2007・5・15 プライド。

コーヒーがまるでダメなワタシだが,年に何回かは無性にコーヒーが飲みたくなる。
というわけで,3時には自販機で買った紙コップの,キャラメル・ラテ。
ラテって,コーヒー的には薄いの?濃いの??

そしてやっぱり,思ったとおりに胃が気持ち悪くなった。
病院行きの電車に乗っているときも,胃がムカムカしていて辛かった。
カフェインはやっぱり,身体に合わない。。。残念。

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6時半すぎに病院へ着いたら,父はもう,すっかり食べ終えて食器も下げられていた。
アレ!?早すぎる。。。夕食は,4品ぐらいあるはずなのに。
やはり,主食のおかゆがないと,早いのかな。

「もう食べたん??むせへんかった??」と聞くと,「むせなかった」と父は言ったが,口の端にたくさんついているのと,むせた形跡のように,顔が少し赤くなっていたので,やはり少しはむせたのだと思う。

ラブレを復活させて飲ませるが,少し飲みにくそうにしている。
やっぱりコレはダメかな。。。


トイレへ行く,というので連れていく。
終わったあと,ナースコールをちゃんと押してくれたのはイイが,看護助手さんが来る前に,勝手に流してしまった。
ちゃんと出たかどうか,確認してもらわなければならないのに。

ワタシが「出た?」と聞くと,「オシッコが出た」と言ったくせに,看護助手さんには,「どっちも出ませんでした」と答えている。
それを聞いて,「え?オシッコ出たのと違うの??」とワタシが口をはさむと,もう父は,よくわからないようだ。
尿意や便意はあるが,前立腺肥大の関係もあって,今ひとつ感覚が鈍いのだ。
「出た」と本人が言い張っていても,全然出ていない時もよくある。

「5時頃に尿が出ているので,多分,今は出てないんじゃないかな」と看護助手さん。
「自分で勝手に流したら,アカンで」と父に言うが,父は失敗して照れくさいのか,「うん」とイイながら笑っている。


歯磨きをする。

今までは,できるだけ自分でさせてみようと,コップに歯ブラシ,歯磨き粉を,「はい」と手渡して,わざと知らん顔をしていた。
両手に全部持って,父が時々困っているのを見て,悲しくなった。
父は,麻痺のある左手にコップを持って,右手で蛇口をひねり,水を入れようとして,水の重みでコップを落としてしまうコトもあった。

少しやり方を変えてみた。
右側にモノが置けるように,長い洗面台の一番右端に父の車椅子をセットし,歯磨きセットを手渡して,「コップに先に水を入れとこうか?」と提案する。
父が「そうだね」と言って,コップを持つので,「右手でまず水を出そうか」と蛇口をひねらせる。
水が出てから,「右手でコップをもって水をいれよう」と,その右手でコップを持たせて水を入れさせる。
「水を止めよう。コップはこっちの台に置いたら?」と言って,コップを置いて空いた手で,蛇口を閉めさせる。
そう言わないと,水はずっと蛇口から出たままにしているコトが多い。

それから,「歯磨き粉を歯ブラシにつけよう」と言う。
父は歯ブラシと歯磨き粉を手に取り,チューブの蓋をとって,歯ブラシに歯磨き粉を出す。
言わないと,何もつけない歯ブラシを口に入れて,磨き始めてしまうコトがあるから。

あとは,父にまかせる。何度か口をゆすいで,お終い。
ただし,延々と「ゆすぐ」「歯ブラシを口に入れる」を続けようとするコトがたまにあるので,頃合いを見計らって,「もうお終い?」と聞くようにしている。
あと,最後にコップに水を残したまま,棚に戻そうとするので,「コップの水,捨てた?」と確かめる。


父は機嫌良く,歯磨きを終えた。

見ているこちらが苛立って,「水が出っぱなしだよ!」「まだ磨くの??」「ほらぁ,片手に両方は持てないって!」と,そんな風に口をはさむと,父は苛立って,怒るコトがある。
今まで普通にできていたコトができないのは,自分でもわかるのだ。
でも,言われたくないのだろう。


もともと父は,見栄っ張りなところがあった。江戸っ子気質で「やせ我慢」するコトも。
父のプライドは大事にしないといけない。
上からガミガミ言わないように,気をつけようと心している。
でもワタシも人間が未熟だから,わかっていても,カッとなってしまう時がある。。。


部屋に戻って,7時半まで一緒にNHKのニュースを見た。
入浴日だったので,お風呂の感想を聞いたり,今日の検査(腹部エコー)の様子を聞いたりした。
父は機嫌良く,いろいろ喋ってくれた。

もう5月なのに,「やっぱり朝とか寒い」というので,冬用の肌着を出して着せる。
もともと冷え性だが,痩せて余計に寒くなったのかなぁ。
まぁ,ワタシも同じ体質で,朝も夜も,寒いと感じるから,気持ちはわかる。
更年期らしく,半袖でも玉の汗を流している看護助手さんは,ワタシが冬の肌着を着せているのを見て,目を丸くしていた。


同室のNさんは,39度近い熱を出して唸っている。
ナースコールを押さずに,いちいちワタシに「看護師さんを呼んで」と頼むので,「なんで押さないのかな?」と思っていたが,熱でもう,ナースコールが枕元にあるコトすら,わからなくなっているようだった。可哀相に・・・


洗濯物をたくさん抱えて,8時過ぎに病室を出る。
洗濯物は重くて憂鬱だけど,可愛い携帯用のナイロンのエコバッグを買って,それに入れるようにしている。
ちょっとだけ,楽しい気分になる。誰に見せるわけでもないけど。

父は今日も,満面の笑顔でベッドから「おやすみ」と,手を振る。


帰宅。
玄関に,母のために注文したショッピングカートが届いていた。
一昨日の夜に注文したのに,2日後の午後に届くなんて,ネットは便利だなぁ。
色も柄も,わりあい気に入ってくれたようで,ヨカッタ。。。
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by rompop | 2007-05-15 16:12 | ホスピタル


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