2006・12・27 オムツに,惑う。

朝食は,昨夜の残りのクリームシチュー,ミカン。

また胃の調子がおかしくなってきた。ムカムカする。

階下へ降り,母の寝室のふすまを開けて,そうっとのぞく。静かな寝息が聞こえる。とりあえず,ちゃんと眠っているようだ。布団にも乱れた様子はない。大丈夫だ,と安心する。糖尿病のほか,高血圧もあり,心臓も悪く(狭心症),循環器系内科に通院している母。78才にもなると,どこの親も,こんなに病気をたくさん持っているものなのかなぁ。胸がしんどい,と言われる度に,こちらの心拍数も上がる気がする。

こんなコトになると思っていなかったので,いろんなチケットをたくさん買っていた。年末の芝居のチケットは,引取り手が見つからず,ヤフオクに出品した。定価より少し安い値段で,男性の方が買ってくださった。「楽しんできます」と言ってくれたので,少し安心した。空席にしてしまうより,見たいと思った人に座ってもらったほうが良い。でも,一緒に行くはずだったお友だちには悪いコトになった。毎年年末にやっている『ア・ラ・カルト』という,オシャレな楽しい芝居。来年は見にいけるかなぁ。。。


忘年会の帰りにいつもいただく,お土産。今日は,先に戴いた。焼き菓子のお店をしている知人から送ってもらう,という,お馴染みのお菓子。素朴なパウンドケーキの詰め合わせだ。母がお気に入りのお菓子なので,嬉しい。


タクシーもスムーズで,6時半頃,病室へ着いた。父は,夕食をまだ,一生懸命食べている途中。今日の料理は,白身魚のみそ漬け(らしい)。すでにバラバラに刻まれているので,原形をとどめていない。黙々と食べ,白ご飯を少しだけ残して食べ終えた。

2本のカレンダーを広げて父に見せてやる。テーブルにあった老眼鏡をかけさせた。1本は,日本の寺や城,自然の美しい風景写真などのもの。父はいちいち「これは和歌山城だねぇ」とか「京都のお寺だねぇ」とかコメントをつけながら,じっくり眺めた。

もう1本は,淡い水彩画で,花や食卓などを描いたもの。父はこれも,「桔梗(ききょう)だね」とか「変わった色合い,水彩画だねぇ」などと言いながら,眺める。見終わって,「やっぱり和風の写真の方がいいねぇ」と言い,「ありがとう,目の保養をさせてもらった」と感想を述べた。


そうか。父のベッドからは,殺風景な病室のカーテンや壁しか見えない。どこを見ても,かすかに汚れた白色ばかり。「○○さん,どうですか」とやってくる看護師さんも,白色だ。そうだ,なんか綺麗な写真の本でも買ってきてやろう,と思った。

父は顔色もよく,表情が柔和になったと思う。喋っていても,よく笑う。家にいた時よりも,良い表情をしているぐらいだ。このまま,穏やかに快復していってくれれば,言うコトなしなのに。


「やはり,少し痴呆症状が出ています。もともと,脳全体が動脈硬化ぎみで,今まで,いっぱいいっぱいで持ちこたえていたのでしょう。脳内の血液が吸収された後,脳が元通りになる可能性は五分五分です」・・・1週間程前,主治医から言われた。でも,父は,ロレツが回らないコトはあるが,頭はしっかりしている。ちゃんと意思疎通ができ,楽しく会話もできる。今の父の状態に,ワタシは感謝する。


8時半すぎ,帰宅。担当の看護師さんから,「使い捨てのオムツを用意してください」と言われた。病院のものを使い続ければ,コストが高くつく,とのコトだ。帰りに薬局をのぞいたが,メーカーも種類もいろいろで,さっぱりわからなかった。病院から電話をしたので,弟もさっそくドラッグストアのちらしをみて,特売のオムツに○をしてくれていた。でもこれは,「はかせるパンツ」タイプだから,寝たきりの父には不向き。マジックテープで前が開くタイプでなければ。CMを良くやっている「○テント」などは,やっぱり値段が高い。性能が違うのかな?母と弟と3人で頭を寄せ合って,チラシを見て頭を何度もひねり,結局,ワタシが休みの日にドラッグストアへ買いに行くコトになった。お店の人に相談してみよう。


12時,就寝。
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by rompop | 2006-12-27 15:31 | ホスピタル


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