2007・8・16 空。

お盆休みも,いよいよ今日が最後。

思いきり朝寝。といっても,なにしろ熱帯夜なので,うまく熟睡できない。もともと冷え性で,クーラーが嫌いなモノだから,扇風機のタイマーだけでは,汗だくになってしまう。


トマトとツナのスパゲティを山盛りたいらげて,出かける準備。もう,ここまで日課になったら,出かけるのが面倒とか,イヤだとかあまりカンジないなぁ・・・

2時過ぎ,一番暑そうな時間に家を出る。やっぱり,暑い。。。。


病室には3時ごろに着いた。父は目を開けていた。


父の表情や顔色,枕などをさっと観察する。普通の枕ということは,熱はないのかな。顔色もそう悪くなく,なにより表情も,そんなにぼんやりしてはいない。ワタシの顔を見て「あ!」と言うちょっと嬉しそうな顔をした。


しかし,やはり今日も,熱は37,3℃。微熱・・・どこからくる熱なのか。でも,このぐらいの熱,看護師さんは気にもとめない。


洗濯物が大量にあったので,コインランドリーで洗濯をする。各フロアに1台しかないのに,先に洗っていた入院患者さんが,時間が終わってもなかなか取りにこないので,イライラした。人の迷惑を考えないマイペースな人が,多いなぁ。


看護師さんたちから,窓際の患者さんとベッド位置を変わって欲しい,と言われる。あとから入ってこられたその患者さんは,父よりもずいぶん若いが,認知症があるのか,急にベッドから立ち上がろうとしたりするので,目が離せないらしい。父のいるベッドが,一番廊下からも目につくし,巡回には便利なのだろう。

父は窓際のほうが嬉しそうだったが,いざ変わってみると,スペースが少し狭いし,なにより窓からの照り返しがあって,結構暑い。。。。。寒がりの父も,めずらしく今日は,汗ばんでいた。クーラーの効きも少し悪いかも。まぁ,しかたないか。

ただ,空が見えるのは,イイ。窓際のカーテンを開けていれば,夜までずっと明るいし。


するコトがほかにないので,父のひげを剃り,おしぼりで顔や手首,足と手を拭いてやる。爪切りも。


あとは,ぽつぽつと父と喋りながら,文庫本を読んでいた。点滴の針の位置が,毎日のように変わるので,布団や肌着のあちこちに,血がついている。点滴の針なんてたいしたコトないようでも,毎日さされるのは,イヤだろうなぁ。


夕方,空が暮れだした。「暮れてきたねぇ」と父。外の景色といっても,病院の建物の内側を向いている窓なので,向かい側の病棟の窓や,空調機が見えるだけだ。あとは,わずかに切り取られたような小さな空と,病院の名前の書いた大きな看板と。


7時頃,その病院の看板に灯りがともった。鮮やかな青いランプで,病院の名前が宵闇に大きく浮かび上がる。


「綺麗だねぇ・・・」と父が嬉しそうにいうので,振り返ると,確かに綺麗だった。平日の夜,ワタシはいつも,遠くからこの青く浮かび上がった文字をめざして,一目散に歩いてくる。



それにしても,せめてこの窓から,もっと空がたくさん見えたらいいのに。。。。。
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by rompop | 2007-08-16 22:00 | ホスピタル


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