2007・6・5 つれない。

定時に事務所を出て病院へ。

父は今日もトロトロと寝ていた。そばに立つと目を開けるから,眠り込んでいる訳ではないのだろうが。。。

顔が赤いので額に手をあてると,少し熱い。微熱があるようだ。腕の付け根あたりも,結構熱い。

「アイスノンもらうか?」と聞くと,父はしばらく考えて,「もらったほうがイイねぇ」と言う。夕食時間で忙しそうな看護師さんをつかまえて,頼む。持ってきたのは,昔ながらの茶色いゴム製の「氷まくら」。

父は「あぁ,気持ちイイ」と言った。


今日も狭苦しいベッド脇のスペースに,斜めにパイプ椅子を置いて,座りこむ。


「そうそう。今日,男の人がやってきて,『明日から普通食ですよ。これで退院ですよ』と言った。ビックリした」と,父。「それ,夢じゃないよね?」と聞くと,「夢じゃない」という。

しばらく考えて,嚥下食が再開されるのか!と気づく。そういえば,昨日の午前中に,レントゲンや血液検査があり,その結果を,今日,弟が聞いたはずだ。経過は良好なのかな。

「男の人」というのは,多分,言語療法士のセンセイだろう。最初は,嚥下の具合を見るために,父につきっきりで,食事をさせるはずだ。上手く食べられると良いなぁ。。。

「普通食,というのは,まだ無理やと思うよ」「おそらく,そうだろうね」「ゆっくり言われたとおりに,食べるねんで」「うん」


それからも,父がなるべく眠らないように,話しかけるが,ついに話題もなくなり,無言の時間が続く。あぁ。。。父がまた,居眠ってしまう。。。

腕を揺すったり色々していたが,しまいには父は,うるさそうに反応しなくなってしまった。父に良かれ,と思うコトをしようとすると,結果的に父に疎ましがられるコトになる。

額に手をあてると,平熱に下がったようだ。氷まくらは,首筋が寒くならないかな?と気になったが,「このままでイイ」というので,そのままにしておいた。寒くなったら,自分で看護師さんに言うだろう。


8時10分前だったが,黙って寝ている父の横にいても仕方がないので,「もう帰るで」と声をかける。父は薄目をあけて,「はい,おやすみ」と,つれない。


はぁ。。。疲れた身体にむち打って,仕事も早々に切り上げて駆けつけても,喜んでもらえないのでは,まったく,甲斐がないなぁ。。。

今夜は久しぶりに,ネガティブな気持ちにとりつかれてしまった。


まぁ,不穏な状態が続いて,帰るに帰れないよりは,ずっとずっと,マシか。そう,思うコトにしよう。


d0062023_21451037.jpg



帰宅して,父の検査結果を聞くと,だいぶ肺のほうも良くなってきているので,頃合いを見計らって,口からの栄養を再開してみます,とのコトだった。


食べるコトは,とても大事だ。でも,父やワタシたち家族にとっては,同時にとても「怖ろしい」行為となってしまった。どうか,うまく食べられるようになりますように。


布団に入ってから,ふと,「氷まくらをはずして,普通の枕に変えてくればヨカッタかな」と気になりだし,眠れなくなる。首筋がぞっとしても,父は看護師さんに遠慮して,そのまま我慢してしまうのではないだろうか。。。と。

病院にいて,看護のプロである看護師さんたちが見てくれているのだから,勝手にいろいろ要求せずに,任せておけばいいのかもしれない。氷まくらだって,必要なし,と思うからしていないだけであって。。。必要ならば,してくれるのだろうから。

どうもワタシは,病院や看護師さんたちを,信用しきれないところがあるのだ。だから,色々気になって,聞いたり言ったりしてしまう。絶対,「うるさい家族だ」と思われているコトだろう。


こうなると,もう,ほとんどノイローゼだな。。。何をしても,何を言っても,あとで気になったり後悔したり。。。



朝食 バナナと黒ごま黄粉入りホットミルク。
昼食 コロッケ入りオムライス,カボチャの煮物,インスタント味噌汁,はっさく。
夕食 野菜炒め,麩とネギと揚げの味噌汁,トマト。
[PR]
by rompop | 2007-06-03 21:45 | ホスピタル


<< 2007・6・6 眠らないで! 2007・6・4 ひどい,部屋。 >>