2007・7・18 『玉葱の天ぷら』。

息せききって,6時25分に病室に到着すると,父はもう,食事のテーブルに着いていた。あれ??と思ったら,若い看護師さんが「すみません~うっかり席に座ってもらったら,少しだけ食べてしまわれました~」とのコト。

ワタシが来るまで待ってって,言ってるのに。。。しかもこの看護師さん,先日の主治医との面談の時に,担当看護師が不在で代わりに同席してメモを取っていた人なのになぁ。

まぁ,しかたがない。父に確認すると,2口ほどしか食べていないようなので,少し舌の体操をしてから,食事再開した。車椅子に座って少し時間が経っていたらしく,はっきり覚醒しているし,大丈夫。

今夜はあまりむせない。少し喉に痰がからんだが,それも自分で咳払いしながら,食べている。あまりむせないでスイスイ食べていても,不安になる。こないだ,年輩の看護師さんから,「むせなくても誤嚥している可能性があるからねぇ。。。」と言われたからだ。「そのために(主治医から)お話させてもらったんだけどねぇ」とも。こういうコトを言われると,正直,いっきに凹む。

むせない代わりに,今日はなんだか精神が昂ぶっているというか,食べている途中で,何度もスプーンを置いて,ワタシに「あ,そうそう。そう言えばね・・・」と話しかけてくるので困った。食事に集中できていないのだ。「あとでゆっくり聞くから,喋らないでちゃんとたべよう」と,やんわりと言っても,しばらくすると,「そうそう」と始まる。どうしたのだろう?

頭ごなしに怒るのもアレなので,しばらく話を聞いた。どうやら,昼間,栄養科の人が食事風景を見にやってきて,あれこれ話をしていったらしい。

「○○さんは何が好きですか?って聞かれたからね,『玉葱の天ぷら』って言った。そしたら,『ああ,いいですねぇ。ほかには何が好きですか?』と聞くから,『ゴボウは苦手だけど人参の天ぷらも好きですね』と言ったら,また『いいですねぇ。じゃあ,出せるように考えますね』と言ってた」そうだ。

「玉葱の天ぷら,明日出るかなぁ?」とワクワクしているようなので,「パパはちょっと,天ぷらは無理やろう。ミキサー食なんやから。。。やっぱり無理やと思うで。人参の煮物とかならできるかもしらんけど・・・」と言った。刻み食なら,天ぷらもなんとかなるだろうが,ミキサー食限定なら,そんなもの,絶望的だと思う。栄養科の人もその場しのぎのコト,あんまり言って欲しくないなぁ・・・それとも,父が勝手にそう思いこんだだけかな?今の自分に「天ぷら」が無理なコトぐらい,ちょっと考えればわかりそうなものだけど。。。

「もう1つ聞かれたら,『八宝菜も食べたいです』って言おうと思ってたんだ。言えばよかったかなぁ」と父。八宝菜かぁ。。。刻みにしても,むせそうだな。トロミがあるから,案外イケルかな。。。

もともと食にはそんなに執着の無い父だが,たまに「○○が食べたいなぁ」などと言われると,なんだか,いっきに切なくなってしまう。ミキサー食の食事も黙って食べているので,「美味しいか?美味しくないか?」と聞くと,「こんなもの,美味しいモノなんて1つもないよ」とあきらめたように言う。言ってもしかたないから,言わないだけなのだ。

デザートにスイカのひと切れがついているような「普通食」なのに,「美味しくない」と言って,食べ散らかしたあと,たくさん残している他の患者さんたちが,時々,憎く思えてしまう。。。

60分で完食。食後はすぐにトイレへ。便は出ず。歯磨きをさせても,あまり痰はでなかった。今日の食事は,ちゃんと胃に入ったのかな。。。

水虫の薬は処方されていた。1日2回,看護師さんが塗ってくれているそう。

床ずれ防止の柔らかいベッドマットになり,少し厚みがあって高さが出たため,ベッド柵を必ずつけておくよう,担当看護師から注意される。どうも,勝手に,移乗をしたがるコトがあるようだから。ここで骨折など,絶対にさすわけにはいかない。
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by rompop | 2007-07-19 10:36 | ホスピタル


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