2007・7・28 ② 熱。

とりあえず,夕方までにちょっとだけでも寝よう,と思った瞬間に,昼食介助にでかけた弟から電話。

やはり父の具合は悪化していて,38度1分の熱があるらしい。朝食は半分食べたが,むせこんでギブアップ。急遽,朝夕の抗生剤の点滴をするコトとなった。食事はとりあえず,やめて,治療優先にするという。

前回と同じような経緯をたどっている。ただ,前回と大きく違うのは,その時と今の,父の体力と免疫力。。。不安がこみあげる。


昼食介助が中止になったので,「いてもするコトがないし」と,弟が早々に帰ってきた。そりゃそうだけど。。。

弟が帰宅後,母と3人で,父の今後の病院について少し話をする。なかなか,厳しい。。。


4時に家を出て,病院へ向かう。出がけに大きな雷の音とともに,激しい雨。駅から病院までタクシーに乗ったが,にわか雨だったようで,すぐに止んだ。

病室に入ろうとしたとたん,看護師さんに呼び止められて,朝からの経過を説明される。と,病室をなにげに見ると,父がベッド柵につかまって頭を突き出し,ベッドの下の廊下に痰を吐き出そうとしている。口から痰が長く伸びている。

一瞬,泡を吹いているように見えて慌てた。看護師さんと2人で,「わぁ~!!どうしたん?」と駆け寄ると,どうやら手の届くところにティッシュ箱がなく,口にたまった痰をたまらずに吐き出そうとしたらしい。見ると,枕元のシーツも痰で黄色く汚れている。

「どうしたん?ナースコール押せばよかったのに。。。」と言いかけてふと見ると,ベッドをギャッジアップした時に,ナースコールはベッド柵の外側に落っこちてしまっていた。

「さっきまでそこにいたんですけど。。。ごめんね,○○さん」と,やや言い訳の看護師さん。。。


朝食は半分,昼食はとりあえず,様子をみるために中止したとのコト。夜も多分中止。さきほど,少しだけお茶を飲ませてみたが,痰が増えたようなので,怖くて少し様子を見る,とのコト。

水分も中止は辛いなぁ・・・よく聞くと,抗生剤入りの点滴200ミリリットルを朝夕2回。つまり,水分だけが1日に400ミリリットルだけ。「水分不足で,脳梗塞など起こさないか心配です」と看護師さんに話す。父は心房細動があるので,それでなくても,血管が詰まりやすいリスクがあるのだ。


ワタシの頭もなんだか具合が悪いようで,新しいティッシュの予備がひと箱あるのに,それに気づかず,わざわざ外へティッシュを買いに行った。ひと箱105円の定価で。

5時半頃,父の熱は38度3分。。。


父は「しんどい」とも言わず,比較的落ち着いて寝ている。額を触るとそう熱いカンジはしないのだが,布団に手を入れて,脇や手足を触ると,結構,熱い。父の腹を触っていたら,あまりにシワシワのペタンコで,おまけに肋骨の下の部分の骨が飛び出していて,それが手に触れて驚いた。父。。。こんなに痩せてしまった。。。

父がもぞもぞする。「何!!?」と顔をのぞくと,「オシッコ」という。車椅子は無理だろうな,尿器を借りなければ。看護師さんが,いそいで尿器を持ってきてくれる間に,「あ,出ちゃった」と父。オムツを交換してもらう。

父が急に顔をしかめる。「何!!!?」とのぞきこむと,「・・・お尻が痛い・・・」とのコト。褥そう(床ずれ)がまたできかけているのかな?お尻をさすってやっていると,「今,便の検査しているから,痛いなぁ」と言う。「???」多分,便秘が続いたので,座薬を入れられたのだと思う。父は肛門入り口に,かなり大きなイボ痔があるので,乱暴に座薬を入れると痛むらしい。看護師さんが適当に突っ込んだのかな。。。


父は,ウツラウツラしているが,時々目をあけて,右斜め下に座っているワタシのほうをチラっとみる。「雨,降ってるの?」「さっき夕立だったけど。雷聞こえた?」「あぁ,そうらしいね・・・」などと話しかけてきたり,そのまま,また目をつぶってしまったり。


はっきり言って,居ても,ほとんどするコトはない。でも,ワタシなら,やっぱり声の届くところに,誰か家族がいてくれたらいいなぁ,と思うだろう。看護師さんは多忙だから,コールしても,すぐに飛んできてくれる,とは限らないもの。


6時前。夕食の配膳がはじまり,ダイニングはがやがや騒々しくなった。父は,まだ,お腹がすいた,とは言わない。

ただ,頭もかなりボンヤリしていて,ロレツも回らない。急に,「食事をするのはあそこだね。三本の柱が立っていて。。。」と言い出すので,「パパはご飯はないよ。熱があるからね」と言っても,「わかっているけど,場所が違うね。三本の柱が」「柱がどこにあるって?」。。。「わからないなら,もういいよ!」と,手でぐいぐいと肩を押し返されてしまった。


喉が渇いた,というので,看護師さんに聞いて,口の中をガーゼで拭いてやる。手をよく石けんで洗って,買ってきておいた滅菌ガーゼに水道水をひたして。やり方がかなり下手くそだったようで,「もういいよ」と言われてしまった。看護師さんに頼めばよかった。でも食事の前後は,殺気立つほどバタバタしているし,それより前は,シフト交換の申し送りをしているし,もっと遅くなると,今度は夜勤で人数がぐっと減ってしまうし。。。結構,遠慮してしまうものだ。

父が「パジャマを着たい」というので,苦心して着替えさせる。熱があるのに,あまり動かすのもどうかと思うが,ポロシャツとジャージのまま寝るのは,暑いだろう。寝汗をかいたら困る。父も協力してくれたが,着替え終えると,父もワタシもどっと疲れた。これこそ無理させずに,もう少し待って,着替えさせてもらったらヨカッタ。。。


8時過ぎ。今夜の夜勤の看護師さんは,わりと若い人だ。ワタシが「頼りないな」と思っている人なので,少し不安。

父の血圧,酸素量などは正常なようだった。聴診器で胸の音を聴いてくれたが,「胸の音は綺麗です」というので,少し安心。抗生剤が少しは効いたかな。

ただ,熱はあいかわらず,38度5分。。。早く下がりますように。
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by rompop | 2007-07-30 13:28 | ホスピタル


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