2007・6・14 苦行。。。

定時に出て,病院へ。今日は7時半まで来客のアポイントが入っている。お茶出しのために,いつも残ってくれている同僚に,本当に申し訳ない,と思いながら。。。でも,そんな時間まで残ったら,病院へは行けなくなってしまう。


6時半。父は寝ていた。顔は赤くない,少し額は熱いが,看護師さんに聞くと,37度3分の微熱とのコト。「氷枕を勧められたけど,寒くなるから断ったんだ」と,父。本人がしたくないなら,しなくてイイや。

ベッドを起こそうとすると,「なんか・・・ここ(股間)らあたりに違和感があるんだけど」と父。なんだか今日は,ミツバチのように,父のオムツのあたりが膨張しているなぁ。足も伸ばしにくいのか,がに股になっているし。

「オムツがごっついのかな?あとで見ようか?」などと話していると,同室の患者さんに食事介助をしていた看護師さんが,「オムツ,見ましょうか?」とすぐに開けてみてくれた。普通の尿取りパッドではなくて,大きめのフラットタイプのオムツがぐるぐる巻かれていた。こんなの巻かれたら,そりゃあボリュームが出過ぎるだろう。。。すぐに小さめの尿取りパッドに替えてくれた。オムツのやり方1つにしても,看護師さんによって,ホントに適当。

今日の夜勤担当の,この看護師さんは,若いけれど,すごく優しそうな感じ。オムツをあてたあとも,丁寧に父のシャツの乱れを直して,パジャマのズボンのすそにちゃんと入れてくれている。体位を変えるときも,声をかけながら,ゆっくりとしてくれている。こんな簡単なコトでも,なかなかきちんとやってくれる人はいない。いちおう声をかけながらも,父を「丸太棒」のようにゴロゴロころがしてオムツを替える人だって,結構いるのだな。


股間がややスッキリしたので,ゆっくりとベッドを起こす。足をなるべくまっすぐに,身体もまっすぐにしながら,足の方を先に少しギャッジアップして角度をつけた。そうすると,上半身を起こしたときに,下へずれ落ちていかないんだなぁ。こんな簡単なコトなのに,気づかなかった。。。

背中にクッションをあてたり,頭の後ろにバスタオルを折り曲げて入れたりして,なるべく状態がまっすぐになるようにする。首にタオルを巻いて,食事スタート。


しかし。。。父の箸(スプーンか)は,いっこうに進まない。。。一口食べては,ゆっくりと飲み込み,スプーンを置いて目を閉じてしまう。むせないのはいいのだが,これは,「ゆっくり」を心がけているのではなくて,単に,食べる気が起こらないのだ。

今夜もいつもと同じ,白いお粥(ただし,粒なしのただのペースト),薄い茶色のペースト(味見しても原形がわからない),明らかにほうれん草の緑色のペースト。

父はひと言も「マズイ」とも「こんな食事」とも言わない。ただ,目をつぶって拷問のように耐えながら,口に入れる。途中で目を閉じたまま,時間が経過していく。何度も「眠いの?」と肩を触るが,そのたびに目を開けて「いや,眠くない」と言う。


文句を言われるのも辛いが,これもまた,辛いなぁ。これを食べなければ,身体が良くならない,とわかっているから,父は食べるのだ。


1時間以上,時間をかけていると,今度は体力が消耗して,飲みこみの状態が悪くなってしまう。言語療法士からは「1時間が限度」と言われている。腕時計をちらちらと見ながら,ワタシは焦る。


1時間かかって,やっと完食。「お疲れ様。全部食べてエライね」と,褒める。ホントに「お疲れ様」というカンジだ。

薬を飲ませて,歯磨きをさせると,8時を過ぎていた。25分間,ベッドを起こしたままにしておいて,それから倒した。


憂鬱な雰囲気がただよう,状態の良くない人ばかりの5人部屋。父の精神状態も,下降するばかりだろうなぁ。少しでも希望を持てるような気持ちにさせるには,どうしたらいいんだろう。そういうのは,とても難しい。。。ジリジリするような気持ちで,父のそばにいる。


帰宅。

夕食は,「王将」のレバニラ炒め,ポテトサラダ(残り),玉子と春雨のスープ。
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by rompop | 2007-06-14 17:14 | ホスピタル


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