カテゴリ:三上博史&『ヘドウィグ』( 16 )

2006・8・12 『あわれ彼女は娼婦』。

『あわれ彼女は娼婦』

シアターBRAVA! 8月12日 昼の部。

3時間強の芝居,
中世を舞台に,兄妹の近親相姦をテーマにした重厚な作品。
主演の兄・ジョバンニを演じるのは,三上博史。妹・アナベラには深津絵里。
アナベラの夫・ソランゾは,谷原章介。
脇は,蜷川の舞台ではおなじみの俳優をはじめとして,
キャリアのある役者たちががっちりと固め,手堅い演技を見せていた。

シェイクスピアの芝居もそうだが,ワタシはどうも,あの長々とした,
形容詞がいっぱいで,比喩的表現に富んだ古典の台詞が,苦手だ。
役者が懸命に演じて,こちらへ届けようとしている感情が
時として,まわりくどい言葉の渦に,さえぎられる。

加えて,中世という遠く離れた時代特有の,倫理観や,宗教の問題。
階級の違い,国の違いによる,デリケートな感情や意識。
やはりそれらは,ワタシにとって,高いハードルだった。


それでも,三上さんの吐く台詞は,すんなりとこちらの胸へ入ってきた。
ジョバンニの言葉は,りんと際立って,立っていたと思う。
舞台からの去り際の,姿の美しさ。身体能力の高さを感じた。

メインの3人に加えて,さまざまな人間関係があり,
さまざまな感情のもつれと,「復讐」がある。
そこで,やはりどうしても理解できない部分が出てくるのは,いなめない。
初見ですべてを理解するには,とても深くて,難しい作品。

だから,ワタシは,三上さん(ジョバンニ)の感情の流れだけに,
気持ちを添わせるようにして,観た。


初めから出口の見えない,「近親相姦」という名の恋愛だった。
結ばれればさらに,妹が身ごもればさらに,絶望的に出口は無くなった。

妹の夫,ソランゾの「復讐」の計画の日に,
ジョバンニは妹の腹をひと突きに刺し,その生を奪う。

その直前,何度もキスを交わし,
「僕を許してくれ」と,わびる。
その一言の台詞は,とりわけ生々しくて,
血を吐くようなジョバンニのまるごとの感情が
ストレートにワタシの胸にきて。。。涙が出た。

妹のアナベラは,死を覚悟してはいたが
兄の手によってそうなるとは,思いもしなかっただろう。
苦痛に大きく頭をのけぞらせて,彼の腕の中で「むごい・・・」とつぶやく。
それでも,こうなってしまった兄を,自分を,
どうか許して欲しい,と,天に許しを乞い,息絶える。
最期まで変わらぬ兄への愛とともに。

実際にはそうはしなかったが,ワタシには,アナベラが,
涙を流しながら自分の腹を刺す
ジョバンニの頭を,抱きながら,逝ったように見えた。


ジョバンニは,アナベラの返り血を浴びた姿で,宴席にあらわれ,
人々を次々に刺してゆく。
刃には,遺体からくりぬかれたアナベラの心臓が刺さっている。
人々の前で,彼はその血に染まった一片を口にする。
人々の悲鳴。二人の父は,あまりの光景にショック死してしまう。

とても凄惨でショッキングなシーンだが,
「ジョバンニは,本当に凄まじくアナベラを愛しているのだ」
とあらためて感じた。
相手の血肉を,自分の血肉と同化させる。
なんという,激しい愛だろう。

舞台上のすべての登場人物がそう思っただろうが
しかし,これはただの凶気のカニバリズムではない。
その証拠に,常軌を逸してはいるが,彼の目は,しっかりと開かれて,
なにかを見据えている。

だが,本当になんという愛しかた。。。。。
こんな愛は,誰にも理解されない。きっと,神にさえも。

血まみれで刃をふりまわし,人を刺せば刺すほど,
悲鳴があがり,血があふれればあふれるほど,
ジョバンニは,ますます,この世界で独りきりだった。
孤立無援のその姿,彼が可哀相で可哀相で,涙があふれた。
可哀相で,崇高な姿。
血まみれの姿は,汚く,美しかった。

宗教だの,復讐だの,正義だの,難しいコトはワタシには,わからなかった。
でもこれは,あまりにも崇高で悲痛な,愛の物語。
そんな愛を体現して見せた,三上博史と,深津絵里。二人の役者。


悲しい場面,怖ろしい場面がたくさんあったのに,
なぜか心に残っているのは。。。

初めて結ばれたあとの,
ジョバンニのこのうえなく嬉しそうな優しげな笑顔,
ふりかえりざまに,白いカーテンを
さっといたずらっぽく翻して,扉の奥に走りさった軽やかな姿。

そして,輝くようなアナベラの上気した可愛らしい表情。。。。。
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by rompop | 2006-08-14 10:20 | 三上博史&『ヘドウィグ』

2006・4・8 京都で,お花見。

京都にて,お花見オフの日。

午前中に,JR東福寺駅で待ち合わせ。朝,とても良い天気だったのに,京都へ着いたとたんににわか雨。でも,すぐにあがる。暖かい,でも風のとても強い日。

東福寺は,JR京都駅から奈良線に乗り換えて,5分ぐらい。とても広い敷地に,国宝級の建物や池,庭園などがあり,立派なお寺だった。にしても,人が少ないなぁ,と思ったら,めざす桜はほとんど無し。以前,桜がたくさんあった公園は,今はもう,無くなってしまっていたらしい。

「お花見」というわけには行かなかったが,砂利の敷き詰められた境内を,のんびりと散策。

d0062023_2250871.jpg渓谷にかけられた「通天橋」という橋からの眺めはとても綺麗だった。紅葉の季節には,渓谷が真っ赤に色づき,美しいらしい。秋には,人でにぎわう名所だとか。その頃に,また来たいな。



お花見シーズンの京都とは思えないほど,静かでゆったりした時間を,思いがけず過ごした。たまにはこういうのも,イイかも。


電車に乗って,四条へ。少しだけ,八坂神社へお参り。さすがに人が多いが,桜も綺麗に咲いている。縁日の屋台もいっぱい。食べたいモノがたくさんありそうだが,ランチの前なので,我慢。それにしても,縁日の屋台を見ると,いくつになっても血が騒ぐなぁ。どうして?

境内では,めずらしく結婚式が行われていた。

d0062023_22503666.jpgみんなで相談して,お札や絵馬を買う。お札はもちろん,芸能関係に御利益のあるお札。絵馬には,夏にある,ミカミさんの舞台の成功を祈願して,皆で名前を寄せ書き。良さそうな場所を選んで,うやうやしく,奉納した。ワタシは,絵馬を買ったのも,書いたのも,実は初めて。

なかなか良いモノだ。なんとなく,神様がお願いを聞いてくれそうな気がする。


ランチは,幹事役のお友だちが予約していてくれた,祇園の『おいしんぼ』。京風おばんざいの定食だ。

ヘルシーで優しい味のだし巻きや,おから,切り干し大根の炊いたモノ,ゴマ豆腐,赤だしの味噌汁。ご飯は,ピリッと山椒いりのジャコご飯。豆腐と湯葉の湯豆腐などなど。デザートは豆腐のアイスクリーム。美味しかった。和室の個室で,6人でお喋りをしながら,まったりと過ごした。もちろん,ミカミさんの話題のオンパレード。

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今日は誠サマのお誕生日なので,ミカミさんの話をしながらも,ワタシはそれが気になってしかたがない。朝,バタバタしていて,掲示板にお祝いのメッセージをカキコミする余裕がなかった。ちょっと失礼して,コソコソと携帯からカキコミを。

お店を出てから,人混みを避けて裏通りへ入ると,小さな川沿いに桜がぎっしりと咲いた素敵な石畳の一角が!八坂さんには何度も来たコトがあるけど,こんな処,通ったコトない。京都在住のお友だちが2人もいて,ナビしてくれたので,すいすいとこんなキレイな桜を,人混みにもまれるコトなく,眺めるコトができた。桜のトンネルがすごく綺麗。昨年の今頃は,しだれ桜のいっぱい咲いた清流亭で,誠サマのお誕生日のお祝いをしたコトを,懐かしく思い出す。1年が経つのは,本当に早い。

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あとで調べたら,この界隈は『祇園白川』。町並み保存地区に指定された一角だそうで,ホントに風情がありました。今日のお花見,これで大満足。

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タクシー2台に分乗して,『晴明神社』へ。ここも,名前だけは知っているけど,来たのは初めて。想像していたよりもずっとこじんまりした,小さな神社でした。

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お土産売り場には,映画『陰陽師』の野村萬斎のポスターがベタベタ貼ってあったけれど,ワタシたちにとっての安部晴明は,ミカミさん。というわけで,ここでも公演の成功を祈願して,絵馬を書く。
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「誠サマの分は書かなくていいの?」と,お友だちがコソッと聞いてくれたが,今日は,ミカミ・ファンのみんなと一緒だから,「ミカミさんの日」というコトで。誠サマの舞台のときには,また絵馬を書きに来よう。そういえば,誠サマもだいぶ前に舞台で,安部晴明を演じたコトがあったっけ。


境内の写真を撮ったあと,少し歩いて,甘いモノを食べに。ワタシたちは,ただ黙ってついていくだけ。上品な和菓子屋さんで,ぜんざいなどをいただいた。店の一角では,繊細な和菓子の実演販売も。

あっという間に時間が経って,外へ出たらもう,日が暮れ始めている。バスに乗って京都駅まで。今夜の夜桜を見に繰り出す人たちで,バス停は混雑していた。夜桜も綺麗だろうが,また次の機会に。

今日の京都は,町中に黄砂がふいていたそうで,そういえばなんだか,喉がおかしい。なんとなく町中がけぶっているので,薄曇りなのかな?としか思わなかったが。

よく歩いて,よく喋ったせいか,とても心地よい疲労感。今夜はよく眠れそう。





朝食 生卵をご飯にかけて。
昼食 おばんざいの店「おいしんぼ」。
夕食 目玉焼き,ナスの味噌炒め,味噌汁。
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by rompop | 2006-04-10 22:21 | 三上博史&『ヘドウィグ』

『トミー・ノーシス』の,コト。

今日から,8月だ。月日の流れるのは,早い。指折り数えて待っていた7月(『ヘドウィグ』月間)も,怒濤のように終わってしまった。残りの夏は,ただのオマケのようなもの。


『ヘドウィグ』の舞台の中で,トミーの存在はとても大きくて,重要だ。かつて,ヘドウィグの愛情をいっしんに受けたにもかかわらず,彼女の命でもあった「音楽」をすべて盗んで,彼女の前から逃げ去った,少年。現在のヘドウィグにとって,トミーへのあらゆる想いが,すべての原動力になっている。憎しみ,嘆き,嫉妬,そして愛。ヘドウィグは,トミーをどこまでも追いかけ,求め続ける。求めながら,憎み,憎みながら,嘆き続ける。

映画版で,ラスト近くにトミーが歌う『WICKED LITTLE TOWN』は,ほんのかすかな「救済」と,別れのメッセージだ。「あの頃は何もわかっていなかったけど,今なら君の素晴らしさがわかる。でも,本当は,運命の恋人なんてただの幻想なんだよ。そんなもの,もともと無いんだ」と。そして,泣きじゃくるヘドウィグに「Good Bye」とつぶやいて,永久に去る。

どこかの映画ファンのサイトで,「トミー・ノーシスに最後に説教されるのは納得がいかない」と書いてあるのを読んだとき,思わず笑った。多分,ワタシの気持ちの中にも,近いモノがあったからだろう。でも,突き放したようなこのメッセージは,方向を見失ったヘドウィグの背中を,乱暴にではあるが,強く押したコトに間違いはない。

舞台で,ミカミ扮するトミーが歌う『WICKED LITTLE TOWN』は,同じくヘドウィグへの返歌ではあるが,少なからずニュアンスが違う。「落としたカケラを僕が拾い集めるから,新しい君を見せて」というのは,彼女への懺悔の言葉だろうが,「君のカケラの僕はここにいる」と,トミーは歌う。

おそらくトミーは,あの時,まだほんの子供だったので,ヘドウィグの全てを受け入れるコトなど,とてもできなかった。そして,野望のままに,彼女と作った楽曲を盗んで,ロックスターにのし上がった。しかし,スターとはいつの世も孤独なもの。その孤独の中で,かつてヘドウィグが自分に注いでくれた,たくさんの「愛」に,彼はやっと気づいたのかもしれない。2人が過ごしたあの時間は,トミーにとっても,確かにかけがえのない日々だったに違いないのだから。

コンサートの最後の1曲に,ヘドウィグに届けとばかりに,彼は本当の心を歌う。どこかで今も嘆いているはずの彼女に届けと,祈りながら。

そのトミーの歌声はヘドウィグに届いただろうか?届かなかっただろうか?

時は流れて,もう2人は,あまりにも遠い場所に別々に存在している。。。2人の時間も想いも,すれ違う。

どこか遠い場所で苦しんだ果てに,ヘドウィグは,「片割れを見つけなければ」という呪縛から解き放たれた。幼い頃,母親に聞かされたあの「神話」から,やっと自由になれた。そして,彼女はもう一度,立ち,この2本足の自分が唯一無二の完全体なのだと,知る。誰に導かれたのでもなく,自分自身の力で。

『空の上にはきっと空気以外,なにもないんじゃないかな』という哀しい歌詞ではなく,『空にはただ風,そこにあるのは真実だけ』と訳詞した,ミカミさん。「なにもない」と「そこに真実はあるよ」というのは,ずいぶんと,違う。届いても届かなくても,『君のカケラの僕はここにいる』と,トミーに歌わせた,ミカミヒロシ版『ヘドウィグ』は,なんというか,とても優しさに溢れていたと,ワタシは思うのだ。


もしかしたら,トミーの祈りは,ヘドウィグに届いたかもしれない。そんな風に想いをめぐらせてみるのも,ちょっと素敵かも,と思ったりしている。




朝食 マーガリンとイチゴジャムのトースト,ミルク。
昼食 カレーうどん。
夕食 母特製のハンバーグ,アスパラとレタスとトマトのサラダ,味噌汁。
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by rompop | 2005-08-01 15:58 | 三上博史&『ヘドウィグ』

ゆっくりと,サヨナラ。

新しい週の始まり。相変わらず朝は眠いが,それでも7月に入る前から,ずっと続いていた微妙な緊張感は,もうなくなっている。こうして,ゆっくりゆっくりと元の「日常」へシフトしてゆくのだ。

多分,純粋に「ミカミヒロシ」だけのファンだったのなら,「ミカミさん,最高!グッジョブ!!」の拍手だけで,ワッと盛りあがって済むのだろう。舞台が終わっても,「ミカミヒロシ」は,変わらずそこにいるから。いつもいつも会えるわけではないが,それでも待ってさえいれば,またスクリーンかブラウン管を通して,ワタシたちの前に,必ず姿を現してくれるだろうから。

ミカミさんだけでなく,彼が創り上げた「ヘドウィグ」が大好きだったから,こんなにも淋しいのだろう。


正直で,下品で,パワフルで,気高くて,淋しくて・・・・・可愛かった。


毎晩,あのステージの上に,115分しか「存在」しなかった,架空のカノジョ。そんな風にはとても思えない,大きすぎる残像を残して・・・そして「ヘドウィグ」はもう,永久にいない。

まるで,好きで好きでたまらない,ずっと片想いをしていた人が,ある日突然,この世から消えてしまったよう。

でも,黙って去ったのではなく,「ヘドウィグ」は,温かくて真っ直ぐなコトバを置いていった。それは,とても温かくて・・・今,思い出しただけでも涙ぐむ。


きっとこれから先,へこたれそうになるたび,ワタシは思い出すのだろう。
あの『Midnight Radio』を。



ぎゅっと固く握って差し出してみせてくれた,あの,右手左手を。



「ダイジョウブだから」と唄ってくれた,あのと,を。





朝食 メロンを1/4切れ。
昼食 クラブハウスサンド,ツナと卵の揚げパン,コーンスープ。
夕食 ステーキ(レモン醤油),厚揚げの炊いたもの,ジャガイモとインゲンの煮物。
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by rompop | 2005-07-19 14:35 | 三上博史&『ヘドウィグ』

余韻。

東京から帰ってきて,クタクタに疲れているはずなのに,神経が尖っているようで,うまく眠れない。夜中までずっとネットをしていた。PCに向かっている時が,一番心が安らぐ。食べるコトも眠るコトも忘れて。これは,立派な中毒じゃないだろうか?

ファンサイトで知りあった方に,ミカミさんの出演番組のDVDを見せていただいた。嬉しい。うちは,今時,衛星放送が映らないという,ものすごくアナログな家なのだ。

あぁ,そうか。ファンサイトのBBSで話題が出ていた番組,これだったんだ。すごく感激。

まだまだ,終わってしまった舞台の余韻が色濃く残っている。今はまだ,じっとそれに浸っていたい。



あひるご飯 茶そば。
夕食 チンジャオロース,ワカメの味噌汁。
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by rompop | 2005-07-17 14:12 | 三上博史&『ヘドウィグ』

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』☆東京千秋楽。その1。

7時に起床。眠い。でも,眠いと言っていられない。電車に乗り遅れたら,大変。

京都駅から「のぞみ」に乗り,品川経由で,青海へ。着いたのは,12時過ぎ。4時開演だから,まだまだたっぷり時間はある。なんでも早め早めにやってしまうところが,ワタシはとてもA型的だ。自分でもとても疲れる。

まず,慣れない場所なので,人がなるべく少なくて,広そうな化粧室(パウダールーム)を物色。「ZEPP東京」へとりあえず行ってみよう。想像していたよりも,ずっとこじんまりしていた。もっと巨大な建物が,どかんとあるのかと思っていたが。もうすでに,当日券を待つ人の列ができている。大変だなぁ。

さて。一番近いのは,隣のトヨタのショールームのトイレ。しかし,いきなり入り口に「着替えやメイクはお断り」の貼り紙。あら~なんてショッパイんでしょう。ショールームのお客さんから苦情が出たのかな。まぁ・・・それもそうか。

というわけで,あきらめて,ヴィーナス・フォートへ。全部の階のトイレをチェック。ふむ。3階の入り口に一番近いトイレが,ほとんど人がいなくて,パウダールームもついている。ここで着替えて,ZEPPまでは少し歩くが,しょうがないな。なにより,落ち着いてメイクできる場所でなくては,つく「つけまつ毛」も,つかなくなってしまう。

場所が決まったので,少し安心。せっかくだから,ヴィーナス・フォートをぶらぶらと探索。ちょうどバーゲンをやっていて,素敵な洋服や雑貨が山盛り。少しターゲットの年齢層が低い気がするけれど,なかなかいいカンジだ。

さて。腹が減っては戦ができないので,遅めのランチを。何を食べるか,あらかじめネットで店を見て,もう決めてきた。地中海料理のバイキングのお店へ。大人1600円。時間制限はないみたい。

これから,魂の震える舞台を見るというのに,バイキングで山盛り食べてどうすんの?しかも1人で!!お腹が出たら,持ってきた服,マズイんちゃう??ともう1人の自分が囁くが,食べ物に関しては,ワタシは絶対後悔したくない主義。食べたい物をあきらめたら,ずっとあとまで,「あの時のアレ,美味そうだった」と果てしなく後悔する。

というわけで,食べた。お皿を4回変えて!どんなモノか,よくわかっていなかったけど,地中海全般の国の料理。数種類のパスタ,ピッツァはもちろん,トルコのシシケバブや,ギリシヤ名物の煮こみ料理,それからなぜかカレーまで。ほんの少しずつ,たくさんの種類を皿にとって,片っ端から味見した。美味しかったのは,チーズ味のリゾット,ハンバーグの煮こみ(ギリシヤ風?),シシケバブ。脂っこい肉をこんがり焼いて裂き,薄いピタパンのような物に挟んで,好きなソースをかけて食べる。ギリシヤ風のおふくろの味,と書いてあったヨーグルトサラダは,ううむ・・・とにかく,名前だけ知っていて,食べたコトのなかった珍しい国の料理を,たくさん食べるコトができて,満足。最後にどうしても気になった特製カレー。「もうやめとけ」という心の声をさえぎって,少しだけ。さらに,フルーツのシロップ漬けのデザートも,ぽっちり。

心は大満足だが,悪い予感どおり,お腹はぱんぱんで,しばらく動くのも嫌なぐらい。が,時計を見ると,もう2時過ぎ。アレ!そろそろ用意をしなくては。というわけで,3階のパウダールームへ。

いくら空いているといっても,まったくの無人というわけにはいかない。工事中の姿は,少し間抜けなので,抵抗があるが,まぁ,公共の場で仕込ませてもらうのだから,仕方がない。それに,ほかのトイレでも,そろそろ観劇に向けて仕込み始めている人たちがいて,心強い。準備完了したので,3時半過ぎに会場へ。

『ZEPP東京』は,黒を貴重とした外観と内装。

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      ※まだ昼間なので,閉まってた※

さすがに東京,さすがに千秋楽だけあって,力の入ったコスプレや本物の「ヘド・ヘッド」さんたち,多数。ちょっと感動。こんなの大阪ではお目にかかれないよ~!

客席へ足を踏み入れると,ぎっちりと並べられたパイプ椅子。劇場然としたドラマシティとは全く違う雰囲気。舞台にも客席にも,霧のようにもやが立ちこめているように見える。普段,音楽をあまり聴かないワタシは,ライブをやるような「箱」に足を踏み入れるコトはめったにない。ワタシにとっては,すでにこの場所自体,非日常の匂いがプンプンだ。ライブハウスなのでもちろん客席は平場。その分,ステージは,少し高さがある。
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by rompop | 2005-07-16 22:59 | 三上博史&『ヘドウィグ』

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』☆東京千秋楽。その2。

以下はいつもながら,とても私感に満ちたレポ。観た人の数だけ,「ヘドウィグ」は存在する・・・これは,今のワタシが幸福にも体感した,おそらくワタシだけの「ヘドウィグ」です。。。


16時,開演。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』千秋楽。

ミカミ・ヘドウィグは,下手側客席後方から突然(のように)現れた。大歓声と拍手,すでに立ち上がる客,多数。ワタシの座っている側の通路を通り,ステージへ上がった。横を通り過ぎる時,仮面の奥でツンと顎を上げた,美しい鼻筋の横顔がはっきりと見えた。

1曲目から観客は大興奮。ミカミ・ヘドウィグは,激しく歌いながら,客を睨みつけたかと思うと,ニヤリと挑発するように笑って,舌を出す。


もう2度と聴けないと思っていた大好きな『オリジン・オブ・ラブ』。涙で目が曇る。時に「ママ」になり,「残酷な神」になり,そして「引き裂かれた血だらけのワタシ」になって,ヘドウィグが語るとても哀しくて崇高な愛の神話。魔法にかかったように,ヘドウィグの声に,顔に,身体の動きに,ただただ聴き惚れ,見惚れる。


1ステージ毎に新しく生まれる,というとおり,今夜のヘドウィグは,大阪でワタシが見たヘドウィグとは,やはり違う。なんというか,とても辛辣で容赦がなかった。時折,敵意さえ感じられるほどのサディスティックさで,客に向かう。遅れて席についた客に激しく毒を吐いて,フォローなし。ワタシは軽くショックを受けたが,なんだかこの方が,とても「ヘドウィグ」らしい。トミーとのスキャンダルを聞いて,好奇心丸出しでやってきた,たくさんの客(を演じるワタシたち)を前に,軽口を叩き,「ワタシは『ヘド様』なんだから」と威張ってみせながらも,ヘドウィグは身も心もガチガチに武装している。滑稽なぐらいのハイテンションで自己主張しながらも,客をちっとも信用していない。デリケートな心を奥深くに隠して,めちゃくちゃに傷つけられたプライドだけをに,今夜もステージに立っている。それが,ヘドウィグ。


『シュガー・ダディ』は,開演前からかなり目を引いた,ルーサー・ダディのコスプレをした男性のおかげで,いつにも増して楽しく盛り上がる。ミカミ・ヘドウィグも大変気に入ったようで,その後,何度も舞台から彼に話しかけ,投げキッス。つくづく,観客も舞台の大事な要因の1つなんだと再認識。他人のやらないコトをやるのは,とても勇気がいるだろう。あの格好で昨夜の舞台に参加したあの男性を,尊敬する。なにより,ご本人も楽しんでいたようだし,それが1番素敵。

もう1人の生贄は,多分若い男性。全然見えなかったが,「ちょっとアンタ,座りなさいよ」と強い口調で命令する『ヘド様』の音声だけが届いた。訳もわからず押さえつけられて座らされ,上へ乗っかられた男性の心中を想像。気の毒だが,笑うしかない。


今日のメイクは,ピンクとシルバーが濃厚で,気のせいか,ファンデーションの色が薄いような気がした。色が白い,という意味ではなく,地肌を塗りこめたカンジがあまりしなかった。やはり劇場によって,メイク法はおのずと変わるのだろうか。もしかしたら,このステージは,半端でなく暑いのかもしれない。何度もミカミ・ヘドウィグは,鼻の下の汗をさっと拭った。もう見るだけで暑そうな密封された衣装。ガンバレ,ヘドウィグ!


ワタシの今日の席は8列目左サイドブロック,中央寄り通路から2つめの席。舞台と客席最前列までは少し距離があるので,ドラマシティだと8~9列目ぐらいの感覚だろうか。それでも,ちょうどヘドウィグが客席に投げる目線の高さがそのあたりなのか,本当に良く目が合う・・・ような気がする。客席は暗いから,舞台からはここまでは見えていないだろうが,それでも「目力」の強いヘドウィグの目線がくると,半端でなくドギマギする。


ウィッグを黒に変え,再登場したヘドウィグ。バンド『アングリー・インチ』のメンバー紹介。メンバーが1人ずつソロでネタ(ネタって言っちゃいけない?),もとい,得意技を披露するこのシーンで,脇に立って舞台をゆずり,彼らを見ている,その時のヘドウィグの表情が,たまらなく好き。ホントにナチュラルに笑ってる!(笑)原型をとどめない姿形をしていても,この時だけは,メイクの下のミカミさんがチラリと見える。ブラウン管で見せる,あの白い歯を見せて笑っている時のミカミさんの顔が見える。申し訳ないけど,この場面,ワタシはいつも,ヘドウィグの表情に釘漬け。もちろん,音は耳でしっかり聴いているけど。昨夜はさらにオペラグラスで,穴があくほど眺めた。昇天しそう。


『WICKED LITTLE TOWN』。声がかなり擦れている。それでも,ハスキーな声でいつものように,優しく。

トミーとの一番楽しかった日々を語るシーンでのヘドウィグは,本当に愛らしい。次々と曲ができて,ステージは大人気,若い女のコがたくさん押し寄せるのが悔しくて,デュエット曲をいくつか付け加えてやった。それでもステージは立ち見しか残らなくて,お金がいっぱいいっぱい入ってきて・・・舞台を跳ね回るようにして,溢れるようにとめどなく語り続けるヘドウィグは,まるで少女のようだ。その先を知ってはいても,ワタシの頬もゆるむ。そして,ふと我にかえり「シアワセだった,あの頃のワタシたち・・・」と涙ぐむヘドウィグ。そのヘドウィグは,もう少女ではない。

「トミーの話が聞きたいんでしょ,聞かせてあげるわよ!」とすごんでいたヘドウィグが,トミーとの愛しい日々を客に語るうちに,自分の奥深くに閉じ込めたモノが少しずつ顔を出し始める。(よろい)のように彼女の心を守っていた薄皮が,1枚ずつ,ハラリハラリ,と剥がれ落ちる。。。ダメ,ヘドウィグ,それ以上思い出しては!その先は,アナタの中の一番柔らかい部分,その深い深い傷に繋がっている。

探し求めていた「カタワレ」に,ついに出会えたと確信した時のヘドウィグの,幸福感はどんなだったろう。求め合う半欠けの2人が再び融合すれば,楽園へゆける。無限の知恵パワーが蘇る。もう何も恐れるものはないし,孤独からも不安からも解き放たれる。

「あぁ,神よ。あぁ,ヘドウィグ・・・」トミーの囁きに,結末を知ってはいても,これで2人は真の意味で結ばれるのだ,と一瞬予感させるような,神聖で崇高な空気が,舞台にたちこめる。静寂。おそらく,考えられないほどの勇気を持って,初めてトミーに真正面から対峙するヘドウィグ。そして,一瞬ののちの,奈落。


トミーは逃げ去り,ヘドウィグは,ぺしゃんこに潰れたトマトのように,取り残された。嗚咽だけが聞こえる。一度だけ,大きく悲鳴のような嗚咽を漏らしたヘドウィグ。


『THE LONG GRIFT』。「『楽園』なんてもう二度といらない」・・・なんて決定的で悲しい言葉。


イツハクの演奏にうながされるように,再び唄いだした,『HEDWIG’S LAMENT』。そして『とびきりの死体』へ。開かずの箱は開いてしまった。ヘドウィグを覆い隠していたものが,全部剥がれ落ちてしまった。。。観客の前で赤裸々に語るコトによって,ゆがんだ笑いの奥に封印してきたはずの怒りや悲しみや苦しさや・・・とりわけ,カタワレと信じた男に拒絶された絶望感までも,ヘドウィグは追体験し,リアルに味わい直してしまった。

もう一度,バラバラに切り刻まれたヘドウィグは,常軌を逸してゆき,自分で自分を破壊するかのように,裸の胸に,赤いトマトを叩きつける。ビニールのブラジャーを引きちぎり,その残骸を両手に掲げ,ステージの上に一瞬仁王立ちになる。もう誰も彼女を止めるコトも,彼女に触れるコトもできず,ただ呆然と見つめるしかできない。舞台の上で立ちつくしている,イツハクと同じように。


ヘドウィグが観客の前から逃げるように去り,まばゆいライトに照らされて,トミー・ノーシスが歌うのは,今はどこにいるかわからないヘドウィグへのメッセージ。渾身の力をこめて歌うミカミ・トミーの姿に,心打たれる。たとえそれが,懺悔の歌だとしても。

「許されるのなら 散らばり 落とした きみのかけら 拾い集め その手に返すから 繋ぎ 新しく 生まれ変わる 君を見せて」

これが,かつてヘドウィグをズタズタに傷つけたトミーの祈り。この歌はヘドウィグに届いただろうか?


この芝居のラストの解釈は,観客に委ねられている。もっと,ずっとシンプルな解釈もあるだろう・・・これはワタシなりの解釈。


トミーの祈りは,届かなかった。ヘドウィグは,トミーの歌の届かないぐらい,遠い遠い所へ行ってしまったから。そして「君のかけら・・・ぼくならここに」と歌うトミーは,ヘドウィグのカタワレなんかではなかった。

いや,もう既に,誰がカタワレで誰がそうでないか,などというコトは問題ではない。なぜなら,人間はもともと「半欠け」などではなかったから。どんなに孤独で,不完全だと感じようが,空虚だと感じようが,それがまるごとの自分。その意味では,神話を信じて探し求め続ける「幻のカタワレ」は,もう既に自分の中に存在している。無限の知恵もパワーも,不完全で淋しい1人の人間の中に,ちゃんとある。自分がそれに気づくコトさえできれば。


遠い遠い場所で,全てを呪って嘆いて,苦しんでもがいて・・・ヘドウィグはちゃんとまた自分の2本の足で立った。それはきっと,魂でそのコトを知ったから。

「空にはただ風 そこにあるのは真実だけ」

どんな自分であろうと,そこにある自分が,真の自分。それ以上でも,以下でもなく。

そして,ヘドウィグは最後に,またワタシたちの前に立つ。今度は,生まれたままの,自由に呼吸するコトができる皮膚を惜しげもなくさらして。そして,歌う。自分が完全だと信じろ,と。そばにいるから,大丈夫だから,と。そして,どんな人間にもそれぞれの歌があるのだ,と。

二分の一と二分の一が合わさって,完全な「一」になるのではない。どんなに弱々しくても,心もとなくても,一と一が手を取り合えば,それはちゃんと「二」になるのだ。だから,自分を信じて,踊ってごらんよ,と。


最後の『ミッドナイト・レディオ』は,素晴らしかった。途中,舞台から客席へおりて,唄いながら上手ブロック側の通路をそのまま7,8列目あたりまで。大阪では観たコトがなかった光景に,驚き,感動した。もっと客席の奥の奥まで届けたい,という衝動だったのだろうか。ミカミさんの強い気持ちが歌から伝わり,涙が溢れた。思わず立ち上がった。こんな強いコトバをもらって,何がお返しできるだろう?何も返すコトはできない。だから,一生懸命,聞いた。


カーテンコールのミカミさんは,鳴り止まない拍手にこたえて,何度もステージに登場し,口をきゅっと結んだ力強い笑顔で,何度も何度も客席に向かってガッツポーズを見せた。カッコよかった!まるで何ラウンドも戦い抜いて,フラフラだけどまだしっかりと二本の足で地面を踏みしめて立っている,チャンピオン・ボクサーみたいに。汗まみれの顔と身体,思わずミカミさんの名前を叫んだ。舞台に届いても届かなくても,叫ばずにはいられなかった。客席の拍手と大歓声は,嵐のようだった。

アンコールは,『TEAR ME DOWN』。もちろん,「ヘドウィグ」を脱ぎ捨てた「ミカミヒロシ」で。間奏でメンバー紹介。大きな拍手。イツハクを演じたエミさんの肩を,ぎゅっと抱くようにして紹介したのが,印象的だった。エミさんのイツハクは,不器用で繊細で,それでいて,いつもヘドウィグのそばに佇んでいるようで,少し哀しくて,胸が痛んだ。特別の存在感があった。


アンコール曲のあと,誰もいなくなった舞台にいつものように,次々とスライドでのメッセージ。そして,これぞまさしく,千秋楽仕様。まるで映画の字幕のように,次々とキャスト・スタッフの名を連ねたエンドロールが!!気づいた瞬間,歓声があがり,字幕が流れる間,ずっと拍手は続いた。

そして最後に「WE LOVE HEDWIG AND THE ANGRY INCH FOREVER」のメッセージ!!これがこの舞台造りにたずさわってくださった全ての人たちの気持ち。そしてヘドウィグに会いたくて会いたくて,劇場に通ったワタシたち観客の気持ち・・・最後までなんて温かい舞台なんだろう。乾きかけた涙が,また・・・。その場から立ち去りがたく,多くの人が,ただ空っぽの舞台とスクリーンを見ながら,拍手をし続け,立ち尽くしていた。ワタシも。決して,またミカミさん達を舞台に引っ張り出そう,という気持ちではなく,ただただ,嬉しくてシアワセで,感謝の気持ちが止まらなかったから。拍手するしか,それを表現できなかったから。

そして,「本日の公演はすべて終了いたしました!」と,劇場のスタッフさんたちに追い出された(笑)さっさと撤収作業したいものね!


感無量の素晴らしい千秋楽だった。本当は,2列目という近さで,『ミッドナイト・レディオ』のメッセージをしっかりともらった,あの大阪公演の千秋楽で,ワタシの『ヘドウィグ・・・』は終わっていたのかもしれない。それでも,やはり,今日,ここへ来るコトができてよかった。全てをやり遂げたミカミさんの,頼もしい笑顔と勇姿を見るコトができた。同じく「アングリー・インチ」のメンバーの,カーテンコールでの満面の笑顔も。

大阪の千秋楽の舞台が終わったあとは,ただ淋しくて切なさだけが残っていたが,今夜,精一杯「存在」して,そして永久に消えたヘドウィグを見届けられたような気がする。だから,今度こそ,ホントにもう二度と会えないけど,淋しさよりも,妙に清清しい。とても個人的な感覚だけれど,大阪千秋楽で,持って行かれたままだった「魂」を,今夜ちゃんとミカミさんから,返してもらったカンジがする。ミカミさんの体温が移り,少しだけ温かくなったそれを。だから,とても満たされている。ずっと「喪失感」のようなもので切なくて腑抜けていたが,今はがみなぎっている。上手く言えないけれど。淋しいけれど,淋しくない。


最後に何よりも,あの愛しい『ヘドウィグ』を生み出してくれたミカミさんに,心からの感謝とお疲れサマの言葉を。どんな生みの苦しみがあり,舞台に立ち続けて演じ続けるコトにどんな闘いがあったのか,ワタシたちは想像するしかないけれど。。。今感じているのは,ミカミヒロシと同じ時代に生きていてヨカッタ!っていうコト。ミカミさんの『ヘドウィグ』にちゃんと出会うコトができてヨカッタ!っていうコト・・・それだけ。胸がいっぱいだ。

もう一度だけ,アリガトウ,ミカミさん。そして・・・バイバイ,ヘドウィグ!!貴女のコトを,とても愛したよ。



劇場の外で,ネットで知りあったお友だちと記念撮影。「終わっちゃったねぇ」と言いながらも,みんな楽しそう。こんな舞台を観たあとの気持ちは,1人で抱えるには大きすぎるけど,何も言わなくても通じ合える人たちが,そこにたくさんいてくれて,ヨカッタ。

と,感傷にひたってばかりもおられず,日帰るワタシは,さっさと普通の顔に戻らねば!というわけで,こそこそと近くの化粧室で着替えて化粧を落とし,新幹線に乗るべく,品川駅へ。お友だち3人と一緒に帰れたが,帰りの新幹線は混み混みで,結局,バラバラの車輌の席に分かれた。

胸は一杯だけど,腹は減る,というわけで,乗車前に買った「特選とんかつ弁当」を,混み混みの喫煙車輌で煙にいぶされながら(なかなかキツイ),モリモリ食べる。ますますパワーがみなぎるワ!そこへ,今夜,とても近くの席で観ていたお友だちから携帯メール。カーテンコールでの,ミカミさんのとてもデリケートな様子を聞かされ,トンカツを頬張りながら,また少しだけ泣いた。


帰宅は,12時前。長い1日だった。すべてのみなさま,お疲れサマ。もちろんワタシもネ。



☆ZEPP東京千秋楽のネタなどについて☆(覚えているだけ)

「オリジン・オブ・ラブ」のあと,「アンタたち~わかったの?ちょっと早口だったわね,でも歌だから仕方ないのよ・・・」(客席下手側に向かって)「ちょっとアンタ!遅れてきたでしょう!・・・アンタみたいなコには,どうせわかんないわよ。最後までねっ!・・・いたたまれなくなったら帰っていいのよっ!」←確認できなかったけど,本当に遅れてきたお客さんでしょうか?わ,ワタシなら・・・永久に立ち直れない(笑)

何かのあと「中途ハ・ン・パな笑いねぇ~!!笑うなら笑う!」←すごい怖い(笑)

客席に向かって「アハハハ~(と真似をして)そこのお兄ちゃん!いいカンジよ,いいカンジ!!もっと来てっっ!!カモォ~~ン!!(巻き舌で)」

「トミーの話を聞きにきたんでしょっ!」(パラパラと拍手)「何拍手してんのよっ!早いのよ!」「いい役者はねぇ,一度自分の中に納めてから出すもんよ!・・・トミーの話を聞きにきたんでしょっ!」(・・・パラパラと拍手)「あああぁ~もうっ!!違うっっ!!(`へ´)」「話が進まないじゃないのっっ」←こ,怖かったです。

「自分の巣穴にお戻りよ!」と投げた「こなきマント」が,またまた遠心力?で,すごく近い足元に。バンドの人たちをふと見たら,下を向いて笑ってた。

音楽ネタ。相変わらずリアクション薄し。「しーーーん!!」「あぁ,もうっ!すっ飛ばすっっ!!」と超スルーでした。

♪ワタシは赤ちゃん~♪で,音頭のように手拍子をする客席に。「いいっ!いらないっ!」もう一度,初めから唄い出し,なおも手拍子をする客席に。「いらないったらっ!!しつこいねっ!!(`ヘ´) 」←怖い~「お嬢」と呼ばせていただきたいぐらい,ワガママ気まま。

フェ○ネタを今夜は正面を向いて。。。「今日は正面よっっ!!」と出血大サービス!千秋楽仕様??

『シュガー・ダディ』の前,ルーサー(エミさん)がズボンのチャックを下ろしたところあたりで,ものすごく変な効果音が。。。ミカミ・ヘドウィグは振り返って,「あははぁ,変なこうかおん~~~」

「入国管理局!」ドンガラガッシャ~ンのところで,シュラトコが踏んづけたギターが,ベコベコに。あれはネタですか?マジですか?「ヤフオクで売ろうかな・・・」とヘド。

鏡で客席を照らして,「オヤジ,オヤジ・・・ちょっと今日はオヤジ,大漁節じゃないのぉ!」とすごく嬉しそう。「あとで楽しみにしてなさぁい。3日間限定で夢に出させてあげるから・・・(ハッとして)出させて,って,ワタシの夢に出させてどうすんのよねぇ!?ワタシが出てあげるから!」

「飴ちゃんオバちゃん!」東京にも来ていましたか・・・

今日のパイナップルリング。お尻からズラッと繋がって垂れ下がったパイナップル。。。「いやぁ~~汚い~~繋がって出てるぅぅ~~」「・・・話に戻れないぃぃ~」←戻れないかとマジに不安になりましたが,ちゃんとトミーの話に戻りました。ドキドキした・・・

ブラは濃いピンク。トマトがなんだか大きくなってました!

なんといっても,千秋楽のスペシャルヒットは,客席にいたルーサー・ダディでしょう!客席に下りてきたヘドウィグ,舞台に戻ったあと,メンバーに「あぁ~ビックリしたぁ・・・ルーサーがいるのよ,客席に(と指差して)。アンタたち,知ってた?ちゃぁんと軍服着てね,座ってんのよぉ。。。でねぇ,ワタシにグミベアーくれるって・・・(と呆然とした顔で,もらったグミベアーを見せる)最近のオヤジはやるわぁ・・・でも,ステキよ!」ホント~にビックリした顔をしていたヘドちゃん。ホントに(@_@)したんでしょう。。。

今夜の生贄(カーウォッシュ)は,どうやら若い男性のよう。「ちょっとアンタ,座んなさいよ!!」とキツイ口調のヘド様の音声のみが届きました。舞台にあがったあと,ルーサーを褒めちぎったあとで,「それに比べて,あっちのお兄ちゃん,『やめてくださぁい・・・やめてくださぁい・・・』って!ヘド様に失礼じゃないの!みんな,やって欲しいのよ!」

『天国への階段』のくだりでも,「この曲知ってる?ちょっと,ルーサー,答えて!」と話しかけ,正解だったらしく「そうよ~~♪」と嬉しそう。

その後も,何かの時に「ルーサーもス・テ・キだけどネ!」と,熱い投げキッスを。いやぁ,羨ましい☆大変楽しく盛り上がりました!



☆今度こそ,ウィッグは封印。ウィッグ様,お世話になりました(笑)マタイツカ,ドコカデ☆

d0062023_206549.jpg ☆涙涙の大阪千秋楽☆ 
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☆さらに涙涙涙の
東京千秋楽☆

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by rompop | 2005-07-16 20:24 | 三上博史&『ヘドウィグ』

『孤独な鳥の条件』。

 
      孤独な鳥の条件五つある


      第一に 孤独な鳥は 最も高いところを飛ぶ

      第二に 孤独な鳥は 同伴者にわずらわされず
           その同類にさえも わずらわされない

      第三に 孤独な鳥は 嘴(くちばし)を空に向ける

      第四に 孤独な鳥は はっきりした色をもたない

      第五に 孤独な鳥は 非常にやさしくうたう

               ~中世スペインの詩人サン・ファン・デ・ラ・クルスの詩~


 ワタシの大好きな詩。素晴らしいファイトで,日々闘っている『役者・ミカミヒロシ』に敬意をこめて。
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by rompop | 2005-07-15 01:30 | 三上博史&『ヘドウィグ』

千秋楽,前夜。

朝食 ロースハムを載せてこんがり焼いたトースト,麦茶。

やっと金曜日。『ヘドウィグ・・・』大阪千秋楽の余韻が濃厚な,長い一週間だった。そして明日は,東京!


つけまつ毛は,結局「オシャカ」になってしまったので,新しいモノを買う。もともと安いモノだが『マツキヨ』で10%オフになっていた。あとは,化粧チップをいくつか。

夕食 鯛とゴボウの煮つけ,玉ねぎの味噌汁,ブロッコリーとトマト。

とても心配していたチケットだが,今日の早い時間に宅急便で無事に届いていた。これでもう,ダイジョウブ。左ブロックで観るのは初めてだ。

明日の準備。なるべく荷物を少なく,と苦心したが,やはりバッグはずっしりと重く,紙袋を1つ追加した。メイクが不安だったので,少しだけ練習。まぁ,こういうのは,一朝一夕では無理だな。

明日はブロンドのボブ・ウィッグに,ネットで購入したばかりの,真っ赤なミニのチャイナドレス。多分,全然ニューヨーカーには見えないけれど(笑)。毒舌の友人Mに「ミニのチャイナを買った」と言ったら,「はァ??アンタがいったい何者になりたいのか,さっぱりわからなくなった」と言われた。でもイイの。着てみたかったのだから。でも単に「キテレツ」な人になるだろう,確かな予感。

新幹線の中で気分を高めるために,「ヘドウィグ」のライブアルバムのMDも忘れずに。

明日は,本当に最後の最後。ファイナル・ステージ。しっかりと眼も心も開いて,「ヘドウィグ」の最後の姿を,精一杯,見届けたいと思う。

・・・・・行ってまいりマス。
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by rompop | 2005-07-15 00:25 | 三上博史&『ヘドウィグ』

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』☆大阪千秋楽。


昨夜は,某サイトの掲示板にカキコミをしたあと,こっちの更新をしていたら,午前4時前になった。布団に入ったが,神経がすっかり尖ってしまって,眠りが浅かったのか,7時頃,目が覚める。

目の下にクマができている。自分が舞台に立っているわけでもないのに,少しずつ体重が減って,肌が荒れてゆく,摩訶不思議な『ヘドウィグ』参戦の日々。


さて。今日は,友だちのM子さんを同伴だ。彼女は,ミカミさんの舞台も,『ヘドウィグ』も知らないが,この日に備えて,映画のビデオを「TUTAYA」でレンタルして予習してくれたそう。

待ち合わせの12時に,梅田駅に。彼女なりに少し気合を入れて,控えめな「つけまつ毛」をつけている。その心意気がイイ感じ。

阪急三番街の『五右衛門』で,スパゲティを食べる。海老とイカのクリームパスタと,トマトソースのパスタのハーフ&ハーフ。コンソメスープ。デザートはキャラメルプリン。

お腹は空いていたが,ワタシはこれから観る大阪千秋楽の舞台を思うと,胸がいっぱいで,あまり食べられなかった。こうして,また体重が落ちる。

2時前,ネットのお友達が借りているホテルの部屋にお邪魔して,「仕込み」をさせてもらう。この4日間,あちこちのトイレやパウダールームを転々として,この「仕込み」の場所探しに疲れ果てた。今日は初めて,人目を気にせず,メイクに集中するコトができた。相変わらず,「つけまつ毛」が駄々をこねまくって,泣きそうになったけれど。左目だけで,5~6回はやり直しただろうか。濃いピンクのタンクに,黒フリルのミニスカート,ピンクの柄スパッツ。ウィッグはブロンドのボブ。


今日は,大阪千秋楽。ウィッグ率,非常に高し。楽しい。劇場のロビーでのとある若いカップルの会話。彼氏のほうが「派手な人が多くって,なんか楽しいよなぁ」と彼女に話しかけているのが洩れ聞こえてきて,激しく嬉しかった。イイ子だね,彼氏。それにしても同じ舞台に何度も来ると,なんとなくリピーターの顔を覚えてしまう。この舞台は,本当に麻薬のように中毒になる。


16時開演。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』大阪千秋楽。


客席はいつにも増して,熱い。ヘドウィグ登場のシーンから,やはり客席は興奮のるつぼ。
そして,ミカミ・ヘドウィグは,今夜も1曲目からアクセル全開だ。

今日の座席は2列目のほぼ中央。今までで一番バランスの取れた良い席だ。舞台のすべてがバランスよく見渡せる。

大好きな『THE ORIGIN OF LOVE』,もっともっと永遠に何回も聴きたい。でも,これで聴き納め。原曲自体が素晴らしい曲なのだが,それを一度体内に入れて,「ミカミ・ヘドウィグ」の味と匂いと体温のある言葉と声で,新しくワタシたちに差し出してみせる,その高度なテクニックに感服。まるで「劇中劇」,いや,短い秀逸な短編映画を観せられたような気持ちになる。ヘドウィグが見せてくれた壮大な愛の神話に,揺さぶられる。

それにしても,今夜のヘドウィグは,いつにも増してパワフルで,愛らしく,饒舌で絶好調。

そんなヘドウィグの愛らしさがMAXになる,『WIG IN A BOX』。紫の小さなクッションを,ぽぉんと客席へキックする,まっすぐに伸びたヘドウィグの脚のラインが,とても可愛くて茶目っ気がある。最初は少し淋しく,でもちょっぴり健気で,とても元気の出る曲。

♪オンナのコはお気楽。オンナだもの,どうやってもOK♪という歌詞のところで,ワタシはいつも,胸がきゅっとなる。オンナじゃないのに,可愛いオンナのコになりたくて,いつも一生懸命努力をしている人たちのコトを,考えるからだ。そういう人は,多分,世の中にたくさんいる。そんな人たちが見たら,きっと泣いちゃうんじゃないかな。

ワタシの泣きツボでもある,あのトミーとの日々を語る場面での「シアワセだった・・・あの頃のワタシたち・・・」という台詞。今夜は,とりわけ,しみじみと切なかった。うんと大切だったのに,失くなってしまったモノ,二度と帰らないモノを愛しむ想いが溢れていた。そう呟いたあと,さっと涙をぬぐって微笑んでみせた,ヘドウィグの悲しいくらいに優しい表情。

できるコトなら,舞台に駆け上がって,ぎゅうっと抱き締めてあげたいとさえ思った。ミカミヒロシは,なんてリアルに切ない表現をするのだろう。胸が詰まって涙がにじみ,ワタシは時々,これが「芝居」だというコトを忘れそうになる。

そして,トミー・ノーシスの『汚れた街』から,ヘドウィグの唄う,ラストの『ミッドナイト・レディオ』へ。いつも圧巻だが,とりわけ今夜の,全身全霊をこめた唄には鳥肌が立つ。ワタシの心の一番奥深い場所へ,まっすぐに突き刺さる・・・ヘドウィグ(ミカミ)の声に,コトバに,音に,想いに・・・強く,優しく,抱きしめられた。

言葉が出ない。。。言葉なんかでは表現できない。ついに,彼方へ連れて行かれた。そして,ヘドウィグの,ミカミさんの,全身全霊のメッセージ,ワタシも今のワタシ全部で受け取った!

ドラマティックな5日間の夢が終り,『ヘドウィグ』は消えた。ワタシのハートに,熱い足跡と華麗な残像だけを残して。今は,ちょっとだけ泣きたい気分。でも,すごく,シアワセだった。・・・アリガトウ,ヘドウィグ。アリガトウ,ミカミさん。



☆舞台を観たコトがある人にしかわからない,大阪千秋楽のネタなどについて☆

『シュガー・ダディ』。茶目っ気たっぷりに客席後方へかけあがり,しばし「オッちゃん」を物色。「どうしよっかなぁぁ~?」と言ったあと,カーウォッシュ。どうやら若いお兄ちゃんだった模様。舞台に戻ってから,「3日間夢に出たげる。寝れないよ」「でも20代でこんな目にあったら,トラウマになっちゃうね」「可哀相ね~」

またまた,水分補給の瓶が3本もステージの前っつらに。「ちょっとぉ~どうしてこんなにあるわけ~?ビーバーのようにワタシが集めちゃったのぉ??」とヘドちゃん,自分で片付けていました。「ビーバーのように」が,すごく可愛くて笑えましたゾ☆

『天国の階段』の旋律に。「この曲,そこのオッちゃんしか知らないわヨ。オッちゃん,何て曲か教えてやってよ」「『天国の階段~』(客席から女性の声)」ヘドちゃんすかさず,「オバちゃんは黙ってなさいよっっ!!ワタシはオッちゃんに聞いてんのっっっっ!!!」

汗で,額のパールが,少し下方へ?「アンタたちが何て言ってるか知ってるワよ。『昌夫ちゃん』(=千昌夫)って言ってるんでしょ!違いますぅ。これはワタシのパ・-・ルですぅぅぅ」。。。もうちょっと,眉の上あたりまでずり落ちてきたら,すごくヤバイ感じです(笑)

ブラはピンク。ピンクとか透明のほうが,中のトマトがよく見えてイイと思います。黒だとあんまり見えないから。見えなくて急にトマトが出てきても,面白いけど。

今日は頻繁にヘドちゃんの『アホ面』が見られました。※『アホ面』=坂田トシオ師匠のように,顔をでろ~んと上下に伸ばして,白目をむいた顔。あぁ,ミカミさん・・・嬉しいような嬉しくないような(爆)

拡大鏡で客席を照らして,「ア!オバちゃん!!飴ちゃんちょうだい♪」・・・今夜も健在でした。※大阪のオバちゃんは,いつもバッグに「飴ちゃん」(←しかもチャン付け)を入れていて,「ほれ,飴ちゃんあげよ」と誰彼なしに配る・・・といわれている。

思い切り飛ばした・・・はずの毛皮「こなき」が,いやに近い位置に着地。「ほら,さっさと片付けて!今日は近いでしょ」

イツハクとの馴れ初めを語る場面。「このオムツに・・・(またやっちゃった??)このオツムに」の時,いやにベシベシ,イツハクの頭をはたいていました。「イっちゃん,マジで少し痛いんちゃう?」って思いました。

「顔拓」の場面で,タオルを顔に押し当てているヘドちゃんを,肩越しにのぞいているイツハクが,ほんのりとニヤついていたのが,すごい可愛い!

下手くそなリズムセッションに乗せられて。♪はぁぁぁ~~♪の唸りは今日もめいっぱいキバッってました。1度でいいから,もっと先まで聴いてみたいかも(笑)

ジャセックのパインはどんどん数が増えて,ついに,首飾りに。「・・・腐るよ」とヘドウィグ,呆れ顔。
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by rompop | 2005-07-09 12:27 | 三上博史&『ヘドウィグ』