2007・9・2 苛立ち。

それにしても,休みの日に限って,どうしてこんなに身体がだるいのだろう。だらだら朝寝するせいかな。それとも,緊張がとけて,いっきに疲れが出るせいだろうか。めっちゃ,不調。


それでも,日曜日は面会客が多くて,父も淋しいだろうと思い,少しだけ早めに行くことにした。駅前にできた,いつも行列ができているたこ焼き屋で,たこ焼きを買って,病院のロビーでささっと食べて,お茶をしこたま飲んでから,病室へ。父の前では,絶対飲めないもんなぁ。

父は,37,3℃の微熱あり。氷枕はしていないが・・・背中も首筋も脇腹も,結構熱い。この熱だけは,なんとかならないかなぁ・・・

シーツと密着している背中の部分が,ものすごく汗で湿っているので,できたら着替えさせてもらいたいぐらい。でも,熱があるときは,着替えも辛いからなぁ・・・と,考えていると,看護師さんがやってきたので,相談。

とりあえず,協力して父の身体を横にし,背中のしたにバスタオルを敷き,父の背中と肌着の間に,タオルをはさんでみた。これで,ちょっとマシかもしれない。父は結構,迷惑そうにしていたが。。。


熱があるときは,しんどいだろうから,あれこれ話しかけたり,新聞を読ませたりしようとせず,おとなしく横で本を読む。ときどき,頃合いを見計らっては,ヒゲをそったり,おしぼりで顔を拭いたり,水虫の薬をすばやく塗ったり。あとはもう・・・することは,たいしてない。


昨日はあんなにウンコが出たのに,今日は全然。そりゃそうか。そのかわり,今日はオシッコがよく出て,ワタシがいる間に,2度ほど「オシッコが出た」と申告があったので,オムツを替えた。尿なら,交換はそんなに難しくはない。ただ,いつの間にか,夜用のオープンタイプではなく,シャーリングの履かせるタイプのオムツになっていたので,ちょっと苦労した。父に何度もお尻を持ち上げさせ,疲れさせてしまった。尿取りパッドをたくさん使った。


ちょっと不安をカンジていたのだが,火曜の夜に転院手続きに入るといっていた主治医が,不慣れなためか,なんだか回りくどい手続を取ったせいで,あちらの病院のベッド調整までこぎつけていないコトが今夜,判明。看護師さんのほうが,ちゃんとわかっているようなコトを,主治医はよく知らなかったよう。


腹もたつし,イライラするが,不安を感じながらも,その後確認もせず,ただ返事を待っていただけのワタシも悪い。ホント,教訓だ。どんなコトでも,人間のやるコトには,ミスがある。だから,不安があったら,すぐに自分から確認するなり,催促するなり,アクションを起こすべきなのだ。まったくもう・・・・・

リハビリ病院の残り期間の関係もあるので,戻れるならさっさと手際よく戻りたかったのに。まぁ,済んだコトを後悔してもしかたないので,忘れよう。


しかし,今回の主治医に関しては,一生懸命やってくれているとは思いたいのだが,なんだか頼りないなぁ,と思うコトが再三あり,もう,ワタシ的には信頼はほぼゼロだ。人間的に・・・というのでは決してないけど,「医者」として。若いから,経験がないから・・・しかたないのか?でも,こっちは大事な親を全面的に預けてるんだからね。


ベッド脇での,主治医と看護師,ワタシのやり取りを聞いていた父が,「・・・むずかしい話になってるの?」と心配そうに聞く。ワタシがずっと怖い顔をして考え込んでいたものだから。

「リハビリ病院に戻る日が,まだ決まらないだけ」と誤魔化したが,父は病院を移るのがイヤらしく,「やっぱり,リハビリ病院のほうがいいのかなぁ・・・」などと,軽くごねだした。

肺炎になったり,胃ろう造設のためだったり,理由はあるのだが,1ヶ月ごとに病院を行ったり来たりしているので,父はもう,すっかり,自分の病状の流れがわからなくなってしまっているみたい。


しかたなく,ここは治療を終えたら長くいられない病院だ,というコトを説明する。リハビリ病院は,父が一番長くいて,顔なじみの看護師さんたちもいるところなのに,もう,今の父には,遠い場所になってしまっているらしい。


父はむずかしい顔をして,時々つぶった目を開けて,なにか考えているらしかった。できることなら,ずっと同じ場所で落ち着かせてあげたいが。



6時前になった。父が「もう,帰ったほうがいいんじゃない?」と言うので,なにげなく,「もう少ししたら夕方の栄養やで」と言った。なんとなく,それが終わってから帰ろうかな,と思っていたのだ。

そうしたら父は,「栄養ったって・・・ここ(腹)からで,ここ(口)からじゃないんだから!」と,ジェスチャーを入れて,いらだったような声を出した。「うん・・・仕方ないやんか」と言うと,「だから居たって,することないだろう。ここ(口)からじゃないんだから。ただ,見届けるだけだろう」と。

思わず黙ってしまうと,「別にお姉ちゃんの好きにしたらイイけど!」と,布団をかぶってしまった。


・・・・・いらだっている気持ちはわかる。きっと,看護師さんたちがいちいち,明るい声で「○○さ~ん。ご飯にしましょうねぇ」と言って,腹から栄養を入れるコトも,気に入らないのだろう。ワタシだって,アレは違和感を感じる。なんだって,「ご飯」とか「お食事」とか強調して言うのだろう。そうしないと,患者が,これは「食事」ではなく,ただの「栄養剤」だと思うからだろうか。でも,味も匂いも,なんにも感じるコトのできないモノが,どうして「食事」なのだろう。どうして「食事」と認識しなくちゃならないのだろう。。。


なんだか,悲しくなってしまって,夜の栄養が始まる前に帰ってきた。
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by rompop | 2007-09-02 18:48 | ホスピタル


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