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2007・7・13 疑問。

今夜の父はなかなか頭もハッキリしていて,良い感じだった。でも。。いざ食べ出すとむせる。65分で8割。あまりに辛そうなので「パパ,もういいよ。おしまいにしよう」と引き上げる。

むせすぎて,涙と鼻水でティッシュの山ができる父を,向かい合わせで見ている。

こんな風に,「監視する」ように見張っていて,父もそれに答えてがんばって食べている。でも,これが本当に父のためになるコトなのかな?ワタシたちは,本当に正しいコトをやっているのかな?

ふいと,疑問がムクムクと起こってくる。


久しぶりに散髪をしてもらった父は,こざっぱりとして,綺麗な老人になっていた。ワタシも,とりあえず,早く元気にならねば。今の体と心では,なにもちゃんと考えられない。それだけの余力がない。


明日は主治医から面談に呼ばれている。パスさせてもらって,弟に託そうと,帰宅後,一時間ぐらい,母もまじえて打合せをした。打合せというよりも,家族としての意思確認だ。弟は,なんとなくワタシにも同席して欲しそうだが。。。


とりあえず,とっとと布団にもぐりこむ。
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by rompop | 2007-07-13 17:09 | ホスピタル

2007・7・12 仕事が,溜まる。

抗生剤が効いたせいか,半日眠れたせいか,だいぶマシ。


今夜の父。最初からたんがからんでいて,そのせいでムセる。55分で9割。

後半,飲み込みにくそうに,何度も細い喉に力をいれて飲み込んでいる。

綺麗な白髪の小さい頭。細すぎる喉。父は,真っ白い鶴とか鷺とか,そういう鳥にそっくりだなぁ。。と思いながら眺めている。

食べたあとも,いつまでも咳やたんが出ている。咳だけでなくクシャミも。しかしこの冷房,なんとかならないのかな。病室が23℃で適温って。。。

頭痛がガンガンしてきたので,8時10分に退散。

帰宅したらバタンキューだ。
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by rompop | 2007-07-12 20:16 | ホスピタル

2007・7・11 軽く,ダウン。

ご飯を食べて薬を飲む以外はひたすらパジャマのままで寝た。薬のせいか眠くていくらでも眠れた。

3時30分に起き出して出かける。5時に病室へ着いた。

6時10分から食事開始。

今日の午後は,ボランティアの方によるリクリエーションがあったらしく,父は疲れていた。

フラダンスや南京玉すだれなんかを2時間近く見せられたらしい。「面白かった?」「途中からオシッコしたくてかなわんかった」

食べ始めにかなりむせたが,たんを出せてからは割合,順調。65分で9割。

デザートに普通の安物のプリンが出たが,喜んで食べる。

食後にオシッコ。どうも今日は少し機嫌が悪いようで,ワタシもそれにつきあってやる余力もなく,さっさと帰る。

8時前にタクシーを呼び,駅まで。家には8時30分前に着いた。

抗生剤が効いているようだが,出かけてみるとやはりしんどい。。。
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by rompop | 2007-07-11 16:26 | ホスピタル

2007・7・10 今日は,ダメダメ。。。

昨日の父は,とても嬉しいカンジだったが,今日は一転して,凹むほうだった。最初から痰が喉にからんで,咽せる咽せる。。。結局,涙や鼻水をこらえて父は頑張る。これ,気管に入っていないのかなぁ。。。

65分で9割。疲れ果てる父。ワタシも,泣きたくなる。歯磨きのあと,オシッコが出て少しホッとするが,便はまた詰まっていて,2日出ていない。

父に風邪をうつしてはマズイので,ワタシは大きなマスク。息苦しい。。。


寝る前,出し切れなかった痰が気になるので,看護師さんにお願いしておく。熱はなく,胸の音もそう悪くはないそう。酸素量も計ってくれたが,十分だそうだ。少しだけ安心して帰るコトができた。


帰宅。さっさと寝るコトに。汗をかいているが,シャワーも我慢して,寝た。
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by rompop | 2007-07-11 16:23 | ホスピタル

2007・7・9 しゃんと,している。。。

相変わらず,風邪っぽい。

ファイト一発で,風邪薬とビタミン剤をザラザラ飲んで出かける。父の夕食介助を申し出た以上,絶対に病院行きを休むわけにはいかないからなぁ。


1日デスクワーク。夕方遅くから来客がたてこんでいて,定時に帰りにくいのなんの。でも,快く,ではないにしろ,半年以上,いっさい残業しないで定時ダッシュするワタシを黙認してくれている同僚たちに感謝すべきだろう。何かにつけて,ワタシには感謝の気持ちが足りなかったな。。。と,急に反省。


今夜の父は,少なからずむせはしたものの,55分で完食。何より良い感じだったのは,最初から最後まで,しっかり覚醒していたコト。

ワタシが着いた時はベッドに寝ていて,「あ~車椅子に座ってて,って言ったのに~!」と思ったのだが,体力温存できていたのだとしたら,これでイイのかも。

しばらくは試行錯誤だな。

帰りもしっかり覚醒したままで,笑顔を見せてくれた。


父が調子いいと嬉しい。。。

嬉しいついでに,帰り道,ついついJR駅構内にある『ユニクロ』へ。キース・ヘリングのイラストのTシャツがSALEで1,500円。もちろん一枚の値段なのだが,ワタシときたら,何の根拠もなく(どこにも,そんなコト書いてないのに),勝手に「2枚で1,500円」だと思いこみ,2枚を真剣にチョイスした。

で,ホクホクとレジに持っていき,「アリガトウございます,3,000円になります」と言われて,はじめて「え??」と気づいた。。。けど,「1枚にします」って言えなくて,黙って2枚買ってしまった。別に無理矢理2枚,いらなかったんだけどな。。。


でも,まぁ,いいか。カーキ色のやつと,白地にパステルでイラストが描かれたやつ。MサイズかSサイズかで迷ったけど,帰ってから着てみたら,Mサイズで少しゆとりがあって,でも,大き過ぎず,イイ感じだった。Sだったら,きっとパツパツだっただろう。。。


夕食を食べながら,母とお喋り。父がとても元気そうだったので(病人で元気ってコトもないんだけど),ついついワタシも気持ちが軽く,いろいろと母に報告する。

「パパが元気だとお姉ちゃんも気が軽くなるみたいやな」と母。ちょっとしたコトにも一喜一憂してしまうのは,疲れるけど,やっぱりしかたないコトだな。家族に病人がいるってコトは,そういうコトなのだ。


さっとシャワーを浴びて,風邪薬と1000円ドリンク(『正官荘』という漢方入り),マルチビタミン剤と胃薬を飲んで,とっとと就寝。
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by rompop | 2007-07-09 20:48 | ホスピタル

2007・7・8 部屋が,汚い。。。

夜中に暑くて寝汗をかいたのか,朝,喉がおかしい。マズイ。。。胃の具合もおかしいし,こめかみのあたりがズキズキする。

父の通い介護そのものよりも,ワタシには,はっきり言って,弟との連係プレーに摩擦が多すぎるのがストレスなんだな,多分。もともと性格は全然違うのだけど,確かにむこうのほうが,何事もきっちりと「抜かりなく」やっていると思う。感情に押し流されるコトなく,ある意味クールで,線引きができるから,ワタシのように,ついつい「パパ優先」でオーバーワークしてしまい,疲れ切ってしまうコトもない。でもなぁ・・・・


12時近くまで,汗だくの布団のなかで,起きられなかった。こういう睡眠って,ホントに質が低いと思う。寝てるのか寝てないのかわかんない夢うつつの中で,ずっと父のコトや,これからのコトなんかを,ワタシは考えていた。


あひるご飯は,ふわふわ卵+納豆+ネギ+黒ごまの丼。昨夜の残りの味噌汁。


布団をベランダに干して,部屋を掃除。汚い部屋だなぁ。。。ホントに住んでいる人のエネルギーが停滞してしまうような,乱雑な部屋だ。

・・・と他人事のように言ってしまったが,ホントにもう少し綺麗にしないと,体にも良くないと思って,真剣に考えた。

クローゼットの上に,ちまちまと飾って喜んでいた硝子細工の動物のオブジェとか,あちこちに立てかけて飾っていた小さな額の絵など,処分したり,撤去したり。こういうものが多すぎるから,ついつい拭き掃除が面倒になって,埃が溜まるんだな。もっとシンプルな部屋にしておけば,掃除もしやすくなるだろう。

掃除機をかけるにしても,床にあるモノをいちいちどかさなくても済むよう,床には何も置かないようにしよう。


あっという間に4時前になったので,準備をして病院へ。

商店街で風邪薬とヘアカラーを買い,5時過ぎに病室へ。父はトイレから帰ったところ。まだ少し早いので,もう少し寝かせておく。

6時20分前になって,「もうご飯だから起きよう」と起こしたが,ボウッとしている。聞いてみると,本当かどうかわからないが,「夜,寒くてあまり寝れない」とのコト。病室の室温は24℃だそう。「適温です」って看護師さんは言うけど,ワタシにも父にも,ちょっと寒いなぁ。夜中はいったん冷房は切るけれど,患者さんの様子やその日の温度によっては,少し入れたり切ったり,微調整するそうだ。ちょっと考えないとなぁ。


食前の嚥下体操を一緒にやって,6時10分からスタート。今夜も結構咽せる。咳きこむたびに,からまった痰を出させる。出ないときは,咳払いをさせてから空飲みこみさせる。65分で9割。

途中で疲れるのか,いっきにペースダウンするので,時計を見ながらハラハラする。鼻水に涙。。。父がやっているのは,もう,「楽しい食事」なんかではない。ただの「苦行」だ。その苦行にワタシもつきあっているカンジ。。。

パパ,辛いなぁ。。。でも,入れ歯じゃなくて,自分の歯もあるし,味もわかるし,噛むコトもできるんだから。。。まだ口から食べたいよなぁ??


食前食後に,尿がたくさん出た。お願いしていた「酸化マグネシウム」が昨夜から処方されたおかげで,便通も1回あったようだ。こちらは少し安心。あとは水分補給をもう少しさせて,脱水症状にならないようにしなくては。。。


8時10分にベッドへ。2時間半近く車椅子に座るのは,まだまだしんどいね。


寒いと言い張るので,看護師さんと相談して,薄手のパジャマの上着を2枚重ね着させる。大丈夫かなぁ・・・?寝汗をかいて風邪ひかなきゃいいけど。


9時10分に帰宅。ちかれたびー。
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by rompop | 2007-07-09 09:43 | ホスピタル

2007・7・7 休日。

久しぶりに朝寝のできる土曜日。

なのに,昨夜ワタシの書いた手帳をみた弟が部屋をノックし,「寝てるのにゴメン」と言いながらも,1時間ぐらい父の話をしていった。

結局,一度押しきられて承知した話を,また蒸し返して交渉しようとしているワタシを責めているわけだが,どうしてもそうしたいなら,詳しい成り行きをちゃんと伝えておいてくれないと,困る,とのコト。

まぁ,病院側は,ワタシも弟も,「家族さん」というくくりで捉えているから,ワタシが提示したコトへの答えを,普通に弟に返してきたりするのは,当然といえば当然だ。同じ「家族さん」でも,いろんなコトに対する考え方や不満のありかは,微妙に違っていたりするわけなんだけど。

結局,今日の昼,担当の看護師になんか言われたら,「食事の件は,あらためて姉がお話しするそうです」と言っておいてもらう事にする。どうせそのつもりだから。


夜も暑いせいか,あまり良く眠れなかった。軽く頭痛がする。


あひるごはんは,ツナのサラダ巻き1本,昨夜の味噌汁。


母がいろいろ知りたがるので,昨日看護師に言われたコトなどを詳しく話す。母もため息。。。そこへ昼食介助のために病院へ行った弟から電話。

担当の看護師がさっそくやってきて,「食事の件は,ご家族の意向を尊重したいと思いますので。。。」と言ってくれたそう。


結局,ワタシが6時半に着いてから,夕食を開始して構わない,というコトになった。昨夜の看護師さんがよほど好意的に伝えてくれたのか,あるいは,父自身が「娘が来るまで待つ」と言い張ったのが,効いたのか。あるいは,これ以上もめてもややこしいので,根負けしてくれたのか?


とりあえず,大目に見てくださる,というのだから,素直に感謝して思うようにやらせてもらおう。


ゲンキンなもので,急に胃が楽になった気がする。昨夜は吐き気までしていたものなぁ。。。


オレンジとチーズケーキを食べて,4時に家を出る。


駅前の商店街は「七夕セール」の真っ最中。今日は七夕なんだなぁ。。。

薬局で少し買い物をし,父の病院へ急ぐ。5時前に着いたら,父はトイレの真っ最中。

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今日も少し,最初から痰がからんでいる。不安だなぁ。やっぱり,少し肺が弱っているのかな。


少し父をベッドで寝かせ,5時40分に起こして車椅子に乗せた。弟が話をつけておいてくれたので,父は廊下の一番端っこで食べるコトになっていた。ご丁寧に,目隠しの「ついたて」まで用意してくれている。

担当の看護師さんの姿が見えたので,「夕食の件,ありがとうございます」と声をかけた。「いいえ~」と,いつもの笑顔だったので,少し安心した。そして,細かい確認など。

ただ,夕食の配膳が6時前から始まり,それから30分ぐらいは食事介助に忙殺されるため,父をちょうど良い頃合の時間に,車椅子に移乗させておくのが難しい,とのコト。

それは困った。ただ,乗せてくれたらイイだけなのに。。。とも思うが,どうやら食事の前に,父をいつもトイレ誘導するコトになっているそうなのだ。その兼ね合いもあり,また,父を1人でトイレに置きっぱなしにしてしまうのも,心配なので(1人で車椅子へ移ろうとした前科あり),そうなると,忙しくなる少し前から起きてトイレへ行ってもらわねばならないんです,とのコト。


あれこれ相談して,とりあえずそれでやってみるコトにした。父はワタシが来るまで,45分くらい車椅子に座って待たねばならないが。。。大丈夫かな?それから食事に1時間。食後は最低30分。2時間半ちかく,座っていられるかな?

もし疲れが出て,食事に影響が出るようならば,考え直さなくてはならないが。。。一ヶ月の入院生活で,すっかり体力が落ちてしまった父。可哀相だけど,しかたがないなぁ。


今日は,6時10分から食事開始。いつもワタシが6時に来るコトができたら,一番いいのになぁ。すぐに食べれば,おかゆもこんなに温かいし,まずいご飯も美味しく感じられるかもしれない。

「鯛みそ」をつけた白がゆが,わりと美味しかったらしく,珍しく父は「美味しいわ」と言って食べた。それは何より。。。。


ところが,やはり,途中でむせ始める。何度も咳をさせるが,うまく出せる時と出せない時と。

「大丈夫か?」「大丈夫・・・」と言って,数口食べると,またむせる。。。


まったく,今日も泣きたくなった。父にわからないように,チラチラと腕時計に眼を走らせる。時間がどんどん経ってゆく。おわんのおかずは,全然減らない。。。

鼻水も出るので,たちまちティッシュの山ができる。


良くないな。。。この状態はホントに良くない。こういう状態を繰り返しながら,だんだん咳こみがひどくなっていき,熱が頻繁に出るようになっていき,ある日突然,父は肺炎になっていたのだ。


そして,またもや途中で「トイレ」という。「おしっこなら,さっき出たからもう出ないよ」というと,いったんは「そうか」と納得するが,またしばらくして,「ウンコかもしれない」という。

生理現象はしかたがない。癇癪を起こしそうになったが,おさえてトイレへ連れてゆく。もうタイムリミットだ。。。


結局,おしっこしか出なかった。1時間経っていたが,もう少しだけ,と思い,食事を続けた。最後は,ワタシが残ったおかずを食べさせた。ワタシが全部介助したほうが,早く食べられるようだ。

8割がた食べたところで,またむせたので,もう,あきらめた。75分で8割。。。。。


食後の歯磨きで,父は何度も痰を出した。透明な中に,ミキサー食が混じっている。ヨカッタ,少しでも出すコトができて。でも,いくらかは気管へと入っていっているのだろう。


30分して,ベッドへ。父の足が象のようにむくんでいる。看護師さんに相談するが,どうしようもなさそうだ。「一番の原因は,循環器でしょうね」とのコト。こちらへきて,車椅子に座る時間が増えたコトも,あるでしょう,とも。ほかの患者さんも,夜は足がパンパンにむくんでいるそうだ。クッションの上に足をあげて寝かせておく。

熱を測ってもらうと,37℃。ううん。。。微熱だ。


8時半。今夜も父はだいぶ疲れた。結局,3時間近く,車椅子だったもんね。「おやすみ」と言っても,半分夢の中で「おやすみ・・・・」とつぶやいていた。肺炎で病院にいた頃よりは,頭ははっきりしてきたとは思うが,なにせすぐに疲れてしまうよう。

水分をあまりとれなくて,便秘だし,尿の量も少ないのが気になる。
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by rompop | 2007-07-08 00:15 | ホスピタル

2007・7・6 待ちぼうけ。

d0062023_13163644.jpg朝食は,豆腐とワカメの味噌汁かけご飯。


昨夜から,ずっと後悔している。自分の気の弱さに。父のためなら何でもできる気でいるのに,肝心なところで腰がひけてしまって。。。


とりあえず,少しでも早く病院へ行って,食事の見守りをしよう,と,いつもと同じ電車に乗って病院へ向かう。運良く座れたが,窓の外を流れる景色を見ていたら,胃がムカムカしてきた。つくづく,人間の身体って,気持ちと繋がっているんだな。。。


病院に着いたが,食事中の患者さん達の中に,父の姿はなかった。あれ???

あわてて病室へ入ると,ベッド脇で父が車椅子に座り,イヤホンでテレビを見ているではないか。

「パパ!?まだ食べてないの??」と聞くと,父はイヤホンを外して笑顔になり,「お姉ちゃんが来るのを待っていようと思って」と言う。


。。。。。昨夜,いちおう,「明日はワタシがこなくても,6時になったら食べててね。途中で来るから」と,何度も言い聞かせたのだ。「わかった」と言っていたのに。。。。。


事情のよくわからない看護師さんがやってきて,「食べましょうって,言ったんですけどね。娘さん来るまで待つって言われるもので。。。」とのコト。というコトは,STのセンセイに嚥下体操をやってもらった5時から,父はずっと車椅子で待っていたわけだ。1時間半。

ひぇぇぇ,と思って,あわてて父を廊下に連れ出し,廊下の隅のほうにテーブルをセッティング。エプロンをつけて,食事の用意。看護助手さんたちも,あれこれと手伝ってくれた。


早く食べさせなきゃ,と思いながらも,その看護師さんに事情を聞かれたので,昨夜の成り行きと,それを父が理解していなくてワタシを待っていたコトを話す。

ホントは担当の看護師に話をしなければ意味がないのだが,あいにく,今日は非番らしい。今夜の看護師さんは,初めてお話する人だったが,包容力のあるキャラに,ついつい,今日一日考え続けていた想いを話してしまった。

病院側の都合もわかるが,食事の最初からちゃんと見守りがしたいのだ,と。また肺炎を繰り返すことだけは,どうしても避けたいのだ,と。

話しながら,つい,涙が出てしまった。その看護師さんは,「ご家族のお気持ちはよくわかりました。担当の看護師にちゃんと伝えますから」と言ってくれた。


話せただけで,少し胸のつかえが取れた気がした。だれにも話さずに,昨夜から1人で考え続けていたから,苦しかったのだ。


涙をふいて,父のところへ。ゴメンよ,待たせた上にさらに時間をロスしてしまった。


夕食の膳はだいぶ冷めていた。今日はなんだか,少し美味しそうなメニュウだ。シチューの上には時間が経ったので,膜が張っている。そのシチューに,一口ほどスプーンですくいかけて,戻した跡がある。父は食べようか迷って,やはりスプーンを置いたのだろう。なんだか,切なくなった。


最初は順調に食べていた父だが,やはり,待ちすぎて疲れが出たのか,むせ始めた。結局,50分経ったところで,父の疲労度を推し量り,膳を引き上げることにした。これ以上は,もう無理だ。口に入れても,ちゃんと飲みこめないに違いない。


6割しか食べられなかった。なのに,父は,車椅子に座っている疲れと,咳こんだ疲れで,疲労困憊だ。まったく,泣きたくなってしまった。


それでも歯磨きをさせ,30分は起こしておいて,それからベッドへ。横になった父は,もう,口を聞く元気もないようで,すぐに寝かけてしまった。8時半。「もう,帰るからね。明日は夕方にちゃんと来るからね」と言っても,少し笑って薄目をあけただけだった。


帰宅。

夕食は,マカロニとハムソーセージとキャベツのケチャップ炒め,玉ねぎの味噌汁,トマト。


弟と情報交換するために,ワタシたちは病院から帰ったら,交互に手帖に書込みをしている。ワタシの記述を読んだ母が,「どうして食べる意志はあるのに,50分で6割でひきあげるの?」と聞いてくる。疲れが出ると嚥下状態が悪くなって,むせて誤嚥するからだ,と説明しても,納得がいかない様子。「栄養が足りなくなって,ますます痩せてしまうのになぁ」と言われ,返す言葉もなし。。。。。
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by rompop | 2007-07-06 13:16 | ホスピタル

2007・7・4 微熱。

朝食は,バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。


少し疲れがたまってきているなぁ。。。父が肺炎で入院した6月2日以来,なにかと気になる状態が続いたので,土日も病院に出かけている。。。リハビリ病院へ戻るまでは,と思って頑張っていたが,今はまた,食事の介助が最重要課題となってしまった。


昼食は,ミニそぼろ弁当,チーズとコーンのサラダ,インスタント味噌汁。


午後,弟から電話。今日の父は,少し微熱があるらしい。明日はものすごく久しぶりの入浴だが,微熱があるようなら入浴させないよう,念のため,夜も看護師さんに念押ししておいてくれ,とのコト。

ちょっとぐらいの熱だったら,平気で風呂に入れてしまうものなぁ・・・


いっきに不安になる。また微熱か。。。。なんなんだろう?治まればいいが,微熱が出たり下がったりを繰り返すのは,イヤな兆候だと思う。


定時ダッシュで事務所を出て,病院へは6時20分に着いた。いつもと同じ時刻の電車だが,道を歩く速度を早くしたのだ。つ,疲れる。。。

6時からの夕食は始まっていて,看護師さん,看護助手さんたちは,「あぁ,来られた来られた」と笑顔で迎えてくれた。父は,6時頃に車椅子に移乗させてくれていて,ベッド脇で,一人,ワタシがくるのを待っていた。


「パパ,微熱あったんやて?今はないん?」「今は大丈夫」。。。しばらくはワタシも息が上がっていた。そんなワタシを見て,父はニコニコと笑っていた。いやぁ,ワタシも歳だなぁ。。。

とりあえず,誰もいない部屋で,舌の準備体操,「パッパッパッ」「ラッラッラッ」など声も出してみた。こういうコトをするだけで,父は若干疲れるようなのだから,切ない。


看護師さんが廊下のいつもの定位置に,テーブルを用意してくれていた。今日はやっぱりあちらで食べるか。

6時半から食事を始めた。


夕食は,高カロリー補助食が軽く茶碗に一杯。白いおかゆ,卵蒸し(のようなもの),フルーツ(のようなもの),ヨーグルトの5品。父にとっては,結構なボリュームだ。

途中で何度か,むせた。痰もからまった。一生懸命,咳をして出させようとしたが,出せる時と出せない時があった。「もっと強く咳して!」と背中をさすっても,父は途中で疲れてあきらめてしまう。「。。。もう,出ないよ」と言われると辛い。それでも,咳をさせようとする。何度も「空飲みこみ」をさせる。

1時間たって,おかゆがまるまる残っているのに,「トイレ」と父。「もう少し食べてからにしようよ~」と言うが,我慢できないらしい。「オシッコ?うんこ?」「行ってみないとわからない」とのコト。

食事は8割だ。リミットの1時間なので,あきらめて引き揚げる。

父はトイレへ。ウンコは出ず,オシッコだけ。


転院前から下剤の服用をぴったり止められているので,今は日に一回,少しの便が出るだけだ。こちらも油断ならない。注意していないと,以前の「2日間自然に任せて,出なければ強力下剤」の方式に替えられてしまう。肺炎で入院していた病院の看護師さんは,「そんなやり方は,あまり感心しない」と言っていた。


歯磨きをさせるが,あまり痰は出ず。あいかわらず,少し喉のあたりがゴロゴロ言っているのが,気になる。夜勤の看護師さんは「あまりひどいようなら,吸引しますから」と言ってくれたが,なんだかしてくれそうにないなぁ。。。ワタシもプロじゃないから,そう言われると,任せるしかない。


食事が終わって部屋へ戻ると,父はとても不機嫌になる。食事でストレスがたまるのかなぁ。部屋も,落ち着けるような良い病室ではないし。。。


入浴のコトや,右足の爪のコトなどを,もう一度しつこく看護師さんに話している間に,8時半になってしまった。帰るコトにする。父は珍しく,「ごくろうさん」とはっきりした声で言った。

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帰宅。

夕食は,ホワイトクリームシチュー,シメジの味噌汁,大根の浅漬け。


昼間に弟が言語療法士のセンセイと話をしたらしい。以前の検査の結果では,父は喉のあたりの蓋のような弁の動きが悪いらしく,固形食では,かろうじて機能するが,液体では,ほぼきちんと動かず,貯留(喉のあたりに,飲み込めずに溜まるコト?)が多いらしい。だから,誤嚥しやすく,肺炎のリスクは常にあるのだそうだ。という理由で,以前,一度,固形に近いモノに食事形態を変えてもらったが,それもうまくいかなかった。けれど。。。今のミキサー食は,どうなんだろうなぁ。。。

溜まっているものは,咳をして出したり,何度も飲みこむコトが有効らしいが,風邪などで体力が落ち,咳をする力がなくなってくると,肺炎を起こしたりするらしい。だから,とりあえず,体力が必要なのだ。体力をつけるためには,きちんと栄養が取れないと。。。
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by rompop | 2007-07-05 13:15 | ホスピタル

2007・7・5 クレーム。

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朝食は,クリームシチュウ(昨夜の残り)とご飯。

腰がすごく痛い。このあいだのクイックマッサージ,とても気持ちがヨカッタのだが,刺激が強すぎたようで,あれ以来,揉み返しがきたみたい。朝起きた時なんか,まっすぐに立てない状態だ。


今日も1日,デスクワーク。暑くなりそうだ。。。父は熱もなく,無事に入浴をしたかな?


昼食は,カレーパン(ウィンナー入り),具だくさんの野菜サラダ,ポタージュスープ,オレンジ,ジャージー牛乳プリン(持参)。

午後に弟から電話。父の下剤について,看護師さんに言った内容などの申し送り。ワタシたちも,昼と夜に病院にわかれていくので,必要なコトはこうやって申し送りをすることにしている。でないと,ワタシが知らずに,重複して夜に質問してしまったりするから。看護師さんも,昼と夜は交替しているので,「伝言ゲーム」がより複雑になり,下手すると面倒くさいコトになるのだ。今まで,何度もややこしいコトになって,閉口した。


定時間際にややこしい電話。駅まで12分ぐらいで小走りに走った。いつもの電車に乗れたが,すっかり疲れ果ててしまった。最近,走るコトなんて無いもんなぁ・・・


すっかり息切れして,6時20分過ぎに着いた。さっそく準備体操などを始めていると,担当のK看護師さんがやってきた。

すごく言いにくそうに。。。要は,ほかの人よりも30分遅れて食事をするのが,やはり具合が悪いとのコト。それでなくても父は食事に1時間かかるし,どんどん時間がずれていってしまう,と。

嚥下体操をする必要を指摘されたのであれば,うちのSTがさせてもらいます,と。ただ,やってくれるのは,STのセンセイの勤務時間内ギリギリの4時45分から5時の間,とのコト。

それでは。。。。あまり意味がないのでは。食事前に父を覚醒させて,食べる準備をさせるために行っているのだから。


ワタシもあれこれ粘ったのだが,疲れていたせいか,「とりあえず,それで少しやってみましょう」と,押し切られてしまった。気持ちが弱くなっていたせいもある。

下膳の時間にも間に合わず,父の食器だけがいつも残る。食後に看護助手さんが洗わねばならない,父のエプロンやコップやスプーンも,いつもあとに残ってしまう。そういうことやなんかで,クレームが出たのだろうと思う。口調は柔らかかったが,病院側の強い力を感じて,押しきることができなかった。。。。


結局,5時前にSTさんが嚥下体操をしてくれ,父はそのまま,ベッドには戻らずに,6時まで待っている。6時から食事開始。6時半にワタシがきて,父の食事の後半を見守る。こういう流れにされてしまった。


嚥下体操はともかく,最初から最後まで見守って,ペースアップしそうになったら押えたり,喉の動きを見て,残っているな,と思ったら,空飲みこみをさせたり,時々お茶を飲ませて口をさっぱりさせたり,咽せこんだら,しっかり咳をして出させたり。。。。そういうコトが,食べ始めの30分にはできなくなってしまう。

看護助手さんたちが見守ってくれるとしても,せいぜい,咽せた時に背中を叩いて咳をさせてくれるぐらいだ。それ以上のコトは求められないし,現実問題として,まず無理。


父のために,と思ってしているコトなのに,どうして,無理を承知でも,もう少し粘ってお願いできなかったのか。。。。。後悔ばかり。


父は2,3度咽せたが,65分で5品を全部食べた。咳をさせて,今夜はある程度,ちゃんと飲みこめたと思う。


帰宅。

夕食は豚肉のしゃぶしゃぶ,豆腐とわかめの味噌汁,菊菜のゴマ和え。


母にも何も喋る気がせず,早めに布団に入る。
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by rompop | 2007-07-05 13:15 | ホスピタル