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2006・9・17 伊良湖のほとり。

伊良湖へ。

豊橋駅に到着。ここから,
運転手さん付きの小型バスに乗りこみ,蒲郡プリンスホテルでランチ。

ここは,三河湾を一望する海辺の高台にあるホテル。
由緒ある古い建物らしく,外観は城郭風,内装はアールデコ様式。
すごくモダンな感じのレストランで,
魚介類たっぷりの洋食ランチ(4,600円也)をいただく。
海に面したテラスもあり,カップルならあそこで食事もイイなぁ。
とても美味しかったが,肉派のワタシとしては
ステーキランチのほうがヨカッタかな・・・

食後はまたバスで,豊川稲荷へ。
やたら広くて,立派なお稲荷さんだった。
運転手さんがはりきって,ガイド役をしてくださるので
説明をフムフムと聞いていたようだが
ワタシにはなんだか,ピンとこない。
まぁ,観光地ってこんなモノか。

小雨が降ってきたので,展望台はあきらめて,
『渡辺崋山記念館』へ。
これまた,「渡辺崋山って誰?」ってカンジだが,
館内で上映されているスライドを見て,やっと理解。
「渡辺崋山,日本史に出てきたかなぁ」
「そら,出てきたやろう」
・・・覚えがない。
崋山の弟子たちの絵画や巻き物を眺めて,
崋山が自決した短刀が,うやうやしく陳列されているのを眺める。

5時頃,宿へ着いた。

今回は,和味の宿『角上楼』

こじんまりとした古くて落ち着いたカンジの,可愛い宿。
黒光りして丸みを帯びた木の階段なんかは,昔の小学校の校舎を思い出す。
ちょっとレトロで暖かいカンジ。

露天風呂つきのあまり大きくない大浴場のほかに,貸し切り風呂が2つ。
露天風呂つきの部屋もいくつかあるらしい。
風呂上がりに涼むための,小さな中庭があったり,
2階の廊下には,窓に面して,座椅子が置いてあったり。
女性が喜びそうな,可愛い浴衣も,「ご自由に」と廊下に置いてある。
週末などは,なかなか予約が取れない宿,らしい。

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2階の,一番端にある,離れのような和風の部屋。
1人には立派過ぎる・・・・

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畳の部屋に,囲炉裏のような洒落たインテリアがある。
高い宿だけあって,洗面所回りも,アメニティグッズが立派。
部屋に備え付けの浴衣も,すごく上品な柄・・・

夕食までの間に,さっさと風呂に入ろうと,
中庭を横切って,別館にある大浴場へ。
時間が早いせいか,客は誰もいなくて,広々した露天風呂も独り占め。
まだ時間があったので,貸し切り風呂も2つとも入ってみた。
予約なしで,空いていれば勝手に入って,鍵を閉める。
別にどうというコトのない,ヒノキ風呂の内湯だったが,
やっぱり木の香りと肌触りはとても落ち着く。

夕食は,2階の個室で,地魚料理のコース。
珍しい上品なものが,いろいろ出た。残さず食べる。

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お腹がはちきれそうなほど食べて,9時半ごろに解散。
この宿の看板猫の「タンちゃん」が,ウロウロしていたので,遊んでもらう。
部屋に置いてあった『猫のいる宿』という本にも登場する,猫ちゃんだ。

ちょっと怪我をして薬を塗っているため,
ライオンみたいなビニールの輪っかをつけられている。
でも,大人しい顔をしていて,すごく人なつこい。
ワタシがしつこく戯れていると,宿の仲居さんたちが
「焼肉屋の裏に捨てられていたから,タンって名前なんですよ」とか
いろいろ教えてくれる。

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しばらく遊んで,「じゃーね」と部屋に戻ったら
途中までワタシのあとをついてきた。
猫を飼ったコトがないので,猫とのつきあいが今ひとつわからないワタシは,
さっさと部屋に戻ったのだが,
だいぶしてから,部屋のドアをカリカリとノックされた。
気が向くと,お客の部屋を訪ねていって営業する,
と本に書いてあったがホントだ!
ドアを開けると,座っていた。
部屋には招かずに,ワタシが廊下に出て,またしばらく遊んだ。

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ニュースで台風情報をチェックして,
仲居さんにバス停の場所や,朝ご飯の時間を確認したりする。
朝ご飯は8時からで,食べられそうにないので,すっかりあきらめていたが,
寝る前に,部屋までお弁当を届けてくださった。
使い込まれた竹で編まれた行李のお弁当。
中をあけると,海苔のおむすびが3個。古漬けのたくあん。
いい宿だなぁ・・・

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それとは別に,「お夜食です」と,
いつの間にかテーブルには,小さなおむすびが1個と
氷水の入った水差しとグラスが。

いい宿だなぁ・・・と思いながら,眠った。
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by rompop | 2006-09-19 13:15

2006・9・6 灯ともし頃。

冷たい雨の1日。


昨日は残業のあと
少し疲れて,灯ともし頃の街へ出た。

中之島のオフィスビル街を抜けて
JR大阪駅へ向かって,四ツ橋筋をまっすぐ北へ歩く。

道路を埋めつくす,タクシーの赤いテイルランプ。
街灯や店先に灯るネオン。
これから夜に向かう街は,たくさんの灯りでキラキラしている。

仕事帰りの,サラリーマンに混じって,
アスファルトの歩道をゆっくり歩く。
イヤフォンからは,大好きな吉田美奈子。
美奈子のバラードは,この時間のこの街の風景に,よく似合う。

歩いている人たちはみんな,
朝のラッシュアワーの殺伐とした顔ではなくて,
どこか,ほわんと,ゆるんだ表情をしている。
あとは我が家へ帰るだけ。
家(うち)は,いいなぁ。。。
一刻も早く,帰りたい。
12時間後には,またここに,来なくちゃならないとしても。




いつも,今の自分は「こうなりたかった自分」ではなかったから,
「今の自分は仮の姿だ」と,思っていた。
そのうち「なりたかった自分」になるんだ,と
負け惜しみのように,いまだにそう思ったりする。


けれど。

『環境が人を創る』

これもどうやら,真実らしい。
「なりたい自分」がもしあるなら,そうなるべき環境に身を置くコトだ。
望みはわずかでも,意地になって,石にかじりついてでも。
それしきの根性も出せないようでは,多分,何も変わらない。

気づいたらワタシは,この街にマッチしていた。
少し疲れてゆるんだ顔をした,昨夜のワタシは
イヤになるぐらい,もうぴったりと
夕暮れのオフィス街にマッチしていた。
なんの違和感もなく,もう風景の一部のようだった,と思う。
ここでワタシは,毎日,現実に生きてるんだよなぁ,と感じた。


さあ。どうする,ワタシ?




朝食 ロースハムとレタスのトースト,ミルク(黒ごま・黄粉入り)。
昼食 弁当(カレーチャーハン・オムレツ乗せ,五目煮豆,プチトマト,オレンジ,味噌汁)。
夕食 焼き魚(塩サバ),小松菜と揚げのお汁,カニとキュウリの酢の物,切干大根の煮物,大根のぬか漬け。
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by rompop | 2006-09-06 18:40

2006・7・23 オフ会。

昔々,ワタシがWebで日記を書き始めた頃からの友だち,
サンディエゴのtoyokoさんの一時帰国記念のオフ会。
toyokoさんのネットの友人が,たくさん集まった。

ネットではずっと友だちで
メールも何度もしていたし
お互いの日記(今はブログ)もずっと読んでいるけれど
ワタシはtoyokoさんと,1度も会ったコトはない。
他の人とも,面識のない人のほうが多かった。
会うまでは,かなり緊張していた。
でも,不思議なコトに
どの人も,「今日初めて会った人」というカンジがしないのだ。

昼過ぎから夜遅くまで,不思議なご縁の人たちと
美味しいモノを食べて,お喋りをして,当たり前のように楽しく,過ごした。
みんな,もう十分に大人の年齢で,
それぞれの「暮らし」の中で,
それはもう,色々なコトが果てしなくあるのだろうが
なんともゆったりと,バランスの取れた人ばかりだった。

たとえ内面が危うい瞬間があったとしても,
なんとか踏ん張って,つじつまをあわせ,努力して,
自分で自分の舵(かじ)を取る。
そうして,初めての人に会うときには,ゆったりと笑って
楽しい時間を共有する。
そういう,大人の女性ばかりだった。
ある程度,歳をとってから,人と出会うというのも,イイものだと思った。


昼食は,心斎橋にある『KPOキッチン』で,6人でランチ。
ランチセットは数種類あって,ビールも色々あってなかなか美味しかった。


メインの夜は,鶴橋へ。
鶴橋の駅前商店街は,ちょっと京都の錦通りのような雰囲気。
あそこよりも,もっと猥雑で,色が氾濫していて,面白い。

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店先で売っているキムチや,チヂミの美味しそうなコト。
でも,これから美味しいモノをたくさん食べるのだから,
ぐっと我慢。。。

鶴橋と今里の間にある,韓国料理の『千鳥』。
誰かがネットで見つけてくれたお店だが,かなりのヒットだった。
予約をしてあったので,ちゃんと2階に,
テーブルをくっつけて8人分の席を用意してくれていた。
場所が場所だけに,本格的だが,庶民的なカンジで
しかも,とても良心的なお値段。

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どれも美味しかったけれど,
豚の三枚肉を焼き肉にして,ニンニクやネギ,ごまの葉と一緒に
チシャなどで巻いて食べる,「サムギョプサル」。

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☆甘辛のお味噌みたいなのをつけて☆

丸ごとの鶏に米などを詰めてグツグツ煮込んだ「サムゲタン」。

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どちらも初めて食べたけど,ホント美味しかった。
「サムゲタン」は,あっさりしているけど,奥深い味。
身体にも美容にも良さそう。。。
ここのお勧めメニューだけあります。また食べたい!

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☆鶏1羽分で3000円だったけど,8人でお茶碗に一杯ずつ食べられたよ☆

あとは,「てっちゃん鍋」。これはモツ鍋かな。

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そういえば,だいぶ前,モツ鍋が大流行した時があったなぁ。
ピリ辛スープのモツ鍋は,大好きです。

「イカフェ」に「タコフェ」は,どうやらお刺身みたいで
生のイカとタコが,細切りの野菜と一緒にピリ辛に和えられていた。

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☆イカフェ☆

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☆タコフェ☆

「上ミノ唐揚げ」は,コリコリした歯ごたえがあって,
食感は好きだけど,檸檬を搾っても,ちょっと独特の臭みがあって
ワタシは苦手だったかな。

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「チヂミ」も美味しかった。
そうそう。1度だけ行った天満の『玉一』も,チヂミはかなりイケますが。

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そんなにたくさん注文していない(ハズ)なのに,
「え?これ,一人前?」みたいな
どれもタップリの量で,お腹いっぱいに。
このほかにも,たくさんメニューがあった。
思いっきり食べて,そこそこ飲んで,1人3,600円でした(驚)!
8人だったから,色々食べられて,楽しかった。
「大人数で行きたい店」リストに,あらたに追加決定。

難波の駅で,みんなと10時過ぎにサヨナラして,
なんとか日付が変わる前に帰宅。

寝る前に布団の中で,つくづく,不思議な1日だった,と思った。
今日会った人たちに,ワタシはまたいつか,会うだろうか。
それとも「一期一会」で,もう会うコトはないのだろうか。



・・・また会えたらイイなぁ。




朝食 シシトウとジャコの煮びたしで,お茶漬け。
昼食 『KPOキッチン』日替わりパスタセット。
夕食 韓国料理『千鳥』にて。
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by rompop | 2006-07-26 13:23

2006・6・16 父の日にポロシャツを,贈る。

「父の日」のプレゼントを買いに,父と母と3人で近くの巨大ジャスコに。ウチには車がないので,タクシーで往復した。

父の日のプレゼントは何がいいか尋ねたところ,「ポロシャツでも買ってもらおうかなぁ」との返事が,母経由で返ってきた。百貨店で買ってもよかったのだが,普段にきる分なので,手ごろなモノで良いとのこと。それで,ジャスコに行ってみるコトにした。

「父の日」フェアの真っ最中で,お手ごろ価格の割と良い物がたくさんあった。父の好みは,かなり地味なのだが,母が勝手に買ってきても,自分が気に入らないと絶対に着ない,という頑固者でもある。だから,最終的に,父が好きなのを選んでもらった。淡い茶系の無地の涼しげなポロシャツ。5,250円。キレイにラッピングもしてもらった。

母は自分の肌着などを買い,食料品も買って,1Fのフードコーナーで,お昼を食べる。父ひとりが食べる気満々で,ミニラーメンと餃子,チャーハンのセットを食べていた。ワタシと母は,今ひとつお腹が減っておらず,たこ焼を食べる。七味マヨネーズ風味の美味しいたこ焼。

父はよほどお腹が空いていたのか,ものすごい勢いでラーメンを食べ,喉につまらせたのか,目を白黒させて,ひどくむせた。母もワタシも,ギョッとした。このまま,呼吸困難で倒れるんじゃないか,と思った。毎年正月には,年寄りが餅を喉につまらせて亡くなり,新聞に載ったりするけど,きっと,こういう風な具合になって,家族はどうするコトもできずに,オロオロしている間に,亡くなってしまうのだなぁ。まったく,親が歳をとると,気の休まる時がない。しばらく父の様子を見ていたので,たこ焼はすっかり,冷めてしまった。

2時前に帰宅。帰ってから,洗濯をして,布団を干し,部屋のホットカーペットをやっとしまって,替わりに,夏用のい草のエリアラグを出した。ずっと気になっていたコトが,やっと少しだけできた。

夕方,疲れて寝転んでビデオを見ていると,Sちゃんから携帯電話。ワタシの携帯が鳴るコトはめったにないので,ギョッとする。

Yちゃんの,ながく闘病中だったお父様が亡くなった,との知らせだった。





朝食 ハムエッグと卵2個の目玉焼き,ご飯。
昼食 たこ焼,オレンジ。
夕食 サバのきずし,焼きナス,オクラのかつおぶしがけ,トマト。
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by rompop | 2006-06-17 23:27

2006・2・18 久しぶりに,ヨガ。

10時過ぎに起床。今日こそ,ヨガへ。

昨夜ののこりのかす汁にうどん玉を入れて,煮こむ。急いで食べたあと,出かける準備。空はとても青くて,結構良い天気。それでも,風は冷たいので,厚着をして。頭痛はまだ少しだけ。

今日の講座,出席者は少なくて,ワタシを入れて4人。久々の運動は,さすがにこたえる。でも,筋肉がすみずみまで伸ばされて,イイ気持ち。センセイのはいているスパッツがステキだなぁ,とずっと思いながら,身体を動かす。ワタシも,少しオシャレなウェアを買ってみようかな。

2時半,教室を出て,JRの駅構内にある「ビヤード・パパ」で,シュークリームとチーズケーキ・バーを食べる。なぜか,ワタシにしては珍しく,甘いモノが食べたくてたまらなかったのだ。身体が欲していたみたい。

映画を観ようかな,とふと考える。『ミュンヘン』か『オリバー・ツイスト』だな。でも,頭痛が少しだけ残っていたので,あきらめる。体調の良い時に,ゆったりと観たいもの。M坂屋を少しだけブラブラして,商店街のドラッグストアで,シャンプーの詰め替えパックを1袋。ちなみに,愛用のシャンプーは,『ダヴ』。安いけど,結構良い。

ヨガのあとは,ラーメン。そういう刷り込みがすでに出来てしまったようだ。どうしても,ラーメンが食べたい。今日はどうしようかな?ラーメン屋は4軒ほどある。少し迷って,一度行ったコトのある,『希望軒』へ。

「塩ラーメンが美味い」と聞いていたので,今度は塩ラーメンを食べよう,とずっと思っていた。でも,メニュウを開くと「塩ラーメンは午後5時から」とある。そういうコトなら,店先に書いておいてよ。仕方なく,『ごま味噌ラーメン(600円)』に。

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ここのラーメンは,麺が細めで,でもコシがあって,美味しいと思う。でも,全体的にやはりコッテリしている。味もとても濃い。白ごまがたくさんスープに入っているので,香ばしくて美味しかった。でも,あとでものすごく喉が渇きそう。

書店をウロウロして,帰宅。





あひるごはん かす汁うどん。
間食 シュークリーム,チーズケーキ,『希望軒』のラーメン。
夕食 ロールキャベツ(ケチャップ味),満願唐辛子とジャコの煮びたし,筑前煮,いかなごのくぎ煮。
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by rompop | 2006-02-19 20:59

2006・2・6 『ムットーニ・ミュージアム』,ふたたび。

眠い眠い朝。おまけに,朝からチラチラと粉雪が舞う。


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また,足が向いてしまった。明日でお終いの,『ムットーニ・ミュージアム』(自動人形師ムットーニの機械仕掛けの迷宮博物館)。たしか,今日は8時で終りなのだ。


先週の金曜に来た時は,かなり空いていたのに,今夜はかなり混んでいる。口コミかな?わずか1週間ほどの開催だから,今まで気づかなかった人もいたのだろう。金曜日のワタシのように。



2度目なので,少し余裕を持って,時間がなくて見るコトができなかったものを中心に,ゆっくりと見物した。製作者のムットーニ(武藤政彦氏)は,今日も会場にいて,あちこちの機械の前で,上演会をおこなっている。今夜は,『聖・俗 二つのカテドラル』と『テアトルムットーニ』の2つの上演会を観るコトができた。ギャラリーが多く,熱気があるせいか,ムットーニ氏も名調子でいきいきと口上をつとめていた。やっぱり,普通に機械とバックに流れる音楽だけを鑑賞するよりも,彼の口上が入ったほうが感動的だ。

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『二つのカテドラル』のほうは,とても複雑な造りの荘厳な作品で,かなり感激。重厚なパイプオルガンのミサ曲が響きわたり,オルガンをかなでる男の前に,やがて白い美しい天使が現われ,最後には天空に舞い上がる。




この展覧会で,一番気に入ったのは,やはり『摩天楼2000』。ムットーニ氏の口上なしだが,もう一度ちゃんと見た。キレイだなぁ。この展覧会限定のオルゴールが4台,初日に販売されたそうだが,この『摩天楼2000』のものもあったらしい。あっという間に4台とも売れてしまったらしいが,ちょっとだけでも見たかった。値段は42万円。もちろん,買うことはできないだろうけれど。


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8時10分前まで会場にいて,全部の作品を見るコトができた。どうしても欲しかったので,作品の載った本と,DVD,そして『摩天楼2000』の特製写真を購入。1万円近く使ってしまった。あぁ,もう,金欠もいいところ。

買ったモノ全部に,ムットーニ氏が金色のマジックペンで,サインをしてくれた。連日の上演会がハードなのか,ムットーニ氏は,かなり疲れた顔をしていた。サービス精神の旺盛な人のようだから,きっと,とても奮闘して疲れてしまったのだろう。


すっかり満足して,帰宅。思いがけず雨が降っていたので,本と写真が濡れないよう,とても苦労して,自転車をこいだ。本が濡れないかわりに,自分がびっしょり濡れてしまった。




朝食 クリームチーズをトーストにぬって。黒ごま黄粉いりホットミルク。
昼食 弁当(黒ごまごはん,ミニハンバーグ,五目豆,レンコンのきんぴら,プチトマト,チーズ入りスクランブルエッグ,みかん)。
夕食 カレーライス,モヤシとにらの炒めもの,ブロッコリーとトマトのサラダ。
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by rompop | 2006-02-06 23:21

2006・2・3 自動人形師『ムットーニ』。

化粧ポーチが古くなっていたので,新しいのを買おう,とアクティ梅田へ。ちなみに,ポーチ類は,軽くて丈夫で可愛いから,『レスポートサック』が好き。

あてもなく,ウロウロして,そろそろ帰ろうと梅田阪急の前を通りかかったら,『ムットーニ展』のウィンドウディスプレイが目に入った。ウソ?なに,これ!腕時計を見て,慌てて7階催しホールへ。

以前から,一度見てみたい,と思っていた「ムットーニ」の機械仕掛けのからくりシアター。

入場料は500円。薄暗い会場には,たくさんの精密な機械仕掛けのからくりシアターの機械がならび,客を待ち構えている。ほとんどのモノが,10分か15分おきに自動的に動き出し,小さな物語を見せる。機械の上に,摩訶不思議な「15分計」や「20分計」があり,これは普通の時計のようで,実は1周が15分や20分になっている。針が「0」に来たときに機械が動き出すので,客はそれをみながら,機械の前に佇んだり,椅子の前に座ったりして,始まりを待つ。

人形や小さな舞台装置がゆっくりと動き,ちょっと懐かしくて怖くて美しい物語が繰り広げられる。なんとも言えない感覚だけが残る。なんだろう?なにかに似ている。一生懸命考えて,はじめて「稲垣タルホ」の本を読んだとき,こんな感覚を感じたなぁ,と思う。

ほんの5分かそこらの小宇宙。スピーカーから流れる声は,もちろん製作者の「ムットーニ」の声だ。すべての製作を,彼が手がけているのだという。

入り口でパンフレットを渡される。そこには会場の地図があり,さまざまな説明がなされている。暗い会場で,それを時折確認しながら,先へ進む。

午後8時から,今日最後の「演奏会」が始まるという。係の人にうながされて,「広場」と名づけられた小さなスペースへ入り,よくわからないままに,始まりを待つ。少し大掛かりな機械が6台ほどずらりと並んでいる。

やがて,黒いスーツをきた小柄な中年男性が登場。係の人の説明で,この人が製作者だとわかる。製作者の「ムットーニ」みずから,1つずつ機械の説明をしてスイッチを入れ,かなり芝居っけたっぷりの流暢な口上で,物語を披露してくれた。これはなんというか,もしかしたら,とてもレアな演出なのでは?彼の声は,ちょっと「ジェットストリーム」の城達也を連想させるような,張りのある低音。

d0062023_166266.jpgチラシの写真にも使われている『摩天楼』は,とりわけ美しかった。男と女がベンチに座っている。背後はニューヨークの摩天楼。青空が刻々と色をかえ,夕暮れに,そして,漆黒の闇に。やがて,摩天楼の向こうには,幻の未来都市が姿を現す。そして,小さなミラーボールが回転し,星空はワタシたちの上にも広がる。流れる音楽は,メロウなジャスだろうか。思わずため息をついてしまうような,独特の世界に誘(いざな)われた。

8時半ごろまで会場にいた。とにかく,感動し,不思議な空気に満たされて,ぼうっとしながら,電車に乗る。すっかり遅くなってしまった。明日の準備もまだしていないのに。

帰宅。今日は節分だ。夕食は母が用意してくれていた,巻き寿司。今年の恵方を向いて座り,「絶対に話しかけないでよ」と言ってから,1本をまるごと,黙って丸かぶり。喋っている途中に口を聞いてはいけないそうな。イワシの塩焼きも1匹。美味しかった。そして最後に,拷問のような「年齢の数だけの豆」を食べる。これだけは,毎年,母に許してもらえず,必死で食べる。




朝食 菓子パン(チョコレートロール),黒ごま黄粉いりホットミルク。
昼食 弁当(鮭の混ぜご飯,ピリ辛ソーセージ,五目豆,キュウリと蟹の酢の物,プチトマト,みかん)。
夕食 節分の巻き寿司,イワシ,かす汁,豆。
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by rompop | 2006-02-05 16:04

有馬温泉2日目。

7時過ぎに起きる予定が,4人とも8時まで寝こけていた。


朝食は,ダイニングルームで。9時までが朝食の時間なので,あわてて洗顔をして,部屋を出る。

テーブルに並べられていたのは,可愛いお弁当形式の朝食。色とりどりで,とても美しかった。オレンジジュースもサービスで運ばれた。どれを食べてもあまりにも美味しくて,ご飯をお替りして食べる。旅行に行くと,たくさん朝食を食べられるから,不思議。

10時チェックアウト。税・サ込みで,1人23,775円也。精算のあと,新館のほうのロビーの喫茶へ行ってみる。モダンな内装のスペースで,大きなガラスに面して座り,景観を眺めながら,カフェオーレ。いつか,父と母をこの宿へ連れてきてやりたいな。

阪急バスの乗り場まで,マイクロバスで送ってもらい,荷物をコインロッカーに放り込んで,有馬の町を散策。こじんまりとした温泉町で,古い店と新しいカフェなどが混じった,面白い町並みだ。

外湯の「金の湯」「銀の湯」。ここは,公衆浴場のように,入湯料を払って入るらしい。もっと季節がよければ,ふらりと入ってみたい場所だ。外では,無料の「足湯」に,たくさんの人たちが足を浸している。でも,たくさん着ているので,素足を出すのは無理。

名物の炭酸煎餅などを買い,昼食は,ネットであらかじめ下見をしていた釜飯のお店『くつろぎ家』へ。

これまた古い造りの風情あるお店で,2階の座敷の個室へ通され,鯛や鮭,タコや山菜が乗った「くつろぎ釜飯」を食べる。澄まし汁と,茶碗蒸し,黒豆などがついて,1,050円。黒豆は,全然甘くなく,塩をつけて食べる。この黒豆,とても美味しかったなぁ。
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帰りには,谷崎潤一郎の小説にも出てくるという,高級旅館『御所坊』を少しだけ外から眺めにいく。なかなかの風情だった。少し料金も高いし,敷居が高そうな雰囲気ではあるが,一度は泊まってみたいような,宿。


2時。有馬温泉をバスで出発。3時前には梅田駅に着いた。あまりにも近くて,旅をしたという気がしない。

梅田駅から阪急電車に乗り,ワタシだけが先に下車。なかなか会えない,多忙な友だちだけど,今度はいつ会えるのかな?彼女たちは,ワタシが大学を出て初めて就職したデパガ(百貨店)時代の同期。もう,かれこれ20年近いつきあいだ。ここまで友だちだったんだから,これからも,せめて1年に一度は,一緒に温泉旅行をしようね。今度は,一番忙しくて,今回も参加できなかったY美ちゃんも一緒に5人で。



d0062023_2141844.jpg有馬の名物「炭酸煎餅」。シンプルな味で美味しい。


朝食 『遊月山荘』の朝食。
昼食 『くつろぎ家』の釜飯。
夕食 ブリの刺身,大根と揚げの煮物,もやしとニラの炒めモノ,大根ときゅうりの浅漬け。
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by rompop | 2006-01-15 21:36

有馬温泉へ。

有馬温泉行き。Yちゃん,Mちゃん,Sちゃんと午後1時過ぎに梅田駅で待ち合わせ。1時半の阪急バスで,有馬温泉まで約1時間。

意外と近くてビックリ。もちろん,有馬温泉は初めてだ。今回の宿は,ワタシがネットで探して決めた。勘だけで決めたので,かなりドキドキだったが,『月光園・遊月山荘』は,予想以上に素晴らしい風情ある宿だった。

駅周辺にはたくさんの旅館やホテルがひしめいているが,この宿は,少しだけ奥へ入り,渓流沿いに建てられている。ホテルのような新館のロビーから川の上に造られた長いエントランスを抜け,数奇屋造りの玄関に到着するまでの道のりが,雰囲気があって旅情が高まる。

建物は古いが,きちんと清潔にされていて,気持ちがいい。従業員の応対が,とても清清しくて,行き届いている。


「陽のあるうちに露天に入ろう」と,さっそく浴衣に着替え,渓流沿いの野趣あふれる露天風呂『玉鉾の湯』へ。ここが,一番源泉に近い湯,だとのコト。チェックインが早かったので,4人の貸し切り状態だ。小雨が降っていたが,雨に濡れながらの露天風呂も,思い出になるだろう。

嬉しいのは,新館の『月光園・鴻瀧館』と内部でつながっていて,こちらのお風呂にも自由に入れるコト。こちらはモダンなホテル形式の宿。

さっとあがって,今度は新館の大浴場『銀波の湯』へ。大きなガラス張りの大浴場は,新しい分美しく,まるでリゾートホテルのような雰囲気。山がすぐ目の前に迫っていて,眼下には渓流が流れ,桜の頃や紅葉の頃は,ひときわ美しいだろう。一面の雪景色もイイかもしれないな。今回は,雪もなく,ただ寒々とした山景色で,水墨画のような風情。大浴場に隣接している露天風呂は,金の湯と銀の湯があった。金の湯は,赤茶色の湯で,銀の湯は,透明な湯。ヒノキで造られた円形の浴槽の「銀の湯」が,とても気に入った。

備品も充実していて,ボディシャンプーのほかに,マッサージ用の塩や,固形石鹸も,2種類。どの風呂に行っても,山のように新しいバスタオルがあって,どんどん使えるのが,嬉しかった。大浴場の前のサロンでは,グラスビールの無料サービス。下戸のワタシは,冷茶をいただいた。


夕食は,7時から。いちばんスタンダードな,「京風懐石料理のコース」をお願いした。上品な味付けの繊細で美しい料理が,少しずつ運ばれ,なかなかのものだった。お造りが美味しくて綺麗だった。神戸牛は小さなお鍋で野菜と一緒にコトコト炊いて。とても柔らかかった。神戸牛が美味しかったので,すき焼きのコースもヨカッタかもしれないな。量は,女性にはちょうど良い量だったと思う。デザートはマンゴーのムース。果実が入っていて,ジューシィだった。(※画像はほんの一部)。

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食後,今度は本館の浴場へ。内湯の浴場『亀の湯』は,やはり金の湯と銀の湯の2種類。こちらは歴史をカンジさせる,どこか公衆浴場のような雰囲気のお風呂。なかなか素敵。銀の湯の浴槽は,これも底まで木の造りで,肌触りが懐かしく,とてもホッとする。
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そのほかにも,新館には貸し切り風呂が3つ。「洞窟風呂」「ひのき風呂」「ワイン風呂」。こちらは予約がいっぱいで入れず,残念。でも本当にたくさんの湯が楽しめ,大満足。

広々としたロビーの喫茶室で,夜だというのに,風呂上りにパフェを食べる。寒くなったので,ワタシだけ,もう一度大浴場へ。もちろんほかに客はいなくて,たった一人の大浴場は,湯のわきでる音ばかりが響いて,少しだけ心細かった。


11時過ぎ,布団に入り渓流の音を聞きながら,TVをだらだらと観て,喋っていたが,いつの間にか眠っていた。




あひるご飯 味噌の雑煮2個。
夕食 『遊月山荘』の京風懐石コース。バニラアイスパフェ。
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by rompop | 2006-01-14 21:19

作業。

とうの昔に自分の中から消滅したはずだったのに,Kの死は,思いのほかワタシに打撃をあたえた。閉じこめたはずだった記憶や思い,後悔,諸々のモノが,この数日,いっきにあふれ出した。

長い時間をかけて,自分なりに結末をつけ,終わらせたつもりだったが,そうではなかったコトを知る。もう1度,自分のなかのKを,「弔(とむら)い直す」作業は,思いのほか苦しい。



Kは車に追突したのではなく,正確には,高速道路で後ろから追突されたという。その衝撃で投げ出されて高速の鉄柵を越え,高架下に落下した。即死だった。

事故だと知ったとき,副作用の強い薬を何種類も飲んでいたKが,とっさのハンドル操作を誤ったのではないか,とまず考えた。あるいは,生きるのが辛い,というネガティブな気持ちが,彼を死におびき寄せたのかもしれない,とも。事故だけれど,なんとなく自殺のような気もしていた。

でも,そうじゃなかった。

彼はその朝の最後の日記にあるように,診察とカウンセリングを終えたあと,友人の祝いの席に駆けつけるために,高速を走った。久々にその友人と再会するコトも,祝いの言葉を言えるコトも,楽しみにしていたに違いない。何をする気力もなくベッドから起きあがれない日もしょっちゅうだったが,その日,Kは確かな目的を持って,前へ向かって走っていた。それなのに。



ワタシはまだ,ジタバタしている。美しい言葉で整理をつけて,冥福を祈って,それで終わらせたくはない。今までの人生のなかで,彼はあまりにも深く関った人だった。自分を納得させて楽になるための仮説や物語はいらない。もっと悲しみ,やり場のない怒りを感じ,嘆いてやりたい。Kが気の毒で可哀相でどうしようもない。混沌としてやりきれない気持ちのまま,そんな死に方はあんまりだ,と,何度でも泣きたい。

そうやってみっともなく暴れながら,変えようのない現実を,ワタシは少しずつゆっくりと受け入れていく。

とうの昔に失った人であるから,今さらの喪失感はない。ワタシの胸には,ぽっかりと大きな穴が,すでに7年前にあいている。だからワタシの人生は,多分,なにも変わらない。



普通に寿命をまっとうするとして,ワタシの命はたかだかあと30年,長くてせいぜい40年だ。人間の記憶は年月とともに薄れてゆく。いつかワタシも老いて,自分の年齢や生年月日や,朝飯を食べたかどうかすら,あやふやになるだろう。Kの記憶も自然に抜け落ちる。最後には,ワタシの肉体も消えてなくなる。

だから,持てるところまで,ワタシはKの記憶を持っていく。ほかのたくさんの記憶の断片と一緒に。忘れようと頑張るコトも,覚えていようと頑張るコトも,もう止める。



棺の死に顔は,とてもキレイで優しい表情をしていた,と聞いた。即死ならば,恐怖も苦痛も一瞬で通り過ぎただろう。長く苦しまなかった。そのコトだけに,わずかに慰められる。
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by rompop | 2005-12-13 11:31