2007・5・1 ② 無口。

朝から雨が降っている。目覚めたときは,結構な降りだった。

今日の10時から,父は隣の病院へ外来受診する。いつものごとく,弟が車椅子を押していく予定だが,今まで雨の日はなかったな。。。隣接している病院だが,地上を5分ほど歩かねばならない。当然,屋根はない。

あれこれ考えて,父に傘をさすために,仕事を遅れていこうか,とまで思う。弟の部屋をノックしてどうするか聞いてみたら,父に右手で傘を持ってもらい,自分は少しの距離なので濡れて行く,とのコト。父が片手で傘がさせるだろうか?父に風邪をひかせては大変なので,なるべく濡らさないように,寒さに気をつけるように頼む。弟は別に少しぐらい濡れようが大丈夫だろうが,なにしろ父の身体はうまく体温調節ができないのだから。。。ちゃんとしてくれるだろうが,いまいち,不安。でも,自分が付き添えないのだから,任せるしかないか。


詩人の銀色夏生が好きで,彼女の日記シリーズ(つれづれノート)をずっと愛読していた。この日記シリーズは,終了してしまったのだけど,久々に書店の本棚で,彼女のエッセイを発見。

どうやら彼女の母親が脳梗塞を発症したらしく,その介護記録のようなモノらしい。どうも最近,何を読んでも,何を見ても「介護」という文字が,自然に目に飛びこんでくる。巡回するブログも,介護関連ばかり。


今日もすんなり,病院へ。

夕食を,父は途中で少しむせた。なんだか,ぼんやりしていて覇気がないなぁ。。。「体調悪い?」と聞いても,「いや・・・」と,ぼんやりしている。


半分も食べないうちに,「トイレ」と言うので,またあわてて連れて行く。便座が黄色い尿で,とても汚れていた。ちゃんと流してもいないし・・・介助なしで1人で排泄した患者さんの置きみやげ。

普通に公共の場なら激怒するところだが,ここは病院で,お年寄りも,認知症の方もたくさんいる。「うっかり」も仕方ないか。。。


父をそのまま座らせるわけにはいかないので,便座クリーナーで何度も拭き取った。「我慢できるか?」と父に聞きながら。「大丈夫」と言っていたのに,立たせてズボンをおろしたとたんに,「あ!!」と声を出す。「ヤバイ!」と思って,思わず父の腰をつかんで便座に下ろす。下ろすか下ろさないかのうちに,ブリブリブリブリ。。。とすごい爆音。

どうやらかなり緩めのよう。下痢とまではいかないが・・・下痢特有の臭いが個室にたちこめる。どうしたのかなぁ。。。


トイレの後は,少しお腹具合が良くなかったのが気になるのか,「もう食べない」という。3割ぐらいしか食べなかった。ううむ・・・・・


歯磨きを終え,ベッドに連れて行っても,ほとんど会話なし。話しかけても,「うん」とか「いいや」とかの返事しかないし,父から話しかけてくるコトもないので,自然と会話がとぎれる。父はワタシに,不信感を持ったのかなぁ・・・と思ったりする。


年輩の看護師さんが,ナースコールを押しても,なかなか来てくれない。上だけパジャマに着替えさせ,夜用のオムツをしてもらおうと,もう一度押した。「お願いします」と言うと,「ズボンの替え方,お教えしていませんでしたっけ?」と言われる。オムツの仕方も2度ほど見せてもらったが・・・つまり,教えたのだから,これからは家族でやってくれ,というコトだろうか?

確かに,どこへ父が行くにしても,家に帰ってくるコトもあるのだろうから,できなければ困るだろう。そう思って,教わった。でも,ここにいる間は,それをするのは,看護師さんや看護助手さんたちの仕事ではないのかな?いつも面会に来ているからといって,なんだか便利に使われているような気がして,イヤだ。トイレの介助も,夜の薬を飲ませるのも,ワタシがいるときは,やっている。。。というか,ワタシがいると,看護師さんは知らん顔をしている。


「お教えしていませんでしたっけ?」と言われて,思わず「ええ」と言ってしまった。看護師さんは,「あれ・・・そうですか」と言い,父のオムツをセットしてくれた。でも,終わったあと,ちょっとプリプリしていた感じ。
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by rompop | 2007-05-01 17:27 | ホスピタル


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