膝が,痛い。

昨夜,遅くまで『私をスキーに連れてって』のビデオを観ていた。若かりし頃の三上博史。野暮で冴えないが,スキーをさせたらピカイチのサラリーマン役。そして,まだ初々しさの残る,原田知世の可愛いコト。BGMは,懐かしいユーミンの楽曲。こういうモノを観ると,「レンアイのときめき」を思い出す。

今朝は,10時近くまで,寝ていた。腰がだるい。起きだして,チーズの入ったパンとミルクで朝食。スーパーへ行くついでに,整骨院で,腰と左膝に電気をあて,マッサージをしてもらう。膝には,テーピングをしてもらった。人間,腰とか足に故障が出ると,とても不安になる。要するに,「歩けなくなったらどうしよう」という不安だ。人間にとって,「ちゃんと自分の足で歩ける」というコトは,とても大きなコトらしい。老人も,自分で歩けなくなった途端に,弱っていく,らしい。

さて。今日も暑い。しかし,病院へ行ってやらねば。母は,昨日の疲れが出て,背中が痛い,という。ワタシも,できれば家でのんびりしたいが,父はきっと,誰かが来るのを,密かに待っているコトだろう。家にいても,どうせ気になるから,行くコトにした。

2時。一番暑い盛りに,家を出る。駅に着いた後,ドラッグストアでヘアカラー(特価)を買い,市場で三度豆を買い,父のために,「力餅」で,おはぎと草餅を3個,買う。病院について,売店でお茶を買おうとしたら,防災訓練の真っ最中で,売店は閉まっていた。ため息をつきながら,また外へ出て,路上の自販機で,お茶を2本。

背中まで汗でびっしょりだ。父はベッドの上に腰掛けて,本を読んでいた。母が今日は来れない,というと,かすかにガッカリした顔をした。やはり,母に来て欲しかったのだろう。

新しい下着や,マグカップなど,持ってきた物を戸棚にしまう。「寝ていると,起きた時にふらふらするから」と,なるだけ,ベッドに寝ないよう,散歩するようにしている,とのコト。昨日,喜んで食べていた食事も,間違いだったようで,昨日の夕食から「老人食」に変えられたらしい。薄い味付けで,量も少なく,「全然美味しくない」らしい。ほかに楽しみもないのに,お気の毒。しかし,あのご馳走を毎食食べていたら,カロリーオーバーで,かえって健康に悪そうだ。

持ってきた「おはぎ」も,お腹が空かないらしく,父は食べなかった。ワタシは,1個,手づかみで食べる。なかなか,美味しい。

父を誘って,病院内を散歩に出かける。他の病棟へ歩いて行ってみた。巨大な病院なので,めくらめっぽうに歩いても,そのたびに違う場所へ出る。なかなか,面白い。それにしても,どうしてこの病院は,こんなに暑いのだろう。冷房なんて,ほとんど効いていやしない。

しばらく歩いて病室へ戻り,肌着を替えさせる。洗面所へ行き,タオルを熱い湯で絞って,背中を拭いてやる。恥ずかしがるかと思ったが,父は,素直にワタシに背中を拭かせた。ガリガリに痩せた,シミのいっぱい浮き出た,父の背中を,初めてじっくりと見た。「ああ,さっぱりした」と,父は少し嬉しそうだ。3回,洗面所へ行ってタオルを絞り,顔や腕などは,自分で拭いてもらう。新しい下着に着替えてもらい,汚れたものは,持ち帰る。病室に洗面台があれば,便利なのにな。

1時間半ほどいたが,話のネタも無くなった。父が「悪いから,もう,帰ってもらってもいいよ」と,言ったので,「じゃあ」と帰るコトにした。そろそろ1人になりたいのかもしれない。昨日のように,1階の玄関まで,父は見送りにきた。「ママによろしく」と,手を振っていた。

面倒くさかったが,とりあえず,来てよかった,と思いつつ,少し涼しくなった街を歩く。バス停の近くで,車に轢かれたばかりのハトを見て,思わず悲鳴をあげる。可哀相に。しかし,ハトというものは,いつも,目先に何か食べる物が落ちていないかどうか,そんなコトしか考えていないように見える。バスに轢かれるまで,地面ばかり見て,路上へ出てきてしまったのだろう。南無阿弥陀仏。

書店で,少し本を物色。しかし,何も買わずに帰る。

ホームの売店で,空腹に気づく。今日は,昼を食べていなかった。瓶のコーヒー牛乳をその場でごくごくと立ち飲み。

5時過ぎ,帰宅。父の様子を母に知らせる。

夕食は,ブラックペッパーがたっぷりついた,ステーキ肉。レタスとトマト,納豆。辛子明太子。

また1枚,ミカミのCDが届いていた。
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by rompop | 2004-07-17 18:24 | ホスピタル


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