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2007・7・23 家族会議。

早めに家に帰り,家族会議。

この段になって,またワタシが「父を在宅でみたい」と言い出したものだから,混乱をきわめた。

母は体調がずっと不安定だから,はなからあてにはできない。

弟は「僕は手伝えない。これからは自分の人生設計せなあかんから」と言い放つ。もともと父とは確執のあった弟は,犠牲を払ってまで,これ以上,父の介護をする気はない。「正直いうと,パパに対する愛情はお姉ちゃんとは違うから」とも言いやがった。

母は断固,反対する。「アンタが潰れてしまう」と。もちろん,この歳でフルタイムの職を捨てることにも大反対。

我が家にもそれなりの老後の蓄えはあり,ワタシにも相応の蓄えがある。もちろん,自分の老後のための資金だが。

でも,父や母の介護にこれから何年,いくらかかるか,わからない。金が底をついたら。。



いや,違うな。正直に言えば,一人で父の命を預かる勇気が,ワタシにはないのだ。だから結局,決断できない。怖い。

その癖,父の笑顔ばかりが浮かんで,胸が潰れそうだ。

今を逃したら,もう家には連れて帰れない。きっと。


目をつぶって,飛びこむか?父を背負って。ホントに背負いきれるのか?



眠れない。
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by rompop | 2007-07-24 19:43 | ホスピタル

2007・7・22 日曜日。

昨夜は,「ソラナックス」を飲んで,12時に寝た。今朝は10時までぐっすりだ。

ところが,寝過ぎたせいか,体は痛いし,腰はダルダルだし,頭痛は。。。やっぱり,全然治っていない。

凝りもせず,昨日と同じ,ツナとトマト缶のパスタ。

3時前に家を出て,商店街で超スピーディに買い物をする。父のために,新聞。「モロゾフ」のカスタードプリン。歯間ブラシ。それから綿の靴下を2足。自分のためには,いつもの果物屋でオレンジをひと袋,ジャンボおにぎりを1個,発売されたばかりの『クウネル』。。。それから,昨日,父に頼まれた「二十四の瞳」の文庫本も,父の本棚から,ちゃんと持ってきた。

病室につくと,3時半。父はトイレ中。迎えにいくと,「来るの遅かったねぇ。3時から時計を見て,今くるか今くるか,って待ってたよ」と言う。

たしか昨日は,「明日も4時半頃来るからね」と言ったのだった。今日はがんばって,これでも早く来たんだけどなぁ。。。

せっかく車椅子なのだから,と思って,このまましばらく座らせておく作戦,開始。

「プリン,持ってきたで。食べるか?」と耳元でささやくと,「あ!食べる」と言う。病室の隣のベッドには,「胃ろう」のおじいさんが寝ているので,1階のロビーへ降りるコトにした。ティッシュやお茶も一緒に持って,そろそろと車椅子を押して,1階へ。

ロビーの端のベンチに座り,プリンを食べさせた。『モロゾフ』のカスタードプリンは,やっぱり美味しい。でも,小さい方のサイズにした。父はすごい勢いで3口ぐらい食べ,「大丈夫か?」と思ったとたん,やっぱり少しだけ咽せた。あとは,ワタシがひと匙ずつ,注意して食べさせたが,8割ぐらいで,「もうやめておこうか」と言う。こんな小さいプリンなのに,全部食べきれないのか・・・と,ややショック。無理強いはやめておく。

どんよりと曇った空だが,せっかくだから,少しだけ外へ。生暖かい空気が頬をなでる。ずっと前と同じように,父は病棟を見上げて「どの部屋かなぁ」と聞く。「前にいたのは,あそこだけど,今は隣のあそこ」と,指さして教える。前のコト,ちゃんと思い出したのかなぁ。。。

ロビーに戻ると,患者さんや見舞客が,大相撲中継を見ている。今日は千秋楽だ。部屋に戻って,テレビを観ることにした。

父は15分ぐらい相撲を見たが,静かに老眼鏡を外した。「もうテレビはやめる」の合図だ。1時間起きていたから,まぁ,上等か。言われるままに,横にしてやる。


昨日から,気になるコトがひとつ。自分で歯磨きをしているので,油断してよく観察しなかったが,日中,父の歯には,食べ残しがたくさんこびりついていた。歯というよりも,歯と歯の間の隙間だ。昨日,あまりの酷さに愕然として,あわててコンビニで,歯間ピックを買ってきて突いてみたら,ごっそり取れた。でも,歯茎から血がたくさん出てきた。マズイな。。。しかも,1本だけおかしな生え方をしている前歯があるのだが,根元の歯茎がすり減っていて,心なしか,ぐらついているような気がする。怖くてあまり強く触れなかった。

これ,ぐらついて取れそうになったら,どうしたらいいんだろう?病院には歯科はないしなぁ。父のように誤嚥しやすい人が,普通の歯科では危険だろうしなぁ。。。

今日,歯をチェックしたら,隙間はちゃんと空いたままだった。時々,チェックしなければ。でもワタシには,歯石まで取るコトはできないから,やはり歯科医の口腔ケアは必要だろうな。また外来受診で弟に手間をかけることになる。。。


父が寝ている間に,ワタシはこっそりと,おにぎりを食べ,頭痛薬を飲んだ。偏頭痛に即効性のある,飲み薬だとか。でも,あまり効かない。

1時間経ってから,父を起こして,食前の準備体操をさせる。今日もやっぱり,65分かかる。全部食べたけど。。。やはり,途中で,痰がからんで咽せてしまうんだなぁ。自力でだいぶ痰を出せるようにはなったが。水分の多いミキサー食は,腹にくるのか,最後のほうはいつも,ゲップをしながら,無理矢理食べているカンジ。


早めにベッドに寝かせてもらうが,少し体温が気になり,計ってもらうと,37度1分。平熱の低い父には,これでも立派な「熱」だ。看護師さんに聞くと,37度前後の微熱は,朝などにもよくあるそう。この微熱。。。なんなのかなぁ。。。

8時前に病室を出て,タクシーで駅まで帰った。頭痛がイヤな感じ。
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by rompop | 2007-07-22 19:54 | ホスピタル

2007・7・21 むしゃくしゃ,してないけど。。。

9時に,物音で目が覚めてしまった。昨夜は調子に乗って夜更かししたので,あまりよく眠れていない。うぅ。。。頭痛がする。

ツナと完熟トマト缶でソースを作って,スパゲティ。母が買ってきたプラムは,よく熟れていて美味しい。

未練たらしく,目覚ましをかけて1時間,昼寝をした。頭痛は取れない。肩こりが原因かなぁ。


3時前に家を出て,商店街の靴下屋や,地元のローカル百貨店などを物色。父の靴下。。。なかなか思うのがない。結局「保留」にして,病室へ4時半に着いた。

父はワタシを見ると,「あぁ」と言って,「トイレ」と起きあがる。おしっこが出た。そのまま,1時間ぐらい,がんばって座らせておこうと目論んだが,今日の父は頑固で「いや,しんどい」と言って,すぐにベッドに寝てしまった。

以前なら,「甘ったれてる」と思って,少々強引に運動させたりしたものだが,肺炎からこっち,低栄養状態だとわかっているので,「しんどい」と言われると,なにもいえない。父と同い年の母も,同い年だからこそわかるのだろうが,「きっと,本当にしんどいと思うよ」と言うし。。。

しかたなく寝かせて,夕食の20分ぐらい前に,やっとのことで起こした。寝ぼけたままでは,ますます咽せるからだ。早めに目を覚まさせて,覚醒したところで,舌の運動をしなければ。

ベッドの柵が固くて,力任せに引っ張ったとき,父の膝に,ゴリゴリと当たってしまった。わざとではないのだが,よほど痛かったようだ。あわてて「ゴメンゴメン」と何度も膝をさすったのだが,めずらしく,「・・・むしゃくしゃするな!」と父が声を荒げた。わざとじゃ,ないのに。。。でも,思うようにコトが運ばなくて,多少,イライラしてしまっていたのかも。。。


舌の運動もちゃんとさせたのだが,やはり少し食べ始めると痰がひっかかり始め,結局,65分かかってしまった。父はがんばって,全部食べたが,苦しそう。

食後もまたトイレに。トイレ介助はいつもしているが,出たあとは,チェックして記録簿につけたりする関係もあるので,看護師さんか看護助手さんに任せている。

しかし,あちらはまだ,大勢の患者さんの食事介助や,食器の片づけなどで,大わらわだ。認知症のおばあさん2人が,「部屋へ帰る!」「ベッドの柵を早く下ろしてよ!」と,叫びまくっていて,大騒ぎだ。

用を足した父が,便座の脇のナースコールを押したようだが,誰も来てくれない。ワタシがいるのがわかっているからだろう。

幸い,オシッコだけだったので,後始末はいらない。尿取りパッドをちゃんとあて,オムツを引きあげるだけ。記録簿にはワタシが○(「排尿あり」の記号)をつけておいた。ウンコだったら,どうするのか,聞いておかねば。いや,そんなのはその時,父に聞けばいいか。


さきほどのベッド柵の件いらい,父は少し怒っているのか,歯磨きが終わると,「もう帰る時間だから帰ってくれていいよ」と言った。はい,それならば・・・と8時に病院を出る。
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by rompop | 2007-07-21 20:24 | ホスピタル

2007・7・20 耳鼻科の検査。

定時に出て,病院へ。


今日は父の耳鼻咽喉科での検査がある日。午後4時20分からの外来で,小さなスコープを鼻か喉かから入れて,嚥下の程度を見る検査らしい。

結果を気にしながら3階へ急ぐと,父はもう,夕食を始めていた。父の隣に,弟が立っていた。

外来受診が長びいて,ついさっき帰ったところらしい。ちょうど車椅子に座っている状態だったので,そのまま6時に夕食を開始したとか。弟は,ワタシとバトンタッチすると,すぐに帰っていった。昼食時から,病院に来てもらっていたから,結構大変だったかも。

帰る間際に,さっと検査の所見だけ。父の喉の奥にある蓋のようなものは,なんだか「へしゃげて」いたらしい。検査時は,誤嚥もなし。飲みこみも悪くないそうだ。ただ,喉の奥をわざと突いても,反射がにぶく,どうやらこのせいで,唾や痰が喉に残留しやすい状態にはなっているとか。

この結果を受けて,こちらのSTや主治医が,どう判断するか。。。


午後のリハビリ(2時か3時)が終わって帰ってきてから,父はベッドに休まずに,そのまま隣接する病院の外来を受診したらしい。そして,帰ってから,そのまま夕食。食べ終えてベッドに寝たのが,7時45分ぐらいだから,今日はおそろしく長い間,座っていたコトになる。

さすがに疲れが出たらしく,食事中,何度も咽せた。65分かかって,やっとこさ,9割。最後のほうは,もうワタシが見るに見かねて,「パパ,もういいよ。がんばったから,これで終了!」と言った。

歯磨きを終えて,それでも食後25分ぐらいは,がんばって座らせておいた。やっと寝ることができた父は,疲労困憊。もう,口も聞けないカンジ。

看護師さんに夜用のオムツをセットしてもらいながら,もうほとんど寝かかっている。「パパ,明日またくるからね。明日は土曜日だからちょっと早くくるからね」と手を握っても,ほとんど反応無し。。。お疲れさん。
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by rompop | 2007-07-21 10:37 | ホスピタル

2007・7・19 成果?

6時25分に病院到着。

食事の前に「ちょっといそいでトイレへ行こうか」といい,連れて行くと,オシッコが大量に出た。終わったあとも,看護師さんや看護助手さんたちは,食事介助でワラワラしていたため,ワタシが後始末をした。オシッコだからヨカッタけど,ウンコだったら,どんな風にしてやったらいいのか,よく知らない。聞いておかねば。。。


今夜の父は,どうしたわけか,ほとんど咽せるコトがなく(少し喉にひっかかった痰を出そうと,2度ほど無理矢理咳きこんでみたが),5品のミキサー食を45分で完食。マグカップに入ったお茶も,自分から全部飲み干した。

ただ,やっぱり5品は量的に多いようで,めずらしく最後の1品で「お腹が苦しいなぁ」と言う。軽くゲップもしている。

「多くて入っていかないようなら,残してもええよ。でも食べられそうなら,ゆっくり食べて。大事な栄養やし」と言うと,食べ残すコトがもともと嫌いな父は,「そうだね。残すともったいないねぇ」と,がんばって食べきった。調子が良いのはよいが,ちょっとピッチが早すぎる瞬間もあって,何度か「早い早い」とペースダウンさせる。

一度,「ゆっくり,ゆっくりね」と肩に手をおいて言うと,「ゆっくり,ゆっくりねぇ。。。」と,シニカルなカンジで父は独り言を言った。

なんだか。。。ちょっとこっちが哀しくなるような言い方だった。父は,いつまでも不味い食事で,しかもそれも巧く食べられない自分やこの状況に,嫌気がさしてきているのかもしれないな,と思う。。。


食後の歯磨きでも,ほとんど痰は出なかった。今日はうまく入っていったのかな。そうでありますように。

食後に「ウンコでる」というので,またトイレ。これは不発。。。2日,便が出ていないものなぁ。


食事が早く済むと,ベッドに早く横にするコトができるし,ホッとする。足の指を点検したら,処方された塗り薬が劇的に効いたのか,あきらかに全日よりマシになっているカンジ。ティッシュで少し押えたあと,もう一度軽く塗ってきた。


父の体力,栄養状態,そんなに悪いかなぁ。。。確かにアクティブに動こうという元気はないにしても,こうして見ていると,とても落ち着いているし,穏やかな父に見える。でも,1日1200キロカロリーでは,今の体重も減っていくばかりなのかな。。。


帰宅。

弟が書き残した連絡手帖を読む。今日の夕方,STさんがベッドにやってきて,アイスマッサージや,氷をかんで飲み込ませたり,いろいろやってみてくれたそう。氷だと,嚥下反射もいいのか,うまく飲み込めたらしい。

こういう訓練は知ってはいたが,なかなかできないでいた。もしかしたら,夕方にそんなコトをしてくれたので,少し舌の動きがよくて,食べやすかったのかな。

しかし,弟が「胃婁(いろう)の件は保留で,しばらくこういう訓練をする,ということですか?」と聞くと,やはりそうでもないらしい。問題は,なによりも口だけでは必要な栄養がちゃんと取れていないコト。飲みこみや弁の動きが大きく改善する見こみは薄いので,遅かれ早かれ,「胃婁」は避けられないでしょうね,とのコトらしい。

結局は,明日の耳鼻科でのスコープを使った検査結果を検討して,再度考える方向のようだ。


やっぱり,避けられないのかな。。。しばし凹む。

でも,いつまでも口にこだわっていたら,ワタシたち家族が,父の寿命を縮めるコトにもなるのかな?とも思う。

抵抗力があまりつかないままに,またキツイ肺炎を起こしたら。。。父はずいぶん,苦しむだろう。それでなんとか,助かるかもしれない。でも,助からないかもしれない。


「口から食べられなくなったら,人間おしまいだ」って考える人もいるだろう。でも,父はまだ,ワタシたちがちゃんとわかるし,喋れるし,少しは体も動くし,笑うコトもできる。


まだ,早い。まだ,「おしまい」なんかではない。まだまだ,この世に「ワタシのパパ」として,生きてて欲しいんだ。
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by rompop | 2007-07-19 20:15 | ホスピタル

2007・7・18 『玉葱の天ぷら』。

息せききって,6時25分に病室に到着すると,父はもう,食事のテーブルに着いていた。あれ??と思ったら,若い看護師さんが「すみません~うっかり席に座ってもらったら,少しだけ食べてしまわれました~」とのコト。

ワタシが来るまで待ってって,言ってるのに。。。しかもこの看護師さん,先日の主治医との面談の時に,担当看護師が不在で代わりに同席してメモを取っていた人なのになぁ。

まぁ,しかたがない。父に確認すると,2口ほどしか食べていないようなので,少し舌の体操をしてから,食事再開した。車椅子に座って少し時間が経っていたらしく,はっきり覚醒しているし,大丈夫。

今夜はあまりむせない。少し喉に痰がからんだが,それも自分で咳払いしながら,食べている。あまりむせないでスイスイ食べていても,不安になる。こないだ,年輩の看護師さんから,「むせなくても誤嚥している可能性があるからねぇ。。。」と言われたからだ。「そのために(主治医から)お話させてもらったんだけどねぇ」とも。こういうコトを言われると,正直,いっきに凹む。

むせない代わりに,今日はなんだか精神が昂ぶっているというか,食べている途中で,何度もスプーンを置いて,ワタシに「あ,そうそう。そう言えばね・・・」と話しかけてくるので困った。食事に集中できていないのだ。「あとでゆっくり聞くから,喋らないでちゃんとたべよう」と,やんわりと言っても,しばらくすると,「そうそう」と始まる。どうしたのだろう?

頭ごなしに怒るのもアレなので,しばらく話を聞いた。どうやら,昼間,栄養科の人が食事風景を見にやってきて,あれこれ話をしていったらしい。

「○○さんは何が好きですか?って聞かれたからね,『玉葱の天ぷら』って言った。そしたら,『ああ,いいですねぇ。ほかには何が好きですか?』と聞くから,『ゴボウは苦手だけど人参の天ぷらも好きですね』と言ったら,また『いいですねぇ。じゃあ,出せるように考えますね』と言ってた」そうだ。

「玉葱の天ぷら,明日出るかなぁ?」とワクワクしているようなので,「パパはちょっと,天ぷらは無理やろう。ミキサー食なんやから。。。やっぱり無理やと思うで。人参の煮物とかならできるかもしらんけど・・・」と言った。刻み食なら,天ぷらもなんとかなるだろうが,ミキサー食限定なら,そんなもの,絶望的だと思う。栄養科の人もその場しのぎのコト,あんまり言って欲しくないなぁ・・・それとも,父が勝手にそう思いこんだだけかな?今の自分に「天ぷら」が無理なコトぐらい,ちょっと考えればわかりそうなものだけど。。。

「もう1つ聞かれたら,『八宝菜も食べたいです』って言おうと思ってたんだ。言えばよかったかなぁ」と父。八宝菜かぁ。。。刻みにしても,むせそうだな。トロミがあるから,案外イケルかな。。。

もともと食にはそんなに執着の無い父だが,たまに「○○が食べたいなぁ」などと言われると,なんだか,いっきに切なくなってしまう。ミキサー食の食事も黙って食べているので,「美味しいか?美味しくないか?」と聞くと,「こんなもの,美味しいモノなんて1つもないよ」とあきらめたように言う。言ってもしかたないから,言わないだけなのだ。

デザートにスイカのひと切れがついているような「普通食」なのに,「美味しくない」と言って,食べ散らかしたあと,たくさん残している他の患者さんたちが,時々,憎く思えてしまう。。。

60分で完食。食後はすぐにトイレへ。便は出ず。歯磨きをさせても,あまり痰はでなかった。今日の食事は,ちゃんと胃に入ったのかな。。。

水虫の薬は処方されていた。1日2回,看護師さんが塗ってくれているそう。

床ずれ防止の柔らかいベッドマットになり,少し厚みがあって高さが出たため,ベッド柵を必ずつけておくよう,担当看護師から注意される。どうも,勝手に,移乗をしたがるコトがあるようだから。ここで骨折など,絶対にさすわけにはいかない。
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by rompop | 2007-07-19 10:36 | ホスピタル

2007・7・17 キレました。。。

カロリーメイトゼリーを飲みながら,6時25分に病院へ。なんだか,タクシーの乗りすぎで,胸が気持ち悪い。しかたないなぁ。。。


父は最初のうち,何度か咳こんだものの,いつもよりもちょっとマシだった。しかし,疲れが出たらしく,60分で9割。「どうしても不味い」というおかずを少し残した。


父の背後の病室には,認知症の進んだおばあさんがいて,20秒に1回ぐらいの感覚で「ベッドの柵を外せ!」と暴力的に怒鳴ったり叫んだりし続けている。はっきり言って,ものすごくイライラするが,看護師さんも申し合わせたように,無視しているものだから,ずっと叫んでいる。おばあさんが叫ぶたびに,父の集中が切れるので,ハラハラする。


食後,パジャマを着替えさせようとして,ふと,体が少し熱いかな,と思う。また微熱か,と思って思わず父の額や首を触っていたら,「もう,いいよ!」とうるさそうに手を振り払われた。

そこで,歯止めがきかなくなり。。。珍しくキレてしまった。

「誰のために心配してると思ってんの!」「また熱が出たら困るから心配してるんやろ!」「人の気も知らんと,なんやと思ってんねん!」「パパ,ちょっと聞いてんのか?え???」と,大声で一方的に怒鳴ってしまった。


8時前だし,きっと他の病室の患者さんにも,夜勤の看護師さんにも聞こえただろう。

父は黙りこくって,反論も謝りもしなかった。


乱暴にパジャマの上着を着替えさせ,ベッドに寝かせてナースコールを押した。怒ったまま帰るのもイヤだったので,買ってきたタオルを父の首に巻いた。父は「変てこなタオルだなぁ」と失礼な感想をもらしていたが,巻いてやると「あったかい」と喜んでいた。1000円もしたんだからね。


夜勤の看護師さんに,父の指の「また」を見てもらう。「。。。水虫っぽいですね」とのコト。明日,主治医に診てもらって,必要なら薬を塗ります,とのコト。靴下は脱がせて帰ってきた。綿100%の靴下を探して買ってこなければ。足首がむくんで太くなっているので,足首がゆるくて,綿100%の靴下って・・・なかなか無いんだよね・・・


タクシーで駅まで。やっぱり少し疲れた。


帰宅して母に,「えらそうに言われたから,キレてしもた」と白状。「たまにはエエよ。我慢して色々やってあげてるのになぁ」と母。でも,怒鳴って,ちょっと可哀相だとは思ったが,それよりもとりあえずはスッキリしたのは確か。
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by rompop | 2007-07-18 13:13 | ホスピタル

2007・7・16 電話。

風邪は完全に抜けてしまったようなカンジ。「あ,治ったかな」って突然,思ったから。ただ,頭痛が。。。なんだろうな。肩こりから来ているのかもしれない。偏頭痛に効く,強力な薬を持っているのだが,飲み合わせがわからないので,用心してやめておく。代わりに,肩こり用のビタミン剤を飲んだ。

頭痛って。。。なんとも言えず,イヤな気分になる。なにかの本には,「頭が痛くなるようなコトがあると,本当に頭が痛くなる」と書いてあったっけ。

今日は,良い天気だ。少し洗濯をした。

夕方から出かけるのは,気が重い。でも,父の顔を思い浮かべると,ちょっとでも早く行ってやりたい,と思う。どっちも,ワタシの本当の気持ち。


3時過ぎに家を出た。体は軽いので,商店街を歩いて,果物屋でオレンジを買ってゆく。4時過ぎに病院に着いた。

今日は,ちょっとだけでも,父を車椅子に座らせようという算段だ。


病室に入ると,父はぽっかりと目を開けて「あれぇ,ずいぶん早いねぇ」と笑顔になる。やっぱり,ウトウトしていたようだ。まぁ,新聞を読む気にもならず,テレビも見たくなくて,自由に歩き回れないとなれば,あとは寝るしかないか・・・起きていろ,というほうが,酷なのかもしれないなぁ。せめて,もうちょっと社交的で,人とお喋りするのが好きな父だったらなぁ。


「ちょっとだけ,車椅子に座ってみよう,ね?ね?」と,子供をだまくらかすようにして,父を車椅子に乗せる。「起きるのしんどいなぁ」というが,「寝てばっかじゃ,ますますしんどくなる!」と言って。

「1階へ行ってみる?」「行ったって,しかたないしなぁ」「でも,ここにずっといても,仕方ないやろう?ちょっとだけ,ね?ね?」と誘って,連れ出す。


確かに1階ロビーは,がらんと寒くて,ほかに行くところのない患者さんや見舞客が,ぽつぽつとお喋りをしながら,ソファにてんでに座っているだけだ。自販機はあるけれど,父にはあまり用がない。トロミをつければ問題はないだろうけれど,寒がりの父は,冷たいジュースなど飲みたがらない。温かいカフェオレでもあればなぁ・・・

1階ロビーのガラス窓の近くに車椅子を止め,外を眺めた。今の病室は窓際ではなく,薄暗いし,外の景色なんて見るコトができないのだ。よく知っているはずの景色を,父は黙って眺めている。

ふと,「ママに電話する??」と言うと,「するする」と言う。「絶対,動かないでよ」と言って,ダッシュで病室まで財布を取りに戻る。


本当は,今日の午後,母は久しぶりに面会に来る予定だった。もう,1ヶ月半ぐらい,父と母は会っていない。なのに,朝から買い物に出かけたり,洗濯をしたりしたら,なんだか母の体調は悪くなってしまったらしい。

「やっぱり今日,やめとくわ」と母が言うので,ワタシはものすごくガッカリした。父がさぞ,喜ぶだろうな,と密かに喜んでいたから。


母は,居間にいたらしく,すぐに電話に出た。ほとんど母が話しかけていたが,父はニコニコと嬉しそうな顔で返事をしていた。ワタシは父の後ろに立ち,斜め上から父の様子をうかがっていた。母の声は受話器から筒抜けで聞こえてくる。耳が遠い母は,喋るときも,つい大声になるようだ。

「今日,行こうと思ってたんやけどなぁ,やっぱり胸がしんどなってしもうてなぁ,ごめんな」と母が言うのに,「別にしんどかったら無理せんでええよ」と父が答えているのだが,言葉が不明瞭な父と,難聴気味の母の会話は,なかなか難しい。父の返事が,どうもわからないようで,「え?え?」と何度も聞き返すので,受話器をとりあげ,「しんどかったら無理せんでもええ,ってさ」と,通訳。

あとは,父方の親戚である○子伯母さんに,父のコトを知らせた話などをしていたようだが,「○子さんはもう,何歳になったの?」などと,父はとても普通に会話をしていた。「○子さんって,誰?」などと言ったらどうしようかと思っていたが。


最後に父が受話器を渡すので替わると,「パパの声聞いて,なんや安心したわ。もっと元気ないかと思ってたから」と母。確かに,今の父は,元気そうだな。頭もクリアだし,とても普通の父だ。父も母も満足そうで,電話をさせた甲斐があった。ワタシも満足。。。


6時から,夕食開始。ところが,元気そう,というのはまた別問題なのか,父はあいかわらず,結構むせた。辛いなぁ。。。65分で完食。


寝る前,靴下を脱がして足の爪を点検していたところ,イヤなものを発見。右足の指の「また」が,めちゃくちゃ「じゅくじゅく」しているのだ。これは。。。父の水虫が再発したのでは???

寒がりの父は,昼間はもちろん,夜間もずっと靴下をはいている。マズイなぁ。。。


それに加え,オムツを替えていた看護師さんが,父のお尻が少し赤くなっているのに気づく。「床ずれですか!!」と慌てるが,まだそこまではいっていないらしい。ただ,このまま放っておくと,間違いなくそうなる。

とりあえず,父のベッドマットを,床ずれができにくい,少しクッションの効いたエアマットに,交換してもらった。

痩せている父は,お尻にも肉がない。おまけに,真上を向いて寝るのが癖だ。「なるべく自分で横向いたりして,体の向きを変えてね!」と言い聞かせて帰る。


最大の心配は,もちろん「誤嚥」と,「再度の肺炎」なのだが。。。かといって,水虫も床ずれも,あなどれない。大事ばかりではなく,小事もクリアしていかねば。。。
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by rompop | 2007-07-16 19:22 | ホスピタル

2007・7・15 現実逃避。

今日も,時間が許す限り,ひたすら寝る。

話しあうべきなのだろうな,いろんなコトについて。でも,弟もワタシも,現実逃避するように,顔をあわせないようにして,部屋に閉じこもっている。


風邪は,だいぶ治まってきた。まぁ,こんなモノなんだろうな。あとは日にち薬かも。咳も治まったし,胸ももう,痛くない。ただ,頭痛が。。。ひどいなぁ。


4時頃家を出て,病院へ。駅から病院まではタクシーに乗った。歩くと頭に響いて辛いのだ。下戸のワタシだが,これって,二日酔いにちょっと似ているなぁ,と思う。

病院に着いても,しばらく上へあがれずに,ロビーのベンチでへばっていた。しかし,いつまでもここでへばっているわけにはいかないので,3階へ。

5時過ぎ。父は寝ていた。「パパ~来たよ~」と声をかけると,うっすらと目を開けた。


親切な看護助手のMさんがやってきて,いろいろ話してくれる。この人は,いつもワタシに,日中の父の様子をそれとなく知らせてくれるのだ。

「お父さんねぇ,今日はずっと寝てはるのよ。トイレ行く以外はずっと。」父はちょっとバツが悪そうな顔をして黙っている。「もう~パパ!あかんで。ホンマに寝たきり老人になってまうから!」「まぁ,リハビリもお休みやからねぇ。。。でも○○さん,昼寝してたら夜,寝れへんようになるよ」

「いや,それほど寝てもいませんけどね」と,そこだけ父は,いやにクリアに反論したので,Mさんと顔を見合わせて苦笑してしまった。やっぱり,栄養状態も良くないので,力が出ないのかな。でも,これでは余計に,体が衰えていってしまう。。。

しかし,今から車椅子に座らせるのは,ちょっと時間が微妙。夕食は6時からだから。。。しかたなく,寝かせたままでお喋りなどして,覚醒させようとしたが,しばらくすると会話も途絶えてしまい,「ちょっとだけウトウトするから」ときっぱり言って,父はまた寝てしまった。もう,知るか!

6時15分前に起こして車椅子に移し,首を曲げたり伸ばしたり,口を開けたり閉めたり,それから舌の運動。「パ」「カ」「ラ」などもちょっと発声させてみる。

その甲斐もなく,やはり最初からかなりむせる。喉のあたりが,もともとゴロゴロ言っていたからなぁ。前の病院のように,食前に頻繁に吸引などしてくれないし。。。65分かかって,それでも全部食べた。クシャミも頻繁に出る。

用心しながら,それでもお茶も飲ませなくてはならない。脱水症状はマズイ。言われるままに,用心深く,お茶を飲む父は,頑張っていると思う。「こうした方がむせないよ」と注意したコトは,ちゃんと守ろうとしているのがわかる。時々忘れてしまうけど。。。父のためには,何が一番良いのかなぁ,と考え出すと,とりとめがない。


いつの間にか,頭痛は治まっていた。食後の薬と歯磨き,トイレへ連れていき,パジャマの上だけ着替えさせる。あとは看護助手さんにお願いして,夜用のオムツに替えてもらう。

食事ですっかり疲れた父が,満足そうにベッドに治まるまで,つきあってしまった。

タクシーで駅まで。
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by rompop | 2007-07-15 20:29 | ホスピタル

2007・7・14 面談。

朝起きて,やっぱり弟と一緒に病院へ行くコトにした。大事な面談だと思ったから。

11時30分に,カンファレンス室に呼ばれる。主治医と担当看護師だけかと思ったら,OT,ST,PTの担当者と,おまけに栄養管理課の人まで勢揃い。


7月2日にこちらに戻ってきて,7月11日に,すべての担当者が集まって「嚥下カンファレンス」が行われたらしい。それはまったく,知らなかった。


弟が希望していた,再度のVF検査も,「今は危険が大きすぎるから」との理由で却下。食べ物にバリウムを混入して,落ちていく様子を撮影するのだが,今の父は,気管や肺に,かなりの量が入ると思われる。それが石灰化してしまうとコトだとか。

今の父の状態は,全体的に低栄養で,そのために疲れやすく持久力がない。リハビリも,そのためかあまり意欲的でなく,成果があがりそうもない。要するに,いろんな角度から束になって「胃ろう」を勧められた。

今,父が口から取っている三食の食事は,合計で1日1200キロカロリー。これは,今の体重をなんとか維持するだけのものだとか。全部きっちり,確実に胃に収まったとして,そのカロリーだ。疲れて残してしまったり,喉にたまって吐き出してしまったりしているから,摂取量はもう少し少ないだろう。

体力が落ちた今の状態で,また肺炎を起こせば,「致命傷」になりかねません。と主治医に言われる。かなり,こたえる。


「胃ろう」にしても,口からの訓練を続ければ,少しは食べるコトも可能だと,言語療法士は言う。でも,本当にそうなのかな。こればかりは,やってみなければわからない。父がどんな風になってしまうのか。

一時的にでも,全体の体力をあげるコトが一番大事だと思う,と何度も言われたが,かと言って,「じゃあお願いします」とは,ワタシも弟も,言えなかった。施設のコトや色々なコトを含めて考えなければならないから。それとも,そんなコトよりも,父の体のことを一番に考えるべきなのか?

ただ,老健は少し父には辛いかな。。。とも考え出していたところで,同時に療養型の病院(介護保険でカバーできる所と,医療保険の所と両方)も,探し始めるコトにした。これには,病院のケースワーカーの方も,力を貸してリサーチしてくださるそう。


というわけで,結局,話はつかなかった。経口以外の栄養手段については,結論は宙に浮いたまま。とりあえず,しばらく今のまま様子を見ましょう,というコトに。

家族が「うん」と言えば,父の胃にはすぐに穴が開くのだろうな。そして,栄養がたっぷり入って,父はぐんと元気になるのだろうか?リハビリも「疲れる」といわずに,ちゃんとできるように?肺炎の危険もぐっと減って,ワタシたちは安心できるようになるのだろうか?

でも,同じフロアにいる,胃ろうの患者さんたち数人は,どの人を見ても,覇気が無くて,ぼんやりして見える。ワタシがそんな目で見ているから,余計にそう見えるのだろうか。。。


VF検査はとりあえず保留となったが,代替案として,耳鼻科を受診し,小さなスコープを入れて,喉のあたりを見てみましょう,というコトになった。これは,言語療法士からの提案。飲み込みの障害がどのあたりで一番出ているのか,これで少しはわかるという。なんの危険もないコトを確認したうえで,お願いした。検査は金曜日。


12時なり,面談は終わった。弟はその足でケースワーカーのところへ相談に行き,ワタシは父の昼食介助。

「話は終わったの?」と父。「・・・うん,終わったよ」

45分で3品を完食。


かなり頭痛が出てきたので,早めに帰るコトにした。父は少しむせたが,元気そうに見えた。頭もここ最近は,いやにクリアになっている気がする。


弟はこのまま,どこかで時間をつぶし,今日の夕食の介助にまたやってくるコトになっている。ワタシは,帰りに「元気をつけよう」と,無理矢理カツ丼を食べたが,かえって具合がおかしくなった。


3時過ぎに帰宅。着替えてすぐに寝た。

台風接近中とかで,夕方から雨が激しく降り出した。弟はどこで時間つぶしをしているのかなぁ。。。申し訳ないなぁ,と思いながら,すぐに寝てしまった。

7時頃起き出して,夕食を食べ,また寝る。今夜は,ややこしい話は。。。無理。
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by rompop | 2007-07-15 20:13 | ホスピタル