2007・8・31 秋色のバッグを,買う。

病院へいく途中,ローカル百貨店の靴専門店にディスプレイしてあった秋物のバッグに目が止まる。明るめの茶色と,落ち着いたカーキグリーンと。さんざん迷って,決められず。



父はなんだか,今日はぼんやりしていた。買っていった新聞にも目もくれず,ずっと宙を見ている。それも,むずかしい顔で。話しかけてもリアクションが相当「うすい」ので,自然とワタシの声も小さくなってゆく。

こんな時,「あぁ,今日はちょっと遠くへ行っちゃってるんだな」と,あるがままに受け止めるコトができたら,楽なのだろう。でも,ワタシはまだ,そこまで達観できない。認知症のある父を,まだ100%受け止めるコトができないでいる。


夕食の注入をしながら,看護師さんは,「栄養剤を固めにしてから,調子いいみたいですね。○○さんには,合っているみたいね」と言う。確かに,便はあいかわらず緩めだが,しじゅう喉にからんでいた,あのゼロゼロ言う痰が,まったく無くなった。だから,苦しい痰の吸引も,もう随分ながいあいだ,やっていない。これだけでも,ホントにヨカッタと思う。


帰る頃になって,父は,また少しおかしなコトを言い出した。トイレから帰ってくると,布団をはいでしまっていて,難しい顔をしている。足元の「ベッド柵」をさして,「今日にかぎって,こんなところに柵が入れてある」と言う。いつもあるものなのだが・・・どうも,これがあると,閉塞感というか,ベッドに閉じこめられたような不安感が増すのだと思う。でも,無ければ無いで,危険だから。。。

布団が落ちないためと,父が落ちて骨折などしないためのモノだ,と何度も説明するが,「わかるか?」と聞くと,「わかるような,わからんような」と,眉間にしわを寄せる。一時は,よく,ベッド柵に関して同じコトを言っていたが,最近は言わなくなったと思っていたが・・・久々に出たカンジ。

まぁ,閉塞感のようなものは,理解できるから,その不安を取り除いてやるコトが先決なのだろうけど。。。どうしたらイイのか,わからん。


ベッドを起こしているから,足元が見えるのであって,看護師さんがベッドを倒してくれたら,父もそれ以上,ベッド柵について言わなくなった。オムツを見てもらったら,便がたくさんでている。オムツを替えてもらい,さっぱりしたのか,帰りには笑顔で握手に応じてくれた。


閉店間際の百貨店にとびこみ,さっきのバッグをもう一度見せてもらう。迷ったが,明るいカンジがするので,茶色のほうを購入。ちょっとビジネスバッグ風で,あんまり可愛いカンジではないが,とりあえずたくさん入りそうだし,イイ色だと思う。満足也。


やっぱり,買い物すると,気持ちが晴れるな。
[PR]
by rompop | 2007-08-31 20:35 | ホスピタル


<< 2007・9・1 ウンコばかり。 2007・8・30 落ち着かない。 >>