2007・5・14 アテのない希望を,抱きそうになる。

昨夜,ものすごくお腹がクラッシュ。

夕食の天ぷらを食べ過ぎたせいか,はたまた,風呂上がりに飲んだ,大量の「カゴメ・野菜ジュース」のせいか。。。

とにかく,何度も何度もトイレに飛びこんで,シクシクするお腹をかかえて就寝。あまり眠れなかった。冷えたかな??


朝食は,生チョコロールケーキ。腹具合が心配だったけど,昨日,弟が買ってきたロールケーキ,ワタシの分が手つかずで残っていたから,いちおう気を使って食べた。


父は,むせずに,うまく食事ができているかなぁ・・・と,ふと,思う。きっとこの先,父がどこにいたとしても,食事時には食べている父のコトを,就寝時には,床についている父のコトを,ワタシは心配し続けるんだろうなぁ。


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6時半,病室へついた。

夕食は,ちょっと大きめの茶碗に高カロリー食。ほかには,おかずのミキサー食が3品。お茶ゼリー。少し品数が少ないなぁ,と思ったら,主食の「おかゆ」が無くなっていた。


今夜の父。ワタシが見ていても,一度もむせずに,順調に食べている。

「朝と昼とは違うメニューやなぁ。どう?」と聞くと,顔をしかめて「マズイ」と言う。でも,3食同じ,甘い甘いメニューよりイイと思うんだけどな。

あきらかに「カボチャ」色したおかず。カボチャの煮物かな?「カボチャやなぁ」というと,「そう,カボチャの味だね!」と即答する。なんだか今日は,頭のほうもずいぶんクリアだ。


全然むせずに,最後のお茶ゼリーまで,40分ほどで完食。「今日は全然むせなかったなぁ」と言うと,「そう,ゼロだった」と,右手で「OK」の形を作って,笑顔を見せた。おぉ・・・眩しい。看護師さんが「○○さんの笑顔には,いつも参っちゃうんですよ」と言ってくれた父の笑顔。これぐらい順調に食べられれば,本人も体力を消耗せずにすむ。


食後はトイレへ行き,オシッコが出た。記録を見ると,今日の午後,便も一度出ている。よしよし。。。歯磨きをするとき,左手がひどく震えて,歯磨き粉のチューブをつかみにくくなっているが,これは・・・仕方ないのかな。神経科に診てもらっても,「パーキンソン病」ではないと言うし。


7時に部屋へ戻る。恐る恐る,「明日は○○病院(隣接する病院)で検査だって。午前中に」と言うと,少し不安な顔をしたが,「(弟が)迎えにくるから大丈夫。ただ,連れていってもらったらイイだけだから」と言うと,「そうだね」と落ち着いていた。なんだか今夜の父を見ていると,自分のどこが悪くて,何の検査をするのか,ちゃんと全部わかっているみたいだ。

「テレビでも見たら」というと,「そうだね」とニュースを見だした。ワタシも横から,無音の画面を眺める。ニュースって,いちいち字幕が出るから,音が聞こえなくても結構,ちゃんとわかるものだなぁ。新しい発見。今日の父は,話しかけてもすぐにリアクションが返ってくるし,どこか前向きなカンジがして,嬉しかった。これからもっと良くなるような,そんなアテのない希望を抱いてしまいそうになる。


言葉も,割合はっきりと発音できているし。言葉が明瞭だということは,喉や脳の調子がイイというコトか。だから,食事もすんなりできたのかもしれない。「嚥下障害」のしくみについて,もう少し勉強したほうがイイなぁ,と実感。


8時,病室を出る。帰りに,「ママ,ついに注文したよ,手押し車みたいな奴を」というと,「ホント?それはヨカッタなぁ」と笑顔だった。「ママによろしく」と手を振る父に,「はいはい。おやすみ,おやすみ,おやすみぃ・・・」と,淀川長治のように,帰ってきた。
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by rompop | 2007-05-15 14:31 | ホスピタル


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