2006・12・30 熟睡。

軽い薬剤とはいえ,やはり効き目は絶大だった。正午過ぎまで,ワタシは目を覚まさずに眠った。久しぶりに熟睡できたので,疲れがだいぶ取れたようだ。

起きだし,まずは母が書いたメモを持ち,自転車でスーパーへ。正月の餅や,そばなど,いろいろ買って来た。

ネギと卵と桜海老のチャーハン。母が作ってくれた。昨夜の味噌汁の残りと。食卓に向かい合って,二人で食べる。美味しかった。

2時に美容院を予約していた。また自転車を飛ばすが,少しだけ遅刻。今回はパーマを当てずに,10センチぐらい毛先をカットした。伸ばすのはやめて,春先になったら,軽いボブにしよう。


美容院から帰ってくると,京都の伯母たちが,4人でいきなりやってきた,とのこと。そして,やはり父の病院へ見舞いに行くといって,出かけたあとだった。前触れナシにやってきたので,母も弟も,さぞ慌てたコトだろう。弟は車の道案内に同乗していったらしい。

父はきっと,また嫌がるだろう。でも,こういうことは,親戚中にはあっという間に広まる。知れば,見舞いに行かなければ義理がたたないのは,人の世だ。父を疲れさせたくないので,ワタシにしてみれば,腹の立つコトだが,これも仕方のないことなのだ。父は今の姿を,いろんな人に見られたくないだろうなぁ。。。

4時ごろ,弟が帰ってきた。弟もストレスがたまってきているのか,最近では必要事項以外,あまり口を聞かない。でも,ワタシが昨日,近所のホームセンターで下見をしておいたオムツを,今日は買って病院へもっていってくれたらしい。オムツカバーと,フラットタイプのパッド,そしてさらに小さい尿取りパッドの三つ。ずっしりと持ち重りのする包みを3つも持って,歩いて病院まで行っててくれたのだ。感謝。。。


今日はもう,病院通いは止めようかと思っていたが,急に4人もの親戚に見舞いに来られた父が,どんな風だか気になり,やっぱり少しだけ顔をだすことにした。

5時過ぎに自転車で駅まで行き,ひと駅分電車に乗る。タクシーはやめて,商店街を通って,歩いていくコトにした。徒歩20分。病院へ着いた。


父の病室はからっぽで,ベッドごとなかったので,ものすごく慌てた。何事かが起こったのだと思い込んだのだ。廊下へ飛び出して,通りすがりの看護師さんに尋ねると,ただ単に,別の部屋の窓際が空いたので,そちらへ移しました,とのコト。少しナースステーションに近い,部屋だった。

窓際のベッドに,父はいた。「もう,あちこち動かされるから,今どこにいるのか,さっぱりわからん」とこぼしていたが,この部屋はとてもいい。同じ窓際でも,昨日の部屋とは違って,眺めが良い。空がちゃんと大きく見える。同室の患者さんも,同じ程度ぐらいの病状の人ばかりなので,気を使わずに済みそうだ。「パパ,この部屋のほうがエエやん。良かったな」と言うと,やっと少し父は笑った。「もう,疲れた」

夕食がやってきた。今日は三食丼,豆腐の味噌汁,酢漬けのレンコン,菜っ葉のおひたし。

「これは美味しい」と言って,肉そぼろ,いり卵,絹さやの三食丼のご飯を,父は完食した。珍しい。味噌汁も全部飲み干した。家ではこんなメニューは出ないな。「三食丼,簡単だから,また家で作ってもらえばいいよ」


「今日で最後だと思って,リハビリの先生が厳しくてたまらんかった」と父。左足が全然上がらないものを,「昨日はもう少し上がった」といって,勘弁してくれず,何度も何度もできるまでやらされたそう。「上がらんものをやらされても,かなわん」と,こぼしている。今日は,本当にリハビリで苦労して,疲れたようだ。「でも,専門の人だから,できそうもないコトはさせないよ。できるはずだと思うから,厳しくするんだよ。がんばらな」と,励ます。リハビリは厳しい,と聞いてはいたが,がんばって欲しい。

カレンダーを見せて,「今日,なんにちかわかる?」と聞くと,「30日」という。よかった,日にちの感覚はあるようだ。「明日は大晦日」「そう大晦日」「あさってはお正月やで」「そうか」

「あぁ,お正月ぐらい,家に帰りたいなぁ」と父が言う。可哀相だが,まだ到底無理だ。「まだ全然歩けないやろ,だから無理やわ,残念やけど」としか言えない。淋しい思いをさせないよう,毎日来てやろう。


リハビリに部屋の引越しばかりで,疲れたのか,父はウトウトしだした。だから,7時過ぎに,帰るコトにした。

帰る時,ワタシはいつも,「じゃあまたな」と,父と握手をする事にしている。手を触ると,なぜか安心するのだ。今日の父は,やっぱりすごい握力で,しっかりワタシの手を握り返した。


書店で「コーラス」を買って帰宅。


夕食は,たっぷりのネギと豚肉を入れたネギ焼き。檸檬汁と醤油で。白菜と揚げの煮物,里芋とニンジンの煮ころがし。美味しかった。

母は,血圧は安定しているが,脈拍が多くて,少ししんどいよう。心配だ。
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by rompop | 2006-12-31 00:30 | ホスピタル


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