったんだから,車椅子で」と押し問答になった。その時,「隣のじいさんの顔が見たくないんだ」と言った。あとで考えるに。。。それは前の病院で隣にいた患者さんのコトを言っていたのだと思う。

「まだ混乱してるなぁ。でもあちこち移されたら,しょうがないよね」と言うと,「うん,まだ混乱してるなぁ」と父は笑った。そう言って笑えるコトが,まだ少し救いかな。。。?


夕食は,ブリの塩焼き,小松菜と揚げの汁,高野豆腐の含め煮。
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by rompop | 2007-07-03 13:14 | ホスピタル

2007・7・2 転院・・・そして。

朝食は,切り干し大根の煮物(昨夜の残り)とご飯。


父がリハビリ病院へ戻る日だ。6月2日に緊急入院したからまる1ヶ月,肺炎で入院したコトになる。1ヶ月の間に,2回肺炎になった。

嚥下障害がある限り,『誤嚥性肺炎』は父にとって,一度治ったからもう大丈夫,ではなく,油断すれば何度でも繰り返すのだ,という現実をたたきつけられた1ヶ月。。。


それでも今はなんとか落ち着いて,リハビリ病院へ戻れるのだから,前向きな方向に進んでいるといって間違いない。けれど同時に,とても不安でもある。病院に入院していれば,なにかがあったとき,すぐに対処してもらえると思うから。リハビリ病院にいられる期間も,あと1ヶ月だ。その後,どこかへ移る時には,もっと大きな不安があるだろう。

本当に,どんな病気を持った高齢者も,安心して,ずっと長くいられる場所がないものだろうか。。。それはいわゆる,「老人病院」のようなところになるのだろうか。でも父は,まだ寝たきりではないし,認知症もそうひどくはない。かと言って,ほとんどのコトが一人ではできない。なんだか,退院という嬉しいはずの日なのに,これから先のコトを考えると,出口がないような気分になってしまう。

いけないなぁ。。。先のコトはわからないのだから,今日一日,父がなんとか元気で過ごしてくれるコトを,もっともっと感謝しなければ。


今日の大阪は,雨のち曇り。。。父が移動するのは午後早い時間だから,なんとか雨が降らないように祈る。さいわい,曇り空だけど,雨はまぬがれたみたい。リハビリ病院はすぐ隣だけど,それでも雨がひどいと,弟も大変だし,父も少しは濡れてしまうから。


というわけで,今夜から,1ヶ月ぶりに,また元のリハビリ病院へ通うコトになる。なんだか,ワタシまで少しドキドキする。父はどうだろうか。なんとか同じ3階に戻れるようお願いして,それは叶ったのだが,病室も前とは違うし,1ヶ月の間に患者さんの顔ぶれも変わっているだろう。また緊張して,集中力を欠いて食事の時にむせはしないだろうか。。。。


昼食は,冷麺,いなり寿司。


6時半ごろ,リハビリ病院へ着いた。3階のダイニングルームは夕食の真っ最中。

見覚えのある看護助手さんが,ワタシの顔を見るとホッとしたように駆け寄ってきた。見ると,父はまだ,食事に手をつけていない。

話を聞くと,6時に配膳され,机の前に座らせてもらったものの,「まだ食べたらダメ」「食べるのはここじゃない」と言い張り,看護助手さんを困らせたとか。最後には声を荒げて興奮したらしい。

。。。どうやら,前の病院では「ワタシが来るまで食べないで待ってるねんで」と言い聞かせていたので,こちらでもそうだと思っていたようだ。こちらでは,集団で食事をするし,消灯時間も早いため,ある程度,ペースをあわせる必要がある。だから,看護助手さんにお任せするしかない,と思っていた。

しかし。それはあくまでもこちらの考えであって,父には判別のつかないコトだった。きちんと,「こっちではみんなと一緒に食べ始めてね」と言っておくべきだった。

しかも,父は1ヶ月前までここにいたコトを思い出せないようなのだ。また急に環境が変わったので,少し混乱しているのか,ぼうっとした顔をしている。「肺炎になるまで,ここにずっといたんやで?」と言っても「。。。覚えてないなぁ」と言う。ううむ。

ワタシが到着するまで,さぞ不安だったろうと思う。ダイニングルームには,15人ぐらいの患者さんがテーブルを囲んでいて,看護師さんや看護助手さんが3~4人はウロウロしている。CDカセットからは,懐メロが流れている。人がたくさんいる時の「わーん」というざわめきが絶えずある。

「ワタシがくるまで食べちゃダメ」というワタシはいつまでも来ないし,看護助手さんは,「○○さん,さぁ,食べよう」と何度も何度も言う。。。


事情を説明したあと,軽く口の運動をさせてから,食事をスタートさせた。しかし,どうしたものか,今夜は最初からかなり状態が悪い。2口食べては咽せ,咳をして落ち着いた,と思っても,食べればまた咽せる。

まるで,肺炎になる直前の状態のようだ。4品あるうちの果物ゼリーだけを先に食べさせた。ミキサー食よりはゼリー食のほうが,食べやすいと思ったからだ。

そして,おかゆを5~6口。

1時間以上かかって,これが限界だった。低栄養になってしまう,と思ったが,今は,咽せて気管に入ってしまうほうが怖ろしかった。


初日だからしかたがないか。。。明日からは少し落ち着くだろうか。

「食べる前に少し興奮してしまったからなぁ・・・」と看護助手さん。原因はわからない。でも,環境が変わったこと,興奮したこと,集中できなかったこと,いろいろあるのだろう。久しぶりに鼻水をたらして咳き込む父を見て,泣きたくなった。。。


病室は以前の病室の隣。三人の相部屋だが,なんだか薄暗くて,開放感のない部屋だ。でも贅沢は言えない。

歯磨きをさせたあと,父をベッドに移してもらい,夜用のオムツに。ここでは,夜はオムツをかなり頑丈に何枚もあてる。これからの季節,暑いだろうな。でも,夜中の尿量が多い父だから,仕方ない。。。ここにはここのやり方があるようだし。

まったく新しいベッドで,父は落ち着かないようだったが,なぜここにいるのか,よく説明して聞かせる。「わかった」とは言っていたが,慣れるまで少し混乱するかもしれない。父にしたら,「まったく新しい違う場所」にまた連れて来られたように感じているのだろう。


8時20分ぐらいに病院を出る。

夕食は,サバのきずし,ヒジキの煮物,ゴボウとコンニャクの煮物。


転院手続きと,リハビリ病院での主治医との面談などを全部やってくれた弟は,目を真っ赤にして,疲れ切っていた。父の状態を話すと,「なんでや」とショックを受けている。前の病院での昼食は快調で,リハビリ病院へ来てからも,父は落ち着いていたらしい。

もしかしたら,夕方から夜にかけて,不穏な状態になる人が多いというから,父もそうなのかな。。。

ただ1つ。主治医の面談で,ここにいられる期限はあと90日,と言われたらしい。あと1ヶ月しか猶予がないと思っていたのだが,一度,肺炎で入院して戻ったので,あらたにカウントされるとのコト。

もしも,本当なら,これだけは神の救い。。。
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by rompop | 2007-07-02 16:41 | ホスピタル

2007・7・2 『FREE HUGS』。

街頭に立って,通りすがりの見知らぬ人とハグしあう。。。。。
オーストラリア発のそんな活動が世界中で広がりつつあるそうです。
You-tubeの映像が有名らしいのだけど,ワタシが知ったのは某雑誌から。

街角で活動中の,「FREE HUGS」のボードを持った男性のもとに
1人の男性が泣きながら近づいてきた。
その男性はビルの屋上から飛び降りようとしていたのだけど
眼下に,「FREE HUGS」のボードが見えた。。。
それが目に入ったとたん,何故か「まだ生きていたい」と感じて
その男性とHUGしあうために,降りてきたんだそう。

日本には恋人でもない限り,気軽にハグしあうなんて習慣ないですよね。
仲良しの友だちでも,ワタシは滅多にそんなコトしないなぁ。
親兄弟なら,もっとしないかな(笑) 小さな子供の時は別として。。。

それで思い出したのが,だいぶ前に,レイキを習った時のコト。
レイキというのは,簡単に言えばヒーリングの一種なんですけど,
その講座の中で,受講者全員とハグしあう時間があって,
年齢も色々だし,もちろん男性もいるし。。。で,かなり抵抗を感じつつ,
「じゃ,失礼しますね(笑)」ってカンジでハグしあってみたら,なんていうか。。。
人間の体ってすごく温かいんだな~って,すごく懐かしい感覚。
それに人によって,温かさも柔らかさも大きさも違っていて(当たり前か)
思わず涙ぐんでしまうほど,心地よかったんですよね。
みんな,他人なのに他人じゃないみたいな錯覚に陥りましたよ(笑)

まぁ,「知らん人とハグなんて気色悪い!」なんて賛否両論あるみたいだけど。
で,自分でボード持って街角に立つコトは多分しないとは思うけど
どっかでそうやっている人を見かけたら
勇気を出して「抱かれに」いってみようかしら~なんて思ったり。
なんか,理屈抜きでニャハハハ。。。って笑えてきて,楽しくなるかも(^^)


☆You-tubeの映像☆
初めて抱きしめてくれたのが,バアちゃんだった。ちょっと感動。


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by rompop | 2007-07-01 13:14

2007・7・1 下剤。

10時まで眠れた。腰がダル痛い。。。。


洗濯をたくさんして,布団を干した。部屋の掃除など。

あひるごはんは,母が作った卵とネギのチャーハン,豆腐の味噌汁。


部屋で寝転んで,録画した映画やドラマを観る。ちょっと古い『イングリッシュ・ペイシェント』を観ている。ジュリエット・ビノシュ,なんだかとても懐かしい。一時はとても好きで,彼女の映画はほとんど観ていたっけ。

明日,父はリハビリ病院へ転院する。病院から帰ってきた弟と,明日の打ち合わせなどをして,ワタシは3時過ぎに家を出た。

昼食時も父は結構,むせた,と聞いてブルーになる。退院間際になって,少し状態が戻ってきているような気がする。

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今日こそはマッサージへ。。。。

ラッキーなコトに,待ち時間なしですぐにしてもらえた。40分のボディマッサージを頼む。肩と腰を中心にお願いした。40分の天国。。。。。

ハーブティのサービスがあったが,時間がないので断って,駅前のショッピングモールへ。父のために涼しそうな生地のパジャマを2着,買う。長袖のポロシャツを探したが,いまどき,長袖なんてあるはずもなく。。。でも,寒がりの父は,冷房がきいた部屋では長袖のほうが良いのだ。

これはまた,どこかで探そうか。。。


いつもの果物屋でネーブルをひと袋。350円なり。


そして,いつもの蕎麦屋で,ざる蕎麦(500円)といなり寿司(80円)で,腹ごしらえ。5時だというのに,この店は満席だ。すごいなぁ。。。やっぱり値段が魅力なのだろう。


5時半に病室へ。父は寝ていたが,「パパ~」というと,眼を開けた。

そしていきなり「トイレ行きたい」と言う。どうやら今日はお腹がいちだんと緩いらしい。。。


看護師さんに車椅子に乗せてもらってトイレへ。軟便らしいが,出た。聞くと,今日は朝から何度もトイレへ行っているという。原因はわからないが,とりあえず,1日3回の下剤(マグミット錠)は,昼食後から止めています,と看護師さん。

今日の父は,食べる前に車椅子に乗ってトイレへ行ったおかげで,しっかり目が覚めたせいか,一度もむせずに食べられた。50分で「はい,完了」と言って,スプーンを置いた。

耳にタコ。。。とは思いつつも,「リハビリ病院へ戻っても,こんな風にゆっくりとむせないように,食べてや」と言い聞かせる。ホントになぁ。。。一人でもちゃんとペースを守って食べられたら良いのだが。


ふと見ると,昼食時から中止になっているはずの薬が,ちゃんとテーブルに置いてある。看護師さんに確かめると「あ!ごめんなさい。間違いです」とのコト。おぃおぃおぃ。。。ホントにこういうところが,ズサンだと思う。命に関わるような薬でないから良いようなものの。。。


食後,またトイレ。結構,せっぱ詰まったカンジで,あわてて連れていく。また少し出たそう。食べている間,何度かお腹が「きゅるきゅる。。。」と小さく音を立てていたものなぁ。詰まるのも困るけど,出過ぎるのもなぁ。


トイレから帰ってきて,車椅子に座ったまま,ひげ剃り。30分経ったのでベッドへ戻す。

8時15分前だが,今日は帰らせてもらおう。父の具合も,異常なしだ。


夕食は,麻婆豆腐,えのき竹の味噌汁,切り干し大根の炊いたの。


下剤の話をしていると,弟が「え?昼食後にもちゃんと出てたから,飲ませたで」と言う。本当に。。。いい加減な病院だなぁ。。。
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by rompop | 2007-07-01 13:12 | ホスピタル