2007・9・4 野次馬。

病院へ行く途中,駅前の歩道橋に,若い女性が倒れていた。そばには,ベビーカーに乗った赤ちゃん。まだ若いお母さんらしい。どうしたのだろう?

救急車がまだ到着しないようで,駅員さんたちが毛布をかけたり,いろいろしていたが,ものすごい数の野次馬。


父は寝ていたが,「やぁ」というと,笑顔になった。夕方になって,病室が暗くなってきたので,枕元の灯りをつけた。


明日の転院のコトを,いちおう,もう一度繰り返して言っておく。ワタシは一緒にいけないが,弟が付きそうコト。夜は,いつもと同じ時間に必ず行くから,と。同じ3階フロアだが,多分,部屋は前と変わるから,違う場所に来たと感じるかもしれない。

「前にいた病室,覚えてる?ほら,冷房が寒かった部屋・・・」と聞くと,「覚えてない」とのこと。そうか,覚えてないのか。

「混乱するわな・・・」と,今度は父が自分で言ったので,ちょっとビックリ。「看護師さんの顔,見たらまた思い出すよ」と言ったが,「さぁ,行ってみないとわからないね。。。もう,別にどこでもいいけど・・・」


ホント,父には気の毒だ。でも,リハビリ病院に戻れても,いられるのは今月いっぱい。今度は,また全然知らない病院へ移るコトになってしまう。そのコトを,ワタシたちはまだ,父に話せていない。そのことを考えると,気持ちが萎える。。。


父は明日のコトを考えて落ち着かないのか,そわそわしていたが,アゴをなでていたかと思うと,「ヒゲ,剃ってくれる?」と言う。ワタシも,いちおう,ちょっとでも小綺麗にしておいたほうがイイかな。。。と思っていたところ。二つ返事でヒゲを剃る。

父は首筋もじっとりと汗ばんでいる。暑いというので,布団をめくる。体温調節がうまくいかないのかなぁ。おしぼりを持ってきて,拭いてやる。


給湯室の氷を自由に使えるのも,今日が最後なので(リハビリ病院にはない),滅菌ガーゼを氷水に浸して,口の中をぬぐってやる。固く絞ったつもりだったが,直後に父が咳をしたので,ヒヤッとした。


帰る前に,ベッドの足元を少し下げたら,「あ。ウンコにくっついた!」と言う。どうやら,ウンコが出ていて,自分で適当にお尻を浮かしていたらしいのだが,ワタシがベッドの足元をフラットにしたので,ウンコの上にお尻が乗っかってしまったよう。

「ウンコ,出たなら早く言えばいいのに」とイイながら,コールを押して,オムツ交換をしてもらう。見ると,それほど出ていなかった。夜にまた出るのかな・・・・


「よく寝てな~」と,握手をして帰ってきた。父の手は,じっとりと熱かった。
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by rompop | 2007-09-04 22:40 | ホスピタル


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